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創傷治癒よくある質問

  1. 昔の傷や治療後年数の経った傷の気になる状態
  1. 胸・脇・腹・背・腰など
Q21 相談者 ニックネーム:M 患者様(相談対象者) 年齢:60代前半 性別:女性

4年前に心内膜炎のため開胸手術を受けました。胸が大きいためか傷痕がなかなか安定せず専門医(形成外科)の先生に診ていただき半年前にやっと治療が終了、傷痕も術後に比べるとかなり薄くなりました。しかし最近傷痕部分だけ汗が激しくちょうど胸の谷間部分だけがムレてふやけて垢の様なものがでてニオイもします。
今まで生きてきてこういう状態になった事は一度もないのでもしかしたら傷痕の影響なのでしょうか?

A21 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
瘢痕部分の発汗はありません。
周囲の健常皮膚の汗が流れて「汗が激し」いように感じるのかもしれません。
「垢の様なものがでてニオイも」するなら、類表皮嚢腫(粉瘤)が出来ているのかもしれません。
形成外科を受診してご相談なさってください。
Q22 相談者 ニックネーム:まるまる 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

16年前に3人目を出産しました。会陰切開の傷が、ここ数ヶ月で盛り上がってきました。2cm程の傷の一部2mm位がぷくっとイボみたいになり、違和感と摩擦の時に少しだけ痛みがあります。
もともとケロイド体質で、26歳頃の腹腔鏡検査手術時の背中の傷もケロイドになっていましたが年々薄くはなっています。
産婦人科に行くべきか、市販の薬で様子をみるか悩みます。
治療としてはどんなアプローチがありますか?
外科的、塗り薬、服薬などありましたら教えてください。

A22 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
縫合糸膿瘍あるいは粉瘤でしょう。
肥厚性瘢痕の可能性も否定はできません。
形成外科あるいは婦人科でご相談なさってください。
ちなみに、おそらく「背中の傷」は真正ケロイドではないでしょうし、医学的に厳密には「ケロイド体質」ではないと推測されます。
Q23 相談者 ニックネーム:みんなのお母さん 患者様(相談対象者) 年齢:70代前半 性別:女性

小学1年生の時盲腸から腹膜炎になり開腹手術をしました。
60年以上経った4、5年前から、時々、手術跡から出血します。
半年から1年間隔で、1週間ぐらい出血が続いて止まるという状態です。
1度、外科を受診しました。
患部に塗る薬をもらって、塗ると、しばらくして出血は止まりますが原因はわかりません。
(その時、レントゲンなど内部がわかる検査はされませんでした。)
原因を、知るためには何科を受診したらよいですか?

A23 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
縫合糸膿瘍、皮下漿液腫、脂肪融解、瘢痕の悪性化などの可能性があります。
早期に形成外科を受診してください。
Q24 相談者 ニックネーム:しあなかな 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

25年前、23年前と2回の帝王切開の手術を経験しております。
その当時から皮下脂肪も妊娠線もあり、また、出産後に大きく雑に縫合されたので、縦切りの切開傷を跨いで1センチ間隔で針の穴と糸の傷で悩んでいます。

3年間で約-20キロのダイエット成功し、現在体脂肪22%です。
現在筋トレやボディーメイクの大会に出場していまして、その際に股上の浅いビキニを着るのですが、体脂肪が30%を超えていた時よりは傷は目立たなくなりましたが、このままさらに皮下脂肪を削り皮が薄くなれば傷が目立たなくなるものなのでしょうか?
また、皮下脂肪を減らせば減らすほど形成の手術は容易くなるものなのでしょうか?

