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創傷治癒よくある質問

  1. 培養皮膚・再生医療などについて
Q1 相談者 ニックネーム:ゆひさ 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:男性

私は産まれた時から頬に苺血管腫がありそれを6、7歳で二度に分け切除しました。
ですが傷跡は今でも残っており、傷口の部分は少し色素沈着しているのと、少し硬くなっており光の加減で目立ったりします。ぬった側の頬だけ突っ張った様になっています。
美容クリニックには相談しましたが、縫い直すしか無く、突っ張りは大きくなるだろうと言われました。
ただ、再生医療の面で細胞を皮膚に移植し傷跡を目立たなくするという事は出来るのか、疑問に思っています。

A1 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「再生医療の面で細胞を皮膚に移植し傷跡を目立たなくするという事は出来」ません。
「美容クリニックには相談しましたが、縫い直すしか無く、突っ張りは大きくなるだろうと言われ」たとのことですが、美容外科専門医ではなく、再建外科としての形成外科専門医の意見を伺ったのでしょうか。
他の形成外科でも、セカンドオピニオンを求めてみてはいかがでしょう。
Q2 相談者 ニックネーム:choko 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

一週間ほどまえに、自転車で転んで顔にひどい傷ができました。
血小板を使用した再生医療のクリニックがあることを知りました。
早ければ早いほどいいとのことですが、考えてみようかと思うのですが、どうでしょうか?

A2 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「血小板を使用した再生医療」はPRP治療(多血小板血漿療法)のことでしょう。
受傷が「一週間ほどまえ」で上皮化が完了しているならば、経過を観る時期です。
まだ上皮化していないならば、湿潤療法で上皮化を待ってください。
近い将来、難治性潰瘍などにPRP治療の適応が広がる可能性はありますが、今のところ新鮮外傷や外傷後瘢痕にPRP治療が有効という根拠はありません。
形成外科を受診して治療すると同時に、PRP治療の説明をお受けになってください。
Q3 相談者 ニックネーム:青猫 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性

ニキビ跡治療のため、培養表皮移植を受けようと考えています。
施術後、いつ頃からいつ頃まで湿潤療法をするべきか、また、どのような湿潤療法が適しているか(医材など)、プラセンタ注射やGF配合のスキンケアをすることは定着を早めるか、といったことをアドバイスしていただきたくご相談しました。

A3 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「ニキビ跡治療のため、培養表皮移植」は治療法としてかなり特殊な選択肢といえます。
「ニキビ跡」(瘢痕)を平らに削って「培養表皮」を「移植」する治療なので、正常な皮膚と瘢痕部の境がないよう平坦にする技術が結果を左右します。
「培養表皮移植」は、術後治療、術後ケアまでを含めて成り立っているのですから、手術の担当医に、術後の経過観察のための通院期間、通院頻度、術後経過中あるいは治癒後の一般的なスキンケアなどを確認してください。

深いクレーター状のニキビ痕は真皮層の凸凹が原因ですので、真皮層の不整を削り平らにする必要があります。
通常の浅い傷では表皮は毛孔や汗腺から再生されますが、ある程度深く真皮を削ると表皮の再生が遅れ瘢痕になってしまうので、自己の表皮再生を待たず培養表皮を移植するのです。
培養表皮はそれ自身が生着すると同時に、いわゆるGrowthFactorを誘導し治癒を促進します。
湿潤療法は創が治癒するまでの治療ですが、選択する治療材料によっては培養表皮移植手術にむいていない物もありますし、培養表皮生着後は必要ありません。
また培養表皮自体には汗腺などの皮膚付属器は存在しないのですから、術後は一般的に、紫外線を遮ると同時に保湿が重要です。
いかなる手術も、手術そのものだけでなく、術後の治療、治癒後の自己ケアまでを含めて成り立っているので、全て手術担当医の指示に従っていただくのがよいでしょう。
特に培養表皮移植手術は、今のところ、比較的経験豊富な医師が行っていることが多い手術ですから、不安を解消して治療するためにも、担当医に術前に質問しておくことをお勧めします。
Q4 相談者 ニックネーム:ma-mi 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

生まれつき顔の左半分に血管腫があり、幼少時から数年にわたり自分の体の皮膚を移植しました。その当時はただ移植しただけで形成的な処置はなかっったため、大人になり形成手術を約8年かけて行いました。
(左側の鼻のふくらみがつぶれている、唇にあった血管腫は余計に大きくなり左上の唇が大きくなっていたなどの状態を形成外科手術で治療した)
その形成外科の先生にももう終わりにした方がいいと言われました。

現在顔の左右のバランスはなんとなく整いましたが、皮膚の変色や部分的に細かく残った血管腫、特に傷跡はくっきり残っています。日常はメイク(メディカル的な)をすれば皮膚の変色は多少ごまかせますが傷跡は隠すことができません。

最近、自分の皮膚の培養ができるということを知りました。私のような症状に自分の皮膚を培養したものを移植して今より状態をよくすることはできるのでしょうか?
もしできるならば費用はいくらくらいかかるのでしょうか?
保険の対象になりますか?

A4 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
生まれつき顔の左半分に血管腫があり、幼少時から数年にわたり自分の体の皮膚を移植しました。その当時はただ移植しただけで形成的な処置はなかっったため、大人になり形成手術を約8年かけて行いました。
(左側の鼻のふくらみがつぶれている、唇にあった血管腫は余計に大きくなり左上の唇が大きくなっていたなどの状態を形成外科手術で治療した)
その形成外科の先生にももう終わりにした方がいいと言われました。

現在顔の左右のバランスはなんとなく整いましたが、皮膚の変色や部分的に細かく残った血管腫、特に傷跡はくっきり残っています。日常はメイク(メディカル的な)をすれば皮膚の変色は多少ごまかせますが傷跡は隠すことができません。

最近、自分の皮膚の培養ができるということを知りました。私のような症状に自分の皮膚を培養したものを移植して今より状態をよくすることはできるのでしょうか?
もしできるならば費用はいくらくらいかかるのでしょうか?
保険の対象になりますか?

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