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創傷治癒よくある質問

  1. 治療中や手術後の気になる状態
  1. 下肢
Q81 相談者 ニックネーム:ミニミニ 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

昨年12月の末ごろにバレーボールで左足をグネって次の日足の腫れが酷く近所の整形外科へ。その時骨折しているどたけ言われロキソニンの湿布を貼って包帯のみの処置。
何度か通院したんですがよくならず大きな病院に行くことに。そこでの診断がリスフラン靭帯損傷、第1TMT関節亜脱臼骨折と言われる。1月25日に靭帯修復術、観血的関節脱臼征服固定術の手術。その後2月4日に退院。移動は松葉杖で左足はギプスで。
2月9日に抜糸の為受診。縫ったところが化膿しており抗生物質の点滴8時間おきにしないといけないらしく即入院。
2月12日に血液検査をして糖尿病ではなく数値も大丈夫とのことで化膿してるとこを局部麻酔で全部とり、フィブラストスプレーとプラスタンディン軟膏で様子を見る。毎日足浴の後にスプレーと軟膏ガーゼに包帯でシーネ固定。
2月15日に先生が傷を見て2月16日に退院。
その日からシャワーの許可が出ました。なのでシャワーの後フィブラストスプレー→軟膏→ガーゼ→シーネ固定をしています。この処置をして肉はかなり盛り上がってきたのですがぽこっと一部盛り上がりがあります。液と出血もガーゼについており昨日は血の塊みたいなのがガーゼについでした。これはいいことなのでしょうか?
個人差はあると思いますがいつ頃から上の皮覆われてくるのでしょうか?

A81 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
血流の良い良性肉芽が形成されているので「出血もガーゼについて」いるならば、周辺の表皮が増殖して創が塞がるのを待ちます。
肉芽が「ぼこっと一部盛り上が」っていると伸びてきた表皮が盛り上がり部分で反転してしまうことがあるため、診察の際に肉芽の増生をコントロールする治療が検討されるのではないでしょうか。
創状態を詳細に診なければ、「いつ頃から上の皮覆われてくる」かを推測することは出来ませんし、植皮をしたほうがよい場合もあります。
下腿の潰瘍は上皮化・治癒に時間がかかることも少なくないので、主治医に今後の治療方針をお尋ねになるとよいでしょう。
Q82 相談者 ニックネーム:もん 患者様(相談対象者) 年齢:10代前半 性別:男性

1ヶ月ほど前に息子がクラブ活動中、息子が足裏を切る怪我をしました。
切ったものは土が付き錆も酷いものでした。
すぐに病院に行き傷口を洗い流してもらい、傷はそう深くないけど、出血があるので2針縫いました。毎日消毒に通い、傷口が汚れていた事もあり何度か腫れたりもしましたが、膿んだりする事もなく抜糸しました。
現在は痛みもなく傷口も綺麗になっていますが、傷口より少しズレたところに1.5センチほどの硬いしこりが出来ています。息子曰く痛みもなく痒みもありませんが少し当たると気になるようです。これは一体なんでしょうか?放っておいてもいいのなのでしょうか。

A82 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
足底表皮に「硬いしこりが出来て」いるなら、胼胝(たこ)、鶏眼(魚の目)、疣贅(いぼ)の可能性があります。
足底皮下に「硬いしこりが出来て」いるなら、リンパ節の腫れ、異物周囲の肉芽、漿液腫なども否定できません。
足底で「少し当たると気になるよう」なら歩行など繰り返す刺激で痛むようになることもあるので、皮膚科あるいは形成外科を受診してご相談なさってください。
Q83 相談者 ニックネーム:ジャスミン 患者様(相談対象者) 年齢:50代後半 性別:女性

