- トップページ >
- 傷の悩み 無料相談 >
- FAQ 創傷治癒 よくあるご相談
- > 治療中や手術後の気になる状態 >
- 胸・脇・腹・背・腰など
傷の悩み 無料相談
創傷治癒よくある質問
- 治療中や手術後の気になる状態
- 胸・脇・腹・背・腰など
- Q261 相談者 ニックネーム:HS 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:男性
-
平成22年12月(12月11日手術)に横行結腸癌で開腹手術(以下1回目の手術:切除長さは20㎝超)をしました。(ステージⅡ)
1回目の手術では胆嚢にも癒着があり胆嚢も切除しています。
また、1回目の手術ではリンパに転移している可能性が有るとの事で、リンパを30数個、腸に繋がっている太い血管を2本切除し病理検査に出し、転移していない事が確認されました。昨年平成27年9月(9月17日手術)に新たな横行結腸部に癌が見つかり2度の目の開腹手術(以下2回目の手術:切除長さは10㎝)を行いました。(ステージⅠ)
1回目の手術で腸の大部分に癒着があり、2回目の手術で癌の切除と癒着部分の切離しを行ったと
主治医から説明がありました。(外科)因みに1回目の主治医と2回目の主治医は別ですが病院は同じで、1回目の主治医は手術から3年目で離職した為、変わりました。
尚2回目の開腹部は1一回目と全く同じ位置を切りました。癌自体は1回目も2回目も進行はステージⅢまでには至らないものでしたので、定期的な検査と診察で現在も過ごしています。
特に生活に支障が出るような気がかりはありまあせんが、2回目の手術後、腹部(左右両わき腹から右下腹部)に痛みが生じています。
1回目の手術後の経過では感じた事とのない腹部の痛みと感じています。先月12月に術後の診察で痛みを主治医に伝えた所、レントゲンを取り見て頂きました。
レントゲンの結果は特に以上は見られないとの回答で、主治医の話では癒着部分を切離した事で、
痛みがでているのでは無いかとの説明でした。
痛みが取れる期間として人それぞれの長さがあるので、1ヶ月で痛みがなくなる人もいれば、長い人では3ヶ月4ヶ月かかる人もいる。との説明だったので、自分としてはその説明で一応納得して病院を後にしました。この日は痛み止めを処方してもい2日間くらい服用しました、その後一旦痛みは治まった様な気がしていましたが、今年の仕事始めから3日4日後から、また同じ痛みがはじまり現在に至っています。
先の通り、生活に支障を来たす痛みではないので通常通りの生活をしていますが、術後4ヶ月ほど過ぎたのに、まだ痛みが残っている事に少々不安があり相談に至りました。
【痛み方】
1、最初の感覚は、持久走などしている時に横っ腹が痛くなる感覚。(大きく息を吸うと部位が痛む)
2、最初は左側が痛くなったが、日ごと右側へ痛みが移った感じ。(今でも左右に傷みが行き来している感じで、特に右側は痛みが長い気がします)
3、触ると(部位を押すと)痛みがある。
4、痛い時は、歩いている振動でも痛みを感じる。
5、えび反りのような動き(体勢)をする度に痛む。(何となくつっぱた感じもする)
6、痛部を押すと何となく硬さも感じる。
7、日によっては盲腸の部分が痛むのか?と思うほど右下腹部の痛みがある。(今の所左下腹部には同様の痛みは感じていない)
8、術後ストレッチや筋トレを開始したので、腹筋痛か?とも思った時期もあり。
9、今年に入ってから、痛みを発症した前日に、やや腹筋を使う動作を行っていた。
10、術後5㎏体重が減ったので(元々やせ気味の体系)体重を戻す為に、幾分食事量は多めに取っている。
※以上のような経過と症状です。
※何れにしても痛みが取れない状態なので相談する事にしました。
因みに、血便はでていませんし、便の調子も悪くはありません。
- A261 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
-
瘢痕の痛みならば、術後6カ月程度がピークで、瘢痕が軟らかくなって引き攣れが無くなると痛みは軽減します。
また、手術による筋肉の損傷による痛みならば、一般的に痛みの増減は無く、徐々に軽快するはずですが、運動をしたときに痛みが増強し痛みの部位が固定しているならば、手術中に筋肉を過伸展したためかもしれません。
痛みの部位が移動したり症状の程度が悪化・軽快を繰り返したりするとすれば、腸間膜が牽引されることによる痛みの可能性があるのではないでしょうか。
「レントゲン」検査では、腸管や腸間膜の動きは見えないので、症状とMRIなどの検査で推測することになります。
主治医は「癒着部分を切離した事で、痛みがでているのでは無いか」と診断なさっているようですし、今のところ、痛みの治療は消化器外科あるいは消化器内科にお任せするのが正しい選択でしょう。
また主治医に確認して、腹壁の異常が痛みの原因である可能性がゼロではないならば、形成外科を紹介してもらい診断を仰いでください。
- Q262 相談者 ニックネーム:うさぎ 患者様(相談対象者) 年齢:60代前半 性別:女性
-
2015年7月17日に心臓バイパス手術をしました。
胸部正中切開で胸骨を金属アレルギーのためエチボンドという糸でしばっています。
傷跡はきれいになおっているのですが、手術後一か月ごくらいからだんだんみぞおち、横隔膜の引っ張れ感と胸骨の中心にむかっての引っ張れ感が半端ではなく、どんどん強まって、現在5か月たつのですが、毎日このつらさがつづいています。
体重も5キロへってしまいました。
食事をして胃が膨らむと底上げされるように、少しましになります。体内に残っている撚糸が原因ではないかと思っています。糸を取ることは可能でしょうか?
