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傷の悩み 無料相談
創傷治癒よくある質問
- 治療中や手術後の気になる状態
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- Q151 相談者 ニックネーム:みみち 患者様(相談対象者) 年齢:10代前半 性別:女性
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10歳の娘が先週顔から転んで上唇と鼻の間とちょうど鼻の穴の辺りに深い擦り傷ができました。
学校での怪我だったのですが,出血は打撲による鼻血と学校で判断されて帰宅しました。傷も見た目はうっすら線が入っている程度で自宅では濡らしたガーゼで顔に少しついた血を濡らしたガーゼでふき取るのみしていました。
しかし翌朝,うっすら線だった傷は鼻と唇の間に繋がった帯状に黒くなり所々茶色にでこぼこと腫れ上がり,痛みも出てきていました。(幅2cmで左の鼻の穴からそのまま唇まで帯状に黒く,唇もやや腫れ上がっていました)
そこで皮膚科を受診すると,傷に砂利が入ったままだと言われそのせいで悪くなってるしかさぶたできているので,これは跡が残りますと言われました。
(学校では傷を水で洗ってなかったことが後にわかりました。洗ってすぐに病院に来ていたら,局所麻酔を使った今回の手術は不要だったとも言われました。)
少しでも跡を目立たなくするためにと,砂利の除去とできたかさぶたを削る手術をしていただきました。
その後ラップとかガーゼをしたいところだけど,怪我をした場所が悪くガーゼを当てておくと呼吸が苦しくなるからと一日に何十回もプロスタンディン軟膏を塗ることとしっかり洗顔をするようにとだけ医師に言われました。
薬を塗り始めてから3日ですが傷の箇所は黒く硬くなることはなく,ピンク色で所々白くふやけたようなものが付着しています。
これは薬で皮膚を乾燥させないようにしているのでしょうか?
今は傷跡も生々しく目立つので子どもは人目を気にしてマスクをしています。
マスクはしていてもいいのでしょうか?
これから暑くなる日もあるので,マスクだと汗などの衛生上問題はないのか気になります。マスク以外の傷の保護方法などあれば教えて下さい。
また少しでも傷を薄くする方法はありますでしょうか?
(最初に違和感を感じて病院を受診する時に形成外科がいいのか皮膚科なのかわからず,いつものかかりつけに行ったので形成外科の方がよかったのかと後悔しています。)
- A151 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「一日に何十回もプロスタンディン軟膏を塗る」のは創を「乾燥させないようにしている」のだと考えられます。
「マスク」をして多少「汗」をかいても「問題」はありませんが、「ラップとかガーゼをしたいところだけど,怪我をした場所が悪くガーゼを当てておくと呼吸が苦しくなるから」次善の策として「一日に何十回もプロスタンディン軟膏を塗ることとしっかり洗顔をするよう」にしたのですから、お掛かりになっている皮膚科でも他の形成外科でも構わないので、創が上皮化するまではできるだけ頻回に創状態を診ていただいた方がよいでしょう。
「薬を塗り始めてから3日ですが傷の箇所は黒く硬くなることはなく,ピンク色で所々白くふやけたようなものが付着して」いる状態は順調な経過です。
また、湿潤療法専用の創傷被覆材ならば鼻の穴を塞ぐことなく貼付できるでしょうから、食事のとき以外は湿潤療法専用の創傷被覆材を使用するようにしてもよいかもしれないので、担当医に相談してみてはいかがでしょうか。
上皮化後、少なくとも3カ月程度は紫外線対策をお忘れなく。
瘢痕が出来た場合も、なるべく目立たなくするための自己ケアや様々な治療があるので、適時、適当なアドバイスを貰うため定期的に経過を診ていただいてください。
- Q152 相談者 ニックネーム:ラパン 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性
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5日前に転び、駐車場の車止めに顔を打ちつけて、左の口の上から唇にかけて夜間外来で3針縫いました。翌日外科で傷パワーパッドを張っていただきましたが、一針縫ってある唇の裂傷は何もせず、口腔外科(専門ではない)のある歯科でも看ていただきましたが、折れた前歯の今後の治療の話と頬骨が折れているかどうか確認しただけでした。(レントゲンは頬まで写らなかった為)
只今、パッド下は傷横にただれたような症状が広がっており、唇は7、8ミリ程度の袋状の物が出来ており、近辺からは毎日少量ずつ、膿を含んだ出血があります。
あさって受診から1週間後の抜糸ですが、形成外科に改めて受診した方が良いでしょうか?
