傷の悩み 無料相談

創傷治癒よくある質問

  1. 治療中や手術後の気になる状態
Q41 相談者 ニックネーム:ゆり 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

先日左眉毛の上を強打して保健の先生が言うには2cm程の切り傷と打撲をしてしまいました
レントゲンをとる予定だった病院で撮れなくなってしまったので切り傷だけを見てもらい結果4針縫いました
それから3日たったんですが鏡を見ると縫ったところの周りが黄色くなっている気がします
これはほっといても消えますか?

A41 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
皮下出血が浸潤し吸収されていく過程です。
一般的に、3週~6週程度で「ほっといても消え」ます。
Q42 相談者 ニックネーム:なつ 患者様(相談対象者) 年齢:60代前半 性別:女性

今年の6月に形成外科で日光角化症の右頬の腫瘍摘出の手術を受けました。1回目は日帰り手術で1.5センチくりぬき、人口皮膚を貼り、1週間後にW形成術の皮弁手術を受け、9日後に抜糸。傷は縦にW型で傷の長さは、5cm程です。
抜糸後ピタシート(ハード)をマイクロポアテープで固定するよう指示され、毎日1回はテープを剥がして石鹸で洗顔するように指示されました。
抜糸直後から端にドッグイアーがあり、一部ひきつれがあったのですが、ピタシートで固定していると幾分か落ち着いていました。術後3か月検診時に、肌の赤みを落ち着かせる為にピタシートの固定を中止するよう指示がありました。

ピタシートを中止して1か月ほど経過すると段々皮弁をうけた部分のでこぼこ感が目立つようになり傷口も盛り上がってきたので受診した所、ピタシートで再度固定するように指示されました。
傷口も赤いし非行性瘢痕になっているようですが、ピタシートで固定する方法だけで良いのでしょうか?ピタシートは長期で貼っていても肌に負担はないのでしょうか?

A42 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「日光角化症」は前癌病変です。
「1回目」は「くりぬき」手術で、「1週間後」に「1.5センチ」の皮膚欠損を「傷の長さは、5cm程」の「W形成術の皮弁手術」で閉鎖し「9日後に抜糸」なさったなら、施術をしてくださった「形成外科」は、悪性の可能性がある皮膚腫瘍を確実に切除することを主目的として治療をいったん完了し、瘢痕形成など整容的な修正は必要に応じていずれ検討するという治療計画を立てていると推測されます。
直径「1.5センチ」の皮膚欠損を閉じたのですから、皮弁や縫合線には比較的強い緊張がかかっているはずで、縫合線の「端にドッグイヤー」が出来ることも、「一部ひきつれ」が生じで「肥厚性瘢痕」になることも、「形成外科」担当医の想定内でしょう。
「ピタシートは長期で貼っていても肌に負担は」ありません。
手術瘢痕が目立たなくなる目標に対してまだ治療途中なのですから、担当医の指示に従っていただければよいでしょう。
次の診察の際に、今後の治療方針をお尋ねになるといよいでしょう。
Q43 相談者 ニックネーム:かな 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

今年(2022年)6月に左眉の眉山を電柱に強打し、打撲部位を中心に腫れ広い範囲で皮下出血になりました。当日に脳外科受診し頭部MRIでは異常なし、皮膚科では腫れが改善するのは3か月位と言われ2日程度アイシングの指示をいただき皮下出血は消失しました。
現在、4か月以上経ちますが左眉山の圧痛としこりの様な腫れが残り眼瞼が重く開眼しづらいです。また左眼が二重から一重になってます。皮膚科では治療は難しいと言われ神経内科は問題なしでした。形成外科を受診し眉の挙上が低下しているとの診断を受け眉挙上のリハビリと半年程度の経過観察をいわれました。ただ、症例数が少ないケースで治るまで検討つかないといった感じでした。眉挙上のリハビリをしてますが、眉の圧痛・しこり様の腫れ・眉挙上回復まで凡そどの程度時間がかかるものでしょうか。また、外科的な治療法は考えられるものでしょうか。夕方位から特に開眼しづらく眼をおおって生活してます。

