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創傷治癒よくある質問

  1. 治療中や手術後の気になる状態
  1. 下肢
Q141 相談者 ニックネーム:みぃ 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

ふくらはぎ全体に熱湯をかけてしまい、やけどしました。
医者に行き、治療していただき、当日のみ、痛みどめを飲んだだけで、ほとんど痛みはありませんでした。
治療は、消毒し水ぶくれを針で刺し、軟膏(クロマイp)で保湿しガーゼと包帯で保護するというものです。
その後、毎日病院に通い、消毒、新たにできた水泡を針で刺したり、そのままだったり・・・軟膏をぬり、ガーゼと包帯という治療です。やけどの深さについては、説明はありませんでした。
ところが、4日目あたりから、皮膚が引っ張られるような痛みが出始め、5日目に、立ち仕事に復帰し、多少引っ張られたような痛みはありましたが、問題なくできて、帰宅後も、食事の支度などできました。
しかし、一回イスに座って、休憩したらその後、立つと鈍痛に襲われ、歩くことが出来なくなりました。
座っていたり、足を上げていたりすると全く痛くないのですが、下に下げ床に足をつくと、ものすごく痛くて、足を下に下げていることができません。
少人数でやりくりしている飲食店で仕事をしているので、休むことがなかなか、難しいので、痛みをとる方法を知りたいです。

A141 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
血行不良による痛みです。
「ふくらはぎ」のほぼ全周に亘る熱傷では、表皮の伸展力が失われるため、下肢を低くしておくと浮腫みとそれによる血行不良のため、熱傷部位およびそれより足先に近い部位に強い痛みが生じます。
最悪の場合、血行不良により筋肉や表皮の壊死が進行してしまうこともあります。
熱傷の程度によって対処法は異なるので、主治医にその痛みをしっかりとお伝えになってください。
主治医と相談のうえ、形成外科など熱傷治療を得意とする病院を紹介して貰ってもよいでしょう。
Q142 相談者 ニックネーム:はなちん 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

以前の湿疹跡を引っ掻き、両足のふくらはぎ内側に、現在、白い粒々や膜のようなものが湿布のように張り付いています。約3週間くらいです。滲出液も沢山溢れてきます。右足の一部は赤黒くなり、肉片が欠けてきました。デコボコな感じです。痛みも出ます。一応医者にかかり、抗生物質を飲みはじめましたが、大きな病院なら入院できますよと言われましたが入院しないと治らないのでしょうか?500円玉より少し大きなクレーター状になってきました。元に戻りますか?

A142 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
蜂窩織炎を発症している可能性があるので、「抗生物質」の点滴が必要と考えます。
「右足の一部は赤黒くなり、肉片が欠けて」きたという表現が皮膚の壊死を表しているとすれば、壊死性筋膜炎も否定できないので早急な対応が必要です。
直ちに今おかかりになっている医師に診断と現状の評価、治療方針、今後の経過予測をご確認いただきアドバイスを貰ったうえで、必要に応じて「大きな病院」でセカンドオピニオンを求めてください。
同時に、糖尿病などの基礎疾患の合併がないかもご確認なさったほうがよいでしょう。
先延ばしにすることなく、直ちに行動なさってください。
Q143 相談者 ニックネーム:ryu 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:男性

2019年の9月18日に自転車で転倒し、左足首を擦りむいてしまい皮が剥けました。近所の接骨院で骨折をしているかどうかレントゲンを取りましたが骨には異常なく、擦り傷の方はスポーク外傷(?)と診断されました。現在は怪我から1週間程経ち、皮が剥けたところとその周りの正常な皮膚との差が少なくなってきているのですが、皮が剥けたところを撫でるとそこから下にかけて引っ張られるように内側がピクピクします。特別それが生活に支障をきたすようなことはないのですが、病院にかかるべきでしょうか?また、その際は何科を受診するといいでしょうか

A143 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「骨折をしているかどうかレントゲンを撮りましたが骨には異常なく、擦り傷の方はスポーク外傷(?)と診断され」たなら、おかかりになったのは「接骨院」ではなく整形外科病院です。
申し訳ありませんが、「皮が剥けたところを撫でるとそこから下にかけて引っ張られるように内側がピクピクします」という情報だけでは症状の詳細が把握できません。
おそらく放っておいて構わないと考えますが、おかかりになった整形外科でご相談いただくか、形成外科を受診していただくとよいでしょう。
Q144 相談者 ニックネーム:さにー 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

9月2日ランニング中に転倒して膝を5センチ切ってしまいその日のうちに救急で4針縫い、9月12日抜糸をしました。抜糸後の状態なのですが、保護ガーゼで過ごしていたら、ふやけたのか血が滲んでいて、その後も痛みはないのですが20日の今も、両端はかさぶたでも中央部分が傷がかさぶたにならずまだぐじゅぐじゅとしています。
流石に20日経ったのでキズパワーパッド貼ってはみたのですが、キズパワーパッドは出来たての傷に効くと聞きました。かさぶたがある部分もあるのですが、中央部はまだ体液が出ている感じです。他に何で保護すればかさぶたになりますか、、セカンドオピニオンは必要でしょうか。

