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創傷治癒よくある質問

  1. 治療中や手術後の気になる状態
Q61 相談者 ニックネーム:わかば 患者様(相談対象者) 年齢:60代前半 性別:女性

二年程前に登山整備中に草刈り機からとんできたもので鼻筋に点のような傷で異物混入しており今年の5月に化膿し痛みが出てき異物混入の摘出手術を、受けました.
ところが、1 1月下旬よりまた腫れて時おり痛みも出てききました。
今後どのようにすれば良いのでしょうか?

A61 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
異物肉芽腫は、肉芽腫だけでなく炎症の核となる異物を完全に除去する必要があります。
形成外科を受診して、肉芽腫完全切除と同時に瘢痕が目立たないように整容的再建をしてもらってください。
Q62 相談者 ニックネーム:アップル 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

8ヶ月前に鼻をドアに強打してしまい、その時に出来たしこりが今だに治らず悩んでいます。
打撲した直後には、痛みがひどく鼻血が出ました。痛みはすぐに無くなりましたが、夜間に打撲して翌日の正午頃まで鼻血が止まりませんでした。
青あざができ、しこりができました。
耳鼻科でレントゲンやCT検査をしてもらいましたが、骨には以上が見られないと診断されました。
形成外科では内出血した時にできた血の塊がしこりになってしまっているので普通の病院で治せるものではないと言われました。
手術したとしても治る保証はないし、触った事によっておかしな状態になってしまう恐れがあるので進めらないと言われました。
肌は毎日再生されるのでもうしばらく様子を見る様にとの事でした。
怪我をする前からしこりが出来た状態だったんだと割り切るしかないんでしょうか。

A62 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「しこりが未だに治らず」というのは、鷲鼻の様になっている(ハンプが出来ている)ということでしょうか?
鼻骨に骨折はなくとも、鼻軟骨の脱臼も否定されたのでしょうか。
皮下血腫なら「8か月」経過してほとんど吸収されているはずですが、線維化によって「しこり」として多少残ってしまったということでしょうか。
「耳鼻科」で「異常が見られないと診断され」、「形成外科」で「普通の病院で治せるものではない」し「手術したとしても治る保証はないし、触った事によっておかしな状態になってしまう恐れがあるので勧められないといわれ」、「もうしばらく様子を見る様に」指導されたなら、気になるほどの「しこり」ではないということなのかもしれません。
申し訳ありませんが、いただいた情報だけでは詳細が把握できないため、診察をしなければ具体的なアドバイスができません。
「しこり」を触れて気にするのではなく、現在の顔をいろいろな角度から写真を撮って、外観上、鼻の「しこり」が気になるのかを冷静に第三者の目で判断してください。
どうしても気になるなら、自己責任で、美容外科でご相談なさってはいかがでしょう。
Q63 相談者 ニックネーム:せいこ 患者様(相談対象者) 年齢:50代後半 性別:女性

上唇に歯が貫通して、深さ6ミリで近所歯科口腔外科で3針縫いました。2ヶ月たちましたが、上唇のしこりが痛く、顔も洗えません。上唇と下唇があたる場所なので、食べたり飲んだりは痛みが強く、ひきつれがあり、上唇にのり?みたいに異物がのってるような不快感で、食欲が全くなくなり、5キロ痩せました。日々、イボのようなしこりで気になるばかりで、精神的にも鬱状態です。外見にも落ち込むます。少しでも早く良くなる事を願い、形成で、リザベンや紫苓湯を飲んだり、一度だけステロイド注射しました。が、びっくりするほど痛くて、半年間毎月?うつらしく、怖いです。このままなら、一年から三年以上かかるとも言われますが、もう何も自分でできる事や形成外科や口腔外科でできる事はありませんか?しこりのマッサージはやってもひどくなったり、固くなったりは大丈夫でしょうか?
又、自然に治るのを待つのであれば、どのぐらいの期間かかるのでしょうか?その間は少しずつでも良くなるのでしょうか?

