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創傷治癒よくある質問

  1. 褥瘡
  1. 下肢
Q1 相談者 ニックネーム:おさ 患者様(相談対象者) 年齢:70代後半 性別:男性

70代後半の寝たきりの父についてです。
くるぶしのところに褥瘡のようなものができていて赤く触るとブニュブニュした感じがします。
自宅にワセリン、ゲーベンクリーム、ユーパスタがありますがこの状態だとどれを塗ったらいいでしょうか?
病院で診てもらうのが一番だと思いますが、寝たきりで重い持病もあるため移動が困難です。

A1 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
表皮の損傷は無くとも深部損傷褥瘡の疑いがあります。
表皮保護のため「ワセリン」をお使いください。
また、体位変換や除圧マットレスを使うなどして、摩擦と皮膚のずれが起きないように注意してください。
Q2 相談者 ニックネーム:まゆこ 患者様(相談対象者) 年齢:80歳以上 性別:女性

80代の女性で右足の親指、外側に褥瘡があります。その方は糖尿病があります。お風呂は、感染リスクを考え、浴槽につからない方が良いのでしょうか?浴槽につかっても大丈夫なのでしょうか?

A2 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
基礎疾患のDMのコントロールが出来ているなら浴槽に浸かることも可能ですが、難治性の褥瘡が出来ているならば血糖値は不安定なのでしょうからお勧めできません。
足浴(薬浴や炭酸浴)をさせてあげるとよいでしょう。
Q3 相談者 ニックネーム:みーな 患者様(相談対象者) 年齢:80歳以上 性別:男性

5/22に、介護が必要な父の、足首の内側が、5センチ×2センチほどの大きさの皮むけが見つかり、表皮が完全にむけて、その下は、薄ピンクになっていました。
その部分を水で流し、湿潤療法のパットを貼りました。
丸1日たって5/23、パッドの外に液がしみだしてきていたので、はりかえましたが、傷のところが、真っ赤になっていました。液は透明で、匂いはありませんでした。パッドの内側は白くふくらんでいました。
真っ赤になってしまっていたことが、気になりましたが、新しいパッドをはりました。
その後、5/25に、再度、ひとまわり大きなサイズのものにして、はりかえました。真っ赤な状態はおなじです。
父は、施設にいくとき(週二回)にしか、入浴しないです。
このまま、再度同じように湿潤療法を続けていいのか、皮膚科にみてもらうほうがよいのか(車椅子なので、必要なければ受診はさけたい)、教えてください。なお、傷は、腫れてはないです膿みもでていません

A3 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
ステージⅡの褥瘡(皮膚欠損)の処置として、的確な湿潤療法が出来ていると考えます。
周辺皮膚の赤み、腫れ、痛みの増強、熱発など感染の兆候も出ていません。
下腿の創は上皮化、治癒に時間がかかります、焦らずに同様の処置を継続してください。
可能ならば夜間は足の下に畳んだタオルを敷くなどして、浮腫を防いだ方がよいでしょう。
Q4 相談者 ニックネーム:ひまゆた 患者様(相談対象者) 年齢:60代後半 性別:女性

69歳母のことです。昨年入院中に踵が黒く変色しその後じょくそうになり皮膚科受診してイソジンシュガーで様子を見てました。ですが段々悪化し整形外科に変更。違う病院を二ヶ所行きましたが持病もありいまのところで治療をしたほうがいいとのことでした。その時MRをとり、骨に菌があるかもとのことでした。いん圧療法は寝たきりになるので今のままで様子を見ることになりました。先月から発熱を繰り返し、いまにゅういん中ですが、傷が骨にまで達している、熱も今は点滴で収まったが早かれ遅かれ切断しないと、最悪の場合菌が身体中にまわり死亡してしまうといわれました。やはりそれしか方法はないのでしょうか? 糖尿病、軽い認知。 昨年は食道癌を放射線治療で様子観察しています。

A4 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
実際に診察をせずに具体的なアドバイスはできません。
担当医の「早かれ遅かれ切断しないと、最悪の場合菌が身体中にまわり死亡してしまう」という言葉は、潰瘍の治療が出来ないということではなく、潰瘍治療中に菌血症を起こすかもしれないし、いったん治癒しても潰瘍が再発して菌血症になることもあり得るという話で、一刻も早く「切断」が必要という内容ではないでしょう。
主治医や担当医は、お母様の全身状態や褥瘡による皮膚潰瘍の状態を診察し、お母様とご家族を取り巻く環境などに配慮したうえで治療法を提案なさっているものと考えますので、主治医と話し合いのうえ治療方針を決定してください。

