傷の悩み 無料相談

創傷治癒よくある質問

  1. 家での手当や日常の注意
  1. 下肢
Q1 相談者 ニックネーム:いち 患者様(相談対象者) 年齢:80歳以上 性別:女性

高齢の母の皮膚は内服薬の影響もあり、かなり脆弱です。歩行が不安定にも関わらず認知症のため転倒を繰り返しております。先日も部屋で転倒し、足の皮膚を5cmほど剥離し、脂肪が見えていました。皮膚科で洗浄後ステリテープ固定され、ガーゼと包帯をして、帰ってきました。ガーゼに血が付いているので毎日ガーゼ交換と消毒をしています。ゲンタシンを塗った非固着性ガーゼで覆っていますが、毎日乾燥した血液がガーゼにひっついてしまっています。細心の注意を払ってガーぜを剥がしていますが、血液の付着が続いています。ガーゼ交換や、消毒はしないほうがいいのでしょうか?正しい処置方法を教えて下さい。

A1 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
水道水で創部を洗って湿潤療法専用の創傷被覆材を貼っておいてください。
赤み、腫れ、熱感など感染の兆候が無ければ、毎日交換する必要は無いので貼ったままにしておいてください。

「毎日乾燥した血液がガーゼにひっついて」しまうのは軟膏の量が少ないのです。
「ゲンタシンを塗った非固着性ガーゼ」を継続してお使いになるなら、抗生剤軟膏にこだわる必要は無いのでワセリン(ワセリン基剤なら何でも構いません)を多めに塗ってください。
また、「ガーゼ」を剥がす際は、シャワーで濡らして「ガーゼ」が自然に剥がれてくるまで待ってください。
Q2 相談者 ニックネーム:きんちゃん 患者様(相談対象者) 年齢:80歳以上 性別:女性

独居の母です。足の裏の軟膏をいただいたのですが、ひざも悪く、一人で塗ることが難しいです。近くに住んでいないので、毎回塗りに行くことも難しい状況です。自分で塗ることができる道具や何か工夫があれば、教えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

A2 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
足型に切ったクッキングシートやパラフィン紙に「軟膏」を塗って踏んでいただくと、「足の裏」に「自分で塗ること」が可能です。
日中に塗ったままにしておくには、合成樹脂サンダルにクッキングシートやパラフィン紙を敷いて「軟膏」を塗り、それを履いたまま転ばないよう注意して生活してください。
また、「軟膏」を処方してくださった病院に「ひざも悪く、一人で塗ることが難しい」ことを相談して、別な治療法に変えてもらってください。
Q3 相談者 ニックネーム:かずちん 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

バイクの事故で金曜日に救急車で運ばれ処置してもらいました。今は自宅で月曜日にまた病院へいきます。
自分でガーゼ交換や傷を洗っていますが、毎日するべきなのか、ガーゼがかなりひっつくので痛くてどうにかできないのか聞きたいのに病院が休みで。
傷は一ヶ所かなりひどく、足首ですが骨が見えるまで削れています。

A3 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
ガーゼの上からシャワーをかけて、ガーゼが自然に剥がれ落ちるくらい十分に濡らして、ガーゼを剥がします。
ガーゼ、洗濯したてのタオル、新しいティッシュペーパー、新しいキッチンタオルなどのいずれかで創を擦らないように水分を拭き取り、湿潤療法専用の創傷被覆材を貼ってください。
湿潤療法専用の創傷被覆材が密着しない部位なら、軟膏を塗ってガーゼを貼るよう言われているでしょうから指示通りにしてください。
感染を合併しなければ湿潤療法専用の創傷被覆材は貼りっぱなしでも構わないのですが、毎日処置をするかの判断はおかかりになっている病院でご確認なさってください。
ご自宅で処置をするよう指示する場合、外傷治療に長けている病院なら、細部にわたり処置法を指導してくれるはずです。
Q4 相談者 ニックネーム:ゆん 患者様(相談対象者) 年齢:80歳以上 性別:女性

80代の母の足ですが、子どもの頃に骨髄炎になり、骨が盛り上がって、肉がうすいです(すね)。そこに9月26日にいつの間にか5ミリほどの傷ができました。近所の整形外科で、マキロンで消毒しといて、といわれ、オキシドールしかなかったのでオキシドールで消毒しました。泡は次第に出なくなったものの、クレーターの様になり、変化がなくなりました。かかりつけ医の内科から10月22日にゲンタシン軟骨を処方され、消毒して軟骨を塗るようにいわれました。10日程は肉が盛り上ってきて傷も小さくなりました。が、11月上旬頃からは変化がなくなってきました。11月17日に皮膚科で亜鉛華軟骨をぬられ、処方されました。シャワーで流してから塗るように、言われました。18日の夜、シャワーで流すと、皮のような物がはがれ、体液?が出て、傷がへこんでいるように見えます。そこに亜鉛華軟膏を塗ると、へこんだ傷に亜鉛華軟膏が入り込み、洗い流せません。ほじくるわけにもいかず、このまま上から亜鉛華軟膏を塗っても、古い軟骨が邪魔をしそうです。傷の穴から古い亜鉛華軟膏を取り除くにはどうしたら良いでしょうか。

