傷の悩み 無料相談

創傷治癒よくある質問

  1. 治療中や手術後の気になる状態
  1. 腕・手・指
Q71 相談者 ニックネーム:もく 患者様(相談対象者) 年齢:70代前半 性別:女性

温まって上がりしなに温泉施設のドアがバンと閉まって打っただけだと思ってたら人差し指を挟んで脱衣場で流血し始めたのでとりあえずティッシュを挟んで曲げたまま手をあげ手首にゴムで縛り髪を乾かしなんとか服を着て施設を出ました。30分ほどで止血したので救急医にかからず自宅で包帯で様子見、骨も関節も自由に動いたので骨折はないと思い、25日に貼りついたティッシュを取るのが怖くて近くの外科を受診しました。
液体を流して外し、ヨーチンにガーゼの上からテープで3日に一度くらい交換に通いましたが腫れがあり曲げ伸ばししにくいです。
最初に傷は深いのか医師に聞くと脂肪面までだから2週間くらいと言われ13日にガーゼを外して風呂で洗っても良いと言われ喜びましたが腫れが引かず打撲は3週間かかると言われましたが皮膚が弱くその日のぐるぐる巻かれたテープがキツく指先が痺れるので外すときにまた傷が開いて滲出液が出て腫れが引かず3週間経ちます。カブレも気になります。医者の貼ったガーゼのままその上から小さな救急バンを巻いていますが患部を見たらV字に裂傷がくっついてなく開いたまま白い脂肪が見えます。①、このままで放置して皮膚が再生されるのでしょうか?まだまだ怖くて患部は保護してゴム手袋で家事をしていますが②カブレや腫れが気になります。市販の軟骨は何を塗れば良いですか

A71 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
手指の外傷は、他の部位と同じように治療して滞りなく治る場合と、専門の知識と技術が必要な場合があります。
申し訳ありませんが、診察をして症状と創状態の詳細を把握しなければ具体的な創治療のアドバイスは出来ません。
ご相談の外傷は受傷後3週経過して治癒傾向にないのですから、深いアカギレの状態になっているだけなのかもしれませんが、一度、専門医師の意見を求めた方がよいでしょう。
形成外科あるいは皮膚科におかかりになって、自宅治療のコツをお尋ねください。
Q72 相談者 ニックネーム:はなまる 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:男性

ドアに指を挟め、痛み腫れは治まりましたがm爪が正常に生えてこなく、凹凸のある爪が出てくるようになりました
皮膚科で塗り薬を処方してもらいましたが、治る気配すらありません
ちがう病院に行きたいのですが何科に行ったらいいですか?

A72 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
正常な爪母組織、平らな爪床と正常な厚みの爪甲の相互関係、指先を使う行為があって、平らな「凹凸」の無い健常な「爪」が形成されます。
また、「凹凸のある爪」が平らな爪に生え代わるには、手指の場合少なくとも6か月ほどかかります。
爪の治療は、爪に関する知識と技術を持ち、爪の矯正装具を用意している医師が担当する必要があります。
皮膚科、形成外科、手外科を標榜する整形外科、いずれの病院でも構いませんが、電話等で爪の矯正治療をしているかをお問い合わせになってからおかかりになってください。
Q73 相談者 ニックネーム:しみず 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:男性

今月の頭、包丁で親指の腹を深さ2mm、幅1cm、長さ1cmほど切り落としました。
傷は皮一枚で繋がっている状態であり、直ぐに繋がってる部分から皮を戻し被せ、そのまま圧迫して病院に行きました。
病院では消毒後にサージカルテープを用いて傷口の上に皮を固定し圧迫、その上から包帯とサージカルテープを巻いて固定という方法で治療をし、傷口は塞がっていきました。

