傷の悩み 無料相談

創傷治癒よくある質問

  1. 治療中や手術後の気になる状態
  1. 胸・脇・腹・背・腰など
Q131 相談者 ニックネーム:紅 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

2年前に乳癌と診断され、右乳房全摘、広背筋皮弁法による一時同時再建を行いました。センチネルリンパ節への転移はなく、よってリンパ節郭清も行っていません。
術後、乳房切除部より乳糜漏が発生し、その後も排液がなかなか無くならずに20日ほど入院したところで乳房のドレーンはペンシーブドドレーンに付け替え、背中のドレーンは外して退院しました。退院時はどちらも1日に70〜80ccほど排液がありましたが、乳房の排液は1週間ほどで急速に減り、止まりました。しかし、背中は現在も10cc程度 溜まっており、2〜3ヶ月に1度の割合で穿刺しています。ドレーン跡から背中の傷跡の内側全体に漿液は溜まっている感じです。
穿刺した漿液は赤色透明で、血液が混じっているように思います。傷の下部がしこりになっていて、触ると炎症のような感覚があり、痒みと鈍痛があります。
背中から脇にかけて湿ったゴムの帯のような物で常時締め付けられているような感じで、とても不快です。このままずっとこの状態なのでしょうか。傷の状態について詳しく知りたいのですが、主治医は問題無いとし、検査をしたり詳細を話したりしてくれません。
私は漿液が無くなるよう積極的に治療を続けたいと伝えましたが、主治医は経過を静観し、積極的な治療は行わない意向です。今後回復は見込めるのでしょうか。何か効果的な治療法は有りませんでしょうか。

A131 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「広背筋皮弁」の採取部に術後一時的に漿液が溜まることは比較的頻繁に起こります。
殆どの漿液腫は貯留液を穿刺吸引して圧迫しておけば、癒着して漿液の溜まるスペースが無くなります。
穿刺後に厳重に圧迫・安静を保ってみてください。
タルクやテトラサイクリン系抗菌剤、ピシバニール、自己血、50%ブドウ糖液、ポピドンヨード、フィブリン糊などを漿液腫に注入して内腔を癒着させることも可能ですが、熱発や疼痛などの副作用が起きることもありお勧めしません。
「傷の下部がしこりになっていて、触ると炎症のような感覚があり、痒みと鈍痛が」あるのは皮下組織が薄くなっているためですし、「背中から脇にかけて湿ったゴムの帯のような物で常時締め付けられているような感じ」は皮膚の緊張が強いためで、漿液が貯留していることと直接の関係はないと考えます。
気にはなるでしょうが、「10cc」の漿液は自然に吸収され溜まらなくなってもおかしくない量ですし、漿液腫が無くなっても「不快」な症状は消失しないと推測しているので、「主治医は問題無いとし、検査をしたり詳細を話したり」なさらないのかもしれません。
再建手術後「2年」経過しているのですし、「主治医」に、漿液を抜くための定期的な通院も疲れたので積極的に漿液腫根治の治療を試みたいと、再度お伝えになってみてもよいかもしれません。
Q132 相談者 ニックネーム:のぶ 患者様(相談対象者) 年齢:50代後半 性別:男性

10月に前立腺がんのため、ロボット支援下による前立腺全摘出術を受けました。おへその周りに6か所のアーム挿入口を開け施術を行いました。術後1ヶ月近く経過しますが6か所の傷口のうち2か所に細胞壊死が見られまだ塞がっていない状態です。2か所のうち1つは壊死も小さく医者は放っておいても良いと言います。しかしもう1か所は傷口も大きく診察後再縫合で2針縫いました。縫合後5日経過しますが、まだ糸と糸の間がくっ付かず、体液が滲み出ています。縫合すれば直ぐ塞がると思っていたのですが、塞がる気配はありません。このまま放っておいても良いのでしょうか。