以下は一般論ですので、ご相談に対する直接の回答ではないことを踏まえたうえで、参考までにお読みください。
基礎疾患に糖尿病があると下腿の皮膚潰瘍の治療は難渋するので、先ずは厳重な血糖コントロールが必要です。
菌が存在しても直ちに感染を意味するものではないので、壊死組織を掻把し十分に洗浄して陰圧閉鎖療法をすれば、皮膚潰瘍の治癒を望めるかもしれません。
ただし、日常の活動の制限を最小限に抑えて陰圧閉鎖療法をすることも可能ですが、生活の補助や介助をなさる方に想像を絶する大変な負担がかかります。
難治性皮膚潰瘍の治療法も進化しているので、一度、足の外科を標榜する整形外科や外科、形成外科で具体的アドバイスを求めると参考になります。
お話を聞きに行くときは、結論を医師に任せるのではなく、様々な治療法を提案してもらい、それぞれの治療法のメリット・デメリットを充分に理解して、患者さん本人とご家族の希望を医師に伝えて医師とともに検討し、最終的には患者さんあるいはご家族が治療方針を決定する姿勢が大切です。
Q5 相談者 ニックネーム:みみ 患者様(相談対象者) 年齢:80歳以上 性別:男性

糖尿病で壊疽をおこし、形成外科で右足先から踵間の半分を昨年切断しました。縫合しましたが開いてしまい、現在はそのままの状態です。
毎日石鹸で洗いシャワーをして、ユーパスタとアクトシンが混ざった軟膏を傷口に塗りガーゼで保護しています。浸出液も多いのでガーゼのうえからパットを当てています。
傷はかなり小さくなりましたが足裏にあるので歩くとぶつかります。
傷の中央に割れ目ができて舌のように肉が盛り上がっていて、また、傷口回りに白く硬い皮膚でおおわれるようになり、医師から皮膚移植を勧められましたが入院は嫌なので断りました。
硬い皮膚があるとふさがらないと聞きました。硬い皮膚の部分にはワセリンを塗っています。
皮膚移植しないで傷が小さくふさがるようになる方法はありますか?
舌のように盛り上がった肉との間から液が出ていると思われるのですが、水を入れるようにして洗ったほうが良いですか?

A5 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
創の安静と、浸出液の量のコントロールが必要です。
基礎疾患として「糖尿病」があって、リスフラン関節あるいはショパール関節で 「切断」した縫合創が哆開して半年間も上皮化が遷延しているのですから、ご自 身の判断での治癒は難しいかもしれません。
皮弁手術あるいは陰圧閉鎖療法の適応を検討すべきでしょう。
Q6 相談者 ニックネーム:あっちゃん 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

じょくそうが足首の外側に出来てしまい、3カ月になります。
後上皮だけなのですが、今ユーパスタ軟膏で消毒しているのですが、大きさが二センチぐらいあります。ユーパスタ軟膏をぬるのがつらく、他に何か塗り薬がありますか。
今形成外科に通っています。後二が月かかると言われました。

A6 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
50歳代前半の方の「足首の外側」に「褥瘡」が出来て「3か月」しても上皮化しないうえ、上皮化完了まで「あと2か月かかる」とすれば、糖尿病などの基礎疾患があるということでしょうか。
また、「ユーパスタ軟膏をぬるのがつらく」という記載は、軟膏による疼痛や刺激感があるということでしょうか。
申し訳ありませんが、実際の診察なしのメール相談で、診察をなさっている医師以上のアドバイスをすることは出来ません。
「今形成外科に通って」おられるのですから、担当医にご相談いただければ別の治療法を提案してもらえるはずです。
遠慮する必要はないのですから、ご自身がポピドンヨード軟膏を使いたくない理由をお伝えになって、素直に「他」の「塗り薬」がないかお尋ねになってください。
Q7 相談者 ニックネーム:褥じょく 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:男性