昨年10月にベンチの足に躓き、抱いていた犬を庇う形で手をつけずに転びました。 左腕と左足脛を打撲しましたが、傷も痛みも無かったので、そのまま2~3日湿布薬を貼っただけの対処をしてしまいました。 腕には青あざが出来、黄色に変化した後治りました。 左足脛の方は当初全く痛みもなく多少赤くなっていた位でなんの支障もなく、歩くことも問題ありませんでした。 それが3か月位経過した頃に触るとしこりのようなもの(触るとでこぼこを感じる)に気づきました。 その部分に触わったり何かが当たると少し痛みが感じられ、表面の皮膚も赤く変色が見られるようになりました。 万が一骨折もしくはひびでも入っていたらと心配になり、整形外科(整形外科医ではなく外科医が兼任)で診察を受け、レントゲンの結果、骨には全く異常はみられませんでした。 しこりと赤い変色については中身はごちゃごちゃしてるかもしれないが、痛みも無く歩けているなら全く問題は無いので、このまま何もしないで大丈夫と言われました。 骨に異常がないとのことで安心したのですが、やはりしこりと変色が気になり、色々と調べてみると、コンパートメント症候群や瘢痕組織等の症状についての心配が出てきました。 診断結果のようにこのまま放置していても良いのか、再び診察を受けるべきなのか、その場合、単なる整形外科で良いのか、それとももっと専門的な特殊外来等の診断をあおぐべきか、ご教示いただきたく何卒宜しくお願いいたします。

A83 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「脛」に肥厚性瘢痕やケロイドが出来ることはほとんどありません。
ご相談の「しこりと赤い変色」が、肌に異常はないが「触るとでこぼこを感じる」し「触わったり何かが当たると少し痛み」を「感じ」るし多少赤みがあるということなら、打撲による骨膜反応あるいは皮下組織の繊維化が凹凸と痛みの原因で、気にして触るのでいつまでも赤みが退かない可能性が高いでしょう。
押しても痛みを感じなくなるまで6か月以上かかる場合もあるので、特に治療をせずに経過を診ていただいて構いません。
「コンパートメント症候群や瘢痕組織」を考える必要はないでしょうが、ご心配ならば形成外科でセカンドオピニオンを求めてください。
Q84 相談者 ニックネーム:TONO 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

昨年10月に交通事故で左膝他数カ所の打撲、足首内側に深くえぐれた穴のような傷が出来ました。整形外科で治療中です。
穴は5ミリほどの深さで、当初自然に塞がるという医師の言葉で皮膚の治りを早くするという薄茶色のシートで保護、1週間ごとにそれを取り替える治療をしていましたが、なかなか塞がらず、12月末に縫合しました。その時の傷は深さは変わらずでしたが、幅1.1センチほどになっていました。
2週間ほどして抜糸しましたが、その1週間後に傷の表面が少し開いていました。深さは1ミリほどで、医師は「どうしてもこうなる。自然に塞がる」と言い、また薄茶色のシートで保護しています。
このままで大丈夫でしょうか?縫えば塞がると思っていたので、なかなか傷がくっつかないのが不安です。

A84 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
一般的に、下腿は血流やリンパ流がうっ滞しやすいため、外傷が潰瘍化したり創治癒が遷延したりすることが少なくありません。
また、下腿は皮膚の伸展性が小さいので、縫合線を開く方向に緊張がかからないよう縫合処置には細心の注意が必要です。
おかかりの「整形外科」の「医師」の仰る通り「深さは1ミリほど」の「傷の表面が少し開いて」いる状態が「自然に塞がる」かもしれませんが、元の外傷が受傷後2か月以上創閉鎖せず潰瘍化したのですから、再び潰瘍化がおきる可能性も否定できません。
局所陰圧閉鎖療法による肉芽増生・上皮化を検討したほうがよいかもしれませんし、皮弁手術、植皮手術などが必要かもしれません。
主治医に相談して、一度、形成外科や皮膚科で診てもらってはいかがでしょう。
Q85 相談者 ニックネーム:ちー 患者様(相談対象者) 年齢:60代前半 性別:男性

アキレス腱断裂手術から2週間 ふくらはぎがはって 痛くて立ってられないです
足を上げると楽になりますが立つと血が一気に足にむかっていき痛くなります いつまで続くのでしょうか