A24 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「体脂肪が30%を超えていた時よりは傷は目立たなく」なったのは、皮膚が伸びて幅広く見えていた瘢痕が、肌にゆるみが出たために幅が狭くなったということでしょう。
「体脂肪22%」以上に「皮下脂肪を削」っても「皮が薄く」なることはないので、更に「傷が目立たなくなる」ことは期待できません。
瘢痕をつまんで健常皮膚を寄せることが出来るくらい皮膚に余裕があれば、瘢痕「形成の手術は容易」と言えます。
Q25 相談者 ニックネーム:ゆうな 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性

側湾症術後で6年ほど経った頃に手術痕から膿が出て去年一部抜釘術行ない、創部洗浄行いました。その後膿は出ませんでしたが、今年再燃し再度手術行いました。今回は抜釘はせず洗浄だけ行いました。手術部位からはMRSAと表皮ブドウ球菌が出ました。その後1ヶ月ほど経過していますが、また手術部位から膿のようなものが出ており、一部皮膚が凹んでいます。
手術したところに行くべきなのでしょうが、また手術することに対し不安感があります。
何度手術しても同じことだと思い、他の治療方法は無いのかと思っています。

A25 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「側弯症」手術の際の固定具を核として「MRSAと表皮ブドウ球菌」の感染が起きているなら、一般的判断としては、「手術」をして固定具を抜去すべきです。
それにもかかわらず、「今年」の「手術」が「抜釘はせず洗浄だけ」という判断だったなら、「膿」の貯留は固定具とは関係なく皮下縫合糸などを中心として皮下にだけ留まっていたということなのでしょう。
「抜釘」の必要が無いならば、創内持続陰圧洗浄療法と局所持続陰圧療法の組み合わせで肉芽増生および創閉鎖が可能かもしれません。
診断や治療が遅れて菌血症や敗血症になれば、取り返しのつかないことになります。
診察をしなければ具体的な治療法の提案は出来ないので、直ちに「手術したところ」を受診して、現状の評価と今後の経過予測、治療法をお訊きになり、「手術」を強く勧められるなら「また手術することに対し不安感が」あることをはっきりとお伝えになって、他の治療の選択肢はないのか主治医とともに検討してください。
Q26 相談者 ニックネーム:sora 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

10代の頃、潰瘍性大腸炎になり、手術後肛門周囲膿瘍、痔瘻になりました。やはり膿が溜まるので排出の為、切開を行ってもらうのですが、何度も同じところを切開するためなのか中々傷がくっつかなかったようで、ケロイドのような盛り上がりがあります。2つあり、大豆よりは小さい出来物と小指の先ぐらいの大きさで半分ぐらいの薄い出来物が出来て1年以上になります。少しずつ大きくなり、痛くはないのですが、周りの皮膚がたまに痒くなります。この場合はどういうことが考えられますか?やはり皮膚科や形成外科へ受診した方がいいのでしょうか?

A26 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「ケロイドのような盛り上がり」の原因は、「痔瘻」と「肛門周囲膿瘍」の悪化のほかに、外痔核、肥厚性瘢痕が考えられます。
また、「少しずつ大きく」なっているなら、粉瘤などの皮下腫瘍も否定できません。
「周りの皮膚がたまに痒く」なるのは、多くの場合、消化管からの分泌物が肛門周囲に付着することによって生じる皮膚炎(かぶれ)です。
温水洗浄便座症候群といって、洗浄のし過ぎで皮膚のバリア機能が破壊され、真菌などが増殖しやすい肌環境になった際の皮膚炎でも「痒くなります」。
いつもおかかりになっている肛門科で診断をしてもらい、必要に応じて皮膚科や形成外科に紹介状を書いてもらってはいかがでしょう。
Q27 相談者 ニックネーム:よめちゃん 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

5年ほど前に腹腔鏡手術を受けました。
その時の傷で、臍に大きなほくろのようなものが直径1cmぐらいになってきて、衣服に擦れてひりひりするようになってきました。
お医者さんで診てもらったほうがよいでしょうか。

A27 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
縫合糸を核とした肉芽腫あるいは肥厚性瘢痕でしょう。
形成外科を受診してください。
Q28 相談者 ニックネーム:ケコ 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

