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創傷治癒よくある質問

  1. 昔の傷や治療後年数の経った傷の気になる状態
Q141 相談者 ニックネーム:AHN 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性

10年前に右頬にしこりができ、総合病院(皮膚科)にて切除した際の2.5cm程の傷・ドッグイヤーが気になります。
とくにドッグイヤーが気になるので美容整形に行くと、再度切るといわれ、傷も伸びるので怖くていけません。
何か切る以外の方法はあるのでしょうか。
本当に古傷なので、光の具合によってふくらみが見えるくらいなのですが、蚊にさされたの?と聞かれるので、気になります。

A141 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
ステロイド剤の注射やフラクショナルレーザーが多少は有効な場合もありますが、「ドッグイヤー」の修正手術が最も効果的です。
「光の具合によってふくらみが見えるくらい」ならば、手術の前にステロイド注射を試みてみてもよいかもしれません。
「傷も伸びるので」とありますが、「10年前」の「しこり」の「切除」瘢痕がまだ目につくのでしょうか。
「ドッグイヤー」とは別に通常でも瘢痕が分かるならば、ドッグイヤーと共に瘢痕を切除して縫い直す瘢痕形成術をした方がよいかもしれません。
確かに瘢痕は「伸び」ますが、2年程で目立たなくなるのが一般的です。「ドッグイヤー」だけを修正することも可能です。

患者さんが納得しないものを無理に治療するということはないのですから、「怖くて」という気持ちもわかりますが、どうぞ複数の形成外科、美容外科を受診して相談なさってください。
Q142 相談者 ニックネーム:ポプリン 患者様(相談対象者) 年齢:女性 性別:無記入

20年前に就寝時に姿見の鏡が倒れ瞼と眉間を切りました。
救急で応急処置とその後抜糸をしただけで専門医の治療は受けていません。

眉間に縫いキズと瞼に傷が残りましたが、この瞼の傷の方が気になっています。
多少盛り上がっているので、何度か「その目どうしたの?」と聞かれたことがあります。

今から形成外科などで傷跡(盛り上がり)をなくすことは可能でしょうか?
見た目目的だと美容整形に行った方が良いのでしょうか?

A142 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
整容目的の治療は、形成外科でも美容外科でも基本的に自費診療の扱いになります。

「多少盛り上がっている」なら、ステロイドシート貼付、ステロイド局所注射、レーザー、瘢痕切除手術などの適応があるかもしれません。

瘢痕の状況によって最適な治療は違いますし、医師によって勧める治療法が異なることも少なくないので、形成外科、美容外科を問わず、複数の医療機関を受診して意見を訊いてみた方がよい
でしょう。
Q143 相談者 ニックネーム:アキラ 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

20年前に左の目の下を怪我しました。ケロイド、しこりが有ります。
目の下の柔らかい皮膚なので、当時は手術が難しいと言われました。
が、もう20年経つので良い治療法があるのでは無いかと思っています。
良い治療法がありましたら、教えて下さい。

A143 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
瘢痕の治療は保湿、トラニラスト内服、ステロイド注射、レーザー、手術など、さまざまな方法があります。

ご相談の「ケロイド、しこり」が真性ケロイドならば手術の適応はありませんが、下眼瞼あるいは頬部はケロイドが生じにくい部位です。

ケロイドができやすい体質ならば、ご相談の部位以外にもケロイドが存在すると考えられますので、他の部位にケロイドがないのであれば、「目の下の」「ケロイド、しこり」もケロイドではなく
通常の肥厚性瘢痕か皮下瘢痕の可能性が高いのではないでしょうか。

肥厚性瘢痕や皮下瘢痕であれば、必ずしも「手術が難しい」部位ではありません。
診察、診断をしなければ具体的なアドバイスができません。
形成外科や皮膚科を受診して、治療法を提案してもらってください。
Q144 相談者 ニックネーム:E.T. 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

10年前に交通事故にあい、顔の右側を車のダッシュボードに擦り付けるようにうちつけました。
傷などはほとんど残らなかったのですが、今でも少しむくんでおり、頬の鼻に近い部分にしこりがあります。
また泣くとやや赤みを帯びます。
周りの人からは触らないとわからないと言われる程度なのですが、よいマッサージの仕方などありましたら教えてください。

A144 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「少しむくんで」いるのが、「10年前」の「交通事故」のときの外傷が原因かどうかは判りませんが、むくみに関しては、一般の美容の本などに書かれている「マッサージの仕方」で十分です。
「頬の鼻に近い部分」の「しこり」は、皮下の瘢痕を触れている可能性があります。

指や掌を使って上から押しつぶすようにするか、2~3本の指でつまんでゆっくりと時間をかけてつぶすようにしてください。
一時的に軟らかくなっても数時間~翌日にはまた元と同じくらいの硬さに戻りますが、毎日続けていただくことで、徐々に周囲の組織との境が分からなくなります。

