傷の悩み 無料相談

創傷治癒よくある質問

  1. 治療中や手術後の気になる状態
  1. 胸・脇・腹・背・腰など
Q81 相談者 ニックネーム:ララ 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

約2週間前に胃癌による腹腔鏡手術を受け、1週間前に退院しました。
退院して家に帰り、犬がお腹にのりお臍から血が出ました。
血は止まりましたが、浸透液が出始め、1週間経った今も出ています。今は臍手術の時に使ったと思われるボンドかテープみたいなのが溶けてきていて黄色い液体となっています。
病院に電話をしましたら、傷の痛みや液量が増えなければ大丈夫と言う事で、次の診察まで待っている状態です。
このまま臍に軽く絆創膏を貼って、診察まで待ち続けて良いのでしょうか?ちなみに臭いは、お臍の中の臭いに似ています

A81 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
縫合不全による浸出液あるいは血流不良で融解した脂肪が、「黄色い液体となって」います。
「お臍」の周囲の赤み、腫れ、熱感、痛みが無ければ、シャワーで創を洗い、湿潤療法専用の創傷被覆材を薬局やコンビニエンスストアなどで買って貼っておくだけで構いません。
創は腹腔内へ続いていることはないので、創の清潔を保つためシャワーで洗浄する処置が最適です。
もちろん「腹腔鏡手術」をした「病院」の言う通り、「臍に軽く絆創膏を貼って、診察まで待ち続けて」も構いません。
ただし、「傷の痛みや液量が増えなければ大丈夫」という言葉は、直ちに受診しなくてはいけない状況ではないですという内容を伝えただけで、次の「診察」予約まで待たなければいけないということではないのですから、ご心配が募るようなら早めの予約を取り直して受診なさることをお勧めします。
Q82 相談者 ニックネーム:つぐちゃん 患者様(相談対象者) 年齢:60代前半 性別:男性

2月3日に鼠蹊ヘルニアの日帰り手術(開腹)を受けましたが、2月25日現在、傷が塞がらない状態です。術後3日目の診察の際、誤って別の医師に保護テープを剥がされ、気付いた担当医が貼り直した経緯があります。 それが原因なのか翌日から血が滲むようになり、2月10日に保護テープを取ると黄色い滲出液?膿?が出ている状態でした。医師からは水で洗って清潔に保護する様に指示され、先日、2月20日の診察では市販のキズパワーパッドを暫く貼る様に指示されました。時間が経過し乾いた傷に貼るのは不安でしたが5日が経過しました。このまま様子を見るしかないのでしょうか?

A82 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「術後3日目」に「保護テーを剥がされ」たことと「傷が塞がらない状態」に直接の関係はないと考えます。
手術創の閉鎖、上皮化が遷延しているということですが、表皮の閉鎖が遅れているだけなら「キズパワーパッドを暫く貼る」処置で構いません。
肉芽の増生を待って縫合して創を閉鎖するつもりなのかもしれません。
「削径ヘルニア」の手術でメッシュなどの人工物を入れている場合、人工物がもとで感染を起こしているなら、再手術が必要になることもあり得ます。
発熱などの全身症状が無いなら感染はないのでしょうから、そのまま治療をお続けになるより方法は無い様に考えます。
Q83 相談者 ニックネーム:master 患者様(相談対象者) 年齢:60代後半 性別:女性

内視鏡手術後の神経疼痛
2年4カ月前にロボットアーム支援下による内視鏡手術(右胸に3本)で縦隔胸腺腫を除去いたしました。
ステージはI期、その後の再発もなく半年ごとにCT検査を受けております。
術後から胸の痛みが現在も続いてなかなかすっきりいたしません。 骨がひびくような痛みなどは治まってきた感じですが、皮膚のチクチク感、ひりひりした痛みが今だに続いております。
術後の痛みは人によるようですが、これからもずっと続くのかと思いますと不安を覚えます。
さほど効果はありませんがリリカ等を服用しております。

A83 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
申し訳ありませんが、診察をしなければ「痛み」のご質問に具体的に回答することが出来ません。
「今後の推移など」を予測し、神経性疼痛に対する治療薬であるプレガバリン(「リリカ」)がよいか他の鎮痛薬がよいかの検討をするには、先ずは「痛み」の原因を明確にしなくてはなりません。
「術後から」「続いて」いた「骨がひびくような痛み」は「治まってきた」のですから、主治医に、術後「2年4カ月」経過して「今だに続いて」いる「皮膚のチクチク感、ひりひりした痛み」が何によるものかをお尋ねになってください。
主治医が、「縦隔胸腺腫」に関連する症状と考えているならそのまま胸部外科で治療をお続けになるべきでしょうが、手術の合併症としての神経症状ならばペインクリニック、瘢痕の症状ならば形成外科で診ていただいた方がよいのではないでしょうか。
瘢痕は無く皮膚に他の異常所見も無ければ肋間神経痛の可能性がありますし、発疹があるなら帯状疱疹を疑う必要もあります。
症状が「痛み」だけの場合ご本人の辛さは周囲に理解されにくいことも少なくないので、診察・治療をしてくれる主治医に症状を伝えて、現状と今後の経過予測、治療方針を明確に説明していただければ、「不安」は軽減・解消されるでしょう。
Q84 相談者 ニックネーム:nao 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:男性