また、筋肉の緊張を緩和してやる方法はあるでしょうか?
- A262 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
-
「傷跡はきれいになおっている」ということですが、お悩みの症状は、「胸骨」を閉じた「エチボンド」ポリエステルスーチャーが原因ではなく、骨膜、筋、筋膜、皮下組織、皮膚のいずれか、あるいはそれらすべての層に存在する瘢痕と瘢痕拘縮による可能性が大きいように考えます。
「エチボンド」ポリエステルスーチャーを「取ることは可能」ですが、同時に瘢痕拘縮を解除した方がよいかもしれませんし、瘢痕の治療だけで症状が軽減するかもしれません。
主治医に相談して、瘢痕の治療まで含めて形成外科を紹介して貰うことをお勧めします。
- Q263 相談者 ニックネーム:かっちゃん 患者様(相談対象者) 年齢:50代後半 性別:女性
-
先日乳房外パジェット病で皮膚移植手術を受けました。
退院後スルファジアジンパスタを処方されましたが浸潤液が多いので今回ユーパスタを処方されました。
数日使用したら患部に痒みが生じてきました。
この場合またスルファジアジンパスタを処方して貰った方が良いのでしょうか?
また皮膚が覆われていない部分の肉芽は時間が経てば上皮化するのでしようか?
- A263 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
-
ポピドンヨードによる、いわゆるかぶれの可能性が高いでしょう。
「ユーパスタ」は中止した方がよいでしょうが、症状を診なければ、サルファダイアジンの適応かどうかの判断が出来ません。
「乳房外パジェット病」ならば、診察をせずに一般論でお答えすることは出来ません。
「退院後スルファジアジンパスタを処方」されたというのは、植皮が完全生着していない状況で退院なさったのか、退院後に潰瘍が発症したのでしょうか。
あなたの体と病状をいちばんよく知っているのは、お掛かりになっている皮膚科あるいは形成外科の担当医です。
今後の治療方針、予想される経過、どんな状況なら予定外でもすぐに受診した方がよいのか、治療が上手くいかなかった場合の次善の策など、わからないことや不安なことは、遠慮せず何でも担当医に質問してください。
他の専門医の診察を受けて、セカンドオピニオンを求めることも可能です。
セカンドオピニオンを求めることで担当医との関係が悪くなることを心配なさる方がおられますが、多くの医師がセカンドオピニオンを聞くことは一般的なことと考えているので、特に遠慮することはありません。
- Q264 相談者 ニックネーム:kerry 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性
-
先月25日に子宮筋腫核を摘出するために、開腹手術をしました。創部は、恥骨上辺り4センチの横切開です。
摘出後の子宮筋腫核は、13センチ、400gでした。術後11日経過していて、現在自宅療養中です。
昨日あたりから、創部(すでに抜糸済みです)が白っぽくジュクジュクしていて、開いているようなかんじです。
抜糸後、創部には担当の先生が、テーピングをしてくれたみたいで、(創部に対して垂直に貼ってあります)それだけです。入浴も可能です。
あとは、下着が創部にあたると痛みがあるので、ガーゼをあてています。
白っぽくジュクジュクしているのは、特に匂いもありません。
まだ、傷口は痛みが残っていますが。。。。
創部の周りの腫れや発赤は特にありません。
このまま傷口は何もしなくても大丈夫でしょうか?
