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創傷治癒よくある質問

  1. ケロイド
  1. 腕・手・指
Q1 相談者 ニックネーム:アサ 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

約3年前に肘を粉砕骨折し手術しました。その時の傷跡が半分は白く細い線のように平らになり、もう半分が赤くケロイドのように盛り上がっています。
痛みや痒みは時々ありますが、我慢できない程ではありません。
ケロイドのような部分は最初の傷跡より横に少し広がった気がします。約3年経った今、最近になって色の変化もあり、赤かったのが紫の少し白みがある跡になってきました。

肥厚性瘢痕だとずっと思っていましたが、一度皮膚科で診てもらった時に「ケロイドとも肥厚性瘢痕とも言える。ケロイド体質だ」と言われた事があります。
私はその手術跡以外はケロイドのような傷は記憶の限りできたことはありません。
普通の切り傷やダニや虫などの刺された跡、ピアスを開けた跡や顔のホクロ除去(10代の時にCO2レーザーで行いました)もケロイドのようにはなりませんでした。

ですがケロイド体質と言われたのが気になっています。このような状態(3年前の手術の跡が未だにケロイドのようになっている、半分は白い細い線のよう)だと、やはりケロイド体質の疑いが強いのでしょうか?
または、昔はケロイド体質ではなかったとしても、手術の傷がキッカケで急にケロイド体質になったりするのでしょうか?

もう3年程経っていますが、半分だけがケロイドのようにまだ残っているのでこのままで良いのか何か治療した方が良いのか悩んでいます。

A1 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
肘の瘢痕はケロイドではなく肥厚性瘢痕です。
もちろんケロイド体質ではありません。
瘢痕を幅広くする方向に緊張がかかる部位が幅のある肥厚性瘢痕になって、緊張がかからない部位が白く細い線のような瘢痕になったのです。
術後3年ということなら、現在の肥厚性瘢痕も、さらに数年以上の経過で白く平らな成熟瘢痕になる可能性が高いでしょう。
何か治療をお考えになるなら、積極的に保湿しておいてください。
Q2 相談者 ニックネーム:M.H 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

右肘のケロイド治療でステロイド注射をして約1年半くらい経ちます。ステロイドの注射で周りの皮膚が薄くなりました。左と比べても明らかに皮膚が薄いです。そのせいかはわかりませんが最近肘をつくと1.2分で右腕だけが痺れます。数分肘を伸ばしたまま安静にしていれば痺れはなくなりますがまた肘を少しつくとまた痺れます。
この場合形成ではなく整形にかかった方がいいですか?
痺れについてなにか対処法があれば教えていただきたいです

A2 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「肘をつくと」「右腕」の小指と環指が「痺れ」るなら、尺骨神経が圧迫症状さ れる肘部管症候群の可能性があります。
筋力が低下し手が不器用になり、放置すると完全な回復が得られなくなることが あります。
手の外科を標榜する整形外科あるいは形成外科を受診してください。
Q3 相談者 ニックネーム:m.h 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

肘のケロイド治療でステロイドの注射を6回ほど打ちテープ(エクラープラスター)と併用し治療し始めて約1年経ちます。注射部位の周りの皮膚が薄くなりテープを貼っていると痒みが出てしまい現在は貼っていません。でも痒みが酷い場合どうしたら良いでしょうか?
テープ以外で痒みをとる方法はありますか?

A3 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
保湿剤の外用、抗ヒスタミン剤の内服および外用をしてください。
ケロイドの痒みが強いなら、シリコンジェルシートを貼ると痒みが抑制できます。
現在の治療が効果的ならよいのですが、フラクショナルレーザーやケロイド切除 術・中性子線治療などの治療も検討してはどうでしょう。
肘に盛り上がった病変があるのでしょうが、他の部位に同様の病変が無ければケ ロイドではなく肥厚性瘢痕の可能性が高いかもしれません。
ケロイドは小さな外傷を契機に外傷の範囲を超えて病変が大きくなることが多い のですが、肥厚性瘢痕は外傷部位だけが盛り上がった瘢痕になります。
ケロイドあるいは肥厚性瘢痕にステロイド剤の局所注射をする場合、2か月以上 の間隔を開けて健常皮膚や皮下組織に注射液が漏れないよう慎重に注入します。
ステロイドテープを貼付する際も健常皮膚にはみ出さないよう、注意が必要です。
治療による副作用の対処は、おかかりになっている病院が具体的に対応しアドバ イスしてくれるので、直ちにご相談なさってください。
Q4 相談者 ニックネーム:M 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

肘に2.3cmのケロイドができています。医療機関を受診してケロイドと診断されました。
治療法は注射と貼り薬です。注射を打ち始めて次で4回目になります。
事前に説明で生理不順になる可能性があると言われました。
3回目を打ってから1ヶ月後、生理が終わったと思ったら1週間ちょっと経ってからまたきました。それが2.3回続いています。どうしたらいいですか?

