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創傷治癒よくある質問

  1. 治療中や手術後の気になる状態
  1. 首・肩
Q1 相談者 ニックネーム:はな 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

甲状腺乳頭ガンの為、6ヶ月前に甲状腺左葉摘出を行い、術後は溶ける糸と固定テープの使用で、10日で退院し、抜糸はありませんでした。

現在、傷跡に沿ってところどころ赤く盛り上がっていています。また、ピリピリとした痛みと、水分の飲み込み辛さが術後から改善されない為、主治医に相談したところ、服が擦れて痛みが出ているとのことでロコイド軟膏を処方されました。
飲み込みずらさも飲み込んだ時にむせる状態じゃなければ、回復までもう少し時間がかかるだけとの事でした。

お伺いしたい事は、傷跡に沿ってところどころできている、ニキビのような皮膚の赤い盛り上がりは放っておいても大丈夫なのでしょうか?時間とともに改善される可能性があるのでしょうか?
また、術後6ヶ月経過した状態で、下を向かないと飲み込めない状態が続いている事への対処方法が様子見で大丈夫なのかどうかです。

A1 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「主治医に相談したところ、服が擦れて痛みが出ている」という判断だったということは、「傷跡に沿ってところどころできている、ニキビのような皮膚の赤い盛り上がり」は肥厚性瘢痕という診断だったのでしょう。
一方で、「飲み込み辛さ」の原因も、「傷跡に沿ってところどころ赤く盛り上がって」いて「服が擦れて痛みが出ている」ためと判断されたのでしょうか。
「飲み込み辛さ」を感じるのが「水分」だけで固形物は問題なく飲み込めるならば、喉頭・咽頭の運動障害なども考えられます。
しかし、「下を向かないと飲み込めない状態が続いている」原因がどちらであったとしても、「術後6ヶ月経過」して術直後より症状が軽減しているなら、「主治医」の言う通り「回復までもう少し時間がかかるだけ」という可能性が強いことに変わりはありません。
申し訳ありませんが、頂いた情報が十分でないため、本当に「服が擦れて痛みが出ている」のか「飲み込み辛さ」の原因が何処にあるのか判断が出来ず、「様子見で大丈夫なのか」他の診療科を受診した方がよいのか具体的なアドバイスが困難です。
「傷跡」が引き攣れるために「下を向かないと飲み込めない状態」ならば、瘢痕拘縮が考えられるので「ニキビのような皮膚の赤い盛り上がり」の肥厚性瘢痕の治療とともに形成外科で診てもらった方がよいでしょう。
また、咽頭・喉頭の運動異常があるのかは、耳鼻科でご相談いただくとよいでしょう。
甲状腺専門の医師が最も甲状腺術後の一般的な経過を知っているのは当然ですし、貴女ご自身の治療経過は実際に診察をした医師が最も多くの情報を得て判断しているのですから、ご心配なことは先ずは主治医に一つ一つご質問なさることをお勧めします。
その際に、具体的な診断名、治療方針と予想される経過、他の診療科にかかった方が早く、より良く治るのかを、しっかりとお尋ねになってください。
Q2 相談者 ニックネーム:みー 患者様(相談対象者) 年齢:70代後半 性別:男性

父が脳動静脈奇形の手術をしました。 術後髄液漏があり 3週間経った現在も続いています。髄液が首の所に溜まり 先生がその都度 手で絞り排出しているそうです。
主治医から 創部の治癒不良の為 再度開頭して髄液漏閉鎖術する事を勧められました
家族としては高齢の父にまた手術をするのは 出来れば避けたいのですが、 髄液漏は自然治癒しないのでしょうか?
高齢なだけに 治癒にも時間がかかっていると 思っているのですが 自然治癒するなら どのくらいの期間がかかるのでしょうか?
また髄液漏閉鎖術は 開頭するしか方法はないのでしょうか?

