傷の悩み 無料相談

創傷治癒よくある質問

  1. 治療中や手術後の気になる状態
Q1 相談者 ニックネーム:かな 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:男性

2日前に額を深く切ってしまい、病院を受診してCTを撮ってもらったところ、頭蓋骨近くまでの深い傷であることがわかり6針縫合してもらいました。
何もなければ1週間後に抜糸といわれたのですが、2日後の今日、顔全体が腫れてきました。
病院では菌が入ってしまったら手術になるのですぐ来るようにといわれています。
本人は打撲による腫れではないかといっていますが、受信したほうがいいでしょうか。

A1 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
縫合部の発赤、腫脹、熱感、疼痛の増強のいずれも無く、受傷「2日後」に目の周りが腫れてきたなら、額を強く打ったための浮腫みの可能性が高いと考えます。

わざわざ「病院」で「菌が入ってしまったら手術になるのですぐ来るように」と忠告されたということは、創汚染を警戒すべき状況での受傷だったのでしょうか。
また、「何もなければ1週間後に抜糸といわれた」ということですが、顔の浮腫みが予測される状態だがそれくらいは外傷後の通常の経過として理解しているでしょということなのか、顔の浮腫みは起きないはずなのに受傷から「2日後」に診察医の想定外に「顔全体が腫れて」きたのか、頂いた情報だけでは判断できません。
問題ないことを確認するためだけでよいので、直ちに「受診」してはいかがでしょう。
Q2 相談者 ニックネーム:MARI 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

2週間前の夜に家具の角にぶつけて上唇の左端から1センチくらいのところが割れてしまった
総合病院の救急に夜間受診し、口腔外科の先生に電話で指示を仰ぎながら当直の外科の先生が縫合
表面は溶けない糸、口の中は溶ける糸で合計20針程度
翌日の受診で傷口は痛くても膿まないように指の腹でよく洗うように指示あり
翌々日に受診の指示あるも、腫れがないので5日後の受診で抜糸に
抜糸(溶ける糸の方も抜糸済)後、傷は良くなったがその部分に硬さがあるようで、なめらかな飲み口の器なら問題ないが水筒のように段差がある飲み口だと柔軟性がないからか口の端からこぼれてしまうよう
だんだん改善はしていくものでしょうか?

A2 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
皮下の瘢痕は3か月程度硬さが続き、6か月に向けて徐々に軟らかくなっていきますが、その後も、しこりとして残ることが少なくありません。
3か月以降は、しこりを潰すようにマッサージをすると硬さの解消までの期間が短縮されます。
口腔外科あるいは形成外科で経過観察して貰うとよいでしょう。
Q3 相談者 ニックネーム:りく 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

電車の中で倒れた時に手すりに顔をぶつけてしまいました
1ヶ月経ったのですがしこりのようなものがなくならずに、触るとまだ痛みがあります。見た目ははあまり目立たず、倒れた時にできた痣は消えています(救急車にもお世話になったのですがその際には何も言われませんでした)

何も触れていなければ痛みは無いのですがマスクが当たって痛い時もあれば、マスクでは痛くない時もあります。
顔に出来たしこりなどは治るのが遅いと聞いたので病院にかかっていないのですが…
なにかまだ痛みの続く原因になりそうなものや対処法、病院に行く目安などがあれば教えて頂きたいです

A3 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
打撲したときに皮下に漿液腫や血腫ができたのではないでしょうか。
線維化して、しこりとして触れることが少なくありません。
完全に吸収されるまでに3か月以上かかります。
顔のことで後遺症がご心配でしょうから、治療の必要が無いとしても、一度、形成外科で診てもらった方がよいでしょう。
Q4 相談者 ニックネーム:まめ 患者様(相談対象者) 年齢:60代後半 性別:女性

昨年11月初めに鼻に出来た4mm(見た目は2mm)の基底細胞癌の除去手術と有茎局所皮弁再建手術をうけました。再発しないように大きめに切り取り、癌を完全に取り除いていただいたのは嬉しいのですが、眉間から大きく切って鼻の皮膚を使って皮弁を作ったので、鼻を1周するほどの傷になりました。その方が早くきれいに治るとのことですが、反対側の鼻の穴が上にひっぱられてしまい、左右の鼻の穴の形の差が激しく小鼻の形も左右差がすごくなってしまいました。傷そのものは徐々に治ってきていますが、この鼻の穴の吊り上がりがよくなってくるのかどうかが心配です。傷が柔らかくなってきたら少しは下がってくるとのことですが。もし最終的に左右差が激しい場合よく美容外科のホームページに書いてある「鼻孔縁下降術」のような鼻の穴の形を整える修正手術は行えるでしょうか?美容外科的要素の強い手術なのではないかと思いますが、通常の形成外科でもきれいにしてもらえるでしょうか?医師に聞きにくくて。よろしくお願いいたします。  *またまだ切除部の皮弁の盛り上がったところの腫れもなかなか引いてきません。それも心配です。