A144 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「中央部分が傷がかさぶたにならずまだぐじゅぐじゅとして」しているのは、 「転倒」時にぶつけて表皮組織あるいは真皮組織の挫滅があったのでしょうか。
「両端」は割創で創縁の挫滅がなく創治癒の遷延が起きていないと考えられます。
創の上皮化が完了するまでは湿潤環境を保った方が治癒が早いので、「ぐじゅぐ じゅとして」いる部位に痛み・赤み・腫れが無ければ、湿潤療法専用の創傷被覆 材を継続してお使いになってください。
ご相談にある通り「転倒して」した時に「切って」しまったなら表皮組織に目 立った挫滅はないはずで、「両端はかさぶた」で「中央部分はまだ体液が出てい る」とすれば、膝を曲げたときの皮膚の緊張よって縫合創が哆開したと考えられ ます。
それならば、膝を曲げないように安静にしておけば3~4日で創は閉鎖するで しょう。
さて、「何で保護すればかさぶたになりますか」とご質問がありますが、瘡蓋は 創傷治癒の阻害因子です。
瘡蓋という異物の存在が、擦過傷の上皮化や縫合創の閉鎖の邪魔になるのです。
創治癒を早めるには、異物を除去し創面を乾燥させないようにしておく処置が最 適です。
Q145 相談者 ニックネーム:りえみるく 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

転倒による右足首の脱臼、三果骨折による整復手術の傷についての質問です。
術後2週間経過し、診療看護師による抜糸が済み、翌日の主治医の最終の診察で、転院がストップしました。傷の予後が良くないとのこと。感染の検査をしたところ、感染はしていないが、デブリードマン の手術が必要とのことでした。内果、外果と傷がありますが、内果についてのみデブリードマン 手術をしました。その後、VAC療法をしておりますが、デブリードマン の1週間経過した頃、外果の傷が壊死しておりこのまま広がるようなら、皮弁手術が必要になると言われました。(内果同様の施術は皮膚に余裕がないためできないとのこと)

その後の診察で、内果については肉芽も出てきており、良好。外果については、内果次第と言われておりましたが、今のところ落ち着いており、プラスタンディン軟膏を塗りガーゼの保護で経過観察中です。(先日よりシャワーでの洗浄もしております)

元々、糖尿病であり足の血流の悪さも併せて傷のリスクは高いそうですが、一時期に比べて経過は良好な兆しです。(初めの手術の後は、足が腫れておりましたが、デブリードマン手術のあとは、足上げ指示があることもあり、腫れはありません。)

ここまで来れば、あとは日にち薬と考えて大丈夫なのでしょうか?最初の手術から抜糸までに特に問題なかったところからデブリードマン手術になったため、不安が拭いきれません。また、傷の兆候について、後戻りする可能性はあるのでしょうか?あるのであれば考えられる原因は何なのでしょうか?現在の血糖コントロールについては、毎食前と寝る前で、それぞれが200以下になるようにインスリンが処方されております。
主治医から、整形手術特に足首のように肉の少ない部位は大変とのこと。何が大変なのでしょうか?また、現在初めの手術から4週間。デブリードマン手術から2週間が経過しております。ここからの基本の流れ(治療、リハビリ含めて)の経過をどのように考えられますか?

A145 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
創の治癒を遷延させる最大の阻害因子も、「傷の兆候について、後戻り」させる「原因」も、「糖尿病」です。
恐らく「最初の手術から抜糸までに特に問題なかった」のに「診療看護師による抜糸」の「翌日」に創状態が悪化したのではなく、血行不良により創縁の壊死が徐々に進行していたが症状や局所所見が明確でなかったために経過を静観せざるを得なかったということでしょう。
「主治医」のおっしゃるとおり、「足首」を含む下腿はほかの部位に比べ血流が悪いため、治癒に時間がかかったり合併症を起こしやすかったりするので「大変」な部位のひとつです。
時間をかけて肉芽形成と上皮化を待つか、持続陰圧法を採用するか、手術による早期閉鎖を施行するか、現在の創状態と「糖尿病」のコントロール、治療環境などを詳細に検討しなければこれからの経過を予想することも、今後の治療方針を提案することも出来ません。
メールの記載を見る限り、創傷治療に詳しい先生におかかりになっているようです。
主治医に再度説明をお求めになるとよいでしょう。
Q146 相談者 ニックネーム:Ri 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:男性