A4 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
真正ケロイドならばステロイド懸濁液の注射が有効ですが、ホルモン剤なので生理周期の乱れが起きることが少なくありません。
ステロイド注射を中止しても、生理が順調に戻るのに数か月かかることがあります。
頻回に出血が続いて貧血になるようなら、婦人科を受診していったん生理を止めたほうがよいかを相談してください。
Q5 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

今から約10年前なので記憶が曖昧なのですが、コンクリート?で転んだ肘の傷がケロイドのように盛り上がってしまっています。
未だに治癒することはなく、夏に半袖を着るのを避けてしまいます。大きさは2.5×1.5程度です。両ひじにあるのですが右側はハリがあり、色がまばらです。左側は皮膚が伸びて固くなったような感じです。
普段は痛みはなく、たまに痒みやぶつけた時に酷く痛む程度なので健康的な問題はありませんがコンプレックスとなってしまっているので早めに治癒したいです。
私はカミソリ負けや小さな傷が盛り上がってしまうことが人よりも多いのでケロイド体質なのではないかと疑っています。
この様な傷を治すことは出来るでしょうか?
また、どれくらいの期間がかかりますか?

A5 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
先ずケロイドか肥厚性瘢痕かを診察してもらう必要があります。
肥厚性瘢痕なら、ステロイド注射やレーザー照射だけで済むかもしれませんし、切除術でも縫合線を工夫してデザインすることで治療できます。
ケロイドならば、手術後に放射線治療をすれば再発を防ぐことが可能です。
形成外科を受診してご相談なさってください。
Q6 相談者 ニックネーム:れ 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

私はケロイド体質のようでして、以前指の関節において擦り傷を起こした時膨れ上がり、結果皮膚科にて手術をしてもらいら腫れを取り除いたことがあります。今回指の関節の横側の皮膚に切り傷をしてしまい、半日経った今若干腫れ上がっているかのように感じます。しかし今回は関節ではないので、ケロイドになることを心配しすぎなような気はしますが、念のために皮膚科に一刻も早くかかるべきでしょうか。

A6 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「以前指の関節において擦り傷を起こした時膨れ上がり、結果皮膚科にて手術をしてもらい腫れを取り除いたことが」あるということですが、おそらくケロイドではなく肥厚性瘢痕でしょう。
受傷から「半日経った」だけで肥厚性瘢痕やケロイドの発生を断定することはできませんが、治癒に時間がかかる外傷は肥厚性瘢痕が起きやすい傾向があるので、肥厚性瘢痕やケロイドが生じるかどうかにかかわらず、医療機関で診察してもらうことをお勧めします。
Q7 相談者 ニックネーム:スタ 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

二年前の事故の後遺症で左手甲からヒジにかけて五センチ幅のケロイド跡が残っている。
市販薬を1年塗りある程度わからない傷跡にはなってきているが、手の甲の傷跡が酷く綺麗に治る気配がなく、市販で購入出来てケロイド跡に効くお薬があればと思う。おしえてください。

A7 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
申し訳ありませんが、個別の商品の紹介はしておりません。
ヘパリン類似物質を主成分として抗炎症作用のある成分を配合した外用薬が、数社から傷跡のケア剤として販売されています。
主な効能は保湿と肌の炎症を鎮静し肌の再生を促すとされていますが、残念ながら瘢痕を無くすほどの効果があるわけではないので、医療の臨床現場から強くお勧めする商品はありません。
Q8 相談者 ニックネーム:加瀬 患者様(相談対象者) 年齢:男性 性別:無記入

右手の手のひらの手首のところにケロイドが出来てしまいました。
お風呂場で床が石鹸の泡まみれで足が滑って顔面から落ちそうになったところを右手でタイル床で防いで、防御したら右手の手のひらの肌がめくれてしまいました。
2センチくらいなんですが、ものすごく固いケロイドになってしまいました。
創傷瘢痕というものらしいですが、もうふつうの皮膚に直せることはできないのでしょうか?

A8 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
形成外科あるいは皮膚科の専門病院で「創傷瘢痕」と診断されたなら、ケロイドではなく瘢痕拘縮を伴う肥厚性瘢痕ではないでしょうか。

肥厚性瘢痕であれば治癒経過の一過程ですので、長期的にお待ちいただければ柔らかく平らにもなりますし、黒褐色の色調も治まりま
す。

受傷前の全く瘢痕のない肌に戻ることはありませんが、きわめて目立たなくなることもありえます。
肥厚性瘢痕なのかケロイドなのかを診断し、早く改善させるための治療計画を立てるためにも、形成外科専門医あるいは皮膚科専門医の診察をお受けになることをお勧めします。

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