A2 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「70代後半」は「高齢なだけに治癒にも時間がかかって」しまう程の年齢ではありません。
また、脳外科の「主治医」は、お父様が「70代後半」であるからこそ、早期の社会復帰を目的に「再度開頭して髄液漏閉鎖術する事を勧」めているのではないでしょうか。
「髄液漏」の治療法は「開頭」手術以外にもありますが、「創部の治癒不良」があって「髄液が首の所に溜まり先生がその都度手で絞り排出している」なら、髄液漏からの感染が心配なので早期に手術をした方がよいと考えます。
申し訳ありませんが、診察をせずに治療方針について具体的なアドバイスは出来ません。
今回頂いたご質問は、全て「主治医」にお尋ねになると明快な回答が得られます。
Q3 相談者 ニックネーム:みんみ 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

今年4月大学病院の耳鼻咽喉科で正中頸嚢胞摘出の手術をして頂きました。
ウズラのたまごより一回り大きな嚢胞と舌骨の一部と筋肉の一部を 摘出し、病理検査は良性でした。 現在5ヶ月が経過したところです。
見たところ切開した線はまだくっきりと赤く残っていますが、 表面上は盛り上がりなどなくきれいに治っています。
でも切開した内側に触れると、 厚く硬く、ボコっと段差があり、 引っ張られるような感じがして軽く苦しく違和感もあります。
ネット等で調べると、「肥厚性瘢痕」という言葉が出てきますが、 それは表面の見た目で分かる状態の傷に対して使うもので、 内側の厚みや硬さのことではないとすれば、 今後内側はどのように治っていくのか気に掛かっています。

時々食事の際も、物によっては喉で一度引っかかって、 水などで押し流すと下りていくという感じもあります。
先生は食道はもっと深部にあるので、 傷との関係は考えにくいと仰っていました。
執刀してくださった先生によれば、 「傷を三層縫合した」というような説明をしてくださったので、 わたしとしては奥の方の傷はまだまだ治っていないため引っかかりもあるし、 傷の治りにもある程度の時間がかかるのかなと思っています。

A3 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
皮下の縫合部の線維化が「厚く硬く、ボコっと段差」のしこりとして触れます。
また、周辺組織を寄せて縫合したため「引っ張られるような感じが」あるのでしょう。
術後およそ6か月以上経過した頃から、時間をかけて徐々に軟らかくなり、「引っ張られるような感じ」も軽減します。
「舌骨」は一部を切除しても全く問題ないとされていますが、もともとほかの骨と関係なく嚥下に関係する筋肉に付着している独立した骨で、呑み込みの際に前上方に移動して食道の入り口を開く役目があります。
「食事の際」に「喉で一度引っかかって、水などで押し流すと下りていくという感じ」は、舌骨の一部を切除したことで舌骨上筋の収縮が手術前とやや異なることを無意識下に自覚し、食べ物が喉を通る嚥下に違和感があるということなのかもしれません。
特に併発症の原因となる症状ではないので、次第に慣れるのを待って頂くのがよいでしょう。
Q4 相談者 ニックネーム:たけし 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:男性

4月半ばにベンチプレスで肩鎖関節を痛め、ズレているような気がしたので、整形外科を訪ねましたが、レントゲンの結果特段悪くないと言われました。その当時、痛かったですが、可動域は全く問題ありませんでした。

1、2か月しても良くならないので、紹介状をもらい他の病院へ行きました。レントゲン、MRIを撮り、さらに他の手術も検討できる病院に紹介状をもらい行きました。
最終行った病院では、変形性肩鎖関節症と言われて、当たるなら削りましょうと言われました。靭帯ではないので、固定もほぼ必要なく、リハビリもほとんどしなくて良いと言われました。9月には筋トレが再開できるとも言われました。

8月1日に、鎖骨遠位端を少し削る手術をしました。

徐々に良くなるどころか、痛みがひどくなり、可動域も制限されてしまいました。肩を水平くらいまでにあげようとすると骨が当たる感じがあり、大変痛みます。また血管かリンパかわかりませんが鎖骨の下あたりを通る管に腫瘍のようなものができています。