息子が足の裏を3針縫って、抜糸後に体調が悪くなり、背中の筋や内臓が痛いらしく夜も痛みで眠れないこともあるようです。
仕事が忙しく病院になかなか行けないようです。
抜糸後何かばい菌が入るとそのような症状が出るのでしょうか?足裏なので治りが遅くなりそうで心配です。抜糸後の傷から、身体の不調は何か関係はありますか?また気を付ける事か”あれば教えて頂きたく思います。

A146 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
感染を合併しているなら、「足の裏」の受傷部周辺の赤み、腫れ、痛みが出現します。
皮下に膿瘍を作っていたり、血液中に感染を起こしていたりすれば、夜間だけ熱発することもあります。
ご相談の状況の詳細がわからないので判断は難しいのですが、通常で考えれば、「足の裏を3針縫って、抜糸」したことと「体調が悪くなり、背中の筋や内臓が痛いらしく夜も痛みで眠れないこともある」ことは関係ないでしょう。
「仕事が忙しく病院になかなか行けない」ということですが、「背中の筋や内臓が痛いらしく夜も痛みで眠れない」とすれば大きな疾患が隠れていることもあり得るので、直ちに内科を受診なさることをお勧めします。
Q147 相談者 ニックネーム:ベノム 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:男性

先日、膝を4針縫う怪我をしました。
10日後に抜糸して現在抜糸後3日目になるのですが、膝の中に空気が入ってるようなプニプニした感触があります。
また膝が突っ張った感じもあります。
これは暫くしたら治るのでしょうか?

もう一つ関係ないと言われるかも知れないですが、その怪我の時に鼻からも大量の出血があり、足のMRIと鼻のCTを取りました。
処置的には足の縫合と抗生物質の点滴だけで済まして、当日は風呂には入らないように言われました。
その次の日から毎日のようにダニに噛まれたような症状が現れて10箇所以上噛まれてます。
今回の怪我との因果関係はあるのでしょうか?

A147 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「足のMRI」を撮ったなら、皮下組織までの割創であったのでしょうか。
皮下血腫あるいは皮下空胞が「プニプニした感触」として触れるのかもしれません。
「膝が突っ張った感じ」は皮下組織を縫合したせいなのかもしれません。
「ダニに噛まれたような症状」が「毎日」新しく「現れ」るなら、「今回の怪我との因果関係」がある可能性は少ないでしょう。
申し訳ありませんが、いただいた情報だけでは詳細が把握できないため、具体的な回答が出来ません。
縫合処置を行った病院あるいは形成外科を受診して、ご相談なさってください。
Q148 相談者 ニックネーム:     患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:男性

建設業をしていて仕事で高いところから落ちて落ちた時に足に木が刺さってしまってそれから手術をしてぬったのですけど傷後が全然綺麗じゃなくミミズ腫れのようににっていてもう手術から2年くらいなるんですけどこのくらい放置している傷でも治りますか?
あと何科にいけばいいのかがわからないので何科にいけばいいのかもおしえてください

A148 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
形成外科を受診してください。
瘢痕の状態によって治療法が異なるので、ご自身の希望をお伝えになったうえで主治医と治療方針を充分に検討してください。
Q149 相談者 ニックネーム:F.S 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

2年前自転車に乗っている時後輪に踵が当たり踵の肉がえぐれてしまいましたそのあと病院に行かずキズパワーパッドを貼っていました
ですがだんだん青くなり痛みも引かず晴れてきたので病院に行ったところ炎症を起こしていると言われ氷で冷やしてたら腫れも引くと言われたのですがまだ腫れが引きません。引くどころかまた腫れてきてしまいましたどうすればいいですか?

A149 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
申し訳ありませんが、いただいた情報だけでは詳細がわからないため、推測すら出来かねます。
可能性だけでもよろしければ、線維組織で瘢痕治癒していたが擦れなどにより漿液種が発症したとも考えられます。
いずれにしろ、いったん治癒した外傷が「2年」経過して「腫れ」が「引くどころかまた腫れて」きたのですから、早期に形成外科あるいは整形外科を受診してみることをお勧めします。
Q150 相談者 ニックネーム:どんの 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:男性

3日前にコンクートブロックをハンマーで壊していたところ破片が飛び散って右の太ももに当たり作業着を貫通して足が血だらけになった
地元の外科で治療を行い、傷自体は2センチほどで傷は塞がりかかっているが、足の曲げ伸ばしや歩行動作に痛みがあるのですが、かけらが傷に残っている可能性はあるでしょうか?
残っていたとしてレントゲンやMRI等で確認できるのでしょうか?
そして摘出はした方がいいのでしょうか?

A150 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
診察をして症状を詳細に把握しなければ判断はできないのですが、「足の曲げ伸ばしや歩行動作に痛みがある」なら、「かけらが傷に残っている可能性」より筋挫傷の痛みの方が考えやすいのではないでしょうか。
皮下に異物が存在は、「レントゲン」で確認が可能です。

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