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創傷治癒よくある質問

  1. 治療中や手術後の気になる状態
  1. 胸・脇・腹・背・腰など
Q101 相談者 ニックネーム:ともぞう 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

乳がんの部分切除を受け、乳房のいちばん下側、みぞおち寄りの部分を5cm縫合しました。
10日目に抜糸したとき、主治医から「どうしても力がかかって傷が開こうとする部分だから、傷に対して垂直に、皮膚を寄せるようにしながらテープを貼ってください」と言われました。その日は主治医が貼ってくれました。
病院でも使っているテープを購入し、抜糸の翌日は、入浴後に、寄せるようにって難しいと思いつつ、貼り替えました。
さらにその翌日(抜糸の翌々日)傷が白く見えたのでテープをはがしてみると、5cmの傷のうち3cmほどがふやけたような白さになっていて、その周りは赤く腫れていました。白い部分は5ミリほどの太さで、傷自体が開いて縫合面が見えているように見えましたが、傷の切り口がこんなに白いものなのかわかりませんでした。膿はありませんでした。
塗り薬は指示されていませんでしたが、抜糸前に処方されていたゲンタマイシン硫酸塩軟膏を縫ってまたテープで押さえました。
それを数日繰り返し、抜糸して6日目の今日は、黄色っぽい粘液が少しだけ出ました。傷はやはり3cm(5ミリ幅)開いているように白く見えます。あと2cmはきれいに閉じています。熱は持っていませんが、歩いたときの振動や、押さえたときなどは痛みます。
これはやはり開いているのでしょうか。きれいに治らないのでは、縫い直しするのだろうかと、いろいろ心配になってしまいました。
次回の診察は今日からまた10日後ですが、それを待たずに受診すべきですか。

A101 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
縫合創が「開いて」います。
赤み、熱感、腫れ、疼痛の増強、浸出液の増加があれば感染が疑われるので、直ちに「受診」が必要です。
自宅で自己ケアを継続するか「10日後」の「次回の診察」まで「待たずに受診すべき」かの判断は、おかかりになっている乳腺外科に電話などでお問い合わせください。
Q102 相談者 ニックネーム:Masa 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:男性

半年ほど前に空腸穿孔で手術をし、その後縫合不全を繰り返し結局ストマ造設しました。
更にその後いまから3ヶ月ほど前にストマ閉鎖術を行い、それに伴い出血が見られた為、横に大きく切りました。
そちらの傷についての質問です。
もうすぐ3ヶ月経ちますが、傷にしこりか出来物のようなものが触ると確認出来、痛みがあります。
外科ではCTをとり、創部には異常は見られず、横隔膜下に水のようなものがあり炎症数値も少しあるので抗生剤を処方してもらいました。
皮膚科にも見てもらい創部を超音波で診てもらったところ、うっすらと糸のようなものがあり、それが痛みの原因では無いかと言われました。

溶ける糸だろうとのことで、溶けきるのを待つか、取り除くとしたら外科になるだろうとのことでした。

こういったケースは他にもありますか?
また他の原因は考えられたりしますか?
痛みはありますが溶けるのを待っても大丈夫でしょうか?
かなり手術を繰り返しているので外科の先生は癒着も酷いだろうし余程のことがない限りさらなる手術はしたくなさそうな感じでした。

痛みだけなら我慢しますが、放置することで酷くなったり他の病気などを引き起こしたりが怖いです。

A102 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
申し訳ありませんが、「しこりか出来物のようなもの」の大きさや形や硬さ、「痛み」の程度やどんな時に痛むのかなどの情報が無いため、具体的な回答が出来ません。
皮下縫合の際に周辺の皮下組織を巻き込んで「しこりか出来物のよう」になるくらいきつく縫合したとすれば、縫合糸には緊張がかかるので、手術から「半年ほど」経過していれば「溶ける糸」は既に切れているはずです。
「溶ける糸」の結び目を核として肉芽が形成されたか、皮下血腫が線維組織に置き換わったため、「しこりか出来物のよう」に触れるのでしょう。
腹壁下腹腔内に「溶ける糸」があるならば、腹膜など腹腔内臓器の癒着によるものでしょうから、「溶けきるのを待」っても癒着が剥がれるかどうかは判りません。
頂いた情報だけでは診断の確定が出来ませんが、おかかりになっている「外科」も「皮膚科」も「放置することで酷くなったり他の病気などを引き起こしたり」することはないと確信しているので緊急の治療を勧めなかったのでしょう。
ご相談の様な状況は確定診断が出来ていないのですから、「しこりか出来物のようなもの」の性状と「痛み」の強さの変化を、時間の経過を追って観察する必要があります。
定期的に経過を診てもらってください。
また、「しこりか出来物のようなもの」が皮下組織内に存在するならば、「外科」主治医にご相談いただき形成外科を紹介して貰うと、診断の確定および治療法の提案をしてもらえるのではないでしょうか。
Q103 相談者 ニックネーム:くうこ 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