A63 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
受傷後2か月ならばしこりが最も硬い時期です。
通常、3か月を経過したころからやや硬さは減り、6か月に向けて軟らかくなります。
ステロイド局注は6か月以上経過してからでなければ、痛みが強くて難しいでしょう。
6か月以上経過してからステロイド注射を再開する際も、必ずしも1か月毎に6回施術しなければいけないわけではないので、経過をみながら次回注射の計画を立てるくらいでよいのではないでしょうか。
3か月経過するまで待って、しこりを潰すようにマッサージを開始してください。
口唇の内と外からしこりを親指と人差し指で挟み、痛みがあるのでゆっくりと時間をかけて潰すように力を加えます。
一度に潰すのではなく、しこりを周辺から解すようにすると1分程度で多少軟らかくなるので、毎日1分間マッサージをするとよいでしょう。
翌日には硬さが戻っているようでも、毎日継続すれば軟らかくなるまでの期間が短縮されます。
Q64 相談者 ニックネーム:せいこ 患者様(相談対象者) 年齢:50代後半 性別:女性

1ヶ月半前にベッドから落ちて、上唇の大量の出血でかなり深く切ったようで、歯科で何針?かぬいました。アフタゾロン口腔用軟膏で暫くおおうようにと、塗り重ねてました。二週間半頃に抜糸して、その後治療としては、ヤグレーザーをあてて、かなり痛いですが、傷の治りを良くすると治療という事で、今は週3とできるだけ通ってます。
始めより食べたり飲んだりが痛すぎて、精神的にもまいってます。今もじんじん痛みは続きますし、話するのにもひきつれ、上唇の赤みと腫れ、何よりもしこりの固さが、唇に何かついている違和感で、おかしくなりそうです。後、二週間で2ヶ月になりますが、このしこりのようなできものやピリピリ感や赤みや痛みは時間で解決するのでしょうか?
様子見て、しこりが小さくならなければ、違うヤグレーザーで切り取るとも言われましたが、その方法で傷跡はさらに悪化しないのでしょうか?傷後治療の専門医の病院か形成外科に相談した方が良いのでしょうか?

A64 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
上口唇の皮下のしこりは、受傷後3か月後に最も硬く、その後徐々に軟らかくなります。
3か月以降にしこりをつぶすようにマッサージをすると、痛みはありますが軟らかくなり気にならなくなるまでの期間が短縮されます。
鼻の下の表皮に赤みのある瘢痕があるなら「ヤグレーザー」が有効です。
診察をしなければ具体的なアドバイスが出来ないので、一度、形成外科を受診してセカンドオピニオンをお求めになることをお勧めします。
Q65 相談者 ニックネーム:たー 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:男性

約2ヶ月前、形成外科で鼻の頭の血管拡張性肉芽腫を摘出、縫合手術をしました。
今は赤みはなく、傷あとの真ん中が凹んでいて光の加減で目立つ感じでです。また傷あとの横が少し盛り上がってる感じで段差があります。中縫いの糸は吸収糸です。傷用のテープは抜糸後は3週間で終了しました。何度か診てもらいましたが、まだ1ヶ月2ヶ月だからね。だんだん平らになってくるよ。とおっしゃってました。凹みの解消や横の盛り上がりとの段差の解消にはやはりしばらく様子見するしかないでしょうか。中縫いの糸が弱くなる、吸収されたらいくらか変化はあるでしょうか。あまり最近変化がなく、顔の目立つところなので悩んでいます。
3ヶ月くらいで凹みが解消されなければ、フラクショナルレーザーも考えてます。

A65 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「血管拡張性肉芽腫」は皮膚の良性腫瘍ですから、「摘出、縫合手術」は術後の整容面まで考えて設計・計画しているはずです。
つまり、ご相談の症例は、手術をして治療が終了したのではなく、瘢痕が目立たなくなるまでを一連の治療としてまだ治療継続中ということなので、手術をしてくださった「形成外科」の担当医が「だんだん平らになってくる」と「おっしゃって」いるならば、「しばらく様子見する」のが最も正解に近いのではないでしょうか。
ご自身だけで今後の経過や治療法を悩むのではなく、定期的に経過を見て貰い適時アドバイスを貰いながら必要に応じて治療計画を立ててください。
必要に応じて、「フラクショナルレーザー」に限らず、マイクロニードルセラピー、サブシジョン、フィラー注入、GF注射、脂肪移植などの治療法も検討するとよいでしょう。
既に術後「約2ヶ月」ならば、既に「中縫い」の「吸収糸」は皮下で切れて「吸収され」つつあるので、「凹みの解消や横の盛り上がりとの段差の解消」と関係はありません。
Q66 相談者 ニックネーム:ぽぽ 患者様(相談対象者) 年齢:10代前半 性別:男性

