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創傷治癒よくある質問

  1. 治療中や手術後の気になる状態
  1. 胸・脇・腹・背・腰など
Q61 相談者 ニックネーム:とも 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

腹腔鏡手術出子宮全摘と卵管切除しました問題なく4泊5日で退院しましたが退院の2日前あたりから膣からの出血は、ありましたが問題なく退院、ですが出血は止まらず鮮血も出たりで病院へ連絡し診察してもらいましたが問題なくその後おりものシートだったのが生理用のお昼に付ける大きさに変わり排便時にはいつも出血がありましたので再度病院へ行きましたところ治りが悪いのかなとゆう事で消毒とエストリール2週間分でましたその3日目の明け方昼用多い日のナプキンを通り越して出血したので慌てて病院へ、そうしましたら傷口が開いてた様で縫い直しをしてもらいその当日、明けの日は出血はないはずと言われましたが少し鮮血が当日からあり二日目の今日ですがオシッコしたりするとオシッコがすこし赤くなるくらいの出血とナプキンに少し出血があります  縫い直ししても出血は止まらない事があるのでしょうか?また縫い直しになるのか不安です。4日後に傷口を診察する予約が入ってますが すぐにまた病院へ、行った方が良いのでしょうか?

A61 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
申し訳ありませんが、頂いた情報だけでは、出血点(出血部位)も出血の原因も明確ではないため、具体的なアドバイスが出来ません。
ただし、継続した新鮮血の出血でなく、「オシッコしたりするとオシッコがすこし赤くなるくらいの出血とナプキンに少し出血が」あるくらいの量なら、「4日後」の「診察する予約」までお待ちになっても構わないでしょう。
「エストリール」の処方があったのですし、現在の「鮮血」は手術創の離開によるものではなく、膣炎によるものかもしれません。
次の受診の際に、どの部位からどんなふうに出血していたのかをお尋ねになり、どんな処置をして今後どういう経過で治るのか、何があったらすぐに受診すればよいのかをしっかりと説明して貰ってください。
一般的に、「不安」の主たる原因は、担当医師の説明不足と患者さんの理解不足なのですから、安心して治療をして安心して生活するために、ご自身の状態を知ることを第一にお考えになってください。
Q62 相談者 ニックネーム:ひろ 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

腹腔鏡手術で子宮全摘を行いました。おへそと腹部3ヵ所の傷は、医療用ボンドで止めてあり、10日ほどではがれたらそのままにしていて良いと言われました。少しずつボンドは剥がれてきている状態です。へそ下の傷が痒く、掻いてしまい出血しました。傷もぱっくりと開いています。出血はすぐに止まり、浸出液がほんの少しずつ出てきたので、市販の傷パワーパットを貼っています。このまま4日後の診察まで待っていいでしょうか?

A62 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
シャワーでよく洗って、「ぱっくりと開い」た創縁を合わせて閉じるようにして湿潤療法専用の創傷被覆材を貼ってください。
念のため、湯船への入湯はしないでください。
「4日後の診察」の際に、これからの自宅ケアの方法を指導して貰うと同時に、起こりうるトラブルと対処法もお尋ねになっておくとよいでしょう。
Q63 相談者 ニックネーム:とも 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

1ヶ月前に急性虫垂炎で腹腔鏡手術を受けましたが、昨日からお臍周りを押すと少し痛みがあり、今見たら臍上が赤くなっています。腫れや膿のような物は無いですが様子見でも大丈夫でしょうか?

A63 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
縫合糸膿瘍あるいは脂肪融解による皮下膿瘍の可能性があります。
抗生物質の内服などが必要かもしれません。
手術をなさった病院か形成外科を受診してください。
Q64 相談者 ニックネーム:mw 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:  

痔瘻の手術を1ヶ月ほど前に外科でしました。
開放術でしたのですが、穴は半分以下に塞がりましたが、排便後にその術痕から便の様なものが付着してて(シャワーやお風呂で排便直後洗ってもついてます。)これは塞がってないのでしょうか。それともこういうものなのでしょうか。病院で何度も聞いたのですが、大丈夫だと思うと言われるんですがガーゼに付着してて不安です。痛みもほぼ無いんですが、術痕の穴からオナラみたいなのがでたり、再手術なのかと思うと不安です。

A64 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「痔瘻」の切開「開放術」は、瘻管を切り開き、瘻管全て(痔瘻そのもの)を切除する治療法です。
縫合せずに切除面から肉芽が自然に盛り上がってくるのを待つ治療法なので、瘻管が残ったり再発したりすることは殆どありません。
ご相談の状態は、切除した底から肉芽が上がりきる前に外側の肉芽が増殖して、肉芽の形が溝のようになっているのかもしれません。
専門の「外科」の担当医は「大丈夫」と言っているのですから、現在の状態と予測される今後の経過を説明して頂くことをお勧めします。
Q65 相談者 ニックネーム:ともぞう 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