9月になった今も、痛くて痛くて何もできません。事務職ですがパソコンをするのでもやっとの思いです。

2週に一度、通院していますが、医師はもう少し様子見をしてくれ、湿布を貼っておいてくれ、などなんとなく無責任な発言と受け止められる対応です。

この治療方針は正しかったのか。これから何をすれば良いのが全く見当もつきません。教えていただければ幸いです。

A4 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「肩鎖関節」は、鎖骨と肩甲骨を肩鎖靱帯と烏口鎖骨靱帯で強く連結しています。
靱帯が多少損傷した程度のType1やType2の肩鎖関節脱臼は、関節が大きくずれることはないため、安静位の「レントゲン」だけでは関節の偏移が確認できないことが殆どです。
「変形性肩鎖関節症」は骨の変形により関節のアライメントがずれているということなので、「鎖骨遠位端」の骨棘を「少し削」ったのでしょう。
元の「痛み」が「変形性肩鎖関節症」が原因なら、術後「徐々に良くなる」のではなく、骨同士が当たらなくなるのですから直ちに症状は軽減・軽快します。
また、今の「痛み」が、手術が原因なら、手術した直後が最も「痛み」の強い時期で、時間の経過とともに症状は徐々に軽減します。
そのどちらでもないとすれば、「痛み」の原因は「変形性肩鎖関節症」でも「鎖骨遠位端を少し削る手術」自体でもないということです。
手術前より「痛みがひどくなり、可動域も制限されて」「肩を水平くらいまでにあげようとすると骨が当たる感じがあり、大変痛」むとすれば、肩関節周囲炎の症状と考えます。
「鎖骨の下あたりを通る管に」「できて」いる「腫瘍のようなもの」は、リンパ節ではないでしょうか。
「事務職で」「パソコンをするのでもやっとの思い」ということは安静時にも「痛み」があるということでしょうし、「痛くて痛くて何もでき」ないという訴えも肩関節周囲炎の症状として矛盾はないでしょう。
炎症の主体は大胸筋、小胸筋、大円筋、三角筋ですが、菱形筋、僧帽筋、肩甲挙筋、前鋸筋などに疼痛や筋肉のコリが生じます。
肩関節周囲炎は、炎症期、拘縮期、回復期の病期を経て1~4年程度で治癒するのが通常です。
頂いた情報から推測した診断ですので、実際に診察をしなければ確定診断が出来ません。
「治療方針は正しかったのか」は、診察をしたうえでのセカンドオピニオンを求めていただかなければいけません。
また、「これから何をすれば良いのか」は、現状の評価と経過予測を明確にしたうえで、主治医と決めた医師とともにご検討なさるべきです。
これまでの治療の振り返りではなく、これからの治療のために、複数の整形外科専門医の意見をお求めになってみてはいかがでしょう。
Q5 相談者 ニックネーム:梅雨梅雨 患者様(相談対象者) 年齢:60代前半 性別:女性

半月前に乳頭癌の甲状腺峡葉部切除をしました。術後3日目からレディケアを貼るように指示され、週に一度の頻度で2度交換。貼って10日目くらいからかぶれはじめ、初めは我慢して周囲にステロイド軟膏を塗っていました。傷も痛くなってきたので剥がしてみると、テープの形に真っ赤になっており、傷の周囲の皮が剥けたように。
テープも貼らず、何も塗らないままでいいのか不安です。また、首がデコボコしているのもショック。傷は覚悟していましたが、首の皮がよじれたり、段々が酷かったりは想定外です。
時間が経てばよくなるものなのでしょうか?