しかし、現在治りつつある傷口をみると、楕円形の切り口の下側の部分だけ、外形的に不自然な形で皮膚が形成されています。
具体的には、文章だけでは説明が難しいのですが、切断された皮の「辺」が指の切り口の「辺」とピッタリ付くのではなく、切断された皮の「辺」が内側に丸まり、小さな袋のような形を形成して指の切り口と繋がっているような感じです。
当該傷口部分の断面図としては、数字の「2」の様な状態をイメージして下さい。(下の直線が指側の皮膚、上の丸い部分が切り落とされた皮側、再生した皮膚が袋のような形を生成し、左下の部分で元の皮膚と接合)
従って、現在は形成された皮膚が綺麗にくっつかず、再生した皮膚同士が触れ合いパカパカしている状態なのですが、これは放置していれば皮膚の表面同士が同化して元通りになるのか、それともこのまま固まって歪な形で固定されてしまうのか、もしその場合何か手段があるのかを知りたいです。

A73 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
受傷後2週間以上経過しているので、上皮化は完了していますよね。
剥離創を皮弁の状態で戻せば、楕円状の皮弁は辺縁が収縮するため丸まって生着します。
創縁同士が合わさらなければ、指原の側が上皮化し、皮弁になった側の端が浮いている状況になります。
皮弁の側の浮いた部分は8週以上の経過のうちに脱落します。
指先を使う作業の際に皮弁の浮いた部分が引っかからないように、テープ固定などをしておき、徐々に乾燥して硬くなっていく皮弁の端の角化部分をごく僅かずつ切除していけばパカパカしている状態はいずれ解消します。
Q74 相談者 ニックネーム:ビスケット 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:男性

1ヶ月ほど前に包丁で右手人差し指(手のひら側)を切ってしまい、傷口が深く8針縫いました。
現在、傷跡に盛り上がりがあり、赤く炎症しているような感じでわずかに痛みがある状態です。
肥厚性瘢痕になっているのではと思うのですが、以前に頭皮の脂漏性皮膚炎の治療で皮膚科から処方された、クロベタゾールプロピオン酸エステル軟膏を炎症部位につけてもよいか、ご教示いただけないでしょうか。

A74 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「肥厚性瘢痕になっている」なら「クロベタゾールプロピオン酸エステル軟膏」を「つけても」構いませんが、「赤く炎症しているような感じでわずかに痛みがある状態」なら腱炎や腱鞘炎の可能性も否定できません。
なるべく早い時期に、手外科を標榜する整形外科で診てもらってください。
Q75 相談者 ニックネーム:みう 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

12月上旬、洗い物をしていたらお皿が割れ、右手親指の第一関節辺りをパックリ切ってしまいました。外科を受診し3針縫い1週間後に抜糸しました。現状縫った部分が少し腫れ赤くなって痛痒い感じです。腫れているせいか指は少ししか曲がりません。再度病院を受診するべきでしょうか?

A75 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
肥厚性瘢痕かもしれません。
形成外科あるいは手外科を標榜する整形外科を受診してください。
Q76 相談者 ニックネーム:ユウキ 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

5週間ほど前に手の親指の爪と平行して2ミリ位のところにほぼ垂直に包丁が強めに刺さりました。血が止まらず寒気がし、次の日になっても血が止まっていなかったので受信し、場所的に縫わず軟膏とガーゼで治癒しました。
最初の一週間で2度受信しましたが、今でも周辺を少し押すと痛く、傷と爪の間は凹み赤くまるで一度えぐれて再生しかけた皮膚のようになってます。少し指先の血色も悪いです。爪は僅かですが少し盛り上がるように曲がっています。再度受信すべきでしょうか?

A76 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
指骨まで刺創が到達して散る可能性がありますし、爪母も損傷しているかもしれません。
直ちに、形成外科あるいは手外科を標榜する整形外科を受診してご相談なさってください。
Q77 相談者 ニックネーム:にゃお 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

5か月程前にガングリオン手背の手術をし、傷が治る際に皮膚、手の健に癒着。小指以外。
リハビリの先生曰く、一箇所は健の上と下挟んで癒着。
1ヶ月程前に、傷が痛すぎて、現在はステロイド、痛み止めで、痛みの治療中。
今は痛み止めとステロイドを服用中。
リハビリも現在4ヶ月になります。
痛みは時間と共になくなっていくものなんでしょうか?
癒着はリハビリでも剥がれていくものなんでしょうか?
そして、癒着が剥がれなくても違和感、痛みなくなれば問題はないんでしょうか?