A4 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
形成外科は見た目や機能の再建と整容に関わる外科で、もともと美容外科は形成外科の一分野です。
おかかりになっている「形成外科」の「医師」は、いずれ2次修正をして整容面を整えるつもりではないでしょうか。
「傷が柔らかくなってきたら」「鼻の穴の吊り上がり」は「少しは下がってくる」でしょうし、「最終的に左右差が激しい場合」「形成外科で」「きれいにしてもらえる」でしょう。
ご質問の内容は、遠慮なく「形成外科」「医師」にお尋ねになってよい内容です。
Q5 相談者 ニックネーム:まま 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

2ヶ月半前に、コンクリートの駐車場で転倒、ひたいに大きなお饅頭のような、とても大きなこぶができ、目と目の間、眉の上、目の下に怪我をしました。
翌朝、脳神経外科を受診、写真はとらなくて大丈夫そうだと外傷の手当てをしてもらいました。
またその翌日、外傷は形成外科で、処置してもらいました。
こぶは内出血がだんだん下がってきて小さくはなったのですが、未だ2×2センチほどの固いこぶが残っており、はじめの頃のこぶとは違い、中身はブヨブヨしておらず固いで内出血ではないのかなと思います。
中身は何なのか、このままこのこぶはなくならないのかと、毎日鏡を見たり、額を触る度とても気になります。
このまま様子を見るものなのか、受診して診てみてもらったほうが良いのか、また、それならば何科を受信すれば良いのかご意見をいただきたいです。

A5 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
皮下血腫が線維化して「こぶ」として残っているのでしょう。
超音波検査で確認できます。
形成外科を受診して、確定診断してもらい、経過を診てもらってください。
Q6 相談者 ニックネーム:ruru 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性

10年ほど前に頬に粉瘤ができ、当時炎症していたため皮膚科で切開して膿を出すことをして以来、病院に行かず切開後の傷跡だけが頬にずっと残っている状態でした。
その傷跡がコンプレックスだったため、治すために5ヶ月ほど前に皮膚科・形成外科の病院に行き、粉瘤の袋だけ残っているからと袋の除去と傷跡を治すために手術を受けました。
残っていた袋は結構大きかったようで、切除後内側も糸で縫い、表面も綺麗に縫ってもらいました。
抜糸の時(術後11日目)までは傷口も綺麗で、順調かと思えば、抜糸後どんどんしこりになってきてしまい、手術から約5ヶ月経った今、かなり目立つしこりがある状態です。
術後3〜4ヶ月後くらいにこちらのサイトを見つけて、術後のしこりはマッサージが良いと書いてあったのでなんとなくマッサージはしています。
そのマッサージのおかげか体感的にはしこりが小さくなっているような気がしますが、写真で客観的に比較すると昔とほぼ変わらないかむしろ昔より少し大きくなっているような気もしていて、あまりよくなっていないのかもしれません。
このままどれくらいの時が経てばしこりがなくなっていくのか、マッサージを続けていいのか、病院に行ってまたしこりの切除をした方がいいのか、悩んでいます。

A6 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
術後6か月程度しこりが気になることは少なくありません。
放っておいても時間の経過とともに軟らかくなりますが、毎日数分ずつ、しこりを潰すように揉み解すと期間が短縮できます。
整容に関する治療は、施術をして終了するのではなく、術後の経過を診て、適時・適当なアドバイスを求めることが大切です。
つまり、手術が終わったときから目立たない瘢痕にするための治療が始まるのです。
一般的に、整容治療に慣れている医師なら、頬の手術は4日(~1週間)程度で抜糸するでしょうし、瘢痕が目立たなくなるまで定期的にフォローをします。
信頼をおいて通院できる病院で診てもらってください。
Q7 相談者 ニックネーム:葵 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

用水路に転落し、色々怪我をしたのですが、顔面は、コンクリートにぶつかり、前歯が4本折れるくらいの衝撃でした。
ご相談したいのは、顔の傷の内、上唇と鼻の間にある傷です。
昨日まで約1週間、湿潤療法のテープを貼っていましたが、洗顔時に外れてしまい、張替えテープもなってしまいました。
今の傷の状態は、じゅくじゅくは無くなり、薄い皮膚に覆われているように見えますが、傷全体が、赤みを帯びて、少し盛り上がっています。
この後、どのように治療していけば、跡が残らずに治るでしょうか?