A5 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
縫合部分にシリコンゲルシートを貼付するのは、瘢痕の保湿と瘢痕にかかる張力を抑制して将来的に目立たない瘢痕にするためです。
汗によるかぶれが原因で「テープの形に真っ赤になって」しまったのでしょう。
甲状腺部分は強い張力がかからないのが通常なので、シリコンゲルシートを貼らなくても問題はありません。
「首がデコボコしているのも」「首の皮がよじれたり、段々が酷かったり」する状態も、日数の経過とともに軽減します。
瘢痕を含め、かぶれ部分の紫外線対策をしていただき、通常のスキンケア用品で保湿をしておいてください。
Q6 相談者 ニックネーム:ちー 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

2週間前に大学病院形成外科で、左耳前(もみあげ部分)の脂腺母斑の摘出手術を受けました。術前の生検で基底細胞癌の疑いがありました。脂腺母斑を取って、そのまま縫い閉じたら目が閉じにくくなったり、口角が引っ張られたりするから、皮弁という方法で首から皮膚を引っ張ったみたいなのですが、首の皮膚の突っ張り感がすごいです。術後10日で抜糸したのですが、耳下腺辺りの腫れもまだまだひどいです。首の皮膚の突っ張りのせいで、右を向きにくいのですが、これは時間の経過とともに改善されるのでしょうか。突っ張りのせいで、ずっと首を軽く押さえられているような違和感もあります。耳下腺辺りの腫れ、首の違和感突っ張り感、いつ頃ひくのでしょうか。

A6 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
術後3週間程度で中等度~軽度の浮腫は消褪するので、「耳下腺辺りの腫れ、首の違和感突っ張り感」は多少軽減します。
また、皮弁の形、大きさ、皮膚を寄せて縫合した際の肌の緊張の程度などで、「首の皮膚の突っ張り感」の継続期間は異なります。
術後瘢痕は3か月程度硬く盛り上がり、6か月に向けて硬さがほぐれ、それ以降徐々に軟らかくなります。
瘢痕が軟らかくなれば「首の違和感突っ張り感」は感じなくなるでしょう。
形成外科は手術をして治療が終わるのではなく、手術をした時点か瘢痕の治療が始まっています。
不安な点や疑問点は、手術をしてくださった形成外科の担当医にご確認いただくとよいでしょう。
Q7 相談者 ニックネーム:いちこめ 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

9月に脂肪腫の摘出手術をしました。首から肩にかけて10センチ程のサイズで頸動脈近くにあることから、全身麻酔をして二泊三日の入院でした。1週間に1回の経過診察を2度して、あとはテープを自身で1週間に1、2回張替えを3ヶ月継続との事で通院はなくなりましたが、再上皮化で引っ張られる感覚はありますが、触った時の違和感が気になります。なんだか触られてないような、傷口よりは、その周辺の感覚が無いような。これは、時間がかかるようなものなんでしょうか?心配はないものですか?ちなみに、摘出された脂肪腫は病理検査で良性と言われました。

A7 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
皮膚切開のためと腫瘍摘出時に皮膚を引き延ばししたため、知覚神経末梢の損傷があります。
数か月から数年の経過で知覚は回復します。
特に治療の必要はありませんが、気になるなら、ビタミンB12などのサプリメントを積極的に摂ってください。
Q8 相談者 ニックネーム:おけいちゃん 患者様(相談対象者) 年齢:50代後半 性別:女性

交通事故で鎖骨を骨折し、プレート固定の手術をしました。
その後2か月余り経過しますが、傷そのものではなく傷の周囲が痛みます。
ピリピリ、針で刺したようなチクッとした痛み、ズキンとした痛みなど様々な痛みがあります。
神経障害性疼痛や癒着による痛みかな、と思っています。
術後1か月の診察で痛みについて尋ねたところ、なくならないかもしれない、鎮痛剤しか方法がない、と言われました。
しかし、ペインクリニックへ相談すれば、鎮痛剤による治療を含め、心理的要因からの治療など可能かと思っています。
来月中旬に、術後3か月の診察として、CT画像の診断が予定されています。
私自身、痛みから少しでも早く解放できればという思いがあります。
ペインクリニックにかかる時期について、来月の整形外科でのCT画像の診察を待ってかかった方がいいのか、ペインクリニックで期待できること、今後の痛みの回復見通しなどわかること、アドバイスいただきたく、よろしくお願いします。

