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傷の悩み 無料相談
創傷治癒よくある質問
- 湿潤療法・被覆材
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- Q1 相談者 ニックネーム:Emi 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性
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20代半ばから30年近く、持病により足の甲から土踏まずにかけて、ランダムに皮膚潰瘍が発生します。
疼痛が酷い時だけ入院し、基本的には自宅で処置をしています。
その際の被覆材について相談させてください。30年の間に創傷処置は変わっていき、昔と違って湿潤療法は痛みが少なく助かります。
色々使ってきて、最終的に自宅ではモイスキンパッドにワセリンを併用しております。
かかっている皮膚科の基本的な被覆材はメロリンガーゼですが、ワセリンを併用しても乾燥して痛みが強くなるので使っていません。毎日のことですので、費用もかかります。
そこで、モイスキンパッドと同等以上でより安価な被覆材があれば教えていただきたいのです。
- A1 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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申し訳ありませんが、「モイスキンパッドと同等以上でより安価な被覆材」は存じ上げません。
積極的にお勧めするわけではありませんが、浸出液が殆どないなら、シャワーで創を洗って、食品用ラップを貼るという治療法もあります。
ワセリンは必要ありません。
浸出液で周辺皮膚がかぶれて潰瘍が拡大してしまうこともあるので、完全に閉鎖してはいけません。
また、感染を併発していれば潰瘍の悪化もあるので、診断が必要です。
基礎疾患があって皮膚潰瘍を繰り返しているのでしょうから、医療材料での治療がベターと考えます。
- Q2 相談者 ニックネーム:あや 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性
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4日前にバイクと車の間に右足首を挟んでアスファルトの道路を引きづられ酷い怪我を負いました。何かが刺さったのか陥没のような所もありました。皮膚はほぼ擦りむけている状態です。救急病院に搬送され、1日目は整形外科で2日目は皮膚科でブラシで砂等を掻き出す処置をして洗ってもいました。ガーゼを1枚乗せた上からコットンのようなものを貼ってテープで止められ、包帯ではなくオムツシートで汁が出ないよう包まれました。近くの病院に移り、そこではガーゼに石鹸を付けてこすり洗いをされて、ガーゼをあてての処置を毎日続けないといけないと言われました。かなりの激痛を伴います。ガーゼに皮膚が張り付いて、体を動かす時にも激痛があるようです。もう少し痛みを軽減できる方法はないのでしようか?
最近はガーゼを使わない治療方もあると聞きましたが、これは仕方ないのでしようか?
- A2 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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創面に存在する砂などの異物を除去するためにブラシやガーゼでこすり洗いをしたのでしょう。
その処置は受傷直後にすべきものですので、今後は必要ないのではないでしょうか。
創面に張り付いたガーゼを毎日剥がす行為は、肉芽の増生や創面の上皮化を阻害する可能性があります。
メールでは診察が出来ないので、創状態を想像して一般論でしかお答えできません。
主治医や担当医は、創を診察していろいろな条件を総合して治療方針を決定しています。
具体的な治療方針については主治医にご確認ください。
痛みについてもしっかりとお伝えになってください。
骨、関節に異常がないなら湿潤療法の適応を検討してもよいので、外傷創治療を専門にする形成外科におかかりになることも含めてご相談なさるとよいでしょう。
- Q3 相談者 ニックネーム:さにー 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性
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9月2日ランニング中に転倒して膝を5センチ切ってしまいその日のうちに救急で4針縫い、9月12日抜糸をしました。抜糸後の状態なのですが、保護ガーゼで過ごしていたら、ふやけたのか血が滲んでいて、その後も痛みはないのですが20日の今も、両端はかさぶたでも中央部分が傷がかさぶたにならずまだぐじゅぐじゅとしています。