A132 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
組織壊死による縫合不全が起きた際は、壊死の拡大が停止するのを待って壊死組 織を除去し健常組織同士を隙間が無いように縫合閉鎖します。
腹腔鏡鉗子の操作による組織ダメージも影響しているでしょうが、もともと血流 が悪い部位でだけ縫合不全が起きているのですから、きつく縫合すると再度組織 壊死が起きる可能性があります。
現在治療中の創について今後の経過予測と必要になるかもしれない処置などは、 診察をしてくれている主治医にお尋ねになり説明していただくのが最も正しい答 えを得る方法のひとつです。
主治医が創の経過に困惑し治療方針を決めかねているようなら、形成外科を紹介 してもらってください。
Q133 相談者 ニックネーム:まむ 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性

当方、妊娠14週の者です。
13週と1日にあたる、11月1日に腹腔鏡手術にて13センチ程の右卵巣嚢腫を摘出しました。
手術から1週間経ち、キズ自体は痛みがなくなってきたのですが、下腹部の切ったキズの右側だけ痛みがあります。右側だけ腹部の中が引っ張られるような痛みと、ズキっとした痛みです。またその部分だけ硬く、しこり?のようなものを感じます。押さえると痛みます。痛み自体は薬を飲むほどではないですが気になって仕方ありません。
原因はなんでしょうか?また違う病気なのでしょうか、、、?

A133 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
まだ術後1週間程度で「右側だけ腹部の中が引っ張られるような痛みと、ズキっ とした痛み」なら、腹腔鏡鉗子の挿入創の牽引痛の可能性が高いでしょう。
ただし、申し訳ありませんが、安定期でない妊婦さんの術後の症状について、推 測で具体的なアドバイスをすることは出来ません。
次の受診予約まで待つ必要はないので、手術をなさった婦人科あるいは産科に直 ちにお問い合わせなさるか受診してください。
Q134 相談者 ニックネーム:はな 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性

7月中旬に婦人科で子宮筋腫の摘出手術を腹腔鏡と開腹を併用した手術で行い、十数個の筋腫を子宮内外から摘出しました。その後特に痛みが残ることなく順調に経過していたのですが、10月中旬に整体に行った際に腹部を圧迫して痛みを感じて以来、子宮周りが二週間程生理痛のように疼く症状が続いています。腹部を押すと痛みもあり、主治医に連絡したところ傷が開いたわけではないだろうとのことで、整体の施術者にも確認したところ、通常整体を通して関節等に二週間近く痛みが続くことはあまりないとのことでした。
やはり手術跡を圧迫したことが原因だと思うのですが、今後も痛みがずっと残るのかととても不安に感じています。生理が前回から25日で来て普段より一週間も早く来たことも合わせて心配が募っているのですが、傷痕が直接的な原因ではなく、周辺の筋肉や線維などが傷んでいた場合、二週間以上も痛みが続くものなのでしょうか。また術後数ヶ月経っていたとはいえ、外部からの圧迫で神経が傷んでしまった可能性はあるでしょうか。一ヶ月~二ヶ月などの長いスパンで考えれば痛みは軽減していくものだと考えても大丈夫なのでしょうか。

A134 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
申し訳ありませんが、いただいた情報だけでは、瘢痕あるいは腹壁の痛みか、腹腔内臓器あるいは後腹膜臓器の痛みか、判断ができません。
手術瘢痕が原因の痛みとすれば、術後3か月は最も瘢痕が固い時期ですので、「整体」で「腹部を圧迫」した時に、線維化した瘢痕の一部が断裂したため「痛み」が生じたと推測されます。
時間の経過とともに「痛み」は軽減・消褪するでしょう。
また、腹壁の筋肉損傷の場合も、腹帯などを巻いて安静にしておけば自然治癒します。
ご心配ならば、まずは形成外科を受診していただければ具体的なアドバイスがもらえるでしょうし、必要に応じ他の診療科とも連携して検査・治療をしてもらえます。
Q135 相談者 ニックネーム:taka 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:男性

