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創傷治癒よくある質問

  1. 治療中や手術後の気になる状態
  1. 胸・脇・腹・背・腰など
Q11 相談者 ニックネーム:うさぎ 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性

4ヶ月前にチョコレート嚢胞のため、卵巣は残しながら、嚢胞のみを摘出する腹腔鏡手術を受けました。手術痕は臍と鼠径部左右1ヵ所ずつです。
主治医より、傷の経過とエコーによる卵巣の状態は良好と言われています。
ですが、手術後から胸下から鼠径部にかけて軽く押すと痛みがある状態が続いています。痛みは下に行くほど強くなり、手術痕の鼠径部あたりが一番押すと痛いです。手術前から便秘ぎみなのですが、排便が1日ないと痛みが強くなる傾向があります。
主治医にも伝えていますが、卵巣はエコーで問題ないので癒着かもしれないが癒着の場合調べることも対処もなにもできないと言われています。
腹腔鏡手術後このように広い範囲で癒着が起こることはあるのでしょうか?

A11 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「腹腔鏡手術」の術直後から「胸下から鼠径部にかけて軽く押すと痛みがある状態が続いて」いるが、少しずつ症状は軽減しているなら、二酸化炭素で腹腔を膨らませたための筋肉痛、腹壁に二酸化炭素が入ったための皮下気腫の可能性があります。
腹壁の「痛み」ではなく「主治医」の推測通り「癒着」が原因の「痛み」とすれば、「胸下から鼠径部にかけて軽く押すと痛みがある」のも「排便が1日ないと痛みが強くなる」のも、「癒着」で腸管の動きに制限が起きて腸内にガスが溜まってしまい牽引痛などが起きると考えられます。
「癒着」が原因で「胸下から鼠径部にかけて」「広い範囲」に「軽く押すと痛みがある」としても、腸間膜の一部が癒着しているだけで、「広い範囲」に「癒着」が起きているわけではないので、重度の便秘を繰り返すとか腸閉塞を起こすというようなことが無い限り、侵襲的な治療をしないのが通常です。
また、「痛み」の程度が常に一定で、「胸下から」左右どちらかの「鼠径部にかけて軽く押すと痛みが」あって、「痛みは下に行くほど強くなり」左右どちらかの「手術痕の鼠径部あたりが一番押すと痛い」ならば、腹壁神経など知覚神経の症状かもしれません。
時間の経過とともに症状が軽減するのが通常ですが、慢性疼痛になることもあるので、「主治医」と相談して鎮痛剤などの服用を検討してください。
申し訳ありませんが、頂いた情報だけでは詳細が把握できないので、診断・経過予測および治療方針の検討には診察が必要です。
婦人科の「主治医」の診察で不安なら、消化器科や形成外科で一度診て貰ってはいかがでしょう。
Q12 相談者 ニックネーム:虫垂炎オペ後 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性

去年11月中頃、腹腔鏡で虫垂炎のオペを日帰り専門クリニックで受けました。
手術自体は問題なく終わり、傷口はおへその1か所のみでした。
術後の診察はなく、手術以降は電話での様子確認のみでした。
術後1週間経っても腹部の痛みは治まるどころかどんどんと増強し、お臍周囲の皮膚は赤く硬くなり、傷口から膿が溢れ出してきました。
手術医の診察を受け、蜂窩織炎?脂肪織炎?と言われ、クリニックが自宅から遠いという理由もあってか、切開し膿を出した後、おへそにナイロン状のドレーンを入れました。以降は2週間に1回の頻度で通院し、洗浄してもらっています。
「肉が盛り上がってきたらドレーンは抜ける」、「少量の膿があっても肉が盛り上がって組織が出来上がってきたら、血液などの力?で感染と戦うことができる」と手術医から言われていますが、年が明け今現在もドレーンは入れたままです。
膿はいつくらいになったら治まるものでしょうか?
またドレーンを抜くタイミングは手術医から聞いている通りでしょうか?
私個人としては、少量でも毎日膿が出ている状態でドレーンを抜くことへの再感染が恐怖です。
切開、排膿、ドレーンの挿入はとっても痛い経験だったので同様の思いをするのであれば慎重に進めたいという思いがあり、手術医もその思いもあるのですが、ドレーンを入れて以降 経過は順調でしたが、本日になり、以前と同様にお臍下の1円玉くらいの大きさの発赤と、傷口近くにプツっとしたデキモノ?(芯に膿が溜まっているニキビ様なもの)がみられます。
そのため、明日手術医の診察を受ける予定です。
これはドレーンを入れていることにより感染なのか、はたまた縫合糸腫瘍なのか、蜂窩織炎•脂肪織炎の再燃なのか、どういった理由が考えられますでしょうか?
手術医にも説明を求めますが、毎回具体的な返答がなくあまり親身になってもらっていない感覚、不信感があり、今回ご相談させていただきました。