流石に20日経ったのでキズパワーパッド貼ってはみたのですが、キズパワーパッドは出来たての傷に効くと聞きました。かさぶたがある部分もあるのですが、中央部はまだ体液が出ている感じです。他に何で保護すればかさぶたになりますか、、セカンドオピニオンは必要でしょうか。
- A3 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「中央部分が傷がかさぶたにならずまだぐじゅぐじゅとして」しているのは、 「転倒」時にぶつけて表皮組織あるいは真皮組織の挫滅があったのでしょうか。
「両端」は割創で創縁の挫滅がなく創治癒の遷延が起きていないと考えられます。
創の上皮化が完了するまでは湿潤環境を保った方が治癒が早いので、「ぐじゅぐ じゅとして」いる部位に痛み・赤み・腫れが無ければ、湿潤療法専用の創傷被覆 材を継続してお使いになってください。
ご相談にある通り「転倒して」した時に「切って」しまったなら表皮組織に目 立った挫滅はないはずで、「両端はかさぶた」で「中央部分はまだ体液が出てい る」とすれば、膝を曲げたときの皮膚の緊張よって縫合創が哆開したと考えられ ます。
それならば、膝を曲げないように安静にしておけば3~4日で創は閉鎖するで しょう。
さて、「何で保護すればかさぶたになりますか」とご質問がありますが、瘡蓋は 創傷治癒の阻害因子です。
瘡蓋という異物の存在が、擦過傷の上皮化や縫合創の閉鎖の邪魔になるのです。
創治癒を早めるには、異物を除去し創面を乾燥させないようにしておく処置が最 適です。
- Q4 相談者 ニックネーム:ぶん 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:男性
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アキレス腱断裂後術後感染で、創部洗浄、縫合しを6月にしたのですが、まだ浸出液が少し出てます。1ヶ月前にかさぶたが出来、浸出液は止まったのですが、先週、リハビリしてたら、かさぶたの下から出血しました。湿潤療法が良いとネットで見たのですが、おすすめの病院を教えてください。
- A4 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「感染」創を「創部洗浄、縫合」後2か月で「かさぶたが出来、浸出液は止ま」り、3か月目に「かさぶたの下から出血」したとすれば、「湿潤療法」の適応でない可能性が極めて高いように考えます。
「かさぶたの下」に血腫や膿瘍が出来ていないことを、主治医に確認していただく必要があります。
「湿潤療法」自体はお掛かりになっている病院でも可能ですし、必要に応じて形成外科などを紹介して貰ってください。
- Q5 相談者 ニックネーム:かおる 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性
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4日ほど前に派手に転んでしまい、左膝に擦り傷を作ってしまいました。
表面が破けたようになっており血が垂れるような状態で、一部破けた皮膚の下に白い部分が見えていました。
そこ自体からは出血はせず、周囲の皮膚の下辺りから血が滲んでいるようでした。帰宅後傷口を水で洗ってからキズパワーパッドを貼って様子を見ていますが、座っている状態や横になっている状態から立ち上がったときに患部に鋭い痛みが走り、歩いてから立ち止まった際にも同じような痛みがして長時間立っていられません。
キズパワーパッドも、毎朝滲出液を吸いきれなくなったのか、端から液が少し垂れてきていて貼り替えています。液の色は赤みを帯びた透明なもので臭いは感じません。
白い部分が何なのか、立っているときの痛みの原因として考えるものは何なのか、医師に相談した方が良いのか分からず助言をいただきたいです。
- A5 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「皮膚の下に」「見えて」いた「白い部分」は、真皮なのか腱なのか骨膜なのか、あるいはそれ以外のものか、診察をしないで明言することは出来ません。
「患部に鋭い痛み」なら、皮膚欠損による創部の痛みの可能性が高いように考えますが、「長時間立っていられ」ないくらいなら、靭帯や膝蓋骨の損傷が無いことも確認しておいた方がよいでしょう。
整形外科を受診して膝関節を診て貰い、問題なければ、形成外科にお掛かりになってください。
- Q6 相談者 ニックネーム:Gakuro 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性
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2週間前に海外で、足の甲にピンを入れる手術をしたために皮膚を切りました。
切り口は溶ける糸で縫われているのですが、看護婦から専用のブーツを履くと汗でグチュグチュ湿っぽくなってるので、常に空気にさらして乾かすように言われました。切り口は、湿っぽいほうが、治りが早いとテレビで見たのですが手術後の切り口も湿っぽいほうが治りがはやいですか?
