傷の悩み 無料相談

創傷治癒よくある質問

  1. 治療中や手術後の気になる状態
  1. 胸・脇・腹・背・腰など
Q1 相談者 ニックネーム:D 患者様(相談対象者) 年齢:80歳以上 性別:女性

81歳の母が脊柱後湾症で去年10月に背骨をボルトで固定する2回目の手術をしました。(1回目は3年ほど前に腰椎の圧迫骨折時)
退院後痛みがありボルトが抜けていたことが判明して3月に再手術、その後うまくいかず4月に首までボルトを伸ばした再々手術をしましたが、傷口が開いてしまいました。このため5月に再度縫合手術をしましたがまた傷口が開いてしまい、中のインプラントも見えている状態です。
整形外科の主治医にはインプラントを入れた手術は成功していて、形成は専門ではないからどうしていいかわからない、と言われてしまいます。入院先に臨時で来ている形成の先生は、インプラントが感染してるから抜かないと傷が塞がらないと言いますが、整形の先生はせっかくいれたのに抜いたら腰が曲がって生活に支障が出ると前向きではありません。でも他の処置を提案してくれる訳でもありません。心臓の持病もあり、これ以上の大手術に耐えれるかも心配ですし、感染症も心配です。先日帯状疱疹も出ましたが抗生剤で治りました。
インプラントを抜く以外に傷口を塞ぐ手段がありますでしょうか?抜くしか治らないとすると次の手術に耐えられるか不安もあり、リスク承知で転院後手術なのか悩んでいます。手術も移植など高度な手術が必要になるのでしょうか。
本人自宅に帰りたがっていますので、傷口開いたまま訪問看護で自宅療養ができるのかを検討している親族もいるのですが、さすがに難しいと考えています。

A1 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「インプラントが感染してる」なら、「インプラントを抜」いて洗浄しなければ「傷が塞がらない」と考えるのが通常でしょう。
申し訳ありませんが、診察をしなければ適切な手術法の提案は出来ません。
一般的に、「81歳」の女性の背中で「傷口が開いて」いるならば、形成的な手技でなければ創の閉鎖は困難です。
「整形の先生」の「せっかくいれたのに抜いたら腰が曲がって生活に支障が出る」という意見も理解できないわけではありませんが、「傷が塞がらない」ままなら日常生活にも入院生活にも支障があるでしょうから、積極的な治療を検討すべきではないでしょうか。
Q2 相談者 ニックネーム:はゆる 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

1ヶ月前に壊疽性虫垂炎で緊急手術、7日間ドレーンを入れ翌日退院しました。
傷の痛みは軽快しておりますが、術後より一回だけのしゃっくりの様なもの(ゲップ?)が1日に数回出る様になり、その際に肩や横隔膜の痛みがあり、現在も続いております。
昨日より右脇腹(肋骨からその下、腰にかけて)の痛みがあり、息を吸ったり歩いたり、足を上げたり体を捻ったり、あとは痛む部分を押したりしても痛むのでこのまま様子を見ていていいのか、受診が必要かご教示下さると有り難いです。

A2 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
腹腔鏡下の手術なら、術中の気腹による影響か手術手技の影響かは判りませんが、横隔膜神経の刺激症状が残っているのでしょう。
肋間神経痛や肋骨あるいは肋軟骨の骨折(ひび)の可能性も否定できません。
さらに悪化することは無さそうですが、受診して診断を明確にすることをお勧めします。
Q3 相談者 ニックネーム:ネギトロ丼 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

1年程前、子宮摘出施術をダビンチにて行いました。
たまにへそが固く感じることや、へそに物が当たると痛む時などがありましたが特に気にするまでもありませんでした。

今日仕事中にへそに机が押し当たった時に痛みがあり、少し気になっていたのですがすぐに忘れました。
が、少しヒリヒリするような痛みがあるのと、押さえると痛む感じがしたのでへそを見ると、茶色い汁のようなものがへそについていました。
(以前手術後の創傷の時と似ていて一瞬見間違えました)
このまま様子見したほうがいいのか、一度病院に受診したほうが良いのか気になりメールしました。

