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傷の悩み 無料相談
創傷治癒よくある質問
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- Q21 相談者 ニックネーム:チャチャ 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性
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犬に噛まれて顔の目の下あたりに3センチ程度の線になって噛み傷ができました。
深いところは、皮が剥がれて出血し、皮膚科で、イソジンシュガーで処置、その後プロスタンディン軟膏で修復を。
治療して傷口は綺麗に治りましたが、傷跡が線となって2センチ程残ってます。
皮膚科では治療は終わったと言われ薬も受診予定もないですが、顔なのでできたら傷跡を消したくて、市販のアトキュアやへパリンZクリームを塗ってますが、効果は実感できず、どうしたものかと悩んでいます。
- A21 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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瘢痕形成術の適応かもしれません。
また、レーザー治療が多少なりとも効果がある可能性もあります。
形成外科を受診して相談してください。
- Q22 相談者 ニックネーム:まあ 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性
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4歳の娘が犬に噛まれてしまい頬に2センチほど縦に深く中の身が見えるくらいの怪我をしてしまいました。
外科にいくと犬に噛まれたので感染症の恐れがあるので縫う処置はできないのでテープで傷口を下はすごし開いたまま止めました。
傷は絶対残ると言われました。
傷が少しでも目立たなくなる方法と大人になれば傷が伸びて目立たなくなるのかおしえてください。
- A22 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「外科」の「感染症の恐れがあるので縫う処置はできない」という判断は正しかったものと考えます。
さて、答えになっていないので申し訳ありませんが、
「傷が少しでも目立たなくなる方法」は、形成外科で定期的に瘢痕の経過を診て貰うことです。
外傷の状況によって最適な治療、対処法は異なるので、診察をしないで具体的なアドバイスは出来ません。
直ぐに治療をするわけでなくとも、日常生活の注意点などの指導をしてもらい、娘さんに気になるならいつでも治療できるんだということをご理解いただいておくことも大切です。
- Q23 相談者 ニックネーム:母 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性
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1歳の娘の母です。我が家では大型犬を飼っているのですが、その犬に娘が顔面を噛まれてしまい、5箇所ほど縫うことになりました。
現在抜糸も済み傷跡になっている状態なのですが、主治医に言われ3Mの茶テープを常時貼っています。
2~3日に一回交換でいいと言われているのですが、まだ子供が幼いため、どうしても顔のテープを剥がしてしまいます。頻度は1日1回ほどです。
傷跡修復やUVケアなどのために貼るのがいいとは思うのですが、剥がした時の刺激が気になっています。
余計に刺激を与えるためなのか、最近傷跡が赤くなっているような気もします。
さらに傷跡に白いポツポツもできてきて増えてきているのも気になります。
小さい子供の傷跡ケア、女の子なので傷跡が残らないようにベスト尽くしたいのですが、どうすればいいでしょうか?
