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創傷治癒よくある質問

  1. ケロイド
  1. その他(場所を特定しない・複数の部位)
Q1 相談者 ニックネーム:クッキー 患者様(相談対象者) 年齢:50代後半 性別:女性

幼少期にお湯がかかり、右手と右足に重度のケロイドあとがあり、夏場は気になり長袖で過ごしておらります。
50代半ばで今さらですが、手術などにより綺麗に再生?できるのかどうか教えていただけますでしょうか?

A1 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
肥厚性瘢痕ではないでしょうか。
フラクショナルレーザー、マイクロダーマニードルのほか瘢痕切除縫縮術、皮弁形成術、皮膚移植術、培養表皮移植術などの治療を組み合わせて治療します。
形成外科、美容皮膚科を受診してご相談なさってください。
Q2 相談者 ニックネーム:ベンジャミン 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

私はケロイド体質で、今までの怪我跡や手術跡がケロイドになっています。
生えてきていない埋没型の親知らずを抜歯する場合、歯茎を切開することになりますが、その部分にケロイドができる可能性はありますか?

口の中なので見た目は気になりませんが、万が一大きく盛り上がったケロイドができた場合の、口の中の違和感が気になっています。

A2 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
ケロイドは肥厚性瘢痕と異なり、元の瘢痕の範囲を超えて線維組織の豊富な隆起性皮膚病変が成長します。
ただし、ケロイドが形成されやすいいわゆるケロイド体質の方でも、部位に拠ってケロイドにならないことも少なくありません。
口腔内の手術は瘢痕治癒する部位もあるのですが、歯肉にケロイドが発生することは無いのでご心配なさる必要はないでしょう。
Q3 相談者 ニックネーム:ゆ 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性

ケロイドを完全に消したいです!どの方法が消えますか?

A3 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
部位や大きさによってお勧めする治療法は異なるので、診察をせずに適当なアドバイスはできません。
形成外科を受診して、診察をしてもらったうえで治療法を提案してもらってください。
また、ケロイドや肥厚性瘢痕の治療についての医学書は、専門書から一般の方向けのものまで数多く発刊されていますので、参考になさってください。
Q4 相談者 ニックネーム:ゆうき 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

父がケロイド体質で、私は中学生の頃に胸が見えるのが嫌で両面テープを洋服と胸の間に貼った傷がきっかけで最初のケロイドが出来ました。それからずっとケロイドができ続け、胸には大きなものが5箇所、肩には大きなものが二箇所、腕や足など数えると大小30箇所以上はあります。
トレニゾンテープや塗り薬や飲み薬などは皮膚科から処方され、2~3年は続けましたが効果はなく諦めていました。
今回次男を帝王切開で出産し20㎝位傷が出来ました。
それもケロイドになるか不安ですし、治療するなら早い方がいいのか?
母乳からケロイドが移るのか?
息子たちに遺伝するのかとても心配です。長男は母乳で育ててしまいました。
因みに私は真性ケロイドだと思います。小さな吹き出物がどんどん大きく赤くなってしまいます。痒みのあるところと無いところ、痛みのあるところと無いところがそれぞれあります。

切除はあまりに数が多いので本当はしたくありません。
ステロイド注射やレーザー治療に効果はあるのでしょうか?
加齢と共に出来やすくなることはありますか?
また、根本的な体質改善のような治療は無いのでしょうか?

A4 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
確かに「真正ケロイド」でしょう。
「ステロイド」局注はケロイドを縮小させますし、「レーザー治療」は赤み、痛み、痒みなどを軽減させます。
切除して中性子線を照射すると、ケロイドの再発を防ぐことができます。
「加齢とともに出来やすくなること」はありませんし、「母乳からケロイドがうつる」こともありません。
また残念ながら、今のところ「根本的な体質改善のような治療」もありません。
ケロイドの研究は続けられていますが、まだ分かっていないことが多く、明確な治療法は確立されていません。
したがってケロイドが発生してから治療をするより、ケロイドが発生する前に予防的処置をとった方がよいのではないかとされています。
ご本人もお子さんも、外傷などの際には早期に形成外科や皮膚科にお掛かりになり、定期的に経過を診てもらい、適時適当なアドバイスを求めるようになさった方がよいでしょう。
Q5 相談者 ニックネーム:きし 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性

ケロイドでなやんでいます。何箇所か皮膚科を周りどの先生もこの患部をみても何なのかわからず、なんどもニキビの治療法を進められました。ですがもちろん、効果が無く。
やっと見つけたクリニックでもあまり知らず治療方法があやふや、あまり取り扱ったことがないようで治療の効果などが分かっていない。
私がネットで調べ注射を選びましたが、最近はその副作用でニキビが出てきてしまいさらにケロイドも悪化。痒みも酷くなってきました。
医者もあまり、分からず、アドバイスもないため、本当にどうしたら良いかわかりません。。
どうしたら良いかわかりません。どんどん増えていくのではないかと、本当に心配です。
良い治療方法など薬などありますか。本当に困っています

A5 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
ケロイドで思う様な治療効果が得られないのですから、さぞお困りのことと推察いたします。
さて、お言葉を返すようですが、皮膚科でケロイドあるいは肥厚性瘢痕を診断できていないことは無いでしょう。
ただし、ケロイド治療は決定的なものがないため、ケロイド発生の原因がニキビと診断した場合、ケロイドの治療そのものよりケロイドの発症や増悪を防ぐために、先ずニキビの治療を勧めることも少なくありません。
ケロイドが「どんどん増えていく」のを防ぐために、
やはり、「ニキビの治療法を進め」ましょう。