A12 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
単孔式の腹腔鏡手術は、筋肉の損傷部分が少ないため術後早期に日常生活への復帰が可能なうえ、傷跡が臍部分だけで済むというメリットがあります。
一方で、挿入するカニューレが太いため、カニューレ挿入部周辺組織のダメージが大きく、もともと血流が良くない臍部分の脂肪融解が起きやすい傾向があるので、術後の創状態の経過観察を慎重に行う体制が必要と考えます。
単孔式腹腔鏡手術後に脂肪融解が生じて感染を併発したのですから、切開排膿に加えカニューレ設置は適切な処置です。
カニューレからの排膿が無くなるか、感染が鎮静したことが確認できるまで、閉創すべきではありません。
主治医が通院は大変だろうと気をまわしてくれたため、術後は電話診察のみで、臍部に炎症(感染?)が起きてからも2週間に1度の診察だったのかもしれませんが、術後1か月以上の期間、感染制御、炎症鎮静化、創の閉鎖が出来ていないのですから、これからしばらくの期間は間隔を置かず通院し適時適切な処置をすべきでしょう。
主治医には、どうしてこうなったか説明を求めるのではなく、現在の創の状態の説明と今後の治療方針、予測される経過をお尋ねになって、指示された通りに通院するので出来るだけ頻回の診察をお願いしたいと申し出てみてはいかがでしょうか。
Q13 相談者 ニックネーム:にこ 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

2ヶ月前、乳房部分切除の手術をしました。(主治医は遠方でなかなか通えない状況です。)その後、3週間後と1ヶ月半後に傷口が膿んで、近くの外科で膿を出す処置をしました。その後、傷口から縫い糸のようなものが、1センチほど出てきて、主治医に連絡したところ、受診しても糸を切るくらいだから様子見でと言われています。しかし、今日見ると塞がりそうだった傷口に穴?があき出血しています。これはどうしたらよいのでしょうか。

A13 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
抜糸をした方が良いと考えます。
「主治医」の診察をお受けになるか、主治医に確認して形成外科を受診することをお勧めします。
「主治医」は昨日までの状況をお聞きになって、「遠方でなかなか通えない状況」であることを勘案して、「受診しても糸を切るくらいだから様子見で」と提案なさったのではないでしょうか。
創状態が変われば、「主治医」の判断も変わります。
再度、「主治医」に連絡をおとりになってご相談なさってください。
Q14 相談者 ニックネーム:マイキーくん 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:男性

