傷の悩み 無料相談

創傷治癒よくある質問

  1. 受診前の相談(診療科目など)や未受診の気になる状態
Q81 相談者 ニックネーム:おさかな 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

顔にできた出来立てのかさぶたを無理にはがしてしまって、傷跡が残っています。1ヶ月ぐらいして傷跡けしのクリームなどを塗ったりして少し薄くなった気はしますが、病院の医療技術でなんとか分からないぐらいに消せないかと思って病院へ行こうと思います。病院は形成外科と美容外科、どちらが良いんでしょうか?

A81 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
厳密には、一度出来た傷跡(瘢痕)は目立たなくなることはあっても、全く無くなるということはありません。
また、目立つかどうかは極めて主観的な判断で、周辺の皮膚との色調の違いが気になるヒトもいれば、瘢痕の盛り上がりや凹みが気になるヒト、瘢痕の幅が気になるヒトなど様々です。
したがってお掛かりになる病院が形成外科なのか美容外科なのかより、担当医の感性が患者さんと同じであることが大切です。
つまり最重要視すべきは、ご相談者ご自身と担当医が同じゴール(目立たない瘢痕)を目指して、治療計画をたてることなのです。
治療法は必ずしも一つではないので、どうぞ複数の形成外科・美容外科を受診して、多くの医師の意見を聴き、ご自身が信頼する医師を主治医と決めて、治療なさってください。

必ずしも明確な線引きがあるわけではありませんが、瘢痕の治療は美容外科より、形成外科や美容皮膚科の範疇に入るとお考えいただいてよいでしょう。
何科を標榜している医療機関なのか(何科の看板をあげているか)ではなく、インターネットのホームページなどで担当医の経歴を見ると、実際の専門科や専門分野がハッキリすることも少なくありません。
担当医を選ぶ際に、形成外科専門医の資格は絶対に必須な条件ではありませんがひとつの目安になるでしょうし、受診して疑問点に全て答えていただけないまま治療をするより勇気を持って他の医療機関を選ぶことも時には必要です。
Q82 相談者 ニックネーム:みゆ 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

来月、事故後の頬の傷を大きな病院の形成外科で「瘢痕拘縮形成術」の手術する事になりました。ですが特に引きつれなどはありません。

大きな病院の形成外科では健康保険適応で手術してくださるとよく聞きますが
健康保険適応で手術するために「瘢痕拘縮形成術」という名で手術していただけるなど

大きな病院では引きつれなどがなくても健康保険適応にして手術する事は一般的なのでしょうか?

A82 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「大きな病院」でも個人病院でも施設の大きさや設備に関係なく、「引きつれなどが」なければ「瘢痕拘縮形成術」の適応はありません。

純粋に瘢痕の修正だけを目的とした手術ならば、健康保険の対象ではなく、自費診療になります。

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