「泣くとやや赤みを帯び」るのは毛細血管の拡張によるものでしょうが、組織が軟らかくなれば「赤み」も少なくなるでしょう。

また皮下の浅い部分にある「しこり」や血管拡張による「赤み」ならば、レーザー治療がある程度有効な場合もあります。

積極的な治療をしないでマッサージだけの処置で済ませるとしても、一度形成外科を受診して具体的な方法を指導して貰ってはどうでしょうか。
Q145 相談者 ニックネーム:ミルキー 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:男性

幼少期にスカイホッピングという遊具で遊んでいる時に転倒し、口の口角(笑った時に上がる部分)の上部を1.5cm程、裂けました。駆け込んだ病院では、縫わずに自然に治した方がキレイに治るとのことで、そのように治療を受けました。
それから、成人になり、ふと、笑顔を作った時に、違和感を感じ、もしやと、その時の怪我のことを思い出しました。
気になり出すと止まらず、しかも口角の上部で、笑って口角が上がった時に、一番引っかかる部分でもあり、ますます気になり、某形成外科で相談し、その違和感を無くす為に手術をしました。
内容は、切って縫いました。おそらく、口角が広がりやすくなるようにしてくれたのだと思います。しかし、今は、その手術を後悔してます。やはり、縫うことによりシコリができ、余計に違和感を感じるようになった気がするからです。
幼少期の事故の治療をしてくれた先生の、判断が正しかったと今感じてます。今は、笑うことに恐怖感すら感じます。どうしたらよいでしょうか。

A145 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
手術をすると3か月までは瘢痕は硬くなり、6カ月に向けて徐々に軟らかくなります。
「口角の上部」(上口唇)のように軟らかい組織の瘢痕はその後も「シコリ」として感じますが、数年の期間をかけて周囲の組織と同じ程度の軟らかさになっていくのが通常の経過です。

瘢痕の治療は手術をして終わりではなく、手術を起点に、如何に、目立たなく気にならなくなるまでのケアをするかが大切なのですから、手術をなさった形成外科で定期的に瘢痕の経過を診てもらい、適時適当なケア方法を指導して貰うとよいでしょう。
Q146 相談者 ニックネーム:K 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:男性

2年前の5月に唇の上を2cm程縫いました。自転車同士の接触事故で、ボクサーが殴る位の衝撃だったそうです。夕方だったため形成の医師はおらず、救急の方に縫ってもらいました。
後日形成の方にみてもらい、綺麗に縫われているとのことだったので、外側は縫い直さず、唇の内側だけ縫い直してもらいました。
それでも外側の表情筋が切れているため、口の動きが変わるかもしれないと言われました。
今は光を当てると特にデコボコが目立つ状態です。
縫い直した内側が期待したほど綺麗でないことから縫い直しても綺麗になるのか不安です。
筋肉が切れた状態で将来顔が変形してしまう危険はないのでしょうか?
傷跡、肉の膨らみを綺麗にするにはどうしたら良いでしょうか?

A146 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
すでに受傷後「2年」を経過しているので、「筋肉が切れた状態で将来顔が変形してしまう危険」はありません。
「デコボコが目立つ」というのは皮膚の表面のことなのか、口の動きによって凹凸が
発生するということなのか判然としませんが、皮膚の表面ならばレーザー治療や剥削術などの適応があるかもしれませんし、口の動きによるものならば手術が必要になることもあります。

診察をしなければ具体的な治療の案内が出来ないので、先ずは形成外科を受診して「傷跡、肉の膨らみを綺麗にする」ための治療法を提案して貰い、実際に治療をするかどうかは急がずにじっくりとお考えになっては如何でしょう。
Q147 相談者 ニックネーム:つらいママ 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

4年ほど前に、両頬ほうれいのあたりに、血管腫ができ今年4月に、口腔外科で口の中から手術で摘出手術しました。手術の後、両頬がへこんだままです。
このへこみは治せないと、手術した病院の形成外科で言われました。どうしても、治したいなら、美容整形に行くしかないし、保険で手術してくれる病院はないと言われました。

A147 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
診察をしなければ断言はできませんが、元に戻すことまでを期待しているのでなければ、
「治せない」ということはないでしょう。
ただし「このへこみは治せないと、手術した病院の形成外科で言われ」たということですから、口を動かしたり表情をつくったりする顔面神経を傷つけないよう気をつけて治療方針
を立てる必要がありそうです。
治療をするかどうか、いつ治療するか、どんな治療法を選択するかはじっくりと時間をかけて検討することにして、複数の形成外科、美容外科を受診して、相談してみてください。

整容的な治療は個々の症例で状態が異なるため、治療法もひとつに決まっているわけではありませんし、診察する医師によって治療方針が異なることも、少なくありません。
また美容外科は、形成外科の一分野ですが、全ての形成外科専門医が形成外科全般に精通しているわけではなく、整容的治療を得意とする医師と、機能的治療を得意とする医師がいるのも事実です。
緊急を要する状態ではありませんが、より良く生活をするために必要な治療なのですから、
出来るだけ多くの医師の意見を聴き、考え得る治療法を全て理解し、自身が信頼できると感じた医師を主治医と決めて、再度相談し、治療方針を慎重に決定するくらいの姿勢が必要です。