A3 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
皮下膿瘍の可能性もあるので、一度、形成外科を受診して診て貰うことをお勧めします。
Q4 相談者 ニックネーム:2106 患者様(相談対象者) 年齢:60代前半 性別:男性

24年の4月に大動脈解離で緊急手術をしてそのまま入院。3週間ほどで退院しました。3ヶ月経過したあたりで手術した胸元の傷口が赤く腫れ粉瘤みたいなものができたので救急で処置してもらいそのまま再入院となりました。そこから約2ヶ月間毎日傷口の処置(デブリやSNAP等)し、膿が止まらないので原因除去としてワイヤー抜去や膿の袋を全摘手術しましたが治らず、最終手段として手術した所をもう一度全部開けて大網膜充填手術(膿が手術したステントに汚染されないために)をして退院しました。そこからまた3ヵ月経過したところまた同じような赤い腫れ物ができ救急で切開してもらい何度も通院して処置しましたが良くならず、もう一度ワイヤー抜去手術からSNAP等、同じことを繰り返して現在に至りますが膿が出続けています。CTで確認すると小さい空洞があり、毎日朝晩シャワーと石鹸で洗浄し、その空洞に薬を塗り込みガーゼも差し込んでいます。空洞が肉芽で埋まって膿が出なくなればいいのですが、血液検査や検体をしても膿は良性です。この状態がどこまで続くのか憂鬱になります。何か良いアドバイスがあればお聞きしたいです。

A4 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
主治医に、現在の状態の評価、今後の治療方針、経過予測をお尋ねになってください。
もちろん治療期間中は予測通り経過することも想定外のことが起きることもあるので、適宜、治療方針を変更することはあるでしょうが、信頼して治療を継続するために、主治医が対症療法的に治療法を選択しているのではなく長期的な経過を予測して治療法を決定していることをご確認いだく必要があります。
また、デブリードマンや皮膚脂肪弁の移植など特殊な手技が必要かもしれませんし、改めて陰圧閉鎖療法をするにしても適時状況を判断して正しく対応するために、主治医にご相談いただき、形成外科の診察をお受けになって、心臓血管外科と形成外科との兼科や形成外科への転科をご検討なさってはいかがでしょう。
Q5 相談者 ニックネーム:まつ 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性

4/18虫垂炎による手術を行い4/21退院しました。退院するも術後腹膜内膿瘍で5/2〜5/7再入院。痛みはなくなり食欲も回復し問題ないかと思いきや3日前から再度盲腸辺りが痛みというより違和感を感じ始めました。また今までにない量の茶色く悪臭のおりものがありました。(5/7最終月経)これは今すぐ受診するべきでしょうか?それとも痛みがはっきりで出してからでもいいでしょうか?

A5 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
腹膜膿瘍の際に投与した薬剤の詳細も判らないのですが、通常で考えて、虫垂炎、腹膜膿瘍と、おりものは、直接の関係はないでしょう。
しかし、膿瘍の再発を完全に否定することは出来ませんし、腹膜刺激症状や消化器疾患だけでなく、女性性器疾患の可能性もあります。
申し訳ありませんが、頂いた情報だけで、緊急を要する症状か放置してよい症状かの判断は出来ません。
診断とともに早急な治療の必要が無いということの確認のためにも、早期に受診することをお勧めします。
Q6 相談者 ニックネーム:りのら 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

1週間前に子宮卵巣全摘手術を受けました。2日前に術後に貼っていた透明のテープを剥がし、傷もきれいですとのことで、マイクロボアテープを貼りました。昨日退院しましたが、今朝気づくとマイクロボアテープから染み出たのか下着にほんの少し(爪楊枝のおしりくらい)の血が付いていました。気になって外来に問い合わせると、乾燥させたほうがいいのでテープを剥がして傷口を優しく洗って拭いて2週間後の診察までそのまま何も貼らずにいてくださいとのこと。傷口の広がりなど気になるのでできればテープを貼りたいと思うのですが、やはり2週間後までそのままにしているほうがいいのでしょうか。

