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創傷治癒よくある質問

  1. 湿潤療法・被覆材
  1. 腕・手・指
Q1 相談者 ニックネーム:ヒロ 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

3日前に指先をスライサーで爪の下まで切り落としてしまいました。
ラップに軟膏を塗りテープで固定し、その上にガーゼで保護しています。朝昼晩と傷口を洗い手当てしなおしています。
傷口は順調に治ってますが、2日目から周りの皮膚がふやけてきています。3日目の夜、白くふやけてきて心配になりました。
ラップの面積が大きい事と軟膏を多く付けすぎているのが原因かと思い、3日目の夜ラップを傷口より一回りほど大きくし、軟膏も軽く塗ることにしました。
傷口は痛みもなく出血も止まり順調に治っているとおもいます。
対応としてはこれで良いのでしょうか?

A1 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
創傷治療に食品用「ラップ」をお使いになることは、医療用として認可された創傷被覆材の継続使用が困難な事情があるときを除いて、積極的にお勧めするものではありません。
それはさておき、ご相談の治療経過は「順調に治っている」とお考えになってよいでしょう。
創面の乾燥を防いで「ラップ」をご使用になっているのですから、「皮膚がふやけて」しまうのは当然のことで、「ラップの面積が大きい事と軟膏を多く付けすぎている」ことは問題ではありません。
閉鎖療法としては、痛み、赤み、腫れなどの感染の兆候が無ければ、「朝昼晩と傷口を洗い手当てしなお」す必要はありません。
ただし可能ならば、一度、形成外科などの外来を受診して治癒経過に異常がないことを確認してもらうことをお勧めします。
Q2 相談者 ニックネーム:なな 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

スライサーで指を肉まで切りおとし、翌日整形外科を受診。ソフラチュール貼用し、ゲンタシン軟膏塗布、ガーゼで手当てを受けました
翌日、再度受診し、医師に湿潤療法をしてもいいか確認し、良いとのことだったのでハイドロコロイド包帯で自宅で処置中です。
はがれなかったソフラチュールは無理にはがさず、重ねて貼るように指示されたが、現在1週間経過し、
ソフラチュールが、傷口に癒着したまま皮膚が再生していかないかが不安です。
自然と取れやすくなるまで待つべきか、または無理にはがしたほうがいいのでしょうか。

A2 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「ソフラチュール」が自然に排除される場合と、肉芽に食い込んでいる場合があるので、創面を診察しなければ具体的なアドバイスが出来ません。

一般的に、湿潤療法(閉鎖療法)で治療する場合、
「ソフラチュール」と言えど異物とお考えになってもよいので、可能ならば形成外科を受診して判断してもらうとよいでしょう。
Q3 相談者 ニックネーム:ya 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

自転車を走行中に転んで肘を大きく擦りむきました。
傷口に砂も入っているようで水で洗いましたが、あまりにいたがるので十分に洗ったとは言えない状態でした。
翌日整形外科で見てもらい、消毒してから湿潤療法をされました。
その後4.5日おきに消毒、張り替えをしましたが、痛みはマシになったみたいですが2週間たっても良くなるようすはないようです。
治りが遅いようだが様子をみようと言われました。
湿潤療法では、消毒してはいけないとも聞きますし、傷口が十分洗えてないまま治療に入ったことも心配です。
このまま様子をみていていいのか不安です。

A3 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「砂」やアスファルトなど「傷口」に異物が混入したままでは、感染を起こす可能性がありますし、異物が残ったまま上皮化すると外傷性刺青になってしまうので、異物を完全に除去するため、必要に応じて、局所麻酔をしてブラッシングをすることもあります。
感染を起こしていないなら「消毒」は必要ありませんし、消毒薬の種類、濃度によっては治癒を妨げる要因にも成り得るのですが、創の状態によっては「消毒」が必要な場合もあります。
申し訳ありませんが、実際に診察をしないで具体的なアドバイスはできません。

細かいことを言うようですが、「2週間たっても良くなるようすはない」という言葉は、全く治癒に向かっていないという意味か上皮化が完了していないという意味か、メールだけでは判断が出来ませんし、「治りが遅いようだが」という言葉が医師の口から出たそのままの表現ならゆっくりと治りつつあるということになります。
「心配」で「不安」なのですから、まずは主治医に、現在の創状態の評価、今後の治療方針、予想される経過をお尋ねになってください。
わからないことを専門医に尋ねることは、何ら遠慮する必要のない行為です。
明確な答えが返ってくるならば、主治医の確信の中で経過しているということですから、そのままお任せになっても宜しいでしょう。
回答をいただいても不安が拭えなければ、ほかの医療機関で創状態を診てもらってセカンドオピニオンをお求めになってください。
Q4 相談者 ニックネーム:Chuzu 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性

事故で右前腕 上皮の欠損の為、皮膚移植手術をしました。
欠損が酷かったので3回の手術をして、サイズダウンしたあとに皮膚移植をしてもらいました。

今回、入院いらい、初の外来で移植の様子を見てもらった所、皮膚移植が失敗した部分があり、先生にもう一回かな、、、と言われました。

わたし的にはもう、皮膚移植手術をしたくなくて、また、皮膚がつかなかったら、、、と思い、先生に手術したくないと伝えたら、とりあえず一週間は、傷口を泡で洗い→フィブラストスプレー→テラジアパスタをつけたガーゼを乗せる→包帯を1日1回するようにいわれました。

ガーゼを剥がすときに痛くて痛くて、
インターネットで調べた所、プラスモイストをみつけました。
ガーゼがわりにプラスモイストを使う事は可能ですか??
プラスモイストにアラジアパスタをつけるのはいけないですか?
もし、プラスモイストを使うなら何もつけずに乗せる感じのがよいのでしょうか

A4 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「ガーゼを剥がすときに痛くて痛くて」とあるので、創を傷害しないような保護的手技で治療が出来ているとは思えません。

ガーゼが癒着しているなら、ガーゼの上からシャワーで濡らして、自然にガーゼが剥がれるくらい優しく創を扱う必要があります。

発赤や疼痛などの炎症所見がなければ、ぬるま湯での洗浄後、
創面を「プラスモイスト」で覆っておくだけで、時間はかかりますが上皮化します。

治療経過中に感染を合併したり、上皮化後に瘢痕拘縮を起こしたりする可能性もあるので、主治医とよく相談してください。

ほかの形成外科でセカンドオピニオンを求めてみるのも一つの方法でしょう。

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