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創傷治癒よくある質問
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- Q31 相談者 ニックネーム:sora 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性
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10代の頃、潰瘍性大腸炎になり、手術後肛門周囲膿瘍、痔瘻になりました。やはり膿が溜まるので排出の為、切開を行ってもらうのですが、何度も同じところを切開するためなのか中々傷がくっつかなかったようで、ケロイドのような盛り上がりがあります。2つあり、大豆よりは小さい出来物と小指の先ぐらいの大きさで半分ぐらいの薄い出来物が出来て1年以上になります。少しずつ大きくなり、痛くはないのですが、周りの皮膚がたまに痒くなります。この場合はどういうことが考えられますか?やはり皮膚科や形成外科へ受診した方がいいのでしょうか?
- A31 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「ケロイドのような盛り上がり」の原因は、「痔瘻」と「肛門周囲膿瘍」の悪化のほかに、外痔核、肥厚性瘢痕が考えられます。
また、「少しずつ大きく」なっているなら、粉瘤などの皮下腫瘍も否定できません。
「周りの皮膚がたまに痒く」なるのは、多くの場合、消化管からの分泌物が肛門周囲に付着することによって生じる皮膚炎(かぶれ)です。
温水洗浄便座症候群といって、洗浄のし過ぎで皮膚のバリア機能が破壊され、真菌などが増殖しやすい肌環境になった際の皮膚炎でも「痒くなります」。
いつもおかかりになっている肛門科で診断をしてもらい、必要に応じて皮膚科や形成外科に紹介状を書いてもらってはいかがでしょう。
- Q32 相談者 ニックネーム:よめちゃん 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性
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5年ほど前に腹腔鏡手術を受けました。
その時の傷で、臍に大きなほくろのようなものが直径1cmぐらいになってきて、衣服に擦れてひりひりするようになってきました。
お医者さんで診てもらったほうがよいでしょうか。
- A32 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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縫合糸を核とした肉芽腫あるいは肥厚性瘢痕でしょう。
形成外科を受診してください。
- Q33 相談者 ニックネーム:ケコ 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性
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3年前に卵巣嚢腫で腹腔鏡手術を受けました。傷跡のお臍は赤いミミズ腫れが横に広がってきているのですが、一ヶ月ほど前からズキズキしたり、チクチクしたりの痛みがあり、膿とたまに血が出てじゅくじゅくし、匂いもあったため皮膚科を受診しました。抗生剤と塗り薬をいただき一旦は落ち着いたのですが、また膿がでるようになってしまいました。
皮膚科の先生からは手術を受けた病院に行った方がいいんじゃないかと言われましたが、3年も経ってから傷のことで大きな病院の婦人科にかかるのも躊躇われ・・・。
こちらのサイトを拝見して、縫合糸膿瘍の可能性があるのかと思ったのですが、このような症状の場合、形成外科で診ていただけるでしょうか。
- A33 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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縫合糸膿瘍あるいは脂肪嚢腫でしょう。
手術をした医師の勉強・経験になるので手術を受けた婦人科におかかりになるの がよいのですが、一般の形成外科を受診すれば診て貰えます。
- Q34 相談者 ニックネーム:ハニィ 患者様(相談対象者) 年齢:60代前半 性別:女性
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2015年に両乳房に乳癌を発症し、部分切除を行った後、放射線治療を実施しています。半月前に片側乳房の縫合箇所にしこりができました。皮膚も若干赤みを帯びています。手術を実施した病院に再発かの確認を行ったところエコーでは特に何もありませんでした。縫合箇所であり炎症がおきたせいとされ、様子を見ることになりました。前回のフォローアップは3月に実施しており、その際も何もでていません。
切除箇所は脇に近い乳房の上の部分です。傷跡は特にケロイドにもなってなく、7年も経過した後に傷跡の炎症がいきなりおきるものなのかご教示いただければと思います。しこりができてからは、若干鈍い痛み(表面皮膚表面の痛みでなく、深い部分での痛み)があります。