A77 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「癒着はリハビリ」だけでも「剥がれ」ることがあります。
「痛み」が「皮膚」の「癒着」と「腱」の可動制限によるものならば、「癒着」が剥がれれば「痛みは」「なくな」ります。
手と手指の運動制限が無ければ、「癒着が剥がれなくても」「問題は」ありません。
ただし、「痛み止めとステロイドを服用」しているならば、腱の癒着だけではないのかもしれません。
主治医に現在の状態の説明と今後の治療方針をお尋ねになると同時に、他の手外科を標榜する整形外科でセカンドオピニオンをお求めになることをお勧めします。
Q78 相談者 ニックネーム:MM 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

11月に指をカッターで切り、4針縫いました。痺れなどはなく抜糸も終了しています。左人差し指の第2関節の下に傷が出来たのですが、傷跡が赤くなり、傷の左の皮膚が盛り上がっています。
赤い傷跡は時間がたてば治るのかもしれませんが皮膚の盛り上がりは治るものなのでしょうか。
治す方法があれば教えて頂きたいです。

A78 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
肥厚性瘢痕です。
通常、長期的に経過を待てば、「赤」みも「盛り上がり」も消褪します。
瘢痕にかかる緊張の程度などによって経過が異なるので、一度形成外科を受診してご相談なさってください。
Q79 相談者 ニックネーム:M 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

11月に左の人差し指の第2関節にトリミングシザーが刺さってしまい病院の形成再建外科で6針縫ってもらいました。2週間後抜糸して貰ってから、3ヶ月がたったのですが、未だに傷跡が赤くて曲げると少し痛みがあり、触ると少ししこりのような物があります。3月に経過観察で病院を予約しているですが、すぐに病院に行った方がいいですか?

A79 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
肥厚性瘢痕です。
「3か月」経過したころから軟らかくなっていき赤みや盛り上がり、痛みが減っていくのが一般的です。
「3月」の「経過観察」まで待っても構いませんが、手指の不都合は小さなものでも気になるのが通常なので、後々に不都合を残さないために早めに診ていただくことをお勧めします。
Q80 相談者 ニックネーム:yukorin 患者様(相談対象者) 年齢:60代前半 性別:女性

12月上旬に橈骨遠位端骨折で、左手の手首を手術しましたが、いまだ、手のひらが異常に熱くて、かなりの熱を持ってます。
保冷剤など、握ったりもしますが、医者に聞いても首を傾げて、自律神経だろうと言われました。
オペの方の手だけなのでそんなわけがないと思いますが、これはいつまでも続くのでしょうか?
スクリューとプレートを入れたので体に異物が入ったための治すための体の症状なのか?
教えていただきたいと思います。

A80 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「スクリューとプレート」による「異物」反応ならば、局所の「熱」ではなく全身の発熱が通常です。
また、おかかりになっている病院の「医者」が診察で感染を指摘していないのですから、創状態の異常を除外して回答いたします。

神経損傷に伴う知覚異常として「手のひらが異常に熱くて、かなりの熱を持って」いるように感じるだけなのか、血流増加のため実際に部分的に表皮体温が上がって「手のひらが異常に熱くて、かなりの熱を持って」いるのか、どちらの症状なのでしょうか。
頂いた情報から想定できる原因を3つ列挙します。
第1に、「橈骨遠位端骨折」で「スクリューとプレートを入れ」る「手首」の「手術」をした際の手術中の肢位固定によって一時的な知覚神経障害があれば、「手のひらが異常に熱くて、かなりの熱を持って」いるように感じる知覚障害が起きることはあり得ます。
環指(薬指)半分より拇指(親指)側の掌の知覚異常なら正中神経、環指より小指側の知覚異常なら尺骨神経の障害が考えられます。
第2に、末梢血管を収縮させる「自律神経」の一時的障害があれば血管の収縮が起こらないため部分的に体温が上がります。
第3に、骨折あるいは手術からの回復過程で血管の再生修復の際に動静脈吻合が生じて動脈血が静脈に流れ込むようになった場合も、部分的な体温上昇が起こります。
いずれもの場合も時間の経過とともに症状の軽減、消褪が期待されます。
主治医に経過を診てもらい、3か月以上症状の改善傾向が無ければ形成外科や神経内科、血管外科を紹介して貰ってください。

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