直腸ガン手術後の縫合箇所の痛みについてのご相談です。
直腸ガンの手術を受けました。肛門は温存し、一時的な人口肛門を増設してます。手術後10日位から肛門の辺り全体が痛み、黄色がかった液体が肛門から染み出してきました。現在手術後1ヵ月半経ち、肛門一帯の痛みは大分引いたのですが、縫合箇所と思われる辺りにチクチクと針で刺されている様な痛みが(時々強く)あります。体液もまだ肛門から染み出してます(以前よりは茶色がかってます)。歩いたり、座ったりすると痛みが増長されるのでベットでじっとしてます。これ以上、痛みが改善される感じが全くしません。
主治医の先生からは縫合箇所に問題はなく、痛みは治るまで待つしかないと言われてますが、ここまで痛むのであれば何かしら原因があるのでは?と思ってます。原因がわかれば自分としても我慢もできるのですが。
どの様な原因が考えられますか?

A135 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
申し訳ありませんが、手術の詳細が判らないので「原因」に関する回答はできません。
「直腸ガン手術」で「肛門は温存」しても、多くの場合、術後に肛門括約筋の筋力低下のため便などが漏れやすくなるようです。
「主治医」は診察をして「縫合箇所に問題は」ないということを確認しているのですし、「痛みは治るまで待つしかない」と明確にアドバイスしているのですから、現在の症状は「主治医」の予想する範囲内の経過ということでしょう。
また、症状の改善の速度がご相談者様ご自身の期待よりも遅いため、「これ以上、痛みが改善される感じが全くしません」と感じるのではないでしょうか。
「手術後10日位から」出現した「肛門一帯の痛みは大分引いた」が、「縫合箇所と思われる辺りにチクチクと針で刺されている様な痛みが」「時々強く」あって、「座ったりすると痛みが増長されるのでベッドでじっとして」いるというふうに、何に悩んでどう対処しているかを具体的に「主治医」にお伝えになってください。
「ここまで痛むのであれば何かしら原因があるのでは?」などと不安が募る原因の一つは、ご自身の病気の経過を理解し納得していないからなのですから、「主治医」の指示を聞くだけでなく、ご自身のお尋ねになりたいことを「主治医」に質問し、説明してもらうことが大切です。
Q136 相談者 ニックネーム:あお 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

今月8日に開腹手術により子宮全摘手術をしました。13日に抜鈎をし退院しました。その後はガーゼをつけていました。シャワー浴は可能であり、消毒や絆創膏などはしなくてよいと言われました。シャワー浴まではガーゼに血がつくこともなく過ごせていました。シャワー浴後に傷口の一部から少量の出血がありましたが、すぐに止まりました。念のため不織布テープを貼り過ごしていました。14日の午前中は出血もなく過ごしていましたが午後になり少量の出血がありましたが、またすぐに止まりました。このようなことは通常でもあるのでしょうか?

A136 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
術後5日目に抜鈎したならば、比較的早めの抜鈎なので、切開した創縁が完全に閉鎖していないのかもしれません。
主治医は皮下縫合してあるので創離開は起こらないと確信して抜鈎したのでしょうから、数日で創は癒合し出血はなくなるでしょう。
また、皮下血腫あるいは皮下膿瘍が出来ている可能性も否定できません。
皮下血腫や皮下膿瘍なら血がにじむ症状が続きますし、発赤・疼痛・熱感・腫脹などの症状が出現します。
手術をした病院を受診して診察をしてもらった方がよいでしょう。
Q137 相談者 ニックネーム:ひろこ 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