- A34 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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術後「7年も経過した後に傷跡の炎症がいきなりおき」て「若干鈍い痛み(表面皮膚表面の痛みでなく、深い部分での痛み)」があるなら、縫合糸膿瘍の可能性が高いでしょう。
もしくは、「放射線治療」により発汗が減って乾燥性皮膚炎が悪化したのかもしれません。
「しこりができて」いるが「エコーでは特に何もありません」ということは、「しこり」は悪性のものではなかったということでしょうか。
乳癌の乳房温存手術後に数年以上の経過を経て、皮膚や皮下に良性の石灰化が生じ「しこり」を触れることがあります。
「しこり」が何なのか確定診断してもらってください。
「エコー」(超音波検査)で診断が出来なければ、MRIなどの検査も必要でしょう。
「乳癌」の皮膚転移の多くは、「しこり」を触れても「若干鈍い痛み(表面皮膚表面の痛みでなく、深い部分での痛み)」はありません。
もちろん、既に術後「7年も経過」しているので再発の可能性は低いでしょう。
乳癌再発の早期発見には定期的なマンモグラフィと超音波検査が有用です。
何も無いのと何も見つからないのは、異なります。
「しこり」があるのですから、主治医に「しこり」の正体をお尋ねになってください。
- Q35 相談者 ニックネーム:めぇめぇ 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性
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21歳の頃、胸腺摘出手術を受けたのですが、その際の手術痕(胸骨周辺)が、肥厚性瘢痕になってしまいました。
ほとんどの部分は赤みが取れているのですが、一部あかみが16年たっても消えず、未だにかゆみを起こしてしまう日があります。痒みが辛いため、可能であれば治したいのですが、何科に受診すれば一番良いでしょうか?
また、いちど手術後2年程で形成外科で手術痕を切除する手術をしておりますが、その傷跡も瘢痕になってしまいました。
- A35 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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形成外科を受診してください。
胸骨部は肥厚性瘢痕が生じやすい部位なので、瘢痕形成術をした際も術後の瘢痕を予防する対策が重要です。
手術をお望みでなければ、内服薬やシリコンジェルシート、ステロイド注射なども有効です。
瘢痕に常時緊張がかかることが肥厚性瘢痕悪化の要因のひとつですので、就寝時もブラジャーを装着して胸を寄せておくとよいでしょう。
- Q36 相談者 ニックネーム:R 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性
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3歳のときに開胸手術を受け、1本線で済むところが途中でかさぶたが剥がれてしまい500円玉より一回り小さいくらいの比較的盛り上がりのない白いツルツルとした瘢痕?ケロイド?と上下に伸びる1本線の傷痕が残ってしまいました。
ここ数年で太ってきたのが関係しているのか、円の上に伸びる線が少しずつ横に広がり始め倍以上の太さにまでなってしまいました。これも盛り上がりも光沢もなく漏れて広がっていくような状態です。20年以上経ったケロイドでもこうして広がってしまうものでしょうか。たまに何もしていなくても広がっている部分が痛むことがあり、胸を張ると傷も伸びてしまうのではと考え猫背気味で生活しています。肌荒れで皮膚科を受診した際に対策法があればと聞いたところヒルドイドソフト軟膏を処方されここ2年ほどは毎日欠かさず広がってきた部分に塗布していますが防ぐ効果を感じることができません。
ケロイド除去手術を考えることはありますが県内では難しいだろう、結局またケロイドになってしまわないだろうか、仕事が休めない等考えてしまえば手術を受けることが現実的ではない為、これ以上広がってしまうのを防ぐ対策法があれば教えて頂きたいです。
- A36 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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常に呼吸で動く胸骨上は、幅広い瘢痕が幅広い瘢痕が形成されやすい部位です。
平らな白い瘢痕になっていたとすれば成熟瘢痕と考えるのが通常ですが、手術後20年以上経過して線状の瘢痕が幅広くなってきたとすれば、女性ホルモンの影響で線維芽細胞の増殖があるのかもしれないので妊娠していないか確認が必要です。
また、仰臥位で就眠すると乳房が大きいと胸骨部の瘢痕が左右に引っ張られて、瘢痕が幅広くなってしまいます。
頂いた情報からはケロイドではないと推測されますが、瘢痕を切除して縫合し直すなら連続Z形成術などでギザギザに縫合したほうがよいでしょう。
ケロイドであっても、術後に中性子線照射をすれば再発を防ぐことが可能です。
ヒルドイドソフト軟膏は保湿と血流促進のためお続けになってください。