白くジュクジュクして傷口が開いているのは、ふさがるでしょうか?
- A264 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
-
「白くジュクジュクして傷口が開いている」なら、「テーピング」を剥がして、シャワーで洗浄してください。
哆開創には、湿潤療法専用の創傷被覆材をお使いいただくのがよいでしょう。
次の再診予定の日程を待つことなく、直ちに手術をした病院を受診してください。
- Q265 相談者 ニックネーム:まーる 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性
-
先日、乳がんの手術を受けました(8月17日手術)腫瘍の部分切除で、胸のアンダーバストのラインに沿って7cmほど切開しました。この切った部分には、透明で幅が1.5cmで長さ10cmくらいのテープ(ドレッシング材)が貼られていて、その上にさらに5cm×10cmくらいの範囲で薄い透明のフィルムが貼られていました。
8月27日に傷の下あたりが膨らんできたので、外来で注射器で中身を抜きました(茶褐色の血でした)その際、透明のフィルムや傷口のテープもすべて剥がされてしまいましたが、その後は何もはってありません。
手術の傷口は細い一文字の線になっていてちゃんと、くっついているように見えますが、このままにしておいても傷は綺麗に治るのでしょうか?
出来れば綺麗な傷跡にしたいので、何かテープやフィルムを貼る必要があれば、教えてください。出来れば自分で簡単に用意できる物だと助かります。傷がくっついていても、テープを貼らないと傷が目立ちますか?貼るとしたら、何をどのくらいの期間貼るのが良いでしょうか?
- A265 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
-
皮下に漿液貯留が起きたため「注射器で中身を」抜いたものと考えられます。
テープを剥がす際に皮下の貯留空間を広げる方向に力がかかるため、皮下空間が癒着するまでは「テープやフィルムを貼る」ことは控えた方がよいでしょう。
一般的に、瘢痕はアンダーバストのラインに隠れる一本の線状になりますが、肥厚性瘢痕が生じる可能性のある部位なので、漿液が貯留しなくなった時点で主治医にご相談なさって、形成外科を紹介してもらってください。
- Q266 相談者 ニックネーム: 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:男性
-
胸骨正中切開の術後の傷口が一部ふさがらない個所あります。
胸の一番上の個所ですが、術後ガーゼあてて一カ月位は順調にふさがりかけていましたが、ガーゼにかさぶたがくっつき取れてしまいました。今度はキズパワーパッド貼っておりますが、黄色液と白い液が傷口に出ます。傷口は痛んだり、また、液はサラサラして、匂いはありません。化膿しているのでしょうか?
傷口は親指の爪位の大きさで、深さは一センチ位ですが、この位大きいと治らないでしょうか?
- A266 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
-
胸骨を固定したワイヤーか皮下の糸が異物反応を引き起こしている可能性があります。
感染を合併してはいないようですから、適切なケアで創は閉鎖するはずです。
主治医に相談して、形成外科を紹介してもらってはいかがでしょう。
- Q267 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:40歳 性別:女性
-
子宮ガンで放射線治療を受けました。後遺症と思われますが、半年前から腰の部分の皮膚がくずれてきて、ひどく痛みます。皮膚移植もむずかしいといわれたのですが、どうしたらよいのでしょうか。
- A267 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
-
子宮ガンの場合は四方向から放射線をかけますので、下腹部の両側と、背中では両方の腰の部分に起こります。
ここで放射線の後遺症について、説明を加えます。放射線をかけた場合に、その直後と、それから数年たって起こるものと2つのタイプの後遺症があります。直後のものはやけどに似て、一時的に赤くなり、ヒリヒリして、そのまま皮膚がくずれる場合もありますが、たいていはそうならずにおさまります。
もう1つのタイプはもっとめんどうで、十数年たってから徐々に変化が起こってきます。放射線の副作用が徐々にあらわれて、毛細管がつまったり、全部の細胞が萎縮して線維化されてきます。血液の循環が悪くなるので、その部分の皮膚は栄養不足になり、くずれていわゆる潰瘍をつくります。
ご質問の場合は、このような後期の放射線障害にあたります。これもガンの治療のためには、やむをえない副産物とされています。めんどうなことには、毛細管がつまって血液の循環が悪いので、皮膚の移植をしようと思ってもなかなかついてくれないことです。
