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創傷治癒よくある質問

  1. 昔の傷や治療後年数の経った傷の気になる状態
  1. 下肢
Q31 相談者 ニックネーム:なると 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:  

9年くらい前に作業中をしていたら、材料として使用していた調理用の尖った竹串が太ももの裏側の真ん中くらいに6cmくらい刺さりました。頭が真っ白で、すぐさまその場で竹串を抜き、竹串を確認しましたが先が折れたりささくれもなく、怪我をしたのが夜だったこともあり消毒をして絆創膏を貼りました。1週間くらい少しズキズキしましたが化膿もせず、あまり血もでなかったので病院には行かず自然に治りました。今現在、なにも後遺症もないのですが、9年前ですが、今さらながら不安になりました。現在、なにも症状などがないのであれば病院などいかなくて大丈夫でしようか?

A31 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「竹串」の刺創は、「ささくれ」が皮下や筋内に残って感染を起こす、調理中の 「竹串」なら食材の雑菌が感染の原因になるという2つの理由で感染が起きるこ との多い外傷です。
「ささくれ」を残さないために、直ちに「竹串を抜」いたりせず病院に行った方 がよいのですが、「新品」の「竹串」なら雑菌の汚染の可能性は極めて低いで しょうし、ご自身で「すぐさまその場で竹串を抜き」「先が折れたりささくれも な」いことを確認したうえで「自然に治」ったということなら、結果的に問題な く経過してよかったです。
「太もも」の「竹串」の刺創は、「竹串」さえ抜いてしまえば創はすぐに閉じる ので、動脈を傷つけない限り比較的容易に止血します。
破傷風菌は日本の土壌に広く存在するのですが、通常の外傷で破傷風トキソイド を接種することは必ずしも多くないにも関わらず発症する例は少ないのですし、 「破傷風のワクチン」を追加接種していたなら心配する必要はありません。
ご相談の「9年前」の刺創は「自然に治り」「現在、なにも後遺症もない」ので すから、異物が皮下や筋内に残らなかったのでしょう。
仮に極小の異物が残っていたとしても、すでに異物を線維組織が取り囲んでカプ セル状になっているでしょうから今更感染を起こしたり異物が移動したりするこ とはないと考えます。
異物があれば軟部レントゲン写真やCTで確認できるので、形成外科を受診してい ただくとよいでしょう。
Q32 相談者 ニックネーム:つかさ 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

15年前にバイク事故で膝を5針ほど縫う怪我をしました。その後、順調に回復していきました。数年はひざをつくのが恐くてついていなかったのですが、しばらくしてからひざをつくようになり、ひざをつくたびに激痛が走ります。バイク事故での、後遺症?縫った傷のところは、押さえるとこういう痛みがあるのは普通なのか?それとも、膝に何か問題があるのか?年々、痛みが増しているような気がします。
普段、歩く走るなど運動することに対しては特に問題はありません。
膝をつくと激痛が走るのみです。仕事柄膝をつくので、とても悩んでいます。

A32 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
瘢痕が潰される「痛み」でしょう。
瘢痕が軟らかく平らな成熟瘢痕になれば、「ひざを」ついても「激痛が走る」ことはなくなります。
ステロイドテープやステロイド注射が有効なので、形成外科を受診してご相談なさってください。
Q33 相談者 ニックネーム:しーぼー 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:男性

17歳のときに左大腿骨を骨折し、骨の中に金具を入れる手術をうけました。何年かおきに左足が腫れ痛みが出て内出血してきます。骨折と関係があると思われますか?