外科の先生がクールな感じで伺いづらくてこちらに相談させていただきました。
- A152 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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総合病院などでは、脳外科、循環器外科(心臓外科、血管外科)、消化器外科、整形外科などに分かれているのをご存知でしょうが、基本的に、いわゆる外科という専門科は無いとお考えください。
もちろん外科の医師の中にも外傷や皮膚潰瘍の治療に詳しい先生もおられますが、臓器別にいうならば肌・体表の外科は形成外科ですから、受傷直後の初期治療をどこでしてもらったかにかかわらず、外傷の治療は形成外科に任せた方がよいでしょう。
- Q153 相談者 ニックネーム:みっしー 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:男性
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三日前に目の下を切除して縫いました。縫った直後透明なテープを貼られ、抜糸までこのままでといわれました。
しかし今、テープ内に血が溜まり、固まっている状態です。
このまま抜糸まで待っても大丈夫でしょうか?傷跡がひどくなったりしませんか?
- A153 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「透明なテープ」を剥がして洗っていただいても構いません。
もう抜糸もできますので、次回の受診予定日より早くても、おかかりになっている病院を受診なさってください。
- Q154 相談者 ニックネーム:あひる 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性
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10日前に目のしこり除去の為、瞼の二重の線状を1㎝くらい切開する手術をしました。
約1週間腫れはしましたが、化膿することもなく抜糸後は見た目の傷自体は綺麗に治ってきています。
ですが、傷自体の腫れと痛みが引いてきたと思ったら切開の線に沿って傷がほんのり盛り上がりコリコリと硬くなってきました。見た目は気にならないレベルなのですが、目を開くのが重くて気持ち悪いです。なんとなく目がキューっとなる圧迫感もあります。
これはこのまま安静にしていたらマシになるものなのでしょうか?傷跡は柔らかくなりますか?
もしマシになるとしたは大体どの位の期間で治るのでしょうか?
瘢痕治療の為に形成外科に行くのには早過ぎるかな、、とは思うのですが、今からできる限り自分自身で出来る事をしようと思っています。
- A154 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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一般論ではなく、手術内容の詳細を知っているのは手術をした病院なので、まずはそこで相談なさることをお勧めします。
瘢痕は硬くなる傾向にありますが、3か月を過ぎるころから軟らかくなります。
現在は放っておいてもよいと考えますが、経過を診て適時、適切な治療をするために、早期から形成外科を受診なさって定期的に診察してもらってもよいのではないでしょうか。
- Q155 相談者 ニックネーム:ぐちゃ 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性
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約2週間ちょっと前に拳骨で目元を思い切り殴られ、血が吹き出し、1.5㎝くらいの抉れた傷を負ってしまった者です。
殴られてからすぐ病院へ向かい、3時間後くらいに縫っていただきましたが、傷が相当深く、後に残ると言われました。傷の中にさらに小さな穴が空いており、骨まで達しているようだ、と言われました。落ち着くには半年はかかるそうで、抜糸後はテーピングをしなさい、とのご指示でした。
美容液やアイクリーム、乳液など塗ってその上からテープを貼り、2.3日に一度くらいで取り替えるようにしていますが、傷は塞がってはいるものの、くっきりと抉れた線が残っており、見るたびに酷く落ち込んでおります。この傷を目立たなくするには、やはり美容外科に行くべきでしょうか。どのような治療が有効か教えていただけますと有り難く存じます。
また、水泳などは皮膚にダメージを与えるかもしれないので、控えた方が良いでしょうか。
- A155 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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日常生活での注意点は紫外線対策だけで、「水泳など」しても問題ありません。
「テーピング」は、盛り上がってこないように圧迫、力がかからないよう
局所安静、色素沈着や色素脱失を防ぐために紫外線予防の目的に貼るものなので、かぶれない程度に貼りっぱなしにしておくのが効果的です。
申し訳ありませんが、症状によって治療法の組み合わせは違うので、診察をしなければ具体的な治療法のアドバイスはできません。
美容外科と形成外科の違いは、正常な形態でもご本人が望む状態で無いときに外観・整容的修正を加えるのが美容外科で、何らかの異状や修正・矯正が必要な状態の治療をするのが形成外科です。
お悩みの状態は、形成外科専門医の資格を持つ美容外科、あるいは美容外科に精通した形成外科の診察を受けてご相談なさるのが最良と考えます。
- Q156 相談者 ニックネーム:natu 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:男性