脊髄損傷の車いす利用者について仙骨に褥瘡があります。
大腿骨骨折歴もあり、痛みがあると言います。
不完全麻痺なので痛みを感じる?と思いましたが、感覚があれば褥瘡はひどくならないのでは?と思いました。
質問です。痛みを無くすためには、具体的に方法を教えて頂きたく。宜しくお願い致します。

A7 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
知覚があっても褥瘡は成立します。
表在知覚と深部知覚の神経支配領域の違いと感染に配慮する必要はありますが、硬膜外分節麻酔で痛覚のコントロールが出来ます。
ただし痛む部位の自覚と特定はかなり難しいので、脊髄損傷の患者さんご自身が痛みの部位を認識できていないため、褥瘡の「痛みがあると」仰るのかもしれません。
もちろん鎮痛薬の内服も有効ですが、精神安定剤の併用が奏功することもあります。
Q8 相談者 ニックネーム:きりん 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

床ずれについて 本人なんですが 傷あって右足 皮むけ 赤いんです
左足 傷あるんです
お尻痛くて どういう状態ですか 刺激あるくらい
治療法 間違ってるんですか
水道の水で洗って 塗り薬、ラップだけではだめでしょうか 治りますかね!?

A8 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
40代後半で褥瘡があるならば、基礎疾患がおありでしょうか。
基礎疾患が、消耗性疾患なら、全身状態の改善が褥瘡治癒の前提になります。
感染が無ければ「塗り薬」も必要ないでしょう。
治療法にかかわらず、無圧布団や足枕を使うなど工夫をして、擦れ、圧迫、ズレを防いでください。
Q9 相談者 ニックネーム:yumi 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:男性

長時間の脳手術を横向きで行った為、ベッド側の大転子の所が褥瘡になってしまいました。
ジュクジュクしたのは一か月くらいで治りました。
手術から5年経ちましたがまだ痛がります。皮膚がつっぱるかんじがするそうです。
手術を受けた病院に相談し1年程前、ペインクリニックで鍼治療を2~3回しましたが良くもならずその後何もしていません。
皮膚はその部分が少し薄茶色になった位で表面はスベスベでほぼ健全に見えます。
調べても同じケースが見当たらないのでどのようにしたら良いかご指導ください。

A9 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「少し薄茶色になった位で表面はスベスベでほぼ健全に見え」るならば、左右の大転子部位の「皮膚」の可動性と皮下組織の厚みを比べてみて下さい。
左右同じならば「つっぱるかんじ」を痛みと感じているのかもしれませんし、「褥瘡」のあった部位に多少でも硬さあるなら瘢痕の圧迫や引き攣れが痛みの原因になっているのかもしれません。
いずれの場合も、保湿剤塗布とシリコンシート貼付、ダイオードレーザーなどの治療で症状が和らぐ可能性があります。
また様々な作用機序の鎮痛剤等を試しても見てもよいでしょうから、主治医に相談して治療方針を検討してください。
Q10 相談者 ニックネーム:チェアー 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:男性

車椅子を常用しているものです。
臀裂のうちの上部の方に褥瘡ができます。できたり治ったりを繰り返しています。
やわらかいズボンだと褥瘡ができないのですが、固いズボンだと褥瘡ができるのはどうしてでしょうか。固いズボンでも、股引を履いているとできにくいです。
仕事の関係上、どうしても固いズボンを履かなければならない時があるのですが、そういう時に褥瘡ができないようにするにはどういった対策があるでしょうか。それを是非知りたいです。
固いズボンによって褥瘡ができるのは、どのようなメカニズムなのでしょうか。表面の硬さによるものなのか、伸縮性の欠如によるものなのでしょうか。

A10 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
体重で長時間圧迫された皮膚の細胞に十分な酸素が行き渡らなくなり、褥瘡が出来ます。
毛細血管は20~30mmHg程度の圧迫で血行が障害され、2時間を超えて圧迫が継続すれば褥瘡が発生すると考えられます。
「やわらかいズボンだと褥瘡ができないのですが、固いズボンだと褥瘡ができる」なら、皮下組織の薄い部位で圧迫されているのでしょうから、圧力を分散する減圧シートをお使いになってはいかがでしょう。
また、どうしても「固いズボンを履かなければならない時がある」ならば、お尻の部分だけを切り取って柔らかい布に付け替えてしまう方法も考えられます。

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