傷の悩み 無料相談

創傷治癒よくある質問

  1. 治療中や手術後の気になる状態
  1. 頭部
Q11 相談者 ニックネーム:sakuchan 患者様(相談対象者) 年齢:70代前半 性別:女性

2023年2月に良性脳腫瘍の摘出手術を受けました。 その後順調に経過しており痛みもありません。 頭の上の部分をぐるりと切って開頭手術。
もう5ヶ月程たつのですが、その傷のところを手で触ってみると何ミリかへこんでいますが 大丈夫でしょうか?
定期健診は来年までありませんが一度病院に行って診てもらった方がよいでしょうか?

A11 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
一度外した頭蓋骨を戻しているので、骨の接合部分が「へこんで」いる様に触れるのかもしれません。
また、骨の接合部でないなら、頭皮の縫合線を広げる方向に皮膚の緊張がかかって瘢痕が形成されています。
いずれにしろ、特に問題はありません。
直ちに「診て」もらう必要は無いので、次の「定期健診」までお待ちいただいて構いません。
Q12 相談者 ニックネーム:だるま 患者様(相談対象者) 年齢:70代後半 性別:女性

母が脳神経外科で、良性の聴神経腫瘍の摘出手術を4回受けましたが、右耳後ろの痛みが残り、上手く眠れず、以前から上手く便が出せなかった
排便と、心臓に頻脈の症状と、高血圧です。
しかし、一番はまず、頭の傷の痛みで、眠れない事です。
よその脳神経外科にかかっても、手術していないため、対応が難しいと、言われしまいますが、最近、ふらつきが強く出ています。

A12 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
手術を繰り返すと皮膚が瘢痕化して、瘢痕の痛みや痒みが残ることがあります。
「頭の傷の痛みで、眠れない」なら、形成外科におかかりになるとよいかもしれません。
「頻脈の症状と、高血圧」は循環器内科が診てくれるでしょうし、「上手く便が出せな」いのも同じ内科で処方薬が貰えるでしょう。
また、「最近、ふらつきが強く出て」いるのは、「聴神経腫瘍」の症状の可能性が高いので、これまで通り「脳神経外科」で診てもらってください。
Q13 相談者 ニックネーム:烙印 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:男性

18歳の時にAVMの摘出手術を行いました。
その際に後頭部を開頭し摘出して頂いたのですが、後頭部に“コ”の文字を左に90°回転させた形の瘢痕が残っています。
瘢痕の幅は10mm程で、後頭部の4割程度の範囲を巻き込んでいます。
この瘢痕をある程度で構わないのですが縮小させる事は可能でしょうか?
また、瘢痕付近に張っている感覚があり、頭部の凝りが非常に強いのですが治療は可能でしょうか?

A13 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
瘢痕を切除して縫い直す瘢痕形成術の適応がありそうです。
同時に瘢痕の癒着を剥がせば、「瘢痕付近に張っている感覚」や「非常に強い」「頭部の凝り」も解消されるかもしれません。
また、瘢痕を目立たなくするだけなら、自毛植毛する方法もあります。
形成外科を受診してご相談なさってください。
Q14 相談者 ニックネーム:orz 患者様(相談対象者) 年齢:無記入 性別:女性

約7ヶ月前に職場で転倒し、後頭部を床に打ち付けてしまいました。打ち付けた瞬間全身がしびれ、頭部から出血、頭痛がしたため、すぐに救急外来でCTを撮ってもらい診察していただきましたが、脳や骨には異常はなく、傷も縫うほどではないとのことで頭痛は脳震盪によるものと言われました。1週間後に再度受診し、MRIを撮ってもらったところ、脳内にも頸部の骨、血管にも異常はないと言われました。
現在は頭痛などもなくなり後頭部のたんこぶも小さくはなったのですが、たんこぶができた部分にしこりが残り、押すと鈍く痛みを感じます。
転倒から半年経っていますが、未だしこりが残るのが少し気がかりです。このまま自然にこのしこりもなくなるのでしょうか?あるいは病院で診ていただいた方が良いのでしょうか?

A14 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
診察をしていないので推測ですが、皮下血腫あるいは漿液腫が線維化したのでしょう。
受傷から「半年」以上経過しているので、これ以降、「このまま自然に」「しこり」は軟らかくなり「痛み」も無くなるのが通常です。
「気がかり」なら、「病院で診ていただい」て視診・触診・画像診断で診断を確定し、今後の経過予測をしっかりと説明してもらってください。
Q15 相談者 ニックネーム:ミキ 患者様(相談対象者) 年齢:60代後半 性別:女性