A85 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
下腿の静脈血が心臓へ戻っていくには、ふくらはぎなどの筋肉の動きが大切です。
下腿の安静期間が長かったため筋量が減少し筋力が低下しているので、歩行リハ ビリなどをしなければ同様の症状は続きます。
日常生活を送るだけでも徐々に軽減するでしょうが、整形外科主治医にご相談な さってください。
Q86 相談者 ニックネーム:たくさん 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:男性

1ヶ月前膝の上のうち腿を打撲しました。最初は内出血が酷かったのですが痛みは我慢できる程度だったので湿布をはる程度でこれといった治療はしなかったです。しかし骨が気になったので5日後に受診してx線結果は骨に異常はなくそれから超音波と低周波のリハビリを受けてます。受診直後よりは腫れは少しずつ引いてきてますが事故や趣味で少し無理すると患部の赤みが復活してきます。少しまだ痛いです。因みに主治医は走ってもokとおっしゃってますが本当に大丈夫なんでしょうか?それと脚に当たったものは60キロのガスボンベが転がってきて当たりました。すぐに病院に行かなかったこと後悔してますが打撲のリハビリは長くかかるものなんですか?教えてください。整形外科で受診してます。

A86 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
骨に異常はないのですから、筋挫創と皮下出血があったのでしょう。
筋肉、皮下組織の修復には少なくとも6~8週間以上かかります。
組織修復に伴う血管拡張と新生血管増生があるため、血流がよくなれば一時的に赤みが増します。
赤みが出なくなるには6か月ほどかかるかもしれません。
一般的に我慢できないほどの痛みが無ければ、動かしたり走ったりしても構いません。
Q87 相談者 ニックネーム:マッチョ 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:男性

今年の9月初めにバイクで転倒事故をおこし、左膝を6針縫いました。傷が塞がっている間に傷の中に水が入っていると言われました(何の水かは分かりません)。
医者からは水は抜かなくても痛みはでないから放置で大丈夫と言われました。ですが、最近になって膝の皿の下が痛くなり始めました。この痛みは何が原因だと思われますか??

A87 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
受傷後2か月以上経過しているので、「9月初め」の外傷と「膝の皿の下」の痛み は関係ないかもしれません。
膝外傷治療中の「傷の中に水が入っている」というのは、打撲による膝関節の炎 症に伴う関節液貯留があるが膝痛が無ければ関節穿刺は必要ないということだっ たのではないでしょうか。
申し訳ありませんが、診察をしなければ診断はできません。
整形外科を受診してご相談なさってください。
Q88 相談者 ニックネーム:あり 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

落ちていた針を踏んで、アキレス腱の近くからかかとにかけて針が中に入ってしまい折れたため手術をしました。
深く入ってしまい2箇所くらい切って2センチ2センチ位の傷です。アキレスあたりです。

その後傷は問題ないのですが歩いていいのかわからず安静にしております
ちなみに反対の足は捻挫をして一ヶ月以上立っております
捻挫はもう歩かないと歩けなくなると先生に言われております。

松葉杖を使って抜糸した方をかばいながら歩いていいのか
すこし歩く練習をしてもいいのか
もしくはなるべく歩かないように安静にしていたほうがいいのか
ちなみに家では膝で歩いたりして足はつかないようにしております
歩いたりするのはどうかお伺いしたいです

A88 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
具体的には手術をした病院でご確認いただくべきですが、一般論としてお答えいたします。
下腿の創は比較的治癒に時間がかかるので、手術創は歩行を前提として縫合します。
日常生活で歩行する程度なら問題ないと考えます。
術後安静が重要なら、施術後に足をつかない様にきつく指示される筈でしょう。
歩かないように言われた記憶がないなら、歩いてよいということです。
Q89 相談者 ニックネーム:あお 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性

