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創傷治癒よくある質問

  1. 治療中や手術後の気になる状態
  1. 腕・手・指
Q41 相談者 ニックネーム:ともきんぐ 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:男性

去年の夏に右手小指の骨折の手術をしました。
小指の第1関節のマレット変形?とかだったと思います。
術後はちょっと曲がり切らない程度なので問題なく生活はできています。
しかしその年の冬に向け、気温が落ちてくると右手人差し指が非常に冷たくなるようになりました。
また最近も急激な温度差ですごく痛いという程ではないのですが、冷たくて痛くなりました。
手術をする前まではこんなことはありませんでした。
包帯などを巻いて保温しています。
小指の手術と、この人差し指の症状は関係があるのでしょうか。
また関係があるとして改善することはあるのでしょうか。

A41 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
外傷と手術、更に安静期間を経て、末梢血流が悪くなっています。
指先の冷たさを痛さとして感じています。
時間の経過とともに症状はゆっくりと軽減しますが、治療が必要な程度かどうか、手術をしてもらった整形外科あるいは循環器内科などにおかかりになってみてください。
Q42 相談者 ニックネーム:こば 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性

コップで右人差し指と中指の間を切りました。人差し指の第3関節を囲うように切りました。 10針塗ってもらい、抜糸をしてもらいました。
傷口は綺麗にくっつき、スキントンテープを貼って経過を見ているのですが、抜糸から1週間経ってから、第3関節に発赤と腫れが出てきました。
正直、受傷してすぐなのでこんな症状もでるなぁと思っていたのですが、抜糸から1ヶ月たっても腫れと赤みが消えず、赤みに関しては暗赤色になる日もあります。痛みも抜糸前より強いです。
抜糸から1週間くらいで、指を動かすリハビリをしてください。と言われたのでしていたのですが、動かすと痛みも強くなっているのであまり動かさないようにしています。
指を伸ばせるのですが、曲げ辛くなってきています。
整形を受診してもいい症状でしょうか??

A42 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「指」のMP関節を「曲げ」ることも「伸ば」すことも可能だが「曲げ辛くなってきて」いるなら、伸筋腱・屈筋腱の損傷はないが、浮腫み症状が強くなっているということでしょう。
頂いた情報だけで判断は出来ませんが、MP関節あるいは周辺組織に炎症が起きています。
感染が原因の炎症か、リハビリによるものか診察が必要です。
直ちに手外科を標榜する整形外科もしくは形成外科におかかりになってください。
Q43 相談者 ニックネーム:モモ 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

1ヶ月半程まえに手の中指先端を挟んでしまい、整形と形成の2ヵ所の病院に通院して骨折と創傷の治療中です。骨折は末節骨骨折ですが経過は良好です。
相談させていただきたいのは創傷で、右の側爪甲縁の根本付近から左斜め上方向に向かって、左の側爪甲縁の根本と負荷点の中間あたりまで爪の上から切れて(割れて)しまいました。  根本付近は第一関節あたりまで皮膚も切れていましたが、抜糸まで済んでいます。
皮膚の経過は良好で気になることは無いのですが、爪が今後どうなるのか不安です。切れ目を境に上下に分かれているような状態で、下の一部分が側爪甲縁のみ付いていて爪床からは浮いています。(隙間から爪床?が見えるような状態です。)
そこ以外の下の部分は根本にくっついており、全体的に変色などはなく爪も普通に伸びているように感じます。ただ、爪半月と思われる部分が他の指に比べて3倍くらいに広がっています。
毎回の診察では、まだ何とも言えない・経過を見ていく ということで、ゲンタシン塗布と絆創膏の処置を怪我をした当日から継続しています。
今後、爪は元の状態に戻る可能性はあるのでしょうか?また、転院やセカンドオピニオンをした場合、爪がどうなっていくかという予測?を説明してもらえたり、今行っている処置以外の方法を提案してもらえる可能性はあるのでしょうか?