A7 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
外傷の創縁に挫滅が多い場合、「赤みを帯びて、少し盛り上がって」上皮化し、肥厚性瘢痕になることが少なくありません。
上口唇は食事や会話で常に動く部位なので、紙絆創膏などを貼って瘢痕と瘢痕周囲の皮膚に緊張がかからないようにしておく必要があります。
目立たない瘢痕にするため、形成外科で自宅ケアの方法を指導して貰い、定期的な診察で適時・適当な治療を提案して貰うとよいでしょう。
Q8 相談者 ニックネーム:あにき 患者様(相談対象者) 年齢:50代後半 性別:男性

居酒屋のカウンターに座ってる時に寝てしまい顔から床に強打しました。翌日、脳神経外科で診察をしてもらい骨には異常はないと言われました。その後、1ヶ月くらいで腫れや内出血は治ったのですが、眉間のあたりにうちみのような痛みがあります。我慢できない程ではありませんが気になります。3ヶ月半くらい経ちますがそのまま放置で治りますでしょうか?それとも病院に再度行った方がよろしいでしょうか?

A8 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
申し訳ありませんが頂いた情報だけでは、眉間部分の打撲による瘢痕が原因の痛みか顔面神経痛か判断が出来ません。
継続する痛みなら副鼻腔の炎症が原因の痛みかもしれません。
顔面の外傷、顔面骨の外傷は形成外科の分野です。
形成外科を受診してご相談なさってください。
Q9 相談者 ニックネーム:みこ 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

ランニング中転倒してしまい頬骨骨折と眼窩下神経を損傷し頬骨骨折観血的整復術を受けました。
骨折した側の目頭が下に引っ張られているような感覚があります。つっぱっているような。これは神経の損傷が原因でしょうか?
時間が経てば治るものでしょうか?
左右で見た目が少し違うので気になっています。
あと、頬骨骨折観血的整復術を受けた際の目の下の切開場所ですが手術後何日から保湿やメイクは可能でしょうか?

A9 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
眼窩下神経の損傷で下眼瞼~上口唇までの範囲で知覚鈍麻が起こります。
「目頭が下に引っ張られているような感覚」は「頬骨骨折観血的整復術」の切開縫合によるものかもしれません。
「左右で見た目が少し違う」症状も、「目頭が下に引っ張られて」「つっぱっているような」「感覚」も、縫合線の瘢痕が軟らかくなるにつれ、軽減・消失するのではないでしょうか。
抜糸後から、「保湿やメイクは可能」です。
ご相談に一般論でお答えしましたが、術後の経過に関するご質問は、手術をしてくださった担当医にお尋ねになっていただいた方が明確な回答が得られます。
Q10 相談者 ニックネーム:はるお 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性

ベランダのガラスで顔を切ってしまい、40針ほど形成外科で縫ってもらいました。
抜糸までは1日2回ワセリンとメロリンガーゼで保護し、抜糸後は1日1回(テープも張り替えで)エキザルベとマイクロポアテープで保護していました。
受傷してから1ヶ月後の受診で、1日2回ロコイドクリームを塗り、出かける時だけマイクロポアテープもしくはエアウォールをつけるようにと言われました。
ネットで調べていると、3ヶ月はマイクロポアテープを剥がれるまで貼りっぱなしにすると傷がきれいに治ると書いている所が多く、今の処置で合っているのか不安になり相談しました。
おでこ、瞼、頬、顎を怪我しているので食事をする時や会話をするときに皮膚が動くのにテープ固定しなくていいのでしょうか?
それともマイクロポアテープを貼りっぱなしにして、テープの上から軟膏を塗るのがいいのでしょうか?

A10 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
縫合処置の後、瘢痕と周辺の皮膚の安静を保つために「マイクロポアテープ」などの紙絆創膏を貼るよう勧めることもありますが、ご相談の外傷治療に際し、主治医は、「おでこ、瞼、頬、顎」の瘢痕は部位と創の向きから「食事をする時や会話をするときに皮膚が動」いても瘢痕を幅広くする方向に過度に緊張がかかることはないと判断して、「マイクロポアテープを貼りっぱなしに」する指示を出さなかったのでしょう。
おかかりになっているのは「形成外科」なのですから、主治医は瘢痕の経過を予測し将来的にどれくらいの瘢痕が残るかを推測しつつ、瘢痕をなるべく目立たなくするための治療法および自宅ケアの方法を指導しているはずです。
瘢痕の部位が顔で3か月までは赤みが出やすいということから「1日2回ロコイドクリームを塗」るように、紫外線対策と保護の目的で「出かける時だけマイクロポアテープもしくはエアウォールをつけるように」というアドバイスなのでしょう。
診察をせずに具体的なアドバイスは出来ないので、おかかりになっている「形成外科」で引き続き瘢痕が目立たなくなるまで、定期的に瘢痕の状態を診てもらってください。
また、主治医にケア方法などをお訊きになる際は、何をすべきかだけを聞くのではなく、何故その方法が必要なのかをお尋ねになるようにしてください。

治療中や手術後の気になる状態 一覧に戻る

  • 創傷ケア褥瘡の知識
  • 創傷ケア褥瘡の知識
  • 創傷ケア褥瘡の知識
  • 創傷ケア褥瘡の知識
  • 創傷ケア
  • 褥瘡の知識
  • 創傷ケア
  • 褥瘡の知識

side

ページトップに戻る

ページトップに戻る