3週間前に自宅で転倒して柱に左頭頂部をぶつけ、血がポタポタとでて止まらないので、タオルで押さえて近くの消防署にかけつけました。
縫合が必要だろうと、脳外科がある病院に搬送してもらい、CTを撮り異常がないので、頭部挫創の診断で局所麻酔下5針縫いました。
その時に血をサラサラにするお薬を飲んでいないかと聞かれ、 LDLが高い目なので、アマニオイルやタマネギは意識してとっていると話すと、それなら大丈夫でしょうと言われました。今は異常はなくても3週間〜6ケ月ぐらいした後に血腫か溜まる事も稀にあるとのことで、とりあえず3週間迄はアマニオイルと頭のマッサージは控えました。今は縫合後一週間後に抜糸して傷は痒いぐらいで、たまに筋緊張性頭痛みたいな症状があったり、軽い耳なりが続いています。頭も気になっていますが、LDLも気になりこれからも、血をサラサラにする働きがあるアマニオイルは控えた方がいいのかどうか教えて下さい。

A15 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
アマニオイルにはオメガ3と呼ばれる不飽和脂肪酸が含まれますし、1日3g以上の不飽和脂肪酸の摂取で血液が固まりにくくなるという報告があります。
頭部打撲の直後のCT検査で異常は見られず特に変わった症状は無くとも、ゆっくりと頭蓋の下に出血が溜まって(慢性硬膜下血腫)意識障害などの神経症状を生じることがあります。
60歳以上の方で、頭を打ったり頭を強く揺らしたりした後、2週間から3か月くらいの間に発症することが多いようです。
打撲から「3週間」経過しているのですが、「傷は痒いぐらい」でも、たまに筋緊張性頭痛みたいな症状があったり、軽い耳なりが続い」たりするのですから、念のため「脳外科がある病院」を再受診して、診察・検査・生活指導をしてもらってください。
Q16 相談者 ニックネーム:リトル 患者様(相談対象者) 年齢:70代後半 性別:女性

70代の母ですが、高血圧のため病院に通って服薬しています。
一年前に玄関先で転び、頭をぶつけたようですが、その後、異常はありませんでした。
しかし、最近、夕方になると頭痛がすると言い、かかりつけの病院で以前頂いた鎮痛剤を服用しています。日中、頭重は微かにあるものの、一旦痛みはなくなるようですが、夕方になるとまた痛むようです。頭痛以外の症状はありません。
高血圧からの頭痛なのかと思い、つい先日、脳神経外科にてCT、MRIも撮りましたが、異常なしとの事でした。
(その際、転んだ事を言い忘れたそうです。)

高齢のため、中途覚醒が多く睡眠不足等もあるようですし、気圧等の片頭痛なのか、何が原因なのかわからず思案しています。
転んでぶつけた所が痛むようなのですが、再度CTやMRIの検査を受けた方がいいのでしょうか。

A16 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「日中、頭重は微かにあるものの、一旦痛みはなくなるようですが、夕方になるとまた痛む」というように症状の日内変動があるうえ、「つい先日、CT、MRIも撮りましたが、異常なしとの事」から、「一年前に玄関先で転び、頭をぶつけた」ことと「頭痛」は関係なさそうです。
むしろ、「高血圧のため病院に通って服薬して」いるのですから、血管性「頭痛」の可能性が高いのではないでしょうか。
「鎮痛薬を服用」すること自体は悪くないのですが、医師の診断なく自己判断で「以前頂いた鎮痛剤を服用」することはお勧めできません。
「かかりつけの病院」で診察を受けて、適切な薬を処方してもらい、正しい服用法を指導して貰ってください。
「転んでぶつけた所が痛む」という訴えは、患者さんが同じような部位だったと思うというだけのことが多いのですが、受診時に皮膚や皮下に異常が無いことも確認しておいてください。
ちなみに、症状が何もない方の健康診断とは違い、「頭重」や「頭痛」という症状があって「CT」検査、「MRI」検査をなさっているのですから、診療担当医師も検査技師も放射線科医師も何か異常があるかもしれないという前提で検査し読影し、その結果「異常なし」と判断しているのですから、同じ施設で同じ条件で「再度CTやMRIの検査を受け」ても、画像上で異常が見つかる可能性は極めて低いでしょう。
どうしても診断が付かないようなら、頭痛専門医を紹介して貰うこともご検討なさってください。
Q17 相談者 ニックネーム:なみ 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

頭頂部の脂腺母斑の手術を1年前(3歳)にしました。形成外科です。
膿が溜まり破裂して、再縫合せずに今は皮膚になってます(毛が生えてない)
膿が溜まる原因を教えて頂きたいです。
もし吸収糸のアレルギーであればまた膿が溜まる可能性があるのか等心配です。

そして、1年経つので再度手術予定です。
中は吸収糸を使うと思いますが、外側も吸収糸を使用するのはデメリットが多すぎるのでしょうか?
伸展性がない頭皮なので少しでも縫合してる期間を長くしたい気持ちがあります。。。