A43 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
頂いた情報で判断する限り、おそらく6か月程度の経過で爪は爪床を覆う部分(指先)まで伸びるでしょう。
一旦、爪は完全に平らではなく、爪床の損傷部で凸凹になるかもしれませんが、更に爪甲の成長に合わせて付け爪やネイルスカルプケアを正しく行えば通常の爪のようになるでしょう。
爪母から爪が伸びるに従って、現在爪床から浮いている爪甲はそのまま爪床と関連を持つことなく指先に移動するので、日常生活で引っ掛けることのない様に指先より先に移動した爪を少しずつ切っておいてください。
切創も骨折も治癒しているなら、爪の整容的・機能的回復が必要ですから、手外科を標榜する整形外科、形成外科でアドバイスを貰ってください。
診断や治療は出来ませんが的確なアドバイスをしてくれるネイルサロンもあるでしょう。
Q44 相談者 ニックネーム:りく 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:男性

4週間前に手の親指の第一関節を2センチぐらいノコギリで切ってしまい6針ほど縫い10日後に抜糸もしたのですが傷口は塞がっていませんでした。それで診察は終わったので自然に治るまで待ち、キズはほとんど塞がりました。
ですが、親指を曲げようとすると傷口が突っ張ったようになり痛みが生じ、曲げることができません。この突っ張りと痛みは次第に消えて以前のように曲げることはできるのでしょうか?

A44 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
申し訳ありませんが、頂いた情報だけでは、「突っ張りと痛み」が、指の瘢痕によるものか皮下の伸筋腱や腱鞘の損傷によるものか判断が出来ません。
また、瘢痕によるものとしても、瘢痕の方向によって経過は異なります。
形成外科あるいは手外科を標榜する整形外科におかかりになって、ご相談なさってください。
Q45 相談者 ニックネーム:あき 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:男性

2ヶ月前に板金の仕事でサンダーを使用して謝って左親指の外側の側面の手の甲とひらの境い目くらいを3〜4センチ程深く削ぐように切ってしまいました。直ぐに近くの病院に行って指に麻酔を打って傷口を洗い4針縫ってもらいその後抜糸してもらい傷口も塞がったのですが1ヶ月過ぎても傷口を界に手の甲側は感覚が触ると痺れるような感じで傷口から指先にかけて当たると痛みがあり治りません、先生に手の専門の整形外科を紹介してもらいましたがエコーで見ても神経は分からなく最悪手術するかどうかの判断ですが良くなる見込みはあるのかそれとも今より悪くなるリスクがあるのでこのまま痛み止めを飲んで様子を見るしかないのか悩んでいます。

A45 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「傷口から指先にかけて当たると痛みが」生じる部分で、橈骨神経が損傷されています。
手掌側は正中神経の支配領域なので知覚鈍麻はありません。
神経の切断があれば、損傷された神経を縫合する必要があります。
他の部位から採取した神経の移植や、人工神経の移植が必要な場合もあります。
また、神経の切断部に断端神経腫が出来ているなら、腫瘍切除術が必要です。
手術をして「今より悪くなるリスク」は無いので、手外科の主治医にこのままにしたときの経過予測をお訊きになり、治療方針をご相談なさってください。
Q46 相談者 ニックネーム:みゆっこ 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

2週間前に転んで小指を負傷しました。
皮膚がえぐれて、骨にヒビが入りました。
やっと傷は良くなったのですが、皮膚が突っ張る感じで曲がりません。
曲げると痛いです。
これは保湿するのが良いのでしょうか?