乳がんの部分切除を受け、乳房のいちばん下側、みぞおち寄りの部分を5cm縫合しました。
10日目に抜糸したとき、主治医から「どうしても力がかかって傷が開こうとする部分だから、傷に対して垂直に、皮膚を寄せるようにしながらテープを貼ってください」と言われました。その日は主治医が貼ってくれました。
病院でも使っているテープを購入し、抜糸の翌日は、入浴後に、寄せるようにって難しいと思いつつ、貼り替えました。
さらにその翌日(抜糸の翌々日)傷が白く見えたのでテープをはがしてみると、5cmの傷のうち3cmほどがふやけたような白さになっていて、その周りは赤く腫れていました。白い部分は5ミリほどの太さで、傷自体が開いて縫合面が見えているように見えましたが、傷の切り口がこんなに白いものなのかわかりませんでした。膿はありませんでした。
塗り薬は指示されていませんでしたが、抜糸前に処方されていたゲンタマイシン硫酸塩軟膏を縫ってまたテープで押さえました。
それを数日繰り返し、抜糸して6日目の今日は、黄色っぽい粘液が少しだけ出ました。傷はやはり3cm(5ミリ幅)開いているように白く見えます。あと2cmはきれいに閉じています。熱は持っていませんが、歩いたときの振動や、押さえたときなどは痛みます。
これはやはり開いているのでしょうか。きれいに治らないのでは、縫い直しするのだろうかと、いろいろ心配になってしまいました。
次回の診察は今日からまた10日後ですが、それを待たずに受診すべきですか。

A65 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
縫合創が「開いて」います。
赤み、熱感、腫れ、疼痛の増強、浸出液の増加があれば感染が疑われるので、直ちに「受診」が必要です。
自宅で自己ケアを継続するか「10日後」の「次回の診察」まで「待たずに受診すべき」かの判断は、おかかりになっている乳腺外科に電話などでお問い合わせください。
Q66 相談者 ニックネーム:Masa 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:男性

半年ほど前に空腸穿孔で手術をし、その後縫合不全を繰り返し結局ストマ造設しました。
更にその後いまから3ヶ月ほど前にストマ閉鎖術を行い、それに伴い出血が見られた為、横に大きく切りました。
そちらの傷についての質問です。
もうすぐ3ヶ月経ちますが、傷にしこりか出来物のようなものが触ると確認出来、痛みがあります。
外科ではCTをとり、創部には異常は見られず、横隔膜下に水のようなものがあり炎症数値も少しあるので抗生剤を処方してもらいました。
皮膚科にも見てもらい創部を超音波で診てもらったところ、うっすらと糸のようなものがあり、それが痛みの原因では無いかと言われました。

溶ける糸だろうとのことで、溶けきるのを待つか、取り除くとしたら外科になるだろうとのことでした。

こういったケースは他にもありますか?
また他の原因は考えられたりしますか?
痛みはありますが溶けるのを待っても大丈夫でしょうか?
かなり手術を繰り返しているので外科の先生は癒着も酷いだろうし余程のことがない限りさらなる手術はしたくなさそうな感じでした。

痛みだけなら我慢しますが、放置することで酷くなったり他の病気などを引き起こしたりが怖いです。

A66 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
申し訳ありませんが、「しこりか出来物のようなもの」の大きさや形や硬さ、「痛み」の程度やどんな時に痛むのかなどの情報が無いため、具体的な回答が出来ません。
皮下縫合の際に周辺の皮下組織を巻き込んで「しこりか出来物のよう」になるくらいきつく縫合したとすれば、縫合糸には緊張がかかるので、手術から「半年ほど」経過していれば「溶ける糸」は既に切れているはずです。
「溶ける糸」の結び目を核として肉芽が形成されたか、皮下血腫が線維組織に置き換わったため、「しこりか出来物のよう」に触れるのでしょう。
腹壁下腹腔内に「溶ける糸」があるならば、腹膜など腹腔内臓器の癒着によるものでしょうから、「溶けきるのを待」っても癒着が剥がれるかどうかは判りません。
頂いた情報だけでは診断の確定が出来ませんが、おかかりになっている「外科」も「皮膚科」も「放置することで酷くなったり他の病気などを引き起こしたり」することはないと確信しているので緊急の治療を勧めなかったのでしょう。
ご相談の様な状況は確定診断が出来ていないのですから、「しこりか出来物のようなもの」の性状と「痛み」の強さの変化を、時間の経過を追って観察する必要があります。
定期的に経過を診てもらってください。
また、「しこりか出来物のようなもの」が皮下組織内に存在するならば、「外科」主治医にご相談いただき形成外科を紹介して貰うと、診断の確定および治療法の提案をしてもらえるのではないでしょうか。
Q67 相談者 ニックネーム:くうこ 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

