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創傷治癒よくある質問

  1. ケロイド
  1. 下肢
Q1 相談者 ニックネーム:わわ太 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:男性

3年くらい前に膝を怪我したのですが、そこでケロイドができ、しかし大丈夫だろうと放置して3年くらい経ちました。でもふとした時に不快感だったり痒いなぁと感じたりします。ここまで放置していたケロイドでもマシになったり、あるいは治ったりするのでしょうか?

A1 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
ご相談の状態は、「ケロイド」ではなく肥厚性瘢痕と判断します。
「ふとした時に不快感だったり痒いなぁと感じたり」する症状も、肥厚性瘢痕に矛盾しません。
数年以上の経過のうちに、高さが減少して、いずれ白く平らな成熟瘢痕に変化することも少なくありません。
治療をするかどうかは後ほど検討するとしても、一度、形成外科で診察していただくとよいでしょう。
Q2 相談者 ニックネーム:lico 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

平成29年の夏に足を手術したんですが、4箇所に大きいケロイドの傷が残ったままで困ってます。
最近になりケロイドが消せることを知ったんですが、今からでも傷を治すことはできますか?

A2 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
治療に際して、いつ生じた瘢痕かということは全く問題ではありません。
頂いた情報だけでは詳細が判らないので具体的なアドバイスが出来ませんし瘢痕の治療方針は医師によって判断が異なることも少なくないので、複数の形成外科を受診して相談してください。
ただし、どんな治療であっても、瘢痕を目立たなくすることはできても全く瘢痕が無くなるわけではないということは認識しておいてください。
Q3 相談者 ニックネーム:つる 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:男性

生まれた頃に心臓に欠陥があって太ももから管を通して中を見たらしいのですがケロイド体質でそこを中心に10×5㎝ぐらい赤く盛り上がってます。
親に聞いても絶対治らないから諦めなって聞かれて地元の皮膚科と整形外科にはうやむやな答えを言われてます。
自分はコンプレックスに感じていて毎日がきついです。
可能な限りお金をいくらでも使っていいとして小さく目立たなくする方法教えて欲しいです。

A3 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
瘢痕形成術と術後すぐの中性子線照射で改善される可能性が高いでしょう。
植皮が必要な場合もあります。
形成外科を受診してご相談なさってください。
Q4 相談者 ニックネーム:MS 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

昨年2015年8月、左大腿部の悪性腫瘍を取り除く手術を受けました。(大学病院の整形外科と形成外科の手術)
一部筋肉の層まで深く切り取り、欠損した部分には、右鼠蹊部から皮膚を移植しました(メッシュ状の皮膚を貼り付け)。
皮膚移植した部分の傷の大きさは、一番長い部分で縦16cm横12cm、さらに上下部に縫合傷が3cmずつほど。

上下とも、縫合部分と移植部分の境目のところが状態が悪く、また通常皮膚と移植部分の境目の一部で赤黒いところが残っています。

治りの悪かった部分について、皮膚科医師からケロイドになっていると告げられました(皮膚科には別の目的で通院中)。
赤みを早くとるためとリザベンを処方され、飲み続けています。
また、ケロイド部への定期的なステロイド注射を勧められています。

形成外科でリザベンの話をすると、この傷のレベルでは飲んでも意味が無い(が不都合がないなら飲んでいてもいい)と言われました。
また、動作的に不具合※があるため相談したところ、何年か後であれば なめらかに動くような手術も可能との話がありました。

※足の付け根に近い部分で、例えばしゃがんだりして 腿の関節を曲げる時に生じます。
筋肉に直接皮膚移植している部分が、通常の状態の部分の下に入り込んでいくような状態になってしまいます。

ステロイド注射は痛いそうですし定期的に受けるとなると金銭的な心配もあります。

皮膚科医師は メッシュ式で皮膚移植したことにも疑問を持っているようで、形成外科では綺麗と言われたこの傷も綺麗ではないからと注射を勧められました。

傷部分が動きやすくなるのであれば手術を受けても良いとは思いますが、それであればステロイド注射は不要なのか…
そもそも形成外科と皮膚科それぞれの医師の見解が異なるので混乱しています。

ステロイド注射を受けた方が良いのでしょうか。

A4 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
まず「ケロイド」という診断が正しいかどうかの検討が必要です。
治癒に時間がかかった部分だけが瘢痕になって引き攣っているならば、おそらくケロイドではなく肥厚性瘢痕と考えられます。

また「悪性腫瘍を取り除く手術」ならば、再発が無いことを確認してから整容的な治療をするのが一般的なので、再発時にすぐに気づけるように「メッシュ状の皮膚を貼り付け」た手術(メッシュスキングラフト)を選択したことに特に「疑問」はありません。
メッシュスキングラフトの瘢痕はお世辞にも「綺麗」とは言えないものですから、「形成外科では綺麗と言われた」というのは、これくらいでも通常の経過なので我慢してほしいというくらいの意味合いではないでしょうか。

「リザベン」はコラーゲンの増殖に関与するタンパク質の分泌を抑制してケロイドや肥厚性瘢痕の増大を抑制し、痒み、痛み、赤み、硬結の改善が期待できますが、癒着や引き攣れなどに著明な効果があるわけではないので、術後早期からの服用と継続が必要です。

診察をして「通常の状態の部分の下に入り込んでいくような状態」の程度を確認しなければ断言は出来ませんが、「ステロイド注射」は「定期的に」とは言っても2ヵ月に1度程度なので「金銭的に心配」するほどでないでしょうし、ケロイドであれ肥厚性瘢痕であれ盛り上がりが小さくなり多少軟らかくなる可能性はあります。
ただし、下床との癒着が剥がれるわけではないので、「動作的」な「不具合」は改善されないかもしれません。

数年の経過を待ち「悪性腫瘍」の再発が無いことが確認できれば、積極的に機能的、整容的な治療が開始できるので、それまでは日常生活が送れる程度までの改善のための治療に留めておいてもよいのではないでしょうか。
Q5 相談者 ニックネーム:gab 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:男性

ケロイド体質で、2度の手術痕はケロイドになりました。
3週間ほど前に自転車を押して坂道を歩いているとき自転車のペダルで右足のふくらはぎを強く打ちました。切り傷などはできていませんが、1週間ほど前からしこりがあり、押さえると痛みがあります。触らなくても違和感があります。
皮下にケロイドはできるのでしょうか?

A5 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
ケロイドや肥厚性瘢痕ではなく、皮下出血や皮下血腫の後の硬結、あるいは筋挫傷でしょう。

整形外科を受診してください。

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