A46 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「骨にヒビ」があるなら、少なくとも4週間の安静の指示があったのではないでしょうか。
まだ「2週間」しか経過していないので、浮腫みのため「皮膚が突っ張る感じで曲が」らないのも、骨折のため「曲げると痛い」のも通常の症状です。
手外科を標榜する整形外科で日常生活の注意点などを指導して貰ってください。
Q47 相談者 ニックネーム:cotto 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

今年の2月に左手首橈骨骨折をし、プレートを入れる手術をしました。
が、手の痺れが抜けず9月にプレートを抜く異物除去手術を行いました。
手術後、まだ5日で抜糸もしてないのですが手の痺れは酷くなっており、逆に痺れにプラスして電気が流れるような痛みが時々あります。
これは、除去手術の際神経を傷つけられているのでしょうか?
この電気が流れるような痛みは、この先ずっと続くのでしょうか?
傷口の痛みより気になります。 また、治す方法はあるのでしょうか?

A47 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
申し訳ありませんが、手および手指の痛みや痺れは、詳細に診察をしなければ、診断・アドバイスが出来ません。
手術の際に神経を傷つけている可能性は極めて小さいでしょう。
手根管症候群などの可能性もあります。
手あるいは手指のどの部分の痺れか、骨折の固定術から抜釘術までの期間で痺れの軽減や悪化はあったのか、抜釘術後も痺れの部位は変化ないのか、電気が流れるような痛みはどんな時にどこへ向かって生じるのか、1日のうちどの時間に症状が悪化するか、手指の動きに制限はないか、手指の発汗に異常はないか、手の筋肉の萎縮はないかなどの情報が、診断の助けになります。
診察の際に思いついた症状と気持ちだけを伝えるのではなく、専門用語でないご自身の言葉で構わないので症状が出現したり憎悪したときの情報をメモするなどして、主治医にお伝えいただき、考えられる痛みの原因を説明していただくとよいでしょう。
Q48 相談者 ニックネーム:梅 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:男性

9ヶ月前に小指の内軟骨種の手術をしました。
傷口も塞がっていて、指も曲がりますが、小指の内側の色が、手術前と変わらずあおぐろく、内出血したまま治りません。
放っておいても構わないのでしょうか?

A48 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「手術前」に「内軟骨腫」で「内出血」して「小指の内側」が「あおぐろく」なっていたとすれば、疲労骨折があったということでしょうか。
術後「9か月」経過して「あおぐろく」なったままなら、ヘモジデリン沈着が原因でしょう。
「放っておいても」、悪性化したり関節拘縮の原因になったりすることはありません。
Q49 相談者 ニックネーム:りんりん 患者様(相談対象者) 年齢:50代後半 性別:女性

手首骨折の手術をしました。骨折観血的手術です。
抜糸をして白いシートの付いた防水テープで傷の所に貼ってもらったのですが、シャワーのあと消毒した方がいいですか?と聞いたら必要ないです。と言われそのまま帰ってきてしまいました。消毒はしなくてもあと1週間くらいはマイクロポアテープを貼った方がいいとネットで見たのですが、やはりそのようにした方が良いのでしょうか?

A49 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
既に創は閉鎖しているのですから、消毒の必要はありません。
今後3か月程度の期間、縫合線を開く方向に肌に緊張がかかると、幅の広い肥厚性瘢痕になってしまいます。
術後の瘢痕を目立たないものにする為に、紙絆創膏や傷跡ケアテープを3か月以上貼ってください。
Q50 相談者 ニックネーム:はる 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性

指の血管腫で手術をしてます。
指を動かす様にとは言われてますが動かすと出血し動かす事に躊躇ってしまします。

抜糸は来月する予定ですが抜糸した後に 指を動かした方が良いのでしょうか

A50 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
腱の癒着や関節拘縮を防ぐために、術後早期に「指を動かす様に」指示があったのでしょうが、主治医は「動かすと出血」するとは考えてないはずです。
「指を動かし」てもどんどん「出血」することはないので、「動かし」て構いません。
また、一般的には、「抜糸」まで2週間程度「動か」さなくても拘縮しないので、「抜糸した後に指を動かし」初めても構いません。
申し訳ありませんが、診察をしなければ個別の症例の具体的なアドバイスは出来ないので、手術をなさった病院に連絡をして指示を仰いでください。

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