A43 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
左眉の高さを右眉と同じ高さに指で固定して開瞼した際に、自力で左上眼瞼を十分に引き上げて視野を確保することが可能なら、左眼瞼挙筋の機能は保たれているということですから、「眼瞼が重く開眼しづらい」症状は「眼瞼」の浮腫か「左眉山の圧痛としこりの様な腫れ」が原因と判断できます。
前頭筋は「眉山」付近の皮膚に停止しているので、前頭筋の損傷や浮腫みがあると「左眉山の圧痛としこりの様な腫れ」が生じます。
筋体の損傷か浮腫みのため前頭筋が十分に収縮しないので、「眉の挙上が低下している」のでしょう。
前頭筋収縮力の低下は、前頭筋の損傷や浮腫によって起きることもありますが、顔面神経側頭枝の損傷による前頭筋麻痺でも起きます。
また、「夕方位からとくに開眼しづらく」という症状は、開瞼に努力を要したことによる眼精疲労と言われる眼周囲の筋肉の疲労が原因のことが多いのですが、片側だけなので可能性は極めて低いとはいえ重症筋無力症を否定しておく必要があります。
申し訳ありませんが、診断が明確でない状態で、「回復まで凡そどの程度時間がかかる」のか推測することはできません。
MRIなどで左右の前頭筋およびその周辺組織の違いを比較してみてはいかがでしょう。
根本的な原因が浮腫みだけならば、受傷後6ヶ月までに症状の軽減があるのが通常です。
Q44 相談者 ニックネーム:やま 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:男性

縫合の経過に関する質問です。
今年の一月、顔面(頬骨上部)を5mm程度縫いました。縫合してから半年程度は傷口が開かないように常にサージカルテープを貼って安静に過ごしていました。縫合直後の傷が最も綺麗に思われたのですが、抜糸後も継続して上記の対応を行っていたのにも関わらず徐々に傷が深く広くなり始めました。半年ほど経てばもう少し綺麗になるかなと思ったのですが、結局傷は深いままで落ち着きました。
前置きが長くなったのですが、一般的に縫合した傷は縫合直後がもっとも綺麗で、抜糸後はだんだんと傷口が深く広くなるものなのでしょうか?

A44 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
瘢痕が皮下組織と癒着して凹みが形成されているのでしょう。
刺創などの場合は、「だんだんと傷口が深く広くなる」可能性があります。
縫合創は、抜糸して治療が終わるのではなく、瘢痕の経過によって適当な治療や自己ケアをすることで気にならない瘢痕になった時が治療の終了なのです。
治療をしてもらった病院か形成外科を受診してご相談なさってください。
Q45 相談者 ニックネーム:さほりる 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性

三週間前に、霰粒腫の摘出手術をしました。
皮膚側から、まぶたの中央あたりを1cmほど切って、抜糸も終えたんですが、切ってない場所の目頭側の腫れが強く出て、その部分だけ、触ると横に長い若干平らなシコリがあり、それが一向に改善されず、照明の下で下を向くと、ポコっとしています。
手術でそこは切ったりしていないのに、考えられる原因はなんでしょうか?
ちなみに、手術前はそこに一切しこりなどはありませんでした。
主治医にも次の診察で確認するつもりですが、もし考えられることがあればお願いします。

A45 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
術後に「腫れが強く出て、その部分だけ、触ると横に長い若干平らなシコリ」が残っているということなら、皮下出血の跡の可能性があります。
時間の経過を待てば症状は軽減します。
「主治医」とご相談いただき、定期的に経過を診てもらうとよいでしょう。
Q46 相談者 ニックネーム:mmm 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

今年の6月に総合病院の形成外科で鼻骨変形治癒骨折矯正術と鼻中隔矯正術の手術を受けました(オープン法)
術後2ヶ月は鼻の中に瘡蓋がたくさん出来ていて先生に相談したところ、手前しか切ってないのでと言われました。瘡蓋を取るとスッキリしていたので、あまり気にせずにいたのですが、2ヶ月を過ぎた頃から鼻の中の乾燥が酷く、苦しくて眠れない日が続いたため主治医に診てもらいましたが、傷も治ってるし形成では原因がわからないと。その後耳鼻科にかかりましたが粘膜の炎症もなく薬もないので鼻うがいと保湿を勧められ毎日朝晩の鼻うがいとしっとりジェルで保湿をしていました。1週間くらいは良くなった感じがしたのですが、また乾燥が酷く生活に支障をきたしている状態です。エンプティノーズが気になり耳鼻科の先生に聞いたところ普通の人よりは空洞は多いと。その可能性はなくはないけど、その手術では下鼻甲介はいじってないと思うけどなぁと言われました。
鼻中隔も湾曲が酷く、鼻先のズレ?の部分しか直してないと思うと言われました。