また、血管が先にやられてしまうのに、神経は放射線に対して抵抗力があって、痛みだけは、人一倍敏感に感じるのです。
なおりが悪いうえに痛みだけは強いということで、当人にとっては非常な苦痛になります。しかもこの変化は表面だけではなく、ずっと奥まで及んでいるので、ほうっておくとだんだんと広く深く進行してゆきます。
しかし、なおせないわけではありません。昔の皮膚移植ではほとんど失敗しましたが、最近の新しい移植の方法を使えば、多少手間はかかりますが、完全になおすことも可能です。これを早い時期にすませておけば、回りからのよい血液をその部分に誘致することになるので、潰瘍が深部に進行するのを防ぐことにもなります。
この手術には、やはり数ヵ月の入院は必要でしょう。子宮ガンの治療だけでもたくさんなのに、手術はもうこりごりだと思われるかもしれませんが、早ければ早いほど治療しやすいし、入院も少なくてすみますから、あまり引き延ばさないほうが得策だと思います。
- Q268 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:45歳 性別:女性
-
乳ガンのため、手術と放射線治療を受けました。ガンはなおったと言われたのですが、腕のむくみがひどくて手を上げることができません。形成手術でなんとかなるでしょうか。
- A268 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
-
わが国でも多くの場合乳ガンは患者さんにも診断を知らせます。手術と放射線療法をうまく使えばよい成績をあげられるということと、本人が定期的に自分のからだをチェックして早期発見するように、一般の知識が普及したためです。以前はご相談のように、乳ガンの手術はガンの根治手術の一つの典型として、広範囲に乳房と胸の筋肉、わきの下のリンパ節を切除、それでも取りきれない部分を、放射線療法で補うようにしていました。手術の範囲も広く、また、放射線も相当量必要です。そこでご質問の、ガンはなおったが、手がむくんで動かなくなった、という訴えがしばしば起こります。最近は、乳ガンは悪性腫瘍そのものと転移のあるリンパ節だけを切除してなるべく乳房を温存し、あとは放射線療法、化学療法、ホルモン療法を組み合わせるという治療方針が普及しています。
むくみの原因は、わきの下のリンパ腺を取り除いたことにあります。乳房と同じに、腕のリンパ液もわきの下のリンパ腺に集まります。乳ガンの根治のためにその部分のリンパ腺を除くと、腕のリンパ液も通り道がふさがれて、肩とか背中とかのわき道を通るようになります。これである程度代償されますが、やはり十分ではありません。ことに長時間手をだらっと下げているとむくみがきて、そのむくみがその部分の皮下組織を刺激して瘢痕組織をつくり、さらにむくみがひどくなります。一種の悪循環です。
手術のあとは、その部分を安静に保つために、しばらく手は動かせません。ところが関節は絶えず動かしていないと、数週間でかたくなってしまいます。ことに放射線をかけると、線維組織がふえるので、関節はなお早く固まります。乳ガンの手術のあとは放射線をかけることが多く、ちょっとゆだんしている間に肩が動かなくなってくるのはこのためです。
またこの放射線療法は、さきほど述べた残されたリンパ液のわき道もふさいでしまうために、さらにむくみの原因となります。また肩の動きが悪ければ、腕もだらんと下がって、むくみがなおひどくなります。むくんでいるとますます肩を動かさないということで、ここでもまた悪循環が起きてしまいます。ひどい場合、肩の関節は完全に固まってしまい、腕がだらんと下がり、反対側の腕の2倍くらいにはれてしまうこともあります。
これはガンをなおすためのやむをえない犠牲でしたが、早い時期から注意すればある程度の予防は可能ですし、またこうなってからでも、程度によっては治療する方法がないわけではありません。
手術後は、なるべく早い時期から腕を動かすようにします。いちばんよいのは壁のそばに立って、手を壁の上へはわせて、だんだん高いところへ持ってゆくようにすることです。
また、乳房再建の手術をするときにわきの下の癒着をして硬くなった組織をていねいにはがすとリンパ液の流れが良くなって、むくみが劇的に改善されることが少なくありません。形成外科でどの程度の手術が適当か相談してみてください。
- Q269 相談者 ニックネーム:さんぺ 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性
-
乳ガンの全摘及び同時再建を行った者です。