小3息子がサッカークラブの練習中に7日の日曜の昼にグランドで転倒、膝をズリむき、砂利が入り陥没気味。日曜午後受診唯一間に合う近所の整形外科(スポーツドクター系)で処置してもらって4日目です。洗浄→患部の状況的に消毒を繰り返し行う→止血 と初日。2日目朝からフィルムを貼って日中過ごし、そのままの状態で3日目の昨日の夜に初めてフィルムを剥がしました。→2センチ×1センチ程度の傷に炎症は見られずですが、周囲の皮膚(3センチ×2センチ程度)が白くなっています。風呂上りに白い部分にかからないよう幹部だけサランラップをし、30分程度白い部分の観察をしましたが、乾燥すると固くなっていくようです。→これは消毒によって周囲皮膚が死んでカサプタになりかけているという認識でよいでしょうか。白い部分は痛みはなさそうですが、白い部分を触ると患部に響き痛みは感じる状態です。 本日はフィルムを白い部分まで覆い、その上からガーゼを貼り、小学校のお友達との接触を阻止するために包帯を巻いて登校しました。通気性等も加味すると、この状態で過ごすのは問題ないでしょうか。フィルム内にワセリンを塗る塗らない、どちらが有効でしょうか。

A89 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「整形外科」の「スポーツドクター」に診察をしてもらって指摘を受けていない ということなら、膝関節や腱に異常所見はないということでしょう。
膝を屈曲する「痛みでビッコをひいて」いるということですが、膝関節について は問題なしとお考えになってもよいのではないでしょうか。
「白くなって」いる「周囲の皮膚」は、浸出液あるいは汗によって健常表皮がふ やけただけです。
創の感染を防ぐため、入浴時に湯船に創を浸けないでください。
石鹸を使っても構わないのでシャワーのお湯で創を洗い、ティッシュや洗濯した てのタオルなどで水気を取って湿潤療法専用の創傷被覆材で「白い部分」まで含 めて覆います。
湿潤療法専用の創傷被覆材は創面にくっついてしまうことはないので、「ワセリ ン」の必要はありません。
「サッカー」で別の創傷被覆材で覆わなければならないなら、創面を保護するた め「ワセリン」を塗ってください。
創の上皮化を急ぎたい、瘢痕を残したくないなら、形成外科で創状態を診てもら うことをお勧めします。
Q90 相談者 ニックネーム:のりぴー 患者様(相談対象者) 年齢:60代前半 性別:女性

9月始めから急に右足膝の痛みが治ったら後ろの太股の激痛となり、足が曲がらなくてじてんしゃに乗れなくなりました。以前から魚の目の傷があり、そこから血液にばい菌が入り足が曲がらなくなる事はありますか?行きつけの整形外科に通院数回してヒアルロン酸注射を五回してももとにはなりませんでした?明日脳ドックをして血液検査と照らし合わして貰いますが、右足が曲がるかどうか心配です。このまま曲がらないと仕事ができなくなります。治る治療方法はありますか?その方法を教えて下さい。

A90 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「魚の目の傷」から「血液にばい菌が入り足が曲がらなくなる事は」ありません。
また、筋肉あるいは腱による「後ろの太股の激痛」でしょうから、膝関節に「ヒアルロン酸注射を五回しても」痛みは軽減しません。
おそらく「脳ドックをして血液検査と照らし合わして」も、原因を特定することはできないでしょう。
「9月始めから」2か月程度続いた「膝の痛みが治った」が「自転車」に乗ったところ「太股」の「後ろ」に「激痛」が生じそれ以降は膝を曲げるたびに痛みが生じるならば、長期に安静あるいは膝屈曲を制限していたため筋肉量が減り急に負荷をかけたため筋肉の過収縮が起きて筋損傷を起こしたのではないでしょうか。
筋肉の痛みではなく、膝関節が屈曲の途中でそれ以上曲げれなくなり痛みを生じるならば、膝関節症でしょう。
申し訳ありませんが、ご相談いただいた情報だけでは診断ができません。
ご自身で、何をしていた時にどんな症状が発症して、その後どういう症状に悩まされているのか何をしたら症状が軽減するのかなどを、時系列を追って整理しメモして、整形外科の担当医にしっかりとお伝えいただければ診断が確定できるでしょう。
ご自身が何を不安に思っているかも含め相談すれば、治療法やリハビリ法を具体的に提案してもらえるはずです。

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