A33 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「骨の中に金具を入れる手術」を契機に発症した皮下膿瘍あるいは皮下異物を核とした皮下膿瘍が感染を起こして、「何年かおきに左足が腫れ痛みが出て内出血」するのでしょう。
形成外科を受診してください。
Q34 相談者 ニックネーム:mimi 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:男性

足の脛のに骨種ができ、除去する手術を受けました。2年半くらい経ちますが傷口の中央が塞がらず出血する事もあり、主治医から再掻爬してみるという提案がありました。
瘢痕は仕方ないと思っていますが、再掻爬で綺麗になるのか?形成外科に行った方がいいのか?迷っています

A34 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
下腿の創は他の部分に比べ治癒しにくいことも少なくありませんが、「10代後半」の年齢で「2年半」も創閉鎖できなかったとすれば、良性肉芽を増殖させる対策をしっかりと計画してから不良肉芽を「掻爬」すべきでしょう。
主治医に、現在の創状態の評価と掻爬後の治療を含めた今後の治療方針、経過予測をお訊きになって、明確な治療計画があるならお任せしてよいでしょうが、詳細に説明してもらえないようなら「形成外科」でセカンドオピニオンを求めてみてください。
掻爬の後に局所陰圧閉鎖療法で創閉鎖できるのではないでしょうか。
Q35 相談者 ニックネーム:サトミン 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

昨年の7月の終わりに階段を踏み外し左足腓骨(踝に近い部位)を骨折しました。手術は必要なくシーネと包帯で固定し1ヶ月後に装具装着し歩行。その後2週間後に仕事復帰しました。骨折の治癒の3ヶ月半を過ぎた頃、時々歩行中にズキッと痛みが走り足を少し引きずって歩かなければならない状態もありました。一時的なものだったのですが気になり整骨院を受診しました。先ずは整形外科で診てもらってと言われましたが、一応診てくれて少し捻れた状態(真っ直ぐではない)のまま治っているからと骨接ぎをしてくれました。その後もう一度整形外科を受診しましたが骨はくっついているから痛みの原因は不明だと言われました。それからも整骨院に通い電気治療をしていました。電気治療も足の痛みがなくなり初診から1ヶ月半で終了しました。現在気になるのは左右の足の色の違いです。骨折した左足の甲は内出血が治った後も指の付け根にかけて肌の色がやや黒っぽく足を洗う時、鈍い痛みがあります。内出血をあまり冷やさなかかったから内出血の治りが遅かったのでしょうか?この皮膚の色は治らないんでしょうか?そして何からくる痛みなんでしょうか?

A35 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
皮下出血のためではなく、血流が悪くなっているための皮膚色と考えます。
痛みは筋肉や腱を使い始めたためのものでしょう。
完全整復されてないまま骨折が治癒したなら、動作開始時や筋肉疲労時に痛みが生じることの説明が付きます。
筋力をつけることが血流改善に繋がりますし、骨の変形は滑らかになるので痛みは無くなります。
筋肉を使わなかった期間が極めて長かったのですから、時間をかけてトレーニングなさってください。
Q36 相談者 ニックネーム:ふゆ 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

3年前に靭帯と半月板を損傷し手術をしました。先日、手術した膝を強打した際に、変色や腫れるなどの目立った外傷は無いのですが、走ったり押したり、膝に振動が加わると手術跡が痛むようになりました。3年前の手術以降も部活動でバスケットに参加していたのですが、その時に膝をぶつけて手術跡が痛むことはありませんでした。
膝を強打したのは部活動を引退した後だったので手術跡が痛むのは運動不足や体重増加などにも関係あるのでしょうか?これはほっといても大丈夫なのでしょうか?

A36 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
瘢痕の線維組織の断裂のため疼痛物質が放出され、大きな刺激でなくとも痛みを感じるのでしょう。
放っておいても徐々に痛まなくなると考えますが、確認のため形成外科をして診て貰うことをお勧めします。
Q37 相談者 ニックネーム:ゆらゆらり 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:男性

今から3年前ガラスで右足の膝の右下のあたりをを学校で切ってしまい、救急車で近くのまあまあ大きな病院の救急外来に運ばれて縫ってもらいました。
その何日か後によく行く整形外科にその傷を見せに行くと縫い方が雑だと言われましたが、普通に治るでしょうと言われました。
3年後の現在普通に運動などもでき生活できているのですが、その縫い後がちゃんと残っていてその部分の皮膚の下の肉が他の場所に比べて薄いんです。
親も手術でお腹を切ったことがあるのですが、自分より短い期間なのに綺麗に縫われていました。
そこで質問なのですが、やはり救急外来は応急処置レベルの対応しかしてくれないのでしょうか?
この傷跡は消えますか?
皮膚の下の肉はちゃんとついてきますか?