- A23 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「女の子なので傷跡が残らないようにベスト尽くしたい」とまで仰っているわけですから、以下、多少厳しい言葉になることもお許しください。
また、相談の際は、受傷日から、受傷機転、受傷直後ご自身でどんな処置をしたか、治療をした施設、どんな治療をしたか、その時にどんな説明を受けたか、創傷治癒までの経過、上皮化抜糸後瘢痕に対して何をすべきと言われたか、何をすべきでないと言われたか、どんな経過が予想されて何があったらすぐに受診した方がよいと言われたのか、などなど具体的にあらゆる情報を提供いただかなければ、様々なご質問や疑問に具体的お答えしにくいものだということもご承知おきいただいたうえでお読みください。
「まだ子供が幼いため、どうしても顔のテープを剥がしてしまいます」とありますが、「まだ子供が幼い」ことは主治医も重々承知したうえで指示している筈です。
「傷跡修復やUVケアなどのために貼るのがいいとは思う」なら、剥がさないようにするための工夫をしましょう。
犬の歯牙による咬傷なら一つひとつの瘢痕は長いものではないでしょうから、1インチ幅のテープをお使いなら、瘢痕より多少長めにテープを切って四隅の角を三角形に切り落とし、変形八角形の形にしてテープを貼ってください。
貼った後、掌でテープを押さえて、テープの糊を溶かし肌に馴染ませてください。
掌を当てる際に、楽しいことをするような仕草で、お嬢さんご自身でも掌を当てて遊びのように楽しむ感じで作業させれば、お嬢さんもテープを嫌がることは無くなります。
お子さんによっては、テープに絵を描くと喜んで貼りっぱなしでいてくれることもあります。
無理に剥がすことを繰り返すと、表皮角質層が薄くなってかぶれやすくなります。
主治医の指示は「2~3日に一回交換でいい」ということですが、1週間以上貼りっぱなしでも構いません。
テープの目的は、瘢痕に物理的に引っ張る力をかけないため、瘢痕を押さえておくため、遮光のためですから、剥がれてきたり汚くなったりしなければ、貼り換える必要は無いのです。
剥がす際もお風呂でテープを濡らして、糊を溶かして肌を傷めない様に優しくゆっくりと剥がしてください。
角質が薄くなって赤みが出るようなら、1週間程度テープをお休みになってもよいでしょう。
一般的に受傷後3カ月程度までは、瘢痕は「赤く」なるものなので、「最近傷跡が赤くなっている」のは通常の経過かもしれません。
「白いポツポツ」は、皮脂腺の出口が一時的に塞がれたために出来た稗粒腫あるいは粟粒腫で、放っておいても悪化することはありません。
気になるならば皮膚科や形成外科で切開排膿してもらうことは可能ですが、テープを貼ったり取ったりしている間は再発するものです。
さて、これまでの説明をひっくり返すような考え方もあります。
外傷後の瘢痕がまったくなくなることはありませんが、特にテープを貼らなくともいずれ瘢痕は目立たなくなっていきます。
どうしても気になる状態で残った瘢痕だけを、お嬢さんが成長したときに治療対象とすればよいのですから、お嬢さんが小さい間は紫外線遮断効果のある小児用のローションやクリームだけで経過をみるという選択もあります。
指示内容からすると「主治医」は形成外科か、外傷に詳しい皮膚科あるいは外科でしょうから、疑問やお悩みがおありなら、主治医に確認するのが最も簡単で確実な解決策です。
「主治医」の指示に不安があれば、他の形成外科でセカンドオピニオンだけをお求めになってもよいでしょう。
「主治医」から説明を受けて、更にほかの医師からの意見も訊いて、理解・納得して「主治医」の指示に従えばよいのですから、今回ごメールで相談いただいたように、ほかの医師の意見を訊くことを遠慮する必要もなければ、怖がる必要もありません。
繰り返しますが、お嬢さんのために最適なケア・対処を望むなら、何のために何をすべきかだけでなく、何をすべきでないかそれは何故かを、必ず確認するようにしてください。
また、瘢痕の治療は長期的な経過で、瘢痕が目立たなくなる方法を検討するわけですから、
最も大切なことは、信頼する主治医を見つけ定期的に経過を診てもらい、適時、適当なアドバイスを継続して貰っていくことです。
- Q24 相談者 ニックネーム:まこっちゃん 患者様(相談対象者) 年齢:10代前半 性別:女性
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小学5年生になる娘なんですが4歳くらいに猫に頬を引っ掻かれその傷(4cmくらい)が残っています。
だんだんと本人も気にしだしてきているのですが治療できますか?