12月下旬に、腹腔鏡下ロボット支援手術で、腎がんの部分切除をしました。
現在、45日程度が経過したのですが、お腹の5つある傷のうちのひとつが、まだ完全にくっついていないらしく、血液がガーゼに滲みている日があります(3日中2日くらいの確率、1日1~2CCくらいと思います。)。
退院後、主治医との2回の通院診断があったのですが、その時はあまり血が出ていなかったので、主治医も「そのうちくっつくだろう」とのことでしたが、いろいろな情報を見ても、治りが遅いなあと感じます。
これほど長期に血液がでてしまうことはケースとしてあるのでしょうか。
また、いつまでこれが続くのか、どうすればよいかなど、アドバイスを頂戴したいです。

A84 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
手術の際に「腹腔鏡」カニューレ挿入孔の周辺組織(脂肪や真皮・表皮)が挫滅されていたため治癒が遷延しているのかもしれませんし、カニューレ挿入孔を縫合した際に創縁の高さに段差があるまま創を閉じてしまったのでしょう。
主治医に相談して、再縫合してもらうか形成外科を紹介して貰ってください。
Q85 相談者 ニックネーム:こにちゃん 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:男性

大動脈解離の緊急手術を受けました。胸の傷跡なのですが上の端の方に盛り上がりが出来て小さいコブみたいになってしまいました。触ってみても特に痛くはないのですが少し熱感があるような気がします。またツッパリ感が少しあります。次の回診は20日後なのですがそれまで放っておいて大丈夫でしょうか。

A85 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
手術直後から「上の端の方に盛り上がりが出来て小さいコブみたいになって」いたなら、縫合の歪みによる「盛り上がり」です。
全く無くなることはないでしょうが、いずれ多少小さくなります。
すでに術後2か月経過しているのですが、術直後は平らだったのに暫く経過してから「端の方に盛り上がりが出来て小さいコブみたいになって」、徐々に大きくなっていたり「痛くはないのですが少し熱感が」あったりするなら、縫合糸膿瘍など皮下膿瘍が形成されている可能性があります。
より大きくなって排膿されることもありますし、抗生剤や消炎剤の投与でそのまま消褪してしまうこともあります。
手術瘢痕の「上の端の方」が幅広くなり「盛り上がりが出来て小さいコブみたいになって」いて「特に痛くはないのですが少し熱感があるよう」で「ツッパリ感が少し」あるならば、肥厚性瘢痕あるいはケロイドです。
肥厚性瘢痕は数年以上の期間で平らに落ち着く可能性はありますが、ケロイドならばさらに大きくなるかもしれません。
上記のどれであっても急激な症状の変化はないのが通常なので、「次の」診察が「20日後」なら「それまで放っておいて大丈夫」です。
Q86 相談者 ニックネーム:kabu 患者様(相談対象者) 年齢:無記入 性別:50代後半

結腸ガンで腹腔鏡下手術を受けて 45日が経過しております
手術の際 おへそを少し切って あと4か所に孔をあけました
その後入院中に感染症になりましたが 退院時は特に問題ありませんでした
おへそが硬くなってきてる気がしますが 正常でしょうか
たまにチクチクと痛む時とかズボンのベルトがあたり痛いときがあります
指でおへそを押さえても痛くないですが治ってきている過程でしょうか

A86 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
治癒過程で線維芽細胞の豊富な瘢痕が形成されつつあるため、「おへそが硬くなってきてる」のでしょう。
腹腔鏡手術後の「正常」な経過(通常の経過)でも瘢痕組織は形成され、3~6か月間「硬く」なり、それ以降きわめて緩徐に軟らかくなっていきます。
瘢痕とは別に、縫合糸膿瘍や脂肪融解による膿瘍が発症することもあります。
膿瘍の場合は、赤みや熱感と同時に内容物の排液が生じます。
診察をしなければ診断は出来ませんが、「腹腔鏡下手術を受けて45日が経過」、「退院時は特に問題ありませんでした」、「おへそが硬くなってきてる気がします」、「たまにチクチクと痛む時とかズボンのベルトがあたり痛いときがあります」、「指でおへそを押さえても痛くないです」という情報からは、暫く経過を診ていただいて構わないと考えます。
赤み、腫れ、熱感、痛みの増強、排膿があったら、手術をなさった病院を受診してください。
Q87 相談者 ニックネーム:ゆか 患者様(相談対象者) 年齢:50代後半 性別:女性

11月4日に卵巣嚢腫の手術をうけたものです。初めから境界性と言われていましたが医師の判断で開腹ではなく、内視鏡で切除し、3日後に退院をしたのですが、お臍の下の部分が1センチ近くさけてそこから膿がでてきたので病棟に電話をし医師の判断でシャワーで洗い流してテープ(帰りに病院内にあるお店で買う指示をうけ購入)をはってくださいといわれましたが、日に日に痛みがまし、頭痛も毎日で起きているのがしんどい毎日を過ごしています。次の受診日が28日なのでまだ日もありますし、体調が日に日に悪くなり、吐き気もあります。傷の周りの赤みも広がっているのですが、大丈夫か心配で相談させていただきました。