今回、形成外科の診察では傷の盛り上がりもないし問題ないと言われたのですが、オープン法の鼻の中の傷のつっぱりと違和感が変わらず酷いのですが、注射か何かで和らげる方法とかはないのでしょうか?辛いです。

A46 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「形成外科の診察では傷の盛り上がりもないし問題ない」と診断されているのなら、「鼻の中の傷のつっぱりと違和感」は鼻粘膜の乾燥が原因の可能性が高いのではないでしょうか。
また、「耳鼻科の先生に聞いたところ普通の人よりは空洞は多い」ということならば、手術が原因ではなく鼻腔内の空気の乱流によって「エンプティノーズ」様の症状があるのでしょう。
自覚症状が主で客観的な所見が無いなら根本的な治療は難しいでしょうから、「耳鼻科の先生」と相談して、鼻腔にワセリン基剤の軟膏を塗るなどの対処法を検討してください。
Q47 相談者 ニックネーム:なちん 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

酔って椅子から落ちておでこを縫いました。
その日に救急車で病院に行ったんですがその時酔っていて縫うことをためらったので2日後に溶ける糸でおでこを縫ってもらいました。
跡が残らないように縫ってほしいとは言いましたが多少は跡は残りますと言われました。跡は残るのでしょうか?
また中に溜まってた血を抜いてもらったせいか麻酔のせいか目の周りが内出血しているのですがどれくらいで内出血は引きますか?

A47 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「おでこ」をぶつけて出来た「割創」は、創縁が挫滅されていることが多いため、「跡が残らないように縫って」も多くの場合「多少は跡は残ります」。
また、「中に溜まってた血を抜いて」も翌日以降、額だけでなく眼周囲や頬まで紫色~黄色になり、目立たなくなるまでに2~3週間程度かかります。
診察をしていないので、あくまでも一般論ですが、「おでこ」の打撲による「割創」を縫合する際、「跡が残らないように」考慮するならば「溶ける糸」を選択すべきでないと考えます。
瘢痕が目立たたなくなることをお望みならば、直ちに形成外科におかかりになった方がよいのではないでしょうか。
Q48 相談者 ニックネーム:mmm 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

6月に斜鼻の手術を総合病院の形成外科で鼻骨変形治癒骨折矯正術と鼻中隔矯正術をオープン法で受けました。鼻中隔は湾曲が酷く鼻先のズレ?しか直していません。
術後2ヶ月は瘡蓋が出来て辛かったのですが、瘡蓋が取れるとスッキリしていました。2ヶ月を過ぎてからは傷の糸もなくなり楽になったと思ったら、今度は鼻腔の乾燥が酷く呼吸も辛い毎日です。
耳鼻科で診てもらいましたが特に炎症とかはなく鼻うがいとしっとりジェルでの保湿を勧められました。
毎日やっていますが良くなる気配がなく、オープン法の鼻の中のキズもつっぱる感じがします。現在術後3ヶ月になりますが、鼻の中のつっぱりはまだあってもおかしくない時期なのでしょうか?

A48 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「鼻うがい」(鼻腔洗浄)をし過ぎると、鼻粘膜を守る粘液を洗い流して「鼻腔の乾燥が酷く」なる可能性があります。
また、瘢痕は、「術後3か月」まで「つっぱり」を感じることも少なくありません。
「耳鼻科で診てもらい」「特に炎症とかは」ないことを確認できているのですから、保湿して時間の経過を待ってください。
「総合病院の形成外科」は手術をして治療が終了とはしていないはずです。
術後の不便が解消されるまで治療は続いています。
経過観察と相談に対応してもらえるので、「総合病院の形成外科」を受診してご相談なさってください。
Q49 相談者 ニックネーム:pu 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性