婦人科にて腹腔鏡手術を受け、三日後に傷口を覆っていたテープを剥がしました。
臍を見ると、上部の肉と肉の間に止血剤?血を吸うようなものが入り込んでいるように見え、黄色い瘡蓋のようなものが反面を覆っていました。まさかと思いながら一週間過ごしましたがシャワーや汗がシミる感じが消えません。
見た目も片側だけ臍の形が間延びしていて左右に離れている印象でしたので、いよいよ不安が増し、今日そのゴミらしきものを剥がしたところ、臍の内側のしわに盛り上がっている肉が、深さ4ミリくらい、縦に8ミリくらいにぱっかりと開いていて、片側から出血しました。臍の周りを手で寄せるとぱっくりしてる部分がぴたりと一致します。
そこで、臍の外から傷に対し直角状にテーピングをし、その上から保護しましたが、このままでちゃんと元のようにくっつきますでしょうか??
外科的処置、縫直しがすぐに必要でしょうか?それとも、皮膚が弱っていて縫うよりはしばらくテーピングで様子見でも良いのでしょうか。ちなみに下半分はくっついています。

別の箇所の傷の具合で診察を受けているのもあり(担当外の先生いわく瘡蓋か異物の区別が付かず様子見で、お腹はすぼまる力があるとのことでしたが…)再診は気が引けます。

A103 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
腹腔鏡カニューレの挿入孔を閉じる際に創縁にずれがあるまま「テープ」で「傷口を覆」ったため、創縁に肉芽が形成されたのでしょう。
「ぱっくりしてる部分がぴたりと一致」するように「臍の外から傷に対し直角状にテーピングをし、その上から保護」しても、「ちゃんと元のようにくっつ」く可能性は低いと考えられます。
「外科的処置、縫直し」も可能ですが、時間はかかりますがそのまま湿潤療法で上皮化を待つことも可能です。
診察をすれば「瘡蓋か異物の区別が付か」ないことはありませんから、「担当」の主治医にご相談なさるか、それが無理なら形成外科を受診してください。
Q104 相談者 ニックネーム:hanako 患者様(相談対象者) 年齢:60代前半 性別:女性

3週間前に呼吸器外科でロボット支援胸腔鏡下術にて胸腺腫を摘出しました。胸の中央に乳房の下からみぞおちにかけて4cmの縦の傷とその下1cmにドレーンの穴を塞いだ傷があります。そのドレーン跡が術後2週間位から陥没しておへそのようになりました。皮膚表面だけの傷ではなく深部に癒着しているようで、周りの皮膚は下垂するのにそこだけ固定されているためハの字状に見えます。術後20日で抜糸(飛び出していた糸をプツンと切っただけ)してもらいましたが治りません。触ると縦の傷との間にしこりもあります。痛みはありませんが突っ張り感があります。元に戻るのでしょうか。

A104 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
皮下の癒着が剥がれれば「元に戻」ります。
頂いた情報では、「4cmの縦の傷」の皮下で「癒着している」ため「突っ張り感が」あるのか、見た目通り「ドレーン痕」で癒着しているので「突っ張り感が」あるのか判断が出来ません。
手術をなさった「呼吸器外科」を受診して、形成外科を紹介していただくとよいでしょう。
Q105 相談者 ニックネーム:ニックネーム = りぼん 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性

7か月前に胆石を腹腔鏡手術で切除しました。最近になりへそから出血し、出血は2日で止まりましたが膿が出て臭いもします。
これは何かの病気でしょうか?

A105 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
脂肪融解による膿瘍あるいは縫合糸膿瘍でしょう。
手術をした病院あるいは形成外科クリニックを受診してください。
Q106 相談者 ニックネーム:ればさぶ 患者様(相談対象者) 年齢:70代前半 性別:男性

内視鏡手術後に一つの切開部(ドレーンを挿入していた部位)において、ドレーンを抜いてから、皮内への出血が腹部に広範囲に広がってしまいました。若干の貧血状態になるほどの内出血だったらしく、高齢だったため大事に至らぬように輸血をするほどでした。他の切開部では、問題なかったのですが、その部位だけでそのようなことが起こった原因は何が考えられるでしょうか?ドレーンが挿管されていたことによる影響でしょうか?