A37 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
外傷の瘢痕や縫合痕がどの程度残るかは、入院や一般外来で創処置が成されたか救急外来で成されたかは殆ど関係なく、外傷の部位、組織損傷、創汚染、縫合する医師の経験と技術、上皮化創閉鎖までの経過、瘢痕にかかる張力など多くの要因が影響します。
「縫い方が雑」だったことより、膝の動きに伴い膝下に張力がかかったため瘢痕の幅が広くなり、白い成熟瘢痕になった結果「肉が他の場所に比べて薄」く見えるのではないでしょうか。
外傷の程度に関わらず、瘢痕は目立たなくなることはあっても全く無くなることはないので、長期間を経てもそのままの可能性が高いでしょう。
形成外科を受診すれば今後の経過予測を説明して貰えるでしょうし、美容皮膚科で目立たなくするための施術が出来るかもしれません。
Q38 相談者 ニックネーム:きら 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

25年ほど前に靭帯縫合手術をして、足に4センチほどの傷があります。
3年ほど前にその数から白い糸が出てきて、身体に溶け込むはずの糸が残っているとのことで、局所麻酔で抜糸いたしました。
最近になって同じ場所に白い膿のようなものが見られ、痛み、腫れがあります。近所の形成外科にかかったら傷の中で化膿している、局所麻酔で切って膿を出すとのことでした。
25年も前の傷がこのように何度も不具合が出るものなのでしょうか。根本的な原因などがないのか、今後再発させずに治す方法はないのでしょうか。

A38 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
皮下の縫合糸を核として感染した縫合糸膿瘍は、術後数年を経過してから生じることがあります。
縫合糸は自然に排出されることもありますが、感染の原因の縫合糸が残存する限り瘻孔は閉鎖しません。
経過が長引くと炎症性肉芽腫を形成し、有痛性のSchloffer腫瘍を発症します。
形成外科を受診してご相談なさってください。
Q39 相談者 ニックネーム:ルーラ 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:男性

数年前に膝を怪我して瘢痕が残りました。現在は白い部分と赤い部分が混ざったような感じで、表面はツルツルしており少し盛り上がっており、痛みはありません。怪我した当時は擦り傷だと思い特に気にしてませんでしたが、最近瘢痕跡が癌化する可能性もあると知り不安な気持ちになっています。
そこでその瘢痕が何十年後かに潰瘍と化して、有棘細胞癌等になることはあるのでしようか?
それとも、そのように痛みやぐじゅぐじゅした部分がない瘢痕が癌化することはほとんどないのでょうか?

A39 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
赤く盛り上がった肥厚性瘢痕が白く平らな成熟瘢痕に移行する途中です。
膝を付いた時に瘢痕をぶつけたり強く圧迫したりすると痛みが生じることはあっても、通常の生活に支障はないでしょうし、今後症状悪化することもありません。
瘢痕癌になる可能性はありません。
Q40 相談者 ニックネーム:なつ 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

二年ほど前に階段から落ちたときに左足の外側を強く打ち付けてしまいました。
当時は青あざが出来たのですが3,4日であざは治ったのですが腫れは治らず、今でも直径5cmのしこりのような状態で残っています。
押しても全く痛くはないのですがこれはもう治らないのでしょうか?

A40 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
受傷時の皮下血腫が線維化して「しこりのような状態で残って」いるのでしょう。
今後もそのままの状態で、著明な改善を期待できません。
形成外科などで、超音波検査やMRI検査で確認できるので、一度診察を受けてください。

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