A8 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
肩(腕)を動かしたときに「傷そのものではなく傷の周囲」に「ピリピリ、針で刺したようなチクッとした痛み、ズキンとした痛みなど様々な痛み」があるなら、「プレート」により皮下組織が擦れるために生じる痛みや癒着により引き攣れる痛みかもしれません。
安静時にも痛むなら知覚神経末梢枝の損傷による知覚異常の可能性もあるでしょう。
いずれにしろ鎮痛剤内服と局所鎮痛剤外用は有効です。
「痛み」が徐々に「軽減」しているならばいずれ「痛み」は無くなるかもしれませんが、術後から「痛み」の程度が変わっていないか悪化しているならある時期にいきなり「軽減」することは期待薄ではないでしょうか。
「ペインクリニック」での「痛み」の治療は、おかかりになっている「整形外科」と「ペインクリニック」との連携があって初めて成り立ちます。
「CT画像の診断」などの情報も無く「ペインクリニック」におかかりになっても、原因を追究してからでなければ疼痛に対する治療は出来ません。
「整形外科」で「痛み」の治療が困難という判断なら、「整形外科」の主治医にご相談いただき、「ペインクリニック」への紹介状を書いてもらってください。
Q9 相談者 ニックネーム:ふうちゃん 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

3年前に整形外科にて鎖骨骨折でプレートを入れる手術をし、2年前に抜釘手術をしました。
首から肩まで15㎝程の傷があり、突っ張り感と痛みが取れません。傷は肩の端6㎝位が少し赤く他は白く盛上がりはあまりありません。
傷の両端と中央付近が下の肉にべったり引っ付いてます。起きてる体勢で傷が引っ張られるような感覚と針が引っかかってるようなチクチクした強い痛みがあります。特に胸を張る姿勢がつっぱって痛いです。肩紐のある下着が付けれません。うつ伏せの体勢では痛みが和らぎます。
ペインクリニックに1年程通ってますがなかなか痛みは引きません。 
縫合糸について聞いたところ、表皮はテープで閉じて中は吸収性糸での縫合です。中の縫合は間隔も長さもさもバラバラで縦に切り目のような線になって半年くらい結び目が飛び出てました。
プレートを入れる手術時に骨の砕けた箇所を非吸収性糸(エチボンド)で止めているようです。
非吸収性糸に何か原因があるのでしょうか?少しでも痛みがあると傷の修正はできないのでしょうか。

A9 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
姿勢・体勢で痛みが変化するのですから、肥厚性瘢痕および瘢痕癒着、瘢痕拘縮 が原因の痛みと考えます。
ペインクリニックではなく、形成外科でご相談なさってください。
Q10 相談者 ニックネーム:ちょこびす 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

3年前に甲状腺摘出手術しました。術後酷く癒着してしまい切開箇所が頸部中心辺りだった為、発声や嚥下に影響が出てしまいました。その後形成外科で2度部分麻酔での再形成手術をするも同じ状況になってしまい改善されず、別の形成外科にて2週間前に全身麻酔にて気管に癒着しないよう皮膚下の筋肉を縫合する瘢痕拘縮手術を受けました。術後発声も嚥下も改善したのも束の間、また癒着してしまったようで発声も嚥下も引きつれを起こしております。傷跡は仕方ないにしても、発声・嚥下のしづらさ、首の圧迫感で息苦しく感じてしまうストレスで参ってしまっています。これはもう諦めるしかないのでしょうか?

A10 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
頂いた情報だけで判断していますので、実際に診察をしている医師との見解の違いはお許しください。
皮膚や皮下組織と気管あるいは喉頭の癒着があるなら、顎を上げた時(首を伸ばした時)と顎を引いた時のひきつれの具合は異なります。
また、気管の癒着では息苦しさは生じません。
知覚神経の鈍麻により息苦しさを感じて、それが発声と嚥下をしにくくしている原因ではないでしょうか。
ビタミン剤による知覚神経の回復、フラクショナルレーザーなどの瘢痕治療が有効かもしれません。
主治医とよく話し合ってみてください。

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