A4 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
脛の創が浸る深さのバケツを使い、ぬるま湯で足浴(薬浴)をしていただければ軟膏が軟らかくなり洗い流しやすくなります。
薬浴が難しければ、石鹸で洗った後ぬるま湯のシャワーの水圧で洗い流してください。
ご心配ならば、おかかりになっている病院で、処置の指示をしてくださった医師にご確認いただいた方がよいでしょう。
Q5 相談者 ニックネーム:しぃ 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:男性

19歳の1人暮らしの息子が、ガラスのコップを踏み、足の裏をザックリと切ってしまい、15針縫合しました。翌日再受診した際に「1週間後に抜糸に来て下さい」と言われ、軟膏なども塗らずガーゼと包帯のみの処置でした。周りからも「濡らすな」と言われ、そのままガーゼを外す事もなく6日たちました。
その間自身で色々と調べました所、湿潤療法などを知り、(息子の傷口を乾かす治療法に)やや不安を感じております。
縫合後の傷は、ジクジクした感じはありませんが赤みはあります。このまま抜糸後も、ガーゼを当てて過ごせば良いのでしょうか。それともキズパワーパッドなどを貼れば良いのでしょうか?
抜糸前は、キズパワーパッドは貼れないのでしょうか?

A5 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「抜糸前は、キズパワーパッド」を「貼」っていただいた方がよいでしょう。
「縫合」創は、シャワーで石鹸をつけて洗って構いませんし、軟膏は必要ありません。
「足の裏」で「15針縫合」したような切創なら「1週間後に抜糸」はやや早めなので、抜糸後しばらくは強い負荷を掛けないように気を付けたほうがよいかもしれません。
「抜糸後」は「ガーゼ」も「キズパワーパッド」も必要ありません。
Q6 相談者 ニックネーム:諭吉 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性

火傷跡のケロイド、踵や爪先付近の皮膚がガサガサで良くなりません。
幼少期の頃に火傷をおい、あと少しで脚を切断する所だったのですが、指は爪先が無い状態ですが命と脚は助かりました。
まだ1歳に満たない時だったと思うので、かなりの年月が経っています。
指が欲しいと贅沢は言わないですが、足全体のガサガサ(あかぎれ)は改善したいです。
お風呂上がりにボタニカルオイルとボディークリーム、お風呂ではガサつきに効果のある美容パックを塗ってます。
他に普段のケアの仕方、有効的なクリームや方法は無いでしょうか?
そして有効的な成分も教えて頂けると嬉しいです。

A6 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
尿素クリームとサリチル酸ワセリンが有効です。
夜入浴後に水分を拭き取ったら、すぐに尿素クリームかサリチル酸ワセリンを塗って食品用ラップで覆ってください。
その上から靴下を履いて、翌朝までそのままにしておいてください。
数日繰り返し厚い角質が落ちて柔らかくなったら、保湿やビタミン補充効果のある「ボタニカルオイル」や「ボディークリーム」をお使いになってください。
Q7 相談者 ニックネーム:よう 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

歩道のコンクリートと、家と家の間にある低い地面を繋ぐ二段だけの鉄の階段を上っている途中、転倒。特に大きい傷口が両足の脛に一つずつできた。
左→皮が縦5cm、横1cmほどめくれ、白い皮膚が見えた。だんだんと、皮膚がめくれて見えていた白い傷口に赤いものがプツプツと滲んできた(多分血)
右→左ほど大きくはなく、擦過傷というよりもコンクリートの細かい石等で削られたような傷ができた。少し時間がたつと赤黒くなってきた。
そこからの手当て
①手を使わず、傷口に水道水をかけただけ(左の傷にくっついている皮膚は取り除いていない)
②水を拭き取り、消毒をしていないまま(マクロファージ等を死滅させないため)どちらにも傷パワーパッドを貼った
質問
①これからの、正しい傷への対処法。(定期的に張り替えた方がいいか、炎症をおこさないためにしなければいけないこと等)
②左の脛の傷口の深さは、どこまで到達しているか。表皮、真皮など。(白い皮膚。暫くするとプツプツと赤くなった)
③傷に砂利などが残っているかどうかの、判断基準。また、残っていた場合の処置。(どうやって取り除くのか、炎症を起こしていなければそのままでいいのか等)
④今までの処置で、間違ってしまったところがあるかどうか。そして、あった場合どうすればいいのか。
何かが起こった時、対処できるように知っておきたい知識を質問させて頂きました。