婦人科にて腹腔鏡手術を受け、三日後に傷口を覆っていたテープを剥がしました。
臍を見ると、上部の肉と肉の間に止血剤?血を吸うようなものが入り込んでいるように見え、黄色い瘡蓋のようなものが反面を覆っていました。まさかと思いながら一週間過ごしましたがシャワーや汗がシミる感じが消えません。
見た目も片側だけ臍の形が間延びしていて左右に離れている印象でしたので、いよいよ不安が増し、今日そのゴミらしきものを剥がしたところ、臍の内側のしわに盛り上がっている肉が、深さ4ミリくらい、縦に8ミリくらいにぱっかりと開いていて、片側から出血しました。臍の周りを手で寄せるとぱっくりしてる部分がぴたりと一致します。
そこで、臍の外から傷に対し直角状にテーピングをし、その上から保護しましたが、このままでちゃんと元のようにくっつきますでしょうか??
外科的処置、縫直しがすぐに必要でしょうか?それとも、皮膚が弱っていて縫うよりはしばらくテーピングで様子見でも良いのでしょうか。ちなみに下半分はくっついています。

別の箇所の傷の具合で診察を受けているのもあり(担当外の先生いわく瘡蓋か異物の区別が付かず様子見で、お腹はすぼまる力があるとのことでしたが…)再診は気が引けます。

A67 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
腹腔鏡カニューレの挿入孔を閉じる際に創縁にずれがあるまま「テープ」で「傷口を覆」ったため、創縁に肉芽が形成されたのでしょう。
「ぱっくりしてる部分がぴたりと一致」するように「臍の外から傷に対し直角状にテーピングをし、その上から保護」しても、「ちゃんと元のようにくっつ」く可能性は低いと考えられます。
「外科的処置、縫直し」も可能ですが、時間はかかりますがそのまま湿潤療法で上皮化を待つことも可能です。
診察をすれば「瘡蓋か異物の区別が付か」ないことはありませんから、「担当」の主治医にご相談なさるか、それが無理なら形成外科を受診してください。
Q68 相談者 ニックネーム:hanako 患者様(相談対象者) 年齢:60代前半 性別:女性

3週間前に呼吸器外科でロボット支援胸腔鏡下術にて胸腺腫を摘出しました。胸の中央に乳房の下からみぞおちにかけて4cmの縦の傷とその下1cmにドレーンの穴を塞いだ傷があります。そのドレーン跡が術後2週間位から陥没しておへそのようになりました。皮膚表面だけの傷ではなく深部に癒着しているようで、周りの皮膚は下垂するのにそこだけ固定されているためハの字状に見えます。術後20日で抜糸(飛び出していた糸をプツンと切っただけ)してもらいましたが治りません。触ると縦の傷との間にしこりもあります。痛みはありませんが突っ張り感があります。元に戻るのでしょうか。

A68 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
皮下の癒着が剥がれれば「元に戻」ります。
頂いた情報では、「4cmの縦の傷」の皮下で「癒着している」ため「突っ張り感が」あるのか、見た目通り「ドレーン痕」で癒着しているので「突っ張り感が」あるのか判断が出来ません。
手術をなさった「呼吸器外科」を受診して、形成外科を紹介していただくとよいでしょう。
Q69 相談者 ニックネーム:ニックネーム = りぼん 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性

7か月前に胆石を腹腔鏡手術で切除しました。最近になりへそから出血し、出血は2日で止まりましたが膿が出て臭いもします。
これは何かの病気でしょうか?

A69 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
脂肪融解による膿瘍あるいは縫合糸膿瘍でしょう。
手術をした病院あるいは形成外科クリニックを受診してください。
Q70 相談者 ニックネーム:ればさぶ 患者様(相談対象者) 年齢:70代前半 性別:男性

内視鏡手術後に一つの切開部(ドレーンを挿入していた部位)において、ドレーンを抜いてから、皮内への出血が腹部に広範囲に広がってしまいました。若干の貧血状態になるほどの内出血だったらしく、高齢だったため大事に至らぬように輸血をするほどでした。他の切開部では、問題なかったのですが、その部位だけでそのようなことが起こった原因は何が考えられるでしょうか?ドレーンが挿管されていたことによる影響でしょうか?

A70 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
血栓予防などで抗凝固剤をお飲みになっていませんか.
ドレーンを抜去した際に皮静脈が傷ついてしまった可能性があります。
加齢に伴い血管硬化と皮膚結合織の密度低下があったため、広範囲への皮下出血が生じたのでしょう。

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