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昨年夏、交通事故にあい唇を裂傷。形成外科で処置してもらいました。
約1ヵ月半後の再診で唇のシコリと食べこぼしが気になる事を話すと、時間の経過でシコリは軟らかくなるからとの事でした。
約1年になりましが、腫れと変形が有ります。
それより、食事がしみて痛いのがどうにかならないか、何科に受診すれば治るのかを教えてください。
- A156 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「食事がしみて痛い」ということは神経の損傷が考えられます。
口腔外科、形成外科、麻酔科(ペインクリニック)のいずれかで相談なさってください。
- Q157 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:47歳 性別:女性
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ガンということで上顎摘出手術を受けました。ガンはなおったと言われましたが、ほおに大きな穴があいてしまって日常生活にさしつかえます。こういうのをなおす手術は可能でしょうか。
- A157 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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上顎ガンは、日本人にはそれほど珍しいガンではありません。これを完全になおすためには、ふつう上あごの骨と、場合によってはその上の皮膚をとり除きます。上あごを完全にはずすと目のソケットの床がなくなるので、しばしば眼球が下に落ち込んでしまいます。また皮膚をとり除くと、すぽっとほおに穴があいてしまいます。上あごとともに、歯ぐきも取ってしまう場合もあります。
したがって、ほおに穴があいているというだけでなく、物がかめなくなったり、飲み込みにくかったり、また息が漏れてうまく話せないという障害が起こります。眼球が下にずれてしまうと、物が二重に見え視力も落ちてきます。これらは、ガンの手術と同時に皮膚移植で再建をしておけば、ある程度予防できるので、私どもなるべく耳鼻科や口腔外科と協力して、初めから再建のプランを考えるように努力しています。
ガンはなおったが、このような醜形だけが残ったという場合には、改めていろいろな再建手術を試みます。まず、ほおの穴に対しては皮膚の移植を行ないます。簡単な植皮ではこの場合不十分ですので、以前は何回かに分けて胸の上の部分の皮膚を移動させました。最近では組織移植と血管をつなぐ手術を組み合わせることで、かなり手術の自由度が利くようになっています。ひたいの皮膚を犠牲にして再建する場合もあります。歯の欠損には義歯を入れることになりますが、ある程度反対側によい歯が残っていてくれないと、なかなかすわりのよい義歯をつくることはむずかしいようです。義歯といっしょに、上あごの骨の欠損部をうめるようなプロ-ゼをつくることもできます。眼球が下に落ち込んでいる場合は、なるべくソケットの下部に皮膚移植をしてプロテーゼでささえたり、また骨の移植を考えたりします。いずれにしても完成までに数回の入院で、半年くらいの期間は必要でしょう。
- Q158 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性
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自動車事故で命はとりとめ、これといって目立つ傷もないのですが、顔がゆがんでしまいました。
- A158 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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自動車事故のときに、表面の傷はすぐ注意をひくので適切な処置がされても、深いところの骨折がしばしば見のがされがちです。顔がゆがんだというのは、おそらくこの骨折のためでしょう。衝突のときにからだが一度浮き上がって天井に頭をぶつけ、はね返ってダッシュボードに顔がぶつかることがあります。このようなときによく起こるのが、顔のまん中1/3の骨折です。また下あごが折れることもあります。両方いっしょに折れる場合もあります。たいていは皮膚も傷つきますが、全く外に傷がなくて骨だけ折れている場合もあります。
自動車事故で大けがをすれば、やはり脳血腫とか内臓破裂といったような重篤な損傷が優先的に処置されます。そして数日間、生死の境を彷徨してやっと助かってみると、顔がゆがんでしまっているのに気づくこともあります。初めから骨折とわかっていても、脳外科的な処置や外科的な処置が優先して、顔面の処置はあと回しになってしまうこともあります。これもある程度はやむをえません。
しかし顔の骨は手足と違って、非常になおりが早いのです。これはありがたいことですが、いまの場合にはかえって裏目に出て、数週間放置すると、がっちりとゆがんでくっついてしまい、なかなかもとに戻らなくなります。10日までなら比較的容易に整復できます。実際問題として、脳とか内臓の障害がどれほどひどくても、将来助かるような場合には、だいたい10日以内に顔面に対してある程度の処置が可能なものです。
いまの場合でも、けがをしてから1ヵ月以内と、1ヵ月以上たっている場合とでは、だいぶむずかしさが違ってきます。いずれにしても、入院して全身麻酔のもとに整復矯正を行ないます。1ヵ月以内ですと、なんとか折れた骨を動かしてもとの位置に戻せます。そして折れた部分を、ステンレスの鋼線でしっかりと止めます。1ヵ月以上たっていると、骨折した部分をまたノミで折り直さないと動いてくれません。これは非常に大がかりな手術になってしまうので、あまり機能に異常がない場合には、出っぱりを削ったり、へこんだ部分に骨移植をしたりして、外見だけをととのえるようにします。