今年の8月に卵巣嚢腫の破裂で救急車で入院し抗生剤で様子をみていましたが改善せず腹腔鏡手術をうけました。もともと内膜症もあり一緒に摘出、術後 一ヵ月くらい経ちますが臍の傷が膿んで瘡蓋の下から膿がでます。入院した病院が遠いため本日近くの内科へ行き消毒と塗り薬を貰い様子をみていますが、臍の周辺も痛みがあります。入院した病院へ遠いけど行くべきだったかとも思いますが、このまま様子をみって問題ないでしょうか?今日はお臍に水を弾くシートを貼ってもらったのでそのままお風呂へ入り上がってからクリームを塗り薬局でかってきた傷用絆創膏をはっています。こんな形のケアで問題ないでしょうか。

A137 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
皮下膿瘍が出来て、感染を起こしている可能性があります。
石けんを使って構いませんが、湯船に浸かるのはやめてシャワーで洗ってください。
直ちに形成外科を受診してください。
Q138 相談者 ニックネーム:あさ 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

4日ほど前に陰部周辺にある生まれつきのイボのようなできものを切除しました。レーザー治療ではなくメスなどで切り取るような方法の手術で、術後は縫合してもらい抜糸はまだしていない状態なのですが4日経った現在でも出血があります。トイレなどに行った際にトイレットペーパーに血が滲む程度の出血なのですが、これは病院に行って診てもらった方が良いのでしょうか?もし傷口が開いて細菌感染などしてしまったらと心配です。

A138 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
比較的血流がよい部位なので創縁をしっかりと合わせて縫合してあれば創が離開することは少ないはずですが、硬い縫合糸でチクチクした不快感が生じないように柔らかい溶ける吸収糸で縫合したため一部の縫合がほどけたのかもしれません。
上皮化にやや日数がかかるかもしれませんが、清潔にしておけば感染は起こしません。
完全に「傷口が開いて」しまうことはないでしょうが、不安ならば手術をした病院で診て貰うことをお勧めします。
Q139 相談者 ニックネーム:やぎお 患者様(相談対象者) 年齢:70代後半 性別:男性

大腸癌切除の為、腹腔鏡手術を行い約2ヶ月になります。2週間前からヘソの辺り下着が汚れるようになり、よく見るとヘソの奥からピンク色した細長い肉のようなものが1cm程出ていました。痛み痒みはありませんが固まる様子はなくジクジクしており、ガーゼを当て保護していますが化膿しないか心配です。このような事はよくあることなのでしょうか。対処方法等ありましたら教えて頂きたいと思います。

A139 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「腹腔鏡手術」では複数個所から手術器具(カニューレ)を挿入しますが、そのうちの1か所が「ヘソ」です。
皮下縫合糸が排出されて「ピンク色した細長い肉のようなものが1cm程出て」いるのかもしれませんが、「ジクジクして」いるなら縫合不全もしくは縫合糸膿瘍も完全には否定できません。
手術をした病院あるいはお近くの形成外科などにおかかりになってください。
Q140 相談者 ニックネーム:誕生日さん 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

7月に子宮全摘手術をしました。
術後初の検診8月では順調に治ってると言ってもらい、これからも重いものは持たないように…と言われましたが、1ヶ月半ほど経った昨日19日に4.5リットル程の水を持ってしまいました。
その後、お腹の中がちくちくと重く痛み、膣の縫合部分?がチクッと痛む感じがあったり、術後すぐのような状態になってしまいました。
8月の健診時には、がっつりと縫ってるから痛いよ。とは言われましたので、まだまだ痛みがあるのは分かるのですが順調に経過してたのに重い物を持ってしまったので縫合部分が裂けないか心配になっています。
次の検診は10月になります。

A140 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
術後「1か月半ほど」経っているので、どこの部位であろうと「順調に治って」いた「縫合部分が裂け」ることはありません。
筋肉を寄せて縫合しているので、「重い物を持ってしまった」ときに筋肉あるいは筋膜にわずかな亀裂が入ったのかもしれません。
直ちに治療をせずとも、時間の経過とともに「痛み」は無くなるでしょう。
医療として経過観察するべき時期の指示が「次の検診」予定なので、不安や疑問を持ったときは予約日に関わらずおかかりになっている医療機関を受診して相談なさるようにしてください。

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