鼻の下、人中を横断する形で傷があり白くつるつると膨らみとひきつれがありました。
瘢痕拘縮形成術を形成外科にて今年3月にしていただきました。主治医の指示通りテープでの保護を3か月行い、指示通りテープを外しました。その後、術後半年ほど経過した現在、傷跡が再度膨らんできている状態です。
すべてきれいになるわけではない、と理解しています。しかし、手術跡が一本の線になるわけではなく、形は微妙に違うものの手術前と同じような白くつるつるし少し盛り上がった傷に変化しつつあります。
術後、指定されたテープは鼻の下に貼るには粘着力が弱かったのかもしれない、そのせいかもしれない…と悔やんでおります。定期的な観察は12月にあります。
本人も気にしており、アトファインを張り付けて生活しております。
・瘢痕拘縮形成術の傷跡の経過を教えてください。
・この観察時に主治医に伝えてもよいものでしょうか?
・再度同じ個所を手術は可能なものでしょうか?
・テープを外す指示を受けてから、数週間のちにアトファインを貼りだしました。今更貼っても意味ないのでしょうか?

A66 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
縫合痕は伸展刺激や摩擦刺激によって幅の広い肥厚性瘢痕になってしまいます。
いったん肥厚性瘢痕が形成されても6か月以上経過して赤みや盛り上がりは軽減することも少なくありませんが、瘢痕の幅が狭くなることはありません。
瘢痕が幅広くなったり肥厚したりすることを防ぐため、伸展刺激対策として「テープ」や「アトファイン」などが使用されます。
上口唇の「人中を横断する」瘢痕の瘢痕形成術後の「定期的な観察」を術後9か月後の「12月」に指定したということは、「形成外科」の担当医は肥厚性瘢痕の再発を想定していなかったということではないでしょうか。
「12月」の「定期的な観察」を待っていただいても構いませんが、担当医が推測する理想的な経過ではないのですから、「12月」まで待たず受診してご相談なさってもよいでしょう。
術後9か月経過しているので「テープ」や「アトファイン」などは必要ありません。
今回の経験を踏まえて、再度、瘢痕形成術をすることは可能ですし、レーザー治療で盛り上がりを軽減することが可能かもしれません。
担当医とよく話し合って治療方針を検討してください。
Q67 相談者 ニックネーム:みずき 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性

1週間程前に転倒して顎を切り縫合しました。
縫合から6日で抜糸をしたのですが、顎にしこり?のようなものがあり、まだ麻酔が効いているような感覚で顎を伸ばしたりすると固く突っ張っている感じがします。
これは放置していて治るものなんでしょうか?

A67 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
皮下の硬結と縫合線の瘢痕によって「顎にしこり?のようなものがあり、まだ麻酔が効いているような感覚で顎を伸ばしたりすると固く突っ張っている感じ」がするのでしょう。
時間の経過とともに解消されることが殆どですが、3か月ほど経過して「しこり?のようなもの」が残っていたらマッサージをすると消褪までの期間が短縮されます。
Q68 相談者 ニックネーム:みかん 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

5ヵ月前に前転法で眼瞼下垂の手術を受けました。術後3月頃から目の痙攣、筋肉のこわばり、痛みが毎日続いております。担当医はミュラー筋にはなにもしていないから痙攣が起きるはずがないと言われました。痙攣や筋肉の痛みは手術後の一時的な物で時間の経過と共に自然に治る可能性があるのでしょうか?もしくはミュラー筋などに糸がかかっていたり、傷がついている可能性があり、修正手術が必要なのでしょうか?