いずれにしてもあごの場合には、正しい歯のかみ合わせを保つことが最もたいせつです。これを咬合と呼んでいますが、正しい位置に持っていくために、6週間ほど上と下の歯を針金で固定する場合もあります。
顔のゆがみの程度にもよりますが、数ヵ所で骨が折れていて全体にずれている場合、このようないろいろな操作を施しても、完全にもとの形に戻すのはなかなかたいへんなものです。
- Q159 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:男性
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階段からころげ落ちてあごをぶつけたあと、歯のかみ合わせがおかしくなってしまいましたが。
- A159 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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当然、あごの骨が折れたことが考えられます。歯のかみ合わせというのは非常に敏感なものです。医師が診察してわからなくても、またレントゲンにはっきりと骨折線が出ていなくても、本人がかみ合わせがおかしくなったといえば必ずどこかあごの骨が折れているといってよいほどです。
このような訴えのときは、ていねいに診察し、またレントゲンもとって、あごの骨がどこかで折れていないかさがします。骨折があった場合、その先の治療は、歯が正常であるかまたは入れ歯であるかで多少違ってきます。まだしっかりした歯がある場合には、上の歯と下の歯とを針金で結び合わせる顎間固定ということを行います。これで折れた骨どおしを固定し、また同時に歯のかみ合わせを正常に保つことができます。普通これを六週間つづけます。その間は、しゃべることと食事が不自由なだけで、あとは日常生活をつづけてもかまいません。
このように上下の歯をとじてしまっても、奥歯のうしろから流動食をとることはできます。ただ、流動食で栄養のあるものを何週間もつづけると、食欲が減退して多少体重が減ってしまうのはやむをえないようです。
顎間固定に使えるよい歯がない場合には手術を行ないます。折れている部位を切開して針金でとめたり、また、金属性の板をあてたりします。入れ歯自身を副木のように使う場合もあります。また歯が健全であっても、折れた場所や折れ方によっては、手術したほうが望ましいこともあります。そのうえで、初めの場合と同じように上あごと下あごを6週間固定します。
こうして一応骨折が治癒した段階で、なおかみ合わせがしっくりいかないときは、歯のすり合わせということを行なってスムーズにします。かみ合わせの悪いままに歯をほうっておくと、あごの関節にまでひびいてきますので、注意しなければなりません。
- Q160 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:男性
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以前は目がよいほうだったのですが、自動車事故のあと、物が二重に見えるようになってしまいました。
- A160 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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まず考えられるのは、いわゆるブローアウト骨折と呼んでいる骨折です。眼球は、眼窩と呼んでいるソケットの中に入っていて、6つの筋肉が複雑なバランスを保ちながら眼球を動かします。この筋肉のバランスがちょっとでもくずれたり、またソケット自身がゆがんで眼球がずれたりすると、物がニ重に見えるようになります。つまり眼球自身の動きがおかしい場合と、眼球の位置がずれてしまう場合とがあります。ソケットをつくっている目の回りの骨が折れた場合に、このどちらもが起こりえます。
むずかしい理屈は抜きにして、いちばん多いのはそのソケットの床の部分が落ち込んでしまう場合です。すると、眼球が下方にずれたり、またソケットの中で眼球をささえている脂肪が、その下の副鼻腔へ脱出してしまいます。この副鼻腔というのはソケットの下にあって、いわゆる蓄膿という病気を起こす空洞のことです。また、床が陥没しないまでも、そこに亀裂が入って眼球を動かす筋肉がひっかかり、眼球の動きが悪くなることもあります。
事故直後にこれが見つかれば、治療は比較的容易です。下に落ちた床の部分の骨を持ち上げて固定します。また筋肉がひっかかっているときは、それをはずしてやります。下まぶたを少し切開して診断をかねて行える簡単な処置です。しかし、自動車事故のときには、とかく頭部外傷とか内臓出血といったような生死にかかわりのある損傷に目がゆきがちで、また、そのような処置が優先して行なわれます。
そしてまたブローアウト骨折の場合には、救急処置のとき、すでにまぶたがはれ上がっていて、十分に眼球の動きが確かめられない場合もあります。数週間後やっと危機も脱出して、またはれも引いてきたときに、初めて物が二重に見えるということに気がつくわけです。
ひところは、診断がつきしだいなるべく早めに手術を行なうという傾向がありましたが、最近はむしろ、よほどの障害がない限り数ヵ月経過をみるようになってきました。初めのころの内出血や浮腫がとれてくると、だんだんに筋肉の動きも回復してくることがわかってきたのです。たとえ眼球の位置や筋肉の働きが完全にもとに戻らなくても、ほかの筋肉である程度まで代償することができるようです。
数ヵ月たっても回復しない場合には、やはり手術ということになります。まず一応は、落ち込んだ骨を引き上げてみることを考えます。しかしそれもあまり効果がなさそうな場合には、初めから骨の移植をしたり、シリコンという人工物の膜を挿入して目の高さをそろえます。
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