今年の5月上旬に歯茎を切開し右の親知らずを抜歯しました。その後腫れたりよくなったり、を繰り返していましたが、頬のしこりは改善しませんでした。6月末に頬が再度腫れ、しこりに赤みが出たため(痛みあり)、形成外科を受診しました。治るのに半年〜1年かかると言われ、以後は受診の必要無しとの診断でした。しかし、その時よりさらに悪化し、硬かったしこりが今はぶよぶよの水膨れのようにな感触になり、触れると痛みがあります。また、あざになり色や大きさも日に日に大きくなっています、、。再度受診した方が良いでしょうか。

A49 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「抜歯」後の「頬のしこり」ということは、上顎の「親知らず」(第3大臼歯) を「抜歯」したということですね。
「抜歯」後に「腫れたりよくなったり」したならば、第3臼歯の歯根が長くて上 顎洞まで到達していたため抜歯によって上顎洞炎を併発したと推測されます。
上顎骨あるいは頬骨が骨融解している可能性もゼロではありません。
直ちに、耳鼻科、形成外科、口腔外科のいずれかを受診して、CT検査などをして もらってください。
Q50 相談者 ニックネーム:さっちゃん 患者様(相談対象者) 年齢:70代前半 性別:女性

昨年11月夕刻転倒し、車止めに顔面を打ち付けた負傷しました。半年が経過し形成手術についてご相談をしたいです。
眼鏡をかけたままで眼鏡がずれた状態で負傷、救急外来(大学病院)に救急受診し応急処置を受けました。その後の処置はそこでは受け付けないと縫いっぱなしで放り出された印象でした。紹介されたクリニックで抜糸とテープを張り経過観察してきました。Yがたの傷跡と鼻隆部が左右非対称に変形しており、必須の眼鏡がどのメガネの鼻あてでも安定せず、生活に支障をきたしています。またYがたの傷跡も著名なため、何とか形成手術を受けたいと願っています。
現状の医療システムでは紹介状がなければ受診できにくくなっています。顔の傷であり、かつ生活に支障が生じているので何とか解決したいのですが、どんな治療が受けられるのか、もし結果が満足でない場合のことなども相談ができる状態で手術を受けたいと希望しています。今のクリニックは良い先生で、経験を基にしたおおよその説明はして手術もして頂ける見込みですが、踏み切れていません。客観的な診断評価による手術の回復の見込み等を知る手立てがないものかと思案しています。

A50 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「今のクリニック」は「経験を基にしたおおよその説明はして手術もして頂ける見込み」ということですから、形成外科の医師に診ていただいていると理解します。
診察をしなければ瘢痕の状態が把握できないので具体的な治療法の提案は出来ませんが、トラニラスト服用、ステロイド外用、ステロイド注射、フラクショナルレーザー、マイクロニードル施術などの適応も検討してもよいのかもしれません。
また、「どのメガネの鼻あてでも安定」しないほど「鼻隆部が左右非対称に変形して」いるならば、鼻骨の変形や鼻軟骨の脱臼の有無を確認する必要があるかもしれません。
現在おかかりの「今のクリニック」の主治医は最もよくなる方法として瘢痕形成術を提案してくださっているのでしょうが、素直に不安なお気持ちをお伝えになって、他医師のセカンドオピニオンを聞いてみたいとお願いしてみればよいでしょう。
セカンドオピニオンを聞きに行くのは転院を希望するのとは異なるので、快く希望の形成外科を紹介してくれるはずです。
なお、「紹介状がなければ受診できにくくなって」いるのは200床以上の規模の病院で、一般病院や診療所は紹介状をお持ちにならなくても受診できるので、主治医にお願いしにくいなら、通常どおり、形成外科クリニックや美容皮膚科クリニックを受診することも可能です。

治療中や手術後の気になる状態 一覧に戻る

  • 創傷ケア褥瘡の知識
  • 創傷ケア褥瘡の知識
  • 創傷ケア褥瘡の知識
  • 創傷ケア褥瘡の知識
  • 創傷ケア
  • 褥瘡の知識
  • 創傷ケア
  • 褥瘡の知識

side

ページトップに戻る

ページトップに戻る