A87 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
日常生活に支障があるなら、担当医の想定外の経過と考えるべきでしょう。
最初の「膿」は脂肪が融解したものか感染によるものかはご報告からは判りませんが、「傷の周りの赤み」が「広がっている」なら炎症が進行しているということです。
全身の発熱を伴っていないなら「頭痛」と創状態は関係ない可能性が高いのですが、全身の発熱があるならそれが原因の「頭痛」でしょうから直ちに受診すべきです。
「次の受診日」というのは、何も問題なく経過したときの予定日です。
医師が提案する受診予定日は、患者さんの都合も考えて来院が頻回にならないように指定しているのですから、「大丈夫か心配」なら早めに受診しても構いません。
日数の経過を待つ必要はありません、早く受診してください。
Q88 相談者 ニックネーム:かず 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:男性

ネットで調べたら亀頭包皮炎のような気がします。普段は仮性包茎です。うつ伏せで背筋など鍛えたりして圧力があったときに包皮が剥けて亀頭が露出するときがあります。一ヶ月位でまた包茎に戻ります。
亀頭が露出したときに亀頭の3センチ位の部分が赤く湿ってる状態でした。下着にその湿ってる部分がくっついて引っ張ったときに少し血がでてきました。病院で診察してもらいましたが外傷性なので心配ないといわれましたが。朝起きてトイレに行くときに下着に亀頭がくっついていて剥がすときに血がしたたり落ちてきました。慌てて再診してもらいましたがバラマイシン軟膏を処方されました。包皮を引っ張り包茎に戻すようにしていたらようやく包茎に戻りました。これで亀頭が下着にくっついて引っ張り血が出ることは防げましたが。赤みと湿りは治りません。大丈夫でしょうか?また亀頭が露出したときが心配です。亀頭が露出したときに下着が普段より1週間位汚れます。尿かと思ったら普段はそんなにつかないし。
赤く湿ってる部分の液体なのかなと。過去にも亀頭が露出したときありましたが下着にくっついてなかなかとれないということはあまりなかったです。下着の生地にもよるのでしょうか。

A88 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
亀頭包皮炎で間違いなさそうです。
朝晩1日2回、包皮を剥いてバラマイシン軟膏を塗って包皮を戻しておいてください。
通常3~5日以内に治癒します。
それ以上期間がかかるようなら、組織培養や血液検査が必要になる場合もあります。
包茎手術の適応がありそうですので、泌尿器科でご相談いただくとよいでしょう。
Q89 相談者 ニックネーム:haru 患者様(相談対象者) 年齢:50代後半 性別:女性

腹腔鏡で胆嚢摘出手術をしました。退院して痛み止めを飲んでいます。帰ってから気付いたのですが、おへその周り、特にすぐ上の所が腫れて、押すと痛みがあります。この症状は術後あることなのでしょうか?何か通常とは違うことが起きているのでしょうか。発熱やおへその周りに膿とかもありません。腫れているところは少し熱い感じがします。ネットで調べても出てこないので教えてください。

A89 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「腹腔鏡で胆嚢摘出手術」をする際、手術器具を挿入するために「おへそ」を切開します。
皮下の周辺組織に多少なりともダメージがあるため、術直後の炎症が治まり瘢痕が軟らかくなるまで「おへその周り」を「押すと痛み」があります。
術後正常な経過なら「痛み」は悪化することなく、日数の経過とともに徐々に軽減します。
術直後は何ともなかったのに、「腫れて、押すと痛みがあり」「腫れているところは少し熱い感じが」出現し日がたつにつれわずかずつでも悪化しているなら、縫合糸膿瘍や脂肪融解かもしれません。
手術をなさった病院を受診してご相談なさってください。
Q90 相談者 ニックネーム:siri 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

一年半ほど前に肛門癌の放射線治療を受け、放射線皮膚炎から裂肛状態になりました。
現在癌は消失しておりますが肛門狭窄で酸化マグネシウムを服用。また排便時にはワセリンを塗布しています。
薬を飲み忘れたりワセリン塗布を怠るとすぐまた切れるのですが、いずれ元の生活に戻れますか。
またワセリン塗布の際に傷痕のかさぶたらしきものを触れるのですが市販のアットノン等を使ってもよいものでしょうか。

A90 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
放射線による瘢痕拘縮が原因の「肛門狭窄」は、組織の繊維化が著明なため自然に解消されることはありません。
「排便時」だけ「ワセリンを塗布」なさっているのでしょうが、普段から「ワセリンを塗布」して乾燥を防いでおけば「傷痕のかさぶたらしきもの」の違和感は軽減されます。
ヘパリン類似物質は肥厚性瘢痕にも有効なので、もちろん「市販のアットノン等を使っても」構いません。

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