A7 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
形成外科を受診して診察してもらい、湿潤療法で自己治療をしたいと明確に伝えて具体的な治療法を指導してもらうのが、最も正しい対処法です。
おそらく左脛は真皮浅層までの擦過傷で、右脛は表皮層までの損傷で異物の存在は無いと考えます。
創感染の可能性が完全に否定できない場所で外傷を受傷した場合、抗生剤の予防投与や破傷風トキソイドの注射が必要になることがあります。
創の上皮化はもちろん、色素沈着や瘢痕を残さないことをお望みなら、直ちに形成外科を受診して指導して貰い、上皮化後も定期的に受診して適時・適当なアドバイスを求めてください。
Q8 相談者 ニックネーム:みみみ、 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

1週間程前に机を移動させようと思ったら勢いよく左足の人差し指(内側)を強打しました。
強い痛みの後、出血が止まらず、処置をした結果、今は止血しています。
歩ける&指を動かしても痛みはないので、骨折ではないと放置していますが、傷が凹んでおり、傷口の周りは赤くなっています。そして傷口とその周りが痛いです。
触るともちろん痛いですが、何もしてない時に程よくジンジンしています。
傷口は黄色くなっています。お風呂に入るとしみます。

A8 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
創が閉鎖していないのでしょうから、感染を防ぐため入浴の際に創を湯舟に付けることは避けたほうがよいでしょう。
石鹸をつけてシャワーで洗うのは構いません。
赤み、腫れ、痛み、熱感が出現するようなら直ちに病院を受診してください。
Q9 相談者 ニックネーム:りえ 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

3年前に転んで左膝を2センチ四方ほど抉る怪我をしました。
外科に通い湿潤療法で傷跡が塞がるまで2ヶ月くらいかかりましたが、赤くあざになっていてちょっと触っただけでも痛いです。膝をつくと飛び上がるほど痛いです。
ケロイドは傷が治った後、テープを貼って対処したのでないです。赤みだけです。

そこを昨日転んでまだ擦りむいてしまい、痛くて気絶してしまいました。
ズボンを履いていたので摩擦で上の薄い皮がめくれてまた出血しました。

辛いのは傷跡ももちろんですが、痛みが全く治らない事と、また転ぶかもしれないという恐怖心です。
傷跡はもう諦めますが、痛みを取る方法はございませんでしょうか。

A9 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
血管拡張のある瘢痕組織です。
白い成熟瘢痕になれば痛みはほとんど感じなくなりますが、それまでの期間はシリコンジェルシートなどで保護していただいた方がよいでしょう。
レーザーで血管拡張を処理すると、症状の改善が早いかもしれませんし、どうしてもということなら、瘢痕を切除して皮弁形成で塞ぐことも可能です。
「3年前に転んで」受傷した創が「塞がる」までに「2ヶ月くらい」かかったとすれば、通常の経過で上皮化したとは考えられません。
診察をしなければ具体的な対策や治療をアドバイスできないので、形成外科を受診してください。
Q10 相談者 ニックネーム:ひろかず 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:男性

U字溝にぶつけて、スネを深く切りました。止血後、病院では消毒とガーゼで処置してもらいました。
特に指示がなかったので、翌日、自分でガーゼを交換。
さらに翌日、キズパワーパッドに張り替えましたが、途中から変えて問題なかったでしょうか。
また、貼り替えの際、見ると、傷口に周りのスネ毛がたくさん入ってしまっており、貼りついて取り難いのですが、剃ったり、取ったりしたほうが良いでしょうか。

A10 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「傷口に周りのスネ毛がたくさん入ってしまって」いるのであれば、石鹸を使って水道の流水で創を洗い縫合線に入った「スネ毛」を縫合線から抜いた後、洗濯したての清潔なタオルで拭いて、「キズパワーパッド」を貼ってください。
赤み、腫れ、痛みが強くならなければ、順調に創治癒するでしょう。
経過が心配なら、形成外科を受診してください。

家での手当や日常の注意 一覧に戻る

  • 創傷ケア褥瘡の知識
  • 創傷ケア褥瘡の知識
  • 創傷ケア褥瘡の知識
  • 創傷ケア褥瘡の知識
  • 創傷ケア
  • 褥瘡の知識
  • 創傷ケア
  • 褥瘡の知識

side

ページトップに戻る

ページトップに戻る