A68 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
お問い合わせには特に記載はありませんが、「目の痙攣、筋肉のこわばり、痛み」は、両側同様に起きているのでしょうか。
両側ほとんど同時に起きていたり、光のまぶしさを感じたりするなら、眼瞼痙攣かもしれません。
眼瞼下垂症の患者さんの中に腱膜性眼瞼下垂と眼瞼痙攣の両方を罹患している方が少なくないので、挙筋短縮術後に眼瞼痙攣の症状が顕著になることがあります。
手術手技が原因の合併症なら術後3か月を待たず手術直後から起きているでしょうし、症状は片側だけのことあるいは左右差が大きいことが多いものです。
先ずは、現状の詳細な診察と、正確な診断が必要です。
原因に関わらずご相談の症状なら、ミュラー筋に対する外科処置は必要なく、ボトックス注射で対応が出来るのではないでしょうか。
形成外科、眼科形成、眼科などを受診してご相談なさってください。
Q69 相談者 ニックネーム:みかん 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

眼瞼下垂の術後5ヵ月経過しましたが、痙攣、筋肉の痛みが続いております。また、目が痙攣し、筋肉が前後左右に引っ張られたり縮むことにより、本や携帯を見ると実際には揺れいない目が揺れているような感覚があります。
眼科に行き乱視の検査をし、目の検査もし、異常はありませんでした。脳外科でMRIの検査も以上はなく、こちらのサイトで別の方の相談を拝見していたら『眼球は、眼窩と呼んでいるソケットの中に入っていて、6つの筋肉が複雑なバランスを保ちながら眼球を動かします。この筋肉のバランスがちょっとでもくずれたり、またソケット自身がゆがんで眼球がずれたりすると、物がニ重に見えるようになります。つまり眼球自身の動きがおかしい場合と、眼球の位置がずれてしまう場合とがあります。』と記載があり、眼瞼下垂の手術で脂肪や組織などを多く取られすぎてしまったことが原因で揺れるように見えてしまうのではないか?と不安になってしまいます。
眼瞼下垂の術後、痙攣の影響で目が揺れるようなやなることもあり得るのでしょうか?
また筋肉が固まることで痙攣が起こり一時的にこのような現象が出てしまっているのでしょうか?

A69 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
眼瞼下垂症手術で眼窩内脂肪が引き出され外眼筋に影響を与えることは、通常ならば考えられません。
眼科でも脳外科でも診察の際に、意識的な眼球の動きだけでなく無意識下の眼球の動きも確認しているはずですし、視野検査で複視の有無も検査しているでしょうから、そこで異常なしと診断されたなら、近くを注視したときの目が揺れているような感覚は眼瞼痙攣に関連したものでしょう。
ご自身で情報を検索しいろいろお悩みになるよりも、信頼できる形成外科あるいは眼科形成または眼科の主治医を決めてご相談なさることをお勧めします。
Q70 相談者 ニックネーム:かな 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性

2日前に、下唇やや内側に出来た粘液嚢胞を取り除く処置を受けました。その後取り除いた部位を縫合してもらいましたが、ドッグイヤーと言われる突起が外側に出来てしまい悩んでいます。
主治医の先生も縫合時に気にしてくださったようで、一度縫い直してくれたようです。ただ最終的にはどうにもならず『取り除いて縫合すると、どうしても出来てしまうもの。』という説明を受けました。
下唇の外側に、犬の乳首のようにハッキリと突起があり非常に目立つので、いち早くどうにかしたいと思っています。
そこで『この変形は、多少は修正可能なのでしょうか。』
また『今回の縫合部位が完治してから形成外科等に相談に行くべきか、抜糸前の早めのうちに形成外科に行くべきか。』どちらが良いのでしょうか。

A70 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
粘液嚢腫の切除は形成外科におかかりになっていないということでしょうか。
術後2日経過しているなら既に縫合創は癒合閉鎖しているのでいったん治癒を待って治療を計画することになるでしょうが、抜糸前でも抜糸後でも構わないので早期に形成外科を受診して経過を見て貰ってください。

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