件名:縫合部分にある「内出血?」「黒ジミ?」が気になります
手術:包茎手術
内容:環状切開術
術日:2024年12月26日
現在:シャワー洗浄、軟膏塗布、包帯固定
経過:良好
昨年末に上記手術を受けています。ちょうど一週間目です。
シャワー洗浄の際に見る傷口「縫合部」に違和感?がありご相談です。
輪っか状の縫合部の一部に黒いシミ(内出血?)ができています。
部分とは俗にいう「裏スジ」側です。
色味は「ほぼ黒」です。
長さは傷に添い1.5cmくらい、幅は2~3mm といった感じです。
時間と共に消えていくとも感じますしこのまま残る?とも感じます。
大きな不安があるとは言いませんが少し気になります。
特段の痛みはありません。
血は、その黒ジミ近隣から極微量だけ出ています(バスタオルに赤い点がつきます)。

A14 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
メラニン色素の豊富な皮膚を寄せて縫合しているため、「ほぼ黒」に見えているのではないでしょうか。
皮下出血によるヘモジデリン沈着も完全には否定できません。
確定診断には診察が必要ですが、いずれの原因であっても、時間の経過とともに色調は薄くなります。
また、勃起して皮膚に緊張がかかれば薄くなって見えるはずです。
Q15 相談者 ニックネーム:んにゃ 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

3年前程に整形外科にかかり、特発性側湾症の手術を受けました。側湾がS時型だったので1度目は脇腹から、2度目は背中のうなじから10センチほど離した位置から切り、背骨にボルトを埋めて固定する手術を受けました。
手術を受けてから背中の右肩甲骨辺りがが痒くなり、また、かいてもかいても治まらずにかきすぎてしまうことがあります。痒いのはいつも同じ位置です。乾燥する冬の時期になると特に痒みが出やすくなります。手術前はこのようなことがなかったのですが、これは手術が関係する可能性はあるのでしょうか。

A15 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「手術を受けてから」術後「3年」経過するまで、「いつも同じ位置」が「痒くなり」、「乾燥する冬の時期になると特に痒みが出やすく」なる症状が続いているのですから、繰り返す掻爬により表皮バリアの損傷が継続し慢性炎症が生じていると推測できます。
最初の原因は、「手術」から数日入浴ができなかったとすればそのための痒みだったかもしれませんし、「手術」の際の消毒薬によるかぶれだったのかもしれません。
また、「手術」の皮膚切開に伴い表皮の末梢知覚神経は切断されるので、神経が再生されるまでに皮脂分泌が一時的に減少したことが「右肩甲骨辺りが痒く」なった発端であった可能性も否定できません。
内服や外用の痒み止めで対処してかまいませんが、掻爬しないことと保湿をしておくことが大切です。
Q16 相談者 ニックネーム:meme 患者様(相談対象者) 年齢:50代後半 性別:女性

昨年9月に卵巣茎捻転の為、腹腔鏡術にて卵巣摘出しました。お臍に今まで多少の痛みを感じる事はありましたが、昨日から痛みが増し、立ち上がり時、歩き始め、咳やくしゃみなど腹圧がかかると痛く、安静時もチクチク痛みを感じます。お臍もしこっている感があり、触るのも痛いです。周辺も赤みがあります。様子を見ていてよいのでしょうか?受診するのであれば何科を受診すれば良いのでしょうか?

A16 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
霽ヘルニア、瘢痕ヘルニア、皮下膿瘍の可能性があります。
「触るのも痛い」うえ「周辺も赤みが」あるのですから、脂肪が融解した皮下膿瘍の感染や縫合糸膿瘍の感染が最も疑われます。
手術をした婦人科あるいは形成外科におかかりになってください。
Q17 相談者 ニックネーム:とよぽん 患者様(相談対象者) 年齢:50代後半 性別:女性

1年ほど前、母が膵臓癌の治療で開腹手術をしました。
最近手術痕の下にしこりがあることに気づき、押すと痛みがあるようです。傷自体が膨れていると言うよりは、傷の下にしこりがあるという状態です。腹筋が痛いとも言っています。
関係があるかは分かりませんが、1ヶ月ほど前からスケールで言う2か3程度の、しくしくとした腹痛もあるようです。便通に問題はありません。