A17 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
感染のため「膿が溜まり破裂」したのではないでしょうか。
「吸収糸のアレルギー」ではないと考えます。
「頭皮」は「伸展性」が小さいので、次の手術では単純縫合ではなく皮弁形成して縫縮する可能性もあるでしょう。
縫合線に緊張がかからなければ、中縫い、表皮縫合とも「吸収糸」を使用するかもしれませんが、緊張が強ければ「吸収糸」はお勧めしません。
中縫いで表皮をしっかりと寄せることが出来ていれば、表皮縫合の抜糸を遅らせる必要はありません。
「形成外科」におかかりになっているのですから、担当医は最適な縫合糸を選択しているはずです。
小さなお子さんのことでご心配とは存じますが、お悩みの内容は的を射てないようです。
縫合糸のご心配をなさるより、感染を予防する効果を少しでも期待するなら、術前1週間程度は薬用シャンプーをお使いになってみてはいかがでしょう。
また、前回の術後と同様のことが起きないか心配しているということを担当医にお伝えになれば、前回の術後経過について感染の原因も含めて説明していただけるでしょうし、次の手術でどういう対策をとるかも教えていただけるでしょう。
Q18 相談者 ニックネーム:親として心配 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

階段から転んだ拍子に頭部を激突した怪我により、嗅覚神経を損傷したらしく嗅覚を感じなくなったとの事で、当時の担当医からは「治らない」と言われたため絶望しているのですが、本当に治らないのでしょうか?怪我してから半年経ちますが、たんこぶも治らないため後遺症を心配していますが、コロナ禍で再検査まで受けるのもどうかと躊躇しますが、考えすぎでしょうか?

A18 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
中枢性嗅覚障害は脳神経の修復を待つ以外に方法が無いため、回復までに時間がかかることも少なくありませんし、完全に治らない場合もあります。。
「担当医」の「治らない」という表現は、著効を示す具体的な治療法を提案できないという意味でしょう。
「たんこぶ」は頭蓋の外側の皮下組織の繊維化なので、「後遺症を心配」する必要はありません。
耳鼻科、脳外科で嗅覚障害の程度を評価してもらい、時間の経過による改善が見込めるかどうか、嗅覚回復の手助けになる可能性がある治療やサプリメントがあるか指導してもらってはいかがでしょう。
Q19 相談者 ニックネーム:しろくま 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

2ヶ月前に階段から落ちて頭を打ち、意識を失って救急車で運ばれました。
病院では外傷性くも膜下出血と診断されました。後頭部と頭部左上を怪我して出血し、ホチキスのようなもので1週間止めて傷口を塞ぎました。後頭部の怪我の方が大きく、2ヶ月経った今でもたんこぶが治りません。怪我した当初よりは腫れが引いたのですが、ある一定の大きさになったらそこから腫れが引かなくなり、未だに固くなっています。もう一度脳の病院に行って診てもらった方がいいのでしょうか。脳外科に行けばいいのでしょうか。
また、この時頭を打ったことが原因で、脳内の嗅覚と繋がっている神経がダメージを受け、嗅覚を失ってしまいました。これは回復するかどうかわからないと診断されており、事故直後から現在も
点鼻薬(リンデロン液)を使用しています。未だに嗅覚は戻りません。
嗅覚が戻らないことも、たんこぶが治らないことと何か関係があるのでしょうか。

A19 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
頭部皮下血腫が線維化したため、「たんこぶ」が「一定の大きさになったらそこから腫れが引かなくなり、未だに固くなって」いるのでしょう。
脳外科ではなく形成外科を受診してください。
「嗅覚が戻らないこと」と「たんこぶが治らないこと」に、「関係」はありません。
「脳内の嗅覚と繋がっている神経がダメージを受け、嗅覚を失っ」た中枢性嗅覚障害なので、「点鼻薬(リンデロン液)」は有効ではありません。
中枢性嗅覚障害は回復に長期間を要したり治療に難渋したりすることも少なくないので、耳鼻科で鼻腔粘膜の異状や末梢神経障害による嗅覚障害でないことを確認して、治療方針をご相談いただくとよいでしょう。
Q20 相談者 ニックネーム:てるさん 患者様(相談対象者) 年齢:70代後半 性別:女性

75歳になる母親が頭部をコンクリートの地面にぶつけ、大きなたんこぶを作りました。
病院受診したところ、CTなどの検査結果異常はないと診断されました。翌日腫れは引いてきましたが患部から汁がにじんできました。対処法を教えていただけると助かります。

A20 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
漿液腫の内容液が滲出しています。
表皮剥離はありませんが、皮膚が薄いので、表皮欠損創と同様の処置をしたほうがよいでしょう。
湿潤療法専用の創傷被覆材を貼って過剰な浸出液を吸収させてください。
滲出液が外に漏れなければ貼りっぱなしで構いませんが、浸出液が漏れて皮膚に付いた際は、かぶれを防ぐため水で濡らして表皮を擦らないよう傷つけないように創傷被覆材を優しく剥がし貼り換えます。
1~2週間程度で治癒するでしょう。
形成外科か皮膚科で診ていただくことをお勧めします。

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