傷の悩み 無料相談

創傷治癒よくある質問

  1. 治療中や手術後の気になる状態
  1. 胸・脇・腹・背・腰など
Q271 相談者 ニックネーム:ブルドッグ 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

1年前に腹壁瘢痕ヘルニアの手術を受け人工メッシュによる修復手術を受けました。その後メッシュ感染を起こしメッシュ除去手術を受けております。除去手術後は創開放洗浄でしたので傷口はくっついてしまい、臍ヘルニアにもなってしまいました。腹部の筋肉は縫合不全を起こし、開いてしまい瘢痕で蓋をしてあるような状態でいつ再発するかどうかという状態です。現在は創傷修復と臍の修復の為、形成外科とヘルニアの再発の可能性もあるので一般外科を受診しています。
ドクターの指示によりダイエットをしていますが、年齢もあり腹部の余った皮膚が下垂しており自分としては腹部全体を美容的にもきれいに治して欲しいと思っております。今通っている形成外科は硬派で一度話をしてみたところ「美容手術はやりません」とはっきり言われました。自分は3度目の手術になるので、○○美容外科や小さい病院では手術は受けたくないと思い大学病院を選択しましたがやはり別々に手術を受けるしかないのでしょうか?

A271 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「筋肉の縫合不全を起こして筋肉も開いてしまい再発の危険があると言われて」いる「臍ヘルニア」の治療のため「臍再生の手術」と「再発を防ぐ為、大腿筋膜の移植」の手術を行う際に、同時に「傷口を目立たなくする手術」をしたとしても、保険診療の範囲内の一連の治療として、費用は保険適応となるでしょう。

一方で、「余った皮を美容的にきれいに除去」する手術は、美容目的のため保険適応にはならず自費治療となるため、費用は全額自己負担です。

また保険診療の基準となる社会保険診療報酬支払基金の判断によると、一連の治療において保険適応外の治療を併用した場合は保険適応となっている治療も含め全て自己負担となるため、保険適応の手術と保険適応外の手術を同一機関で同時には行わないのが一般的です。

「現在受診中の形成外科」の担当医は、これまでの費用も含めて全て自費の請求となる可能性を懸念して、「美容形成は」同時に出来ませんとアドバイスなさったのかもしれません。

あるいは、「術後感染にてメッシュ除去の手術を再度受けた」部位を「大腿筋膜の移植」で修復するとすれば、再感染を避け「再発を防ぐ」ことを最優先させるべきで、「美容的」な要求はいずれ検討してはどうかという意味の説明だったのかもしれません。

「硬派」な「形成外科」なので、「美容的に」という目的の手術は「やりません」とハッキリした返答をしたものと思われますが、美容外科を標榜していない形成外科であっても、
ご相談のような再建手術において、審美的要素をまったく無視して治療計画を建てることはありません。
詳しい経緯は判りませんが、担当医の説明が足りなかったため、ご相談者に言葉の真意が伝わらず、一時的な齟齬が生じただけのように考えます。

どのような手術が可能か、具体的に、適確にアドバイスするには、診察したうえでの詳細な検討が必要なので、担当医の説明が「腑に落ち」ないなら、担当医を信頼し安心して治療するためにも、他の形成外科も受診して、セカンドオピニオンを求めてください。

厳しいようですが、お一人でお悩みになるだけでは、何の建設的な結果も生み出しません。
担当医の説明がうまく理解できなかったり、不明な点がある際は、遠慮なく質問すべきです。
医師のほとんどは、患者さんが自身の治療について積極的に理解しようとする姿勢を歓迎してくれるものですし、時間的に無理がなければ(担当医の都合も考慮してあげてください)別に時間を割いて説明してくれます。
それでも「腑に落ちない」ようなら、担当医に頼んで「総合的にきれいに治してもらえる形成外科」を紹介して貰えば良いでしょう。
Q272 相談者 ニックネーム:りんご 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

先月、大学病院の婦人科にて子宮筋腫全摘手術を受けました。
縦に14cmの創傷です。ケロイド体質でもあり、術後リザベンを服用していましたが、膀胱炎のような症状が出てしまい服用を中止しました。ヒルドイドソフト軟膏は塗布していますが、傷口は凸凹や硬い部分があり、また赤く痒みもあり、ヒリヒリ痛みます。
手術をした病院では術後の傷ケアについては行われておらず、テープを処方してくれる等もなく「あまり気にせずに!」と言われました。それでも本人は気になります・・・
ネットで検索したら、①テープを貼る ②シリコンシートを貼る等、術後の傷ケアについて色々と記されてました。
手術後1カ月以上も経ちますが、今から3Mのテープを貼っても傷はきれいに治るのでしょうか? またはシリコンシートを貼る方法がいいのでしょうか?
今後の傷ケアについて教えて下さい。

A272 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「手術後1ヵ月以上も経」っているかどうかに関係なく、「赤く痒みもあり、ひりひり痛」む瘢痕に直接「3Mのテープを貼」ることはお勧めできません。
一方、「シリコンシートを貼る方法」ならば、痒みや痛みが軽減する可能性があります。
形成外科を受診して相談すれば、「①テープを貼る ②シリコンシートを貼る」だけでなく、
スポンジなどを使った圧迫、ステロイド外用剤やステロイドテープ貼付、ステロイド局所注射、レーザー治療など、有効な「術後の傷ケアについて」アドバイスしてくれるでしょうし、希望に合わせて治療することも出来ます。
「大学病院の婦人科」で手術を受けたならば、婦人科担当医に形成外科を受診したい旨を伝えれば良いでしょう。
Q273 相談者 ニックネーム:ブルドッグ 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