A6 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
縫合不全や縫合糸膿瘍の可能性があります。
出血あるいは排膿は一点だけからでしょうから、その部分を除いて瘢痕にテープを貼っていただければよいでしょう。
2週間後に診察の予定があるなら、通常は、それまでに症状が悪化することはありませんし、テープを貼らないでいても瘢痕に大きな違いはありません。
赤み、腫れ、局所熱感が生じるなら、予約日を待たずに受診してください。

本来、主治医や病院から案内のなかった症状や不安な症状が見られた時には、主治医の想定外の経過の可能性もあるので、直ちに受診していただくべきと考えます。
しかし、医療機関は、患者さんからの連絡で症状を聴取したうえで緊急を要しないと判断した場合、患者さんの都合と医療機関の都合を鑑みて、予定通りの診察日までの処置法や対処法を指示して終わることがよくあります。
指示を受ける患者さんは、不安を解消し自身の身体を守るため、どういう判断(診断)で指示が出たのか、自身はどうしたいのか(受診したいのか)、指示以外の対処法ではいけないのか、どんな症状が現れたら直ちに受診すべきなのか、を確認する必要があります。
当ホームページのQ&Aなどを利用していただいてももちろんよいのですが、一般論ではなく個別の症例のご相談は、実際に診察をしなければ具体的なアドバイスは難しいことを理解しておいてださい。
Q7 相談者 ニックネーム:イーザウ 患者様(相談対象者) 年齢:50代後半 性別:女性

子宮内膜症のため、婦人科の医師に左右の卵巣・卵管を腹腔鏡下手術で摘出してもらいました。
術後は仰向けで安静、血栓防止のふくらはぎをマッサージするパッドもつけてもらいました。
術後1日目、最初の歩行時は術跡の痛み以外はありませんでした。
そのあと6時間ほどのち、歩いていたら、急に左脚に痛みが走りました。
そのあとは、左腰、左脚の付け根外側、左太腿の外側に、動いているいないに関わらず、急に痛みが出ます。
ぎゅーっと押されてるような、つるような、肉離れのような痛みです。
術後3日目の時点で、症状は変わらず、動いていない時でも急に痛みが出始めるし、歩行時はむしろすぐに痛くなりだしてだんだん痛みが強くなり、騙し騙し足を動かして歩く感じです。

手術そのものの腹部はいたって順調でそんなに痛くもなく、右脚側も全然痛くありません。

原因や考えられる症状は何でしょうか。
今後症状が改善されれば問題ないのですが、もしこのまま痛いようであれば、何科の医師に診てもらえば良いでしょうか?

手術してくださった医師は、術中の姿勢のせいかもしれない、湿布で様子をみるよう、おっしゃっています。

A7 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「腹腔鏡下手術」は、術中に二酸化炭素ガスでお腹を膨らませます。
体内に溶け込んだ二酸化炭素が原因で組織が酸性に傾くと、横隔膜や横隔神経が刺激されて、術後数日間痛みを感じることがあります。
また、腹膜や横隔膜がガスで過度に伸展されることにより、術後に痛みが残ることがあります。
「歩行時」の血液循環の悪化による痛みなら、休息で消褪するのが通常で、「動いていない時でも急に痛みが出始める」ことはありません。
「動いているいないに関わらず」、「ぎゅーっと押されてるような、つるような、肉離れのような痛み」の症状なら、「手術してくださった医師」の言う通り、「術中の姿勢のせいかも」しれません。
上記のいずれかが原因なら、1週間から10日程度で症状は軽減、消失します。
申し訳ありませんが、診察をしなければ頂いた情報からの推測しかできませんので、「もしこのまま痛いようであれば」、「手術してくださった医師」に依頼して、循環器内科、麻酔科、整形外科、総合内科などとともに精査して貰うとよいでしょう。
Q8 相談者 ニックネーム:うみ 患者様(相談対象者) 年齢:50代後半 性別:女性