3年前に卵巣嚢腫で腹腔鏡手術を受けました。傷跡のお臍は赤いミミズ腫れが横に広がってきているのですが、一ヶ月ほど前からズキズキしたり、チクチクしたりの痛みがあり、膿とたまに血が出てじゅくじゅくし、匂いもあったため皮膚科を受診しました。抗生剤と塗り薬をいただき一旦は落ち着いたのですが、また膿がでるようになってしまいました。
皮膚科の先生からは手術を受けた病院に行った方がいいんじゃないかと言われましたが、3年も経ってから傷のことで大きな病院の婦人科にかかるのも躊躇われ・・・。
こちらのサイトを拝見して、縫合糸膿瘍の可能性があるのかと思ったのですが、このような症状の場合、形成外科で診ていただけるでしょうか。

A28 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
縫合糸膿瘍あるいは脂肪嚢腫でしょう。
手術をした医師の勉強・経験になるので手術を受けた婦人科におかかりになるの がよいのですが、一般の形成外科を受診すれば診て貰えます。
Q29 相談者 ニックネーム:ハニィ 患者様(相談対象者) 年齢:60代前半 性別:女性

2015年に両乳房に乳癌を発症し、部分切除を行った後、放射線治療を実施しています。半月前に片側乳房の縫合箇所にしこりができました。皮膚も若干赤みを帯びています。手術を実施した病院に再発かの確認を行ったところエコーでは特に何もありませんでした。縫合箇所であり炎症がおきたせいとされ、様子を見ることになりました。前回のフォローアップは3月に実施しており、その際も何もでていません。
切除箇所は脇に近い乳房の上の部分です。傷跡は特にケロイドにもなってなく、7年も経過した後に傷跡の炎症がいきなりおきるものなのかご教示いただければと思います。しこりができてからは、若干鈍い痛み(表面皮膚表面の痛みでなく、深い部分での痛み)があります。

A29 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
術後「7年も経過した後に傷跡の炎症がいきなりおき」て「若干鈍い痛み(表面皮膚表面の痛みでなく、深い部分での痛み)」があるなら、縫合糸膿瘍の可能性が高いでしょう。
もしくは、「放射線治療」により発汗が減って乾燥性皮膚炎が悪化したのかもしれません。
「しこりができて」いるが「エコーでは特に何もありません」ということは、「しこり」は悪性のものではなかったということでしょうか。
乳癌の乳房温存手術後に数年以上の経過を経て、皮膚や皮下に良性の石灰化が生じ「しこり」を触れることがあります。
「しこり」が何なのか確定診断してもらってください。
「エコー」(超音波検査)で診断が出来なければ、MRIなどの検査も必要でしょう。
「乳癌」の皮膚転移の多くは、「しこり」を触れても「若干鈍い痛み(表面皮膚表面の痛みでなく、深い部分での痛み)」はありません。
もちろん、既に術後「7年も経過」しているので再発の可能性は低いでしょう。
乳癌再発の早期発見には定期的なマンモグラフィと超音波検査が有用です。
何も無いのと何も見つからないのは、異なります。
「しこり」があるのですから、主治医に「しこり」の正体をお尋ねになってください。
Q30 相談者 ニックネーム:めぇめぇ 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

21歳の頃、胸腺摘出手術を受けたのですが、その際の手術痕(胸骨周辺)が、肥厚性瘢痕になってしまいました。
ほとんどの部分は赤みが取れているのですが、一部あかみが16年たっても消えず、未だにかゆみを起こしてしまう日があります。

痒みが辛いため、可能であれば治したいのですが、何科に受診すれば一番良いでしょうか?

また、いちど手術後2年程で形成外科で手術痕を切除する手術をしておりますが、その傷跡も瘢痕になってしまいました。

A30 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
形成外科を受診してください。
胸骨部は肥厚性瘢痕が生じやすい部位なので、瘢痕形成術をした際も術後の瘢痕を予防する対策が重要です。
手術をお望みでなければ、内服薬やシリコンジェルシート、ステロイド注射なども有効です。
瘢痕に常時緊張がかかることが肥厚性瘢痕悪化の要因のひとつですので、就寝時もブラジャーを装着して胸を寄せておくとよいでしょう。

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