腹壁瘢痕ヘルニアにてメッシュ使用の修正手術を受け、術後感染にてメッシュ除去の手術を再度受けたものです。
感染した為、傷は醜くくっついてしまい、又2回同じ部分を開腹した為、臍ヘルニアにもなってしまいました。さらに筋肉の縫合不全を起こして筋肉も開いてしまい再発の危険があると言われております。
現在受診中の形成外科は硬派をうたっており、傷口を目立たなくする手術と臍再生の手術・再発を防ぐ為、大腿筋膜の移植を薦められております。
再発を防ぐ為と感染のリスクを少なくする為にダイエットをしておりその為か、余った皮が下垂してさらに醜い状態になってしまいました。余った皮を美容的にきれいに除去して欲しいとお願いしましたが、「美容形成はやりません。別の手術でどうぞ。」と言われてしまいました。余った皮の除去は又別の美容外科に行かなくてならないのが腑に落ちません。総合的にきれいに治してもらえる形成外科はないのでしょうか?

A273 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「筋肉の縫合不全を起こして筋肉も開いてしまい再発の危険があると言われて」いる「臍ヘルニア」に「臍再生の手術」と「再発を防ぐ為、大腿筋膜の移植」をする手術は、同時に「傷口を目立たなくする手術」を行ったとしても、保険診療の範囲内と考えて、費用に関しては保険適応となるでしょう。

一方「余った皮を美容的にきれいに除去」する手術は、美容目的のため保険適応にはならず自費治療となるため、費用は全額自己負担となります。

また保険診療の基準となる社会保険診療報酬支払基金の判断によると、一連の治療の中で保険適応外の治療を併用した場合、保険適応となっている治療も含め全て自己負担となるため、保険適応の手術と保険適応外の手術を同一機関で同時には行わないのが一般的です。

「現在受診中の形成外科」の担当医は、これまでの費用も含めて全て自費の請求をされる可能性があることを懸念して、「美容形成は」同時に出来ませんとアドバイスなさったのかもしれません。
あるいは、「術後感染にてメッシュ除去の手術を再度受けた」部位を「大腿筋膜の移
植」で修復するとすれば、再感染を避け「再発を防ぐ」ことを優先させるべきで、「美容的」な要求はいずれ検討してはどうかという意味の説明だったのかもしれません。

「硬派」な「形成外科」なので、「美容的に」という目的の手術は「やりません」とハッキリした返答をしたのかもしれませんが、美容外科を標榜していない形成外科であっても、
ご相談のような再建手術において、審美的要素をまったく無視して治療計画を建てることはありません。

詳しい経緯は判りませんが、ご相談者と担当医の言葉の使い方の違いが原因で、一時的な齟齬が生じただけのように考えます。
どのような手術が可能か、具体的に、適確にアドバイスするには、診察したうえでの詳細な検討が必要なので、担当医の説明が「腑に落ち」ないなら、担当医を信頼して安心して治療するためにも、他の形成外科も受診して、セカンドオピニオンを求めてください。
Q274 相談者 ニックネーム:くまっこ 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

子宮筋腫にて1月21日に開腹手術を受けました。埋没式にて縫合していただき抜糸等の治療はありませんでした。
手術後7日で傷を覆っていたテープは剥がされそれ以降テープやガーゼは必要なく腹帯のみ3ヶ月ぐらい着けておいてくださいといわれました。
傷はすっかり乾いて瘡蓋になっている状態です。体調も体力の回復も大変順調です。さすがにまだ傷は痛々しいですが実際の痛みはありません。
きれいに傷を治すためにはこのままでいいのでしょうか?

A274 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
手術が無事に済んだ時から、瘢痕を目立たなくする治療が始まっているとお考えください。
一般的には、瘢痕の安静・圧迫のためにテープ貼付を3~6ヶ月間継続し、時にはシリコンシートやスポンジ圧迫、薬の内服、貼付、注射を併用することもあります。
治療法は全ての瘢痕に一律に選ばれるわけではなく、瘢痕の状態を診て適時決定されます。
婦人科の担当の先生は診察をなさったうえで、これまでの経験から最適と判断した治療をアドバイスしてくださっているのでしょうが、瘢痕治療は専門でないようですから、「きれいに傷を治すために」なるべく早く形成外科を受診なさることをお勧めします。
Q275 相談者 ニックネーム:にこ 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

胸の部分切除術を11月に受け、その後、傷口が化膿して腫れたり膿が出たりすること3回。3度の切除排膿と抗生剤服用、一時は良くなるがまた、化膿してきます。手術した病院は県外のためいけず、近くの外科で見てもらっていますが、あまりに治らないので不安です。病院を変えるべきでしょうか?

A275 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
基本的な治療方針は、どこの病院におかかりになっても違いはないでしょう。
ただし、感染創の治療は、創状態に合わせての処置法を変更するために、デブリッドマンや抗生剤の選択・投与量・投与法・継続期間の判断などに、十分な経験が必要です。
現在おかかりになっている病院で、担当医に現状の説明と治療方針、経過予測をしっかりと説明して貰い、それでも不安なら、他の病院でセカンドオピニオンを求めたいと申し出てください。

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