またケロイドの治療は、レーザー照射、副腎皮質ホルモン注射、ケロイド縮小術、ケロイド切除術(中性子線照射を含む)などがありますが、どの治療にもメリット・デメリットがあります。

まことに残念ながら短期間の治療で完治するものではないので、再度、皮膚科あるいは形成外科を受診して肥厚性瘢痕かケロイドかを診断してもらい、信頼できる主治医を見つけて、症状に合わせて治療法を選択しつつ、じっくりと治療に取り組んでください。
Q6 相談者 ニックネーム:もり 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

ケロイドの治療についてですが、ここの掲示板には、代謝拮抗剤を使う場合があると記載されていました。
メトトレキサートとかを意味すると思うのですが、こちらは、ケロイドに対して効果はありますでしょうか?
ステロイドが有効なのは良く理解しています。
メトトレキサートとは作用機序がおそらく違い、一時的には効果はありそうなんですが、
「長期的にみた場合」ステロイドと併用などでも構わないのですが、代謝拮抗剤がケロイドに有効だった事例とかはありますでしょうか?

A6 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
申し訳ありませんが、残念ながら、ケロイドに対してメトトレキサートを使用した経験はありませんし、詳細についても存じ上げません。
おそらくメトトレキサートの抗炎症作用を期待して適応外使用するものと考えられますが、投与法を検討したことすらありませんし、副作用を避ける点から使用しないのが一般的と考えます。

治療に難渋するケロイドは、ケロイド切除後の中性子線照射が最も有効な治療法と理解しております。

回答になっていなくて申し訳ありません。
Q7 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性

海外にいる姪のことでご相談します。昨年、携帯ガスコンロのガスカートリッジの爆発で顔面および両手にひどいやけどを負いました。顔面が2度、手が3度とのことです。姪はケロイド体質らしく、やけどのあとはケロイド化しており(1か月ぐらい前に撮った写真が何枚かございます)、顔面はとても人前には出れないような状態で、右手も充分には動かないようです。現在もケロイドが新しく出来てきているようで痛みと痒み伴って、また、精神的な苦痛で大変苦しんでおります。ケロイドが落ち着くまで1年以上かかるそうで、退院後今現在なんの治療も行っていないようです。医療技術も医薬品も不足しており、有効な治療を期待することができません。日本で治療を受けられれば良いのですが。

そこで、やけどによるケロイド治療に関して御教示をお願いいたします。
1.やけどによるケロイド治療にはどのような方法があるのでしょう。
2.治療の開始時期はいつごろからが最適でしょう。
ケロイドが落ち着くのに1年以上かかり、治療はそれ以降であると言われたらしいのですが、1年以上待ったほうがよいのでしょうか。
3.治療を受けることにより、どの程度までの回復を期待できるのでしょうか。
化粧等で隠しながらも人前に出れるくらいに回復することを期待できるでしょうか。
4.治療期間はどのくらい覚悟しなければならないのでしょうか。

少ない情報で以上のことをお伺いしても、お答えいただくのは困難だとは思いますが、一般的なことでも結構ですのでよろしく御教示お願いいたします。

A7 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
2度の熱傷は、真皮浅層までの熱傷(2度SDB)か真皮深層までの熱傷(2度DDB)かで、
治療方針、治癒経過が大きく異なります。
受傷部位にもよりますが、2度SDBは受傷後3週間以内に上皮化し、2度DDBは3週以上待っても上皮化せず、そのまま瘢痕が形成されるのを待つと肥厚性瘢痕や瘢痕拘縮は必発なので、通常は早期に植皮手術の適応になります。
また、手および手指の熱傷は、機能面の回復が大切なので、より専門的な判断と治療が必要ですし、顔面の熱傷は「精神的な苦痛」も大きいでしょうから、メンタルケアがとても大切です。
保湿剤を塗ると、多少でも「痛みと痒み」は和らぎます。
圧迫をしたり、トラニラストという薬を内服したりすると、肥厚性瘢痕やケロイドを予防、改善出来る可能性もあり、ステロイド剤の外用、注射で肥厚性瘢痕やケロイドが縮小します。
本格的な治療は、植皮手術や培養表皮の移植が主体となります。
広い面積には分層植皮を行いますが、整容面では全層植皮が有利で、同時に瘢痕拘縮
や関節の拘縮を解除し、眼瞼や鼻、口などの形が崩れていれば再建が必要ですし、腕、手指の機能の再建も重要課題です。
治療には長い期間と複数回の手術が必要ですから、出来るだけ早い時期から、長期的な治療計画を建て、時期に応じた治療をしてください。
「1年以上」経過しても「痒みと痛み」の症状は落ち着かないでしょうし、使わない関節の拘縮が起きることもあるので、なるべく早い時期から専門医におかかりになることをお勧めします。
これまで相当にひどい全身熱傷の治療もしてきましたが、一般的には「化粧等で隠しながらも人前に出れるくらいに」は「回復」します。
メールだけでは症状の重症度も判らないので、「1か月ぐらい前に撮った写真が何枚
か」あれば、まずはそれを持って日本の形成外科を受診して、具体的な方法を相談してみては如何でしょう。

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