- A6 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
- もちろん術後創も乾燥を避けた方が治癒は早いのですが、それは細胞レベルの話をしているのであって、「汗でグチュグチュ湿っぽくなってるの」は感染の原因になる可能性があるので「ブーツを履く」のはお勧めできません。
- Q7 相談者 ニックネーム:citrus 患者様(相談対象者) 年齢:50代後半 性別:男性
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右くるぶしのアキレス腱部のちょっと右のあたりが、特に誘因なく、連鎖球菌による感染で潰瘍になりました。
約2周間前に突然患部に激痛を覚え、当初は整形外科で痛風を疑われましたが、皮膚の状態が悪いため皮膚科を受診し、上記の診断で治療中です。糖尿病等の基礎疾患は、ありません。現在、抗生剤と鎮痛剤の内服で、感染は沈静化し、壊死した皮膚を外来で少しづつ除去しています。
ただ痛みが強く、鎮痛剤の内服は続けています。
ガーゼにサルファ剤の軟膏を塗布し、厚めのガーゼをあて包帯をしていますが、まる一日で表面にまで浸出液が滲みだしてきています潰瘍は皮膚の部分では、直径約20ミリ程度ですが、中心部の3~5ミリが深く、アキレス腱にまで達しているようです。
主治医によると、骨や健が露出した場合には、植皮も含めた手術が必要となるだろうとの事ですが、自分で見ても小さな範囲ですので、可能ならば保存的な治療を希望しています。一般論として、私のようなケースに湿潤創傷治療は適切でしょうか。
- A7 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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感染の制御が出来ていれば、「湿潤創傷治療」の適応です。
ただし、腱まで露出するとなれば血行が悪い組織の感染のコントロールですから、「抗生剤」は「内服」ではなく点滴の方が多少は効果的かもしれませんし、創洗浄と必要に応じて創部局所への「抗生剤」の使用も必要かもしれません。
主治医の治療方針をお尋ねになって、ご心配な事、気になる点、疑問点は主治医にご確認いただくのが情報収集として最良の方法です。
- Q8 相談者 ニックネーム:みゆき 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性
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約2週間前に風呂場の扉の角で足の甲を抉る怪我をしました。人差し指から足の甲にかけての傷で、6針縫い、一昨日抜糸しました。
抉る傷だったため、傷口が完全に閉じる縫い方ではなく、まだジグザグした傷口で、分泌液も出ています。
今は2日おきに整形外科で、オキシドールの消毒とヒルドイドの塗布を受けていますが、こちらをキズパワーパッドでの治療に変えたいと思っています。
消毒と保湿だけを受けている、まだ塞がり切っていない傷にキズパワーパッドは有効でしょうか
- A8 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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感染の症状(赤み、痛み)がなければ「キズパワーパッド」をお使いになって構いません。
主治医に現在の創の状態の説明と今後の治療方針及び経過予想をお尋ねになって、「キズパワーパッド」を使用したケアに移行できるかをご相談になってはいかがでしょう。
- Q9 相談者 ニックネーム:あ 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性
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スポーク外傷について。5歳の甥の足首を自転車の後輪に挟ませてしまいました。急いで整形外科にかかり、消毒+ガーゼの処置をしギプスで固定してもらいました。すりむいた足首の表面が小さいですが壊死してしまい、くるぶしがけっこう腫れてしまっていました。
先生からは2.3日後に壊死した部分を切除する手術を行うと言われました。麻酔はするみたいですが、痛みに弱いのでとても心配です。
何か痛みの少ない治療法はないのかと調べていたところ「湿潤治療」という方法が気になりました。湿潤治療を行っている先生かた方のHPに、痛みがなく、傷跡が目立たない。消毒液にガーゼはやってはいけない。等と書いてあり、診療結果に不安を抱きました。
姉は整形外科に任せてみると言っていますが、どうしたらいいのでしょうか。痛みがなく治るのならばそれが最良だと思うのですが…湿潤治療でなにか後遺症などあるのでしょうか?
また壊死してしまった傷に湿潤治療は意味があるのでしょうか? 調べてみても湿潤治療はだめやら消毒液にガーゼは古いやらでどうしたらいいかわかりません。
- A9 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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自転車の「スポーク外傷」ならば、感染の可能性があるため閉鎖療法の適応はありません。
「湿潤療法」は組織の壊死の拡大を防ぎ、治癒を促進するという意味で正しい処置ですが、「スポーク外傷」のように感染の可能性がある場合は、まず「消毒」が必要です。
「整形外科」の「先生」は、診察した時点の創状態から「2.3日後に壊死した部分を切除する手術を行う」と予測される経過と治療方針を示しておられるわけですし、おそらく創治癒の遷延と治癒後の肥厚性瘢痕を防ぐためにわざわざ「ギプスで固定」までしているわけですから、お姉さまの言う通り「整形外科に任せて」も構わないでしょう。
なお、「壊死した部分を切除する手術」は、壊死組織を除去するだけなら、ほとんど痛みはありません。
創状態は日々変化します。
ご心配でしょうから、次回の診察時に、創状態の評価と今後予想される経過、治療方針をもう一度お尋ねになってみてください。
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