近くの形成皮膚科に見ていただいたんですが今は日焼け対策をしっかりとだけ言われました。
- A24 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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瘢痕を無かったことにすることはできなくとも、なるべく目立たないものにすることは可能です。
「近くの形成皮膚科に診ていただいた」ということですが、形成外科でお尋ねになるべきは、今やるべき処置が何なのかだけでなく、なぜそれが必要なのか、それをするとどんな効果が期待できるのか(何を予防できるのか)、今ではなくともいずれ(どんな時期に)どんな治療が可能なのか、あるいは、その治療が必要になる可能性は高いのか、などまさに今お尋ねになりたい内容そのものなのです。
お嬢さんの頬の瘢痕を診察することなしに、具体的なアドバイスはできません。
瘢痕を目立たなくする治療法はただ一つではないので、複数の形成外科を受診して、それぞれの意見をお聴きになり、十分に治療内容を理解したうえで、いずれ治療をするとお決めになったときに、主治医とする先生とどんな治療方針でどんな治療計画を立てるかをしっかりと話し合ったうえで治療をなさってください。
- Q25 相談者 ニックネーム:愛娘の父 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性
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昨年暮れに娘が近所の犬に左顔面を噛まれ3センチ程を縫う怪我を負いました。
形成外科にかかり、すぐに縫合手術を受けました。
現在は、抜糸も済み、マイクロポア(茶色いテープ)を貼っています。テープが汚れたり剥げてきたりした段階で貼り直しをしていますが、張り替えの作業をするたびに傷が治るのか不安でたまりません。
今回の相談ですが、縫合手術をしたところのシコリがとれません。医者からは、時間が経過と同時にシコリもとれて来るとの説明でしたが、必ずしもシコリがとれるとも断言できないとのことでした。
シコリをとれやすくするためには、どうしたらいいのでしょうか?
市販薬のダーマコートという塗り薬を購入しましたが、まだ使用していません。
顔面のマッサージをしたらいいのでしょうか?
少しでも早く娘を元の顔に戻してあげたいのです。宜しくお願い致します。
- A25 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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受傷後3カ月までは瘢痕は硬くなって「シコリ」として触れ、6カ月に向けて硬さが減り、それ以降も徐々に「シコリ」は軟らかくなるのが通常の経過です。
「シコリ」が軟らかくなり始めたら、1日に1~2回、親指と人差し指で挟むようにして「シコリ」をつぶし、揉みほぐすようにすると、多少なりとも「シコリがとれる」のが早くなります。
「シコリ」が硬いうちは痛いので、お父様が焦って早い時期に触ろうとすれば、娘さんは触らせてくれなくなります。
「形成外科」で定期的に瘢痕の経過を診てもらい、適時、ケア法を指導してもらうとよいでしょう。
- Q26 相談者 ニックネーム:なお 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性
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1ヶ月前に犬に左頬(ホウレイセン付近)と左唇の横を噛まれて縫合しました。傷と傷の間は2センチくらいあり、その間の部分にしこりが出来ています。しこりは押しても痛くないです。
このしこりはだんだん消えるのでしょうか? また、マッサージなどしたほうがいいのでしょうか?
- A26 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「しこり」は皮下の瘢痕です。6ヶ月程度は瘢痕が硬くなる時期が続き、その後数年かけて軟らかくなっていきます。
マッサージをすると、軟らかくなるまでの期間が短縮されます。
受傷後3カ月以上経過したら、「しこり」をゆっくりと押しつぶすようにマッサージしてください。
始めのうちは痛みを伴いますが、軟らかくなれば痛みは小さくなります。
翌日にはほとんど元通りの硬さに戻りますが、
毎日繰り返してマッサージすれば徐々にしこりは無くなります。
またマッサージをしなくても、長期間の経過の内に「しこり」は軟らかくなるので、めんどうならば放っておいても構いません。
- Q27 相談者 ニックネーム:しねま 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性
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今年はじめに犬にかまれ、左ほほをけがしたときにご相談したものです。
受傷後、2ヶ月半ぐらいからフランクショナルレーザーを6週間に一回ぐらいのペースで受けています。これまでに6回受けました。
白状痕の部分は赤みがとれて、今は残りの幅5ミリ、長さ1.5センチのがまだ、赤くなったり、紫茶色だったりといったところです。
しかし、正直、レーザーの効果はあまり実感