腋下と、乳房の下に2ヶ所傷があります。乳房の下の傷が術後1ヶ月ほどして、黒い瘡蓋が取れたのち、はじめは小さな穴から薄黄緑色の脂肪のようなもの、浸出液、血などがではじめたのですが、どんどんひどくなりました。一週間ごとに、手術していただいた先生に看てもらい、溶ける糸のアレルギーでおこることがあり、ふさがるまでは、熱が出なければ、大丈夫ということで、ゲンタシンをぬり、ナプキンをあてて、すごしております。
穴がどんどん大きく赤くはれて、熱は37度と微熱程度ですが、心配で受診。一度中をぐりぐりときれいに?していただき、出血させることで、くっつきやすくなるだろうと、いうことで、処置してもらいました。
まわりは赤くなり穴はもっとひろがっていますが、担当の先生は、お風呂でも温泉でも大丈夫!!と、そこまでおっしゃるので、心配ないのかもしれませんが、不安は拭えません・・・
自ら、傷をくっけるようなテープや絆創膏をつかっていいかどうか、悩んでおります。
- A269 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
-
予想される状況と今後の対策について、アドバイスさせていただきます。
「小さな穴から薄黄緑色の脂肪のようなもの、浸出液、血などがではじめ」、「穴がどんどん大きく赤くはれて」、「37度と微熱程度」が1日中続いているとすれば、脂肪組織の融解によるものだろうと考えます。
今は血流の悪い部分の脂肪が溶けて流れ出ている状態ですが、感染を合併しなければ徐々に改善します。
清潔なお湯ならば入浴も問題ないのですが、ご心配ならばシャワー程度にしていただいても構いませんし、
通常の石鹸やボディソープをお使いになっても問題ありません。
「傷をくっけるようなテープや絆創膏をつかっていいかどうか」ということですが、創傷の治療において最も難しいのが、『創傷被覆材の選択』なので、申し訳ありませんが、診察をしなければ具体的な治療法の提案が出来ません。
「不安は拭え」ないならば、一度、形成外科でセカンドオピニオンをお求めになっては如何でしょう。
- Q270 相談者 ニックネーム:みやぎ 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性
-
昨年末に受けた開腹手術の縫合跡が、一部分に赤みと痛みが出てしまいました。
埋没法による縫合を3Mステリストリップで固定してあったので、退院後は自分で2週間おきにステリストを交換しその上から市販の傷あてパッドで保護しています。
1ヶ月経って全体的な腫れと痛みはほぼなくなり、傷口も両端以外は薄紫色の一本線のようにきれいに治りそうだったのですが…。昨日の起床時に上端のコロコロしたしこり部分に少し痛みがあり、その後ズボンのウエストで圧迫される度にひきつるような強めの痛みを感じました。
帰宅後ステリストを1本だけ剥がしてみると、上部2cm四方に赤みが出ており、傷の端がふやけた時のような白く小さい円形になっていました。
そのまま新たなステリストを貼り直した上でパッドを重ねていますが、何か触れたときや動く時に感じていた痛みが、現在だんだん持続するようになってきました。痒みはないので、テープかぶれではないと思います。
傷が少し開いてしまったのか、もしくは化膿でもしてしまったのでしょうか?受診した病院に問合せたところ主治医の先生が外来の診察に来るのは週2日だけとのことで、次は1週間先になってしまいます。
外科か皮膚科か、他の病院で早急に診ていただくべきでしょうか?
- A270 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
-
埋没縫合の糸を核とした縫合糸膿瘍が生じているのではないでしょうか。
抗生物質の内服で「赤み」「痛み」は縮小するでしょうし、縫合糸の抜去で膿瘍は治
癒します。
形成外科におかかりになるのが最適かと存じますが、「主治医の先生」でなくとも元の病院におかかりになってもよいでしょうし、「外科か皮膚科」で診ていただいてもよいでしょう。
ちなみに、「3Mステリストリップで固定してあったので」「ステリスト」(ステリス
トリップのことでしょうか?)を貼って「傷あてパッドで保護して」いるとのことですが、閉鎖した創にスキンクロージャーテープも「傷あてパッド」も必要ありません。
頻回の通院が必要なわけではありませんので、瘢痕の経過観察、自己ケアの方法の指導、治療方針を含めて、形成外科病院で一度ご相談なさることをお勧めします。
Warning: Undefined variable $the_query in /home/woundhealing/www/wp20230330/wp-content/themes/whc2023/category.php on line 177
Warning: Attempt to read property "max_num_pages" on null in /home/woundhealing/www/wp20230330/wp-content/themes/whc2023/category.php on line 177
side