シリコンジェルシート貼付もお勧めです。
また、就寝時も乳房を寄せるブラジャーを付けていただいた方がよいでしょう。
- Q37 相談者 ニックネーム:夢 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性
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子宮体癌の腹腔鏡手術しました。
お臍の中に血の固まったカスのような物が付いていてびっくりしました。お臍を綺麗にしました。中から血の混じった膿のようなものが少し出てます。
病院に行く時間がないため薬局でクロマイーN軟膏を買って来て塗ってます。
様子を見て良くならなければ病院で診てもらうつもりです。原因と処置の仕方を教えて頂きたいです。
- A37 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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腹腔鏡手術後数週間以上経過してから、臍部の縫合不全や皮下血腫、縫合糸膿瘍が明確になることは少なくありません。
シャワーで洗浄して、洗濯したてのタオルや清潔なティッシュペーパーなどで拭いてください。
数日で自然に創が閉鎖することもありますが、細菌感染することもあるので、手術をした病院か形成外科に診てもらってください。
- Q38 相談者 ニックネーム:たまご 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性
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五年前に、子宮手術内視鏡でしました。最近内視鏡で穴開けたお臍の部分がはれていたいですなおりますか
- A38 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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発赤を伴い「はれていたい」なら縫合糸膿瘍かもしれません。
瘢痕が硬く赤く盛り上がっているなら、肥厚性瘢痕やケロイドかもしれません。
皮膚科あるいは形成外科を受診してご相談なさってください。
- Q39 相談者 ニックネーム:トモベル 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性
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30年前の盲腸の手術痕が2週間前から痒みと痛みがあり手術痕が腫れもりあがり少し赤みがあります。病院で診察していただいた方がいいでしょうか。
- A39 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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肥厚性瘢痕の再燃あるいはケロイドの発症の可能性があります。
ケロイドは炎症を伴って増大するので、痒みと痛みが伴います。
ケロイドが発症しやすい要因として、ケロイド体質、伸展刺激を受けやすい部位、女性、高血圧などがあります。
急速に増大することもあるので、早急に形成外科を受診してください。
- Q40 相談者 ニックネーム:幹さん 患者様(相談対象者) 年齢:80歳以上 性別:男性
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10年ほど前に実施した「前立腺摘出」の下腹部手術跡が2年後辺りから徐々に赤くはれだしました。進行が急激ではなかったのと特に目に付く場所ではなかったため特に治療もせずにいたのですが、5年後辺りには下腹部全体がケロイド状になってしました。
その後は更なる周辺への広がりは止まったのですが、今度はケロイド状の皮膚の内側が「うっ血状態」になった後出血…ということの繰り返しになってしまいました。結局、今さら病院へ…という気持ちにもならず年齢のこともあって何もせずに現在に至っています。
安定したケロイド状態ならそれはもう受け入れますが、「うっ血と出血の繰り返し」を止める手立てはあるのでしょうか…?
- A40 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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縫合線の瘢痕を越えて増殖していることからケロイドの診断で正しいと考えます。
潰瘍形成を繰り返す瘢痕やケロイドは瘢痕癌の発生母地になる可能性があるので、形成外科で診てもらう必要があります。
同じ部位で「うっ血と出血の繰り返し」があるなら縫合糸膿瘍かもしれないので、核になっている縫合糸の摘出が必要かもしれません。
その度に潰瘍の発生部位が異なるなら、血管の処理のためフラクショナルYAGレーザーなどの適応があるかもしれません。
診察をしなければ具体的なアドバイスができないので、形成外科担当医と治療方針をご相談なさってください。
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