腹腔鏡手術で子宮全摘出手術を受けました。
ずっと左側(おへそから外側に向かって5-10cm)が吊れる感じがしていました。
時間と共に吊れる感じは取れるだろうと思っていましたが時々吊れる感じはありました。
1か月ぐらい前からおへそ左側5㎝ぐらいに痛みがあり排便時にお腹に力が入らなくなりました。
そしておへそをみたら出血した後のように黒くかさぶたのように黒いものが固くなっていました。
診察にいくべきでしょうか?

A8 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「出血した後のように黒く かさぶたのように黒いものが固くなって」いるのは、おそらく表皮落屑の固まったいわゆる垢、臍のゴマです。
臍部分に脂肪の融解した皮下膿瘍が存在するなら、出血や浸出液の固まった痂疲の可能性も完全には否定できません。
スキンオイルやクレンジングクリームなどで、少しずつ軟らかくすれば、取り除くことが出来ます。
「おへそ左側5㎝ぐらいに痛みがあり 排便時にお腹に力が入らなく」なっているのは、腸間膜の癒着によるものかもしれません。
それぞれ、形成外科、消化器内科あるいは消化器外科を受診してご相談なさってください。
Q9 相談者 ニックネーム:ナオ 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

1ヶ月前、右上葉肺部分切除しました。病理の結果は膿でした。その際、胸腔鏡手術をし、右脇下5cm程、さらにその下ドレーン留置2cm程切開しました。1ヶ月たち、おととい夜中右脇に激痛が走り、その後から右脇がズキズキして眠れません。
それまでも痛みはありましたが、おとといから痛みが増したようです。傷跡見た目は異常なくキレイです。皮下縫合していて抜糸はしませんでした。が、傷の端の方、中から糸で押されているような盛り上がりがあり、そこが痛いです。時々起こる何かで切られたような痛みはそれが原因なのかわかりませんが、1ヶ月たった現在この皮下縫合は抜糸できますか?抜糸する事もあるのでしたら病院に行きたいのです。

A9 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「痛み」の原因は、肋間神経痛が疑われます。
「傷の端の方」の「盛り上がり」は縫合の歪みがドッグイヤーとして残ったもので、「痛み」とは関係ないと考えます。
「皮下縫合」の際に吸収糸を使っているなら、術後「1か月」でほぼ切れて吸収されつつあるでしょう。
非吸収糸ならもちろん残ってはいますが、それによる牽引痛であったとしても、時間の経過に伴い「痛み」症状は出現しなくなります。
「皮下縫合」糸の抜糸となれば、縫合創を再度開いて皮下縫合糸を探す手順が必要なので、縫合糸膿瘍などの場合を除いて、通常は「抜糸」することはありません。
もし強く抜糸を望むなら、手術の際の「皮下縫合」に使用した糸を呼吸器外科の主治医にご確認いただき、形成外科を紹介してもらった方がよいかもしれません。
Q10 相談者 ニックネーム:マリ 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

大学病院婦人科で子宮卵巣全摘、子宮筋腫摘出手術をしました。縦に16センチの開腹手術です。かれこれ2ヶ月以上経つのですが、下の方の傷口が未だ閉じてません。浸出液のようなものが出ています。担当医に相談したところゲンタシン軟膏とガーゼ貼っておいてくださいとのことなんですが。閉じる気配もありません。日常生活は近所を歩いたり自転車にのったりという感じです。この傷口の手当て本当にこれで閉じるのでしょうか。閉じない傷口のおかげで未だ痛みありです。

A10 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「ゲンタシン軟膏とガーゼ貼って」おく処置でも、長期間継続すれば上皮化は可能でしょうが、早期の上皮化・治癒をお望みなら、主治医にご相談いただくなりして、形成外科を受診していただくとよいでしょう。

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