A17 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
皮下膿瘍あるいは悪性腫瘍の腹壁転移が「傷の下」の「しこり」として触れるのかもしれません。
「便通に問題」は無くとも「しくしくとした腹痛」は、腹壁ヘルニアや消化管潰瘍も否定できません。
普段おかかりになっている病院でも手術をした病院でも構わないので受診して、超音波検査やMRIで確認して貰うとよいでしょう。
Q18 相談者 ニックネーム:ラルレオ 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

先週約3cmの粘膜下筋腫を開腹手術で取ったのですが筋腫が半分埋まってて半分出てる状態で取った場所が炎症してて焼いたのと穴が開いてるから少しの間出血と痛みがあると言われたのですが、手術して10日経ちますがくしゃみが出たら臍下より右側が激痛でその焼いた場所の痛みはいつまで続くのでしょうか?あとその穴はいつ元に戻るのでしょうか?

A18 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「くしゃみ」で「激痛」があるのは、腹壁の切開による痛みではないでしょうか。
開腹手術後は、痛みの程度に個人差はありますが、1か月以上痛みを感じる場合もあります。
子宮筋腫核出術後の子宮の回復に関してのご質問は、婦人科主治医にお問い合わせください。
Q19 相談者 ニックネーム:Yuri 患者様(相談対象者) 年齢:50代後半 性別:女性

1週間前に腹腔鏡にて胆嚢摘出していただきました。腹腔鏡ならば早期復帰が可能と理解しておりましたが、臍下から右側にかけてかなり痛みがあります、日に日に良くなると思いましたが、良くならず起き上がるのにも
かなりの痛みのため辛いです。皆さんが言うよに痛みが和らいでいる感覚がないのですが何が起きているのでしょうか?

A19 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
腹腔鏡手術であっても、腹腔内で操作する器具を入れるポートを設置するため腹壁の筋肉を小さく切開します。
したがって開腹術ほどではなくとも、筋膜や筋肉を切開した痛みは生じますが、その痛みは、日を追うごとに軽減します。
切開時に腹壁の知覚神経を損傷したとすれば、断端神経腫ができて叩打痛が生じることはありますが、部分的に知覚の脱失が起きるのが通常です。
「腹腔鏡」手術から「1週間」経過して、「起き上がるのにもかなりの痛み」があり「日に日に良くなる」傾向が無いないという症状は、いずれにも当てはまらない様です。
「臍下」の「右側」だけに「辛い」ほどの「痛み」があって、「和らいでいる感覚がない」とすれば、手術と直接関係なく、帯状疱疹の神経痛の可能性も否定できません。
申し訳ありませんが、周術期(手術直後から回復期まで)の症状は、診察をせずにコメントすることが出来ません。
まだ術後「1週間」なので経過をみるべきかもしれませんが、通常の経過とは異なるようですから、直ちに主治医にお尋ねになってください。
Q20 相談者 ニックネーム:かめちゃん 患者様(相談対象者) 年齢:70代前半 性別:男性

3ヶ月前に前立腺がんでダンビンチによる摘出手術を受けました。
回復部が完治しません。具体的には浸出液でます。
回復部(大きさ;3㎝)はテープによる縫合となり、術後8日後にテープを剥がしたところ、出血はなくのですが、皮フが1㎝程度覆い被さるように被さっていました。
看護師がその部分を再度テープで覆いました。
皮フが重なって状態で、テープで覆っても縫合完了するのでしょうか。皮フと皮フは押さえつけているとクッツクのでしょうか。担当医は表面だけを見て大丈夫と言っておりますが、形成外科による処置が必要でしょうか、教えて下さい。

A20 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「皮フが1㎝程度覆い被さるように」「皮フが重なった状態」なら、創閉鎖はしません。
瘢痕として上皮化が完了するまでに、数週から数か月かかります。
主治医に相談して対処して貰うか、形成外科を紹介して貰ってください。

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