耳触りのよい言葉を言ってくれる医師が必ずしも良い医師とは限らないので、焦ることなく、なるべく冷静に、多くの情報を入手して検討してください。
Q148 相談者 ニックネーム:あき 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性

こちらのサイトで、ほかの方の質問を拝見して、白く残った傷跡でも周囲からメラニンの沈着があり、傷がなくなる、または小さくなることがあることを知りました。
私は顔に大きさは小さいですが、白く残った線上の傷跡があります。
もう15年も前のものですが、場所が場所のため大変気になります。
これをきれいにしたいのですが、何か良い方法はないでしょうか。
現在は家庭でできるピーリングを行い、小さくならないか繰り返しています。
結果としては、への字型だった傷跡がI字型の傷跡になりましたが、それ以上は、何度繰り返しても改善が見られません。

A148 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
ほとんどの「線状の傷跡」は瘢痕切除手術で細くなりますし、術後2年程の経過を待てば極めて目立たなくなることも少なくありません。
フラクショナルレーザーやRFも瘢痕の改善に有効です。

「家庭で出来るピーリング」では目立った改善効果は得られないと考えられます。
申し訳ありませんが、「顔」の「大きさは小さい」「白く残った線状の傷跡」という情報だけでは最適な治療法のアドバイスが出来ないので、形成外科専門医を受診して相談してください。
Q149 相談者 ニックネーム:KIM 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性

私は10年前に、鼻の根本の部分(眉間よりわずかに下)に傷を負いました。
傷は円形で、直後は穴が空いたように内部が露出しましたが、数日で再び表皮で覆われました。
現在、傷跡は直径6mm位のクレーター(凹んだ部分)として残っています。

クレーターの内部は平らで色も周囲と同じですが、周囲より少し凹んでおり、境界に段差があるため、クレーターは目立ちます。
また、クレーターの内部は毛穴もなく滑らかで、周囲の皮膚と比べて光を反射しやすいなど、少し質感が違います。
指でつまんでみると、他の部分に比べて固く感じます。

このホームページなどを参考にさせていただき、おそらく、クレーター部分の表皮の下には瘢痕組織があり、真皮は失われているのではないかと考えています。
私としては、このクレーターの境界を目立たなくさせたいのですが、治療法の候補としてどのようなものがあり得ますでしょうか。

A149 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
瘢痕切除手術、ピーリング、アブレージョン、フィラー注入、脂肪移植、レーザー焼却、フラクショナルレーザー、RFなど、さまざまな治療が考えられますが、診察をしなければ具体的なアドバイスが出来ません。

ご自身だけで治療法を絞り込もうとなさらず、複数の形成外科を受診して治療法を提案して貰い、信頼出来るとお感じになった医師を主治医として再度治療方針をたてていただいてはいかがでしょう。
Q150 相談者 ニックネーム:ルイノン 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

頬にある傷のことで相談させていただきます。
5歳の時に自転車から転倒し頬を縫う怪我をしました。
縦2cm,横5mmの傷で、もっと目立たなくしたいという思いから15歳の時に傷の幅を狭くする皮膚の切除縫合の手術を受けました。術後は傷の横幅が1mm程になりましたが、望んでいた薄い引っ掻き傷のようにはならず、他の皮膚との違いがよくわかるテカリをもった白色線状瘢痕になってしまいました。
化粧をすれば、多少わかりにくくなりますが、素顔のままだと傷を強く意識せざるを得ません。手術から何年も経ったいまでもそうです。インターネットを閲覧する限りでは、こうした成熟瘢痕に施す術はあまりない様で鬱蒼とした気持ちになってしまいます。
しかし素人知識なのでわからない部分も多く、こうした傷に何かまだ手立てはあるか(炭酸ガスレーザ-は有用かなど)について教えていただけたら嬉しく思います。
また、家族に真性ケロイド持ちのひとがいます。わたしは、傷痕は残りやすいですが傷が膨らむということはありません。遺伝的に見て、傷の治癒力に影響を受けていたりすることはあるのでしょうか。

A150 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
瘢痕の向きにもよりますが、「傷の横幅が1mm程」の「テカリをもった白色線状瘢痕」ということならば、瘢痕切除縫合手術が最も適しているのではないでしょうか。

手術前に絶対の結果をお約束することは出来ませんが、術後6か月~2年の経過を待って頂ければ、ほとんど目立たない瘢痕を期待して頂くことも可能と考えます。

あなたの創傷治癒及び瘢痕と、ご家族の「真性ケロイド」は関連付けて考える必要はありません。
治療方針の決定には診察が必要ですし、患者さんと主治医の相互の信頼も大切ですから、複数の形成外科を受診して相談、検討してください。

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