A106 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
血栓予防などで抗凝固剤をお飲みになっていませんか.
ドレーンを抜去した際に皮静脈が傷ついてしまった可能性があります。
加齢に伴い血管硬化と皮膚結合織の密度低下があったため、広範囲への皮下出血が生じたのでしょう。
Q107 相談者 ニックネーム:みねま 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:男性

気胸でドレナージを行い、17日前に手術を行いました。ドレナージの管を手術の次の日に抜き、縫合しました。
退院(管を抜いた翌日より)11日後に、診察、抜糸を行いました。
その夜から、黄緑がかった滲出液が下着が濡れるほど出るようになり、化膿し始めました。
翌日、形成外科で診察してもらったところ、ゲーベンクリームと抗生剤を処方され、ガーゼで保護するよう言われました。
まだ、滲出液はつづき、黄緑にうっすらと血も混じっているようで、少しピンクがかってます。ひふもぼっこり穴があいている感じですが、早急に、手術をした病院にかかる必要があるのでしょうか?
それとも、のんびり、近所の形成外科に通院しながら、待てばよい状況なのでしょうか?

A107 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
術後の経過の皮膚感染なので「手術をした病院」におかかりになるのが一応の筋なのでしょうが、皮膚感染症と皮膚潰瘍は「形成外科」が専門です。
通常、胸腔内に感染が波及することはありません。
また、「近所の形成外科」は診察のうえで必要と判断すれば、「手術をした病院」にかかるよう指示を出したり紹介状を書いたりしてくれるのではないでしょうか。
「手術をした病院」の主治医にお問い合わせいただき、症状の経過と「近所の形成外科」におかかりになっていることをお伝えになり、「近所の形成外科に通院しながら、待てばよい」か「早急に、手術をした病院にかかる」べきかをお尋ねになるとよいでしょう。
Q108 相談者 ニックネーム:    患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:男性

臍ヘルニアの手術を行いました
医療用ボンドで傷口を塞いで頂いたのですが湯船に入浴しても大丈夫でしょうか
また、ボンドが剥がれてしまった場合早すぎると思うのですがどうしたらよいでしょうか

A108 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
一般的に「医療用ボンド」と言われるものは、成分によって接着力は大きく異なります。
皮膚の縫合と縫合部の保護に使われたなら、1週間シャワーで済ませ、強くこすらない様に気を付けた方が無難です。
「湯船に入浴しても」腹腔内に水やお湯が入ることはありません。
術後2日以上経過していれば問題ない可能性は高いのですが、「ボンドが剥がれてしまった場合」先ずは湿潤療法専用の創傷被覆材を貼付し、手術をした病院にお問い合わせなさってください。
Q109 相談者 ニックネーム:うらた 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性

3月末にに内痔核の根治手術をうけました。
内痔核が3つありましたが、2つを切除し、1つは切除せずに残したままです。
担当医の方から、手術の際は溶ける糸を使うと聞いていたのですが、今日お風呂に入った際に糸が出てきてしまいました。引っ張ってみたところ、突っ張る感覚があったので怖くてそのままにしています。
お風呂で染みたり等は特に無かったのですが、糸はこのままにしていても大丈夫なのでしょうか?

A109 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
通常、「溶ける糸」は加水分解されるため、縫合部を閉じておく力は2週間で50%程度になり、2か月で縫合糸として創を寄せておく張力はゼロになります。
また、創にかかる張力が極めて強ければ10日ほどで糸が切れてしまう場合もあると言われています。
ただし、どんな種類の「溶ける糸」でも、完全に分解され吸収されるまでに3~7カ月程度かかります。
おそらく「出て」きた「糸」は、放置していても自然に分解され切れて便とともに排出されるでしょうが、残っている糸の周囲で炎症が継続することもあるので、手術をなさった病院で一度診察をお受けになることをお勧めします。
Q110 相談者 ニックネーム:りんこ 患者様(相談対象者) 年齢:60代前半 性別:女性

昨年の11月心臓の大動脈弁狭窄症の手術をして胸に正中切開の傷があります。昨日から左胸が急に激痛になり病院へ行った所古傷が痛むとの事でした。そんなに急に激痛がするものなのか痛む場所は冷やしたほうがよいのか教えて下さい。

A110 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「正中切開」の胸骨上の瘢痕部分ではなく、術後4か月経過して突然「左胸」に「激痛」が生じて1日経過しても「激痛」が継続しているということでしょうか。
また、手術をなさった循環器外科の主治医の診立てが、「古傷が痛む」ということだったということでしょうか。
胸の中央、胸骨部に「急に激痛」が生じて「激痛」が継続しているなら、手術の際に縦に2分した胸骨を閉鎖したときのワイヤーが皮膚を刺激しているのかもしれません。
ご報告の通り「左胸」の「激痛」が「急」に生じたなら、肋間神経痛や帯状疱疹の可能性が高いのではないでしょうか。
肋間神経痛や帯状疱疹は早期に治療を開始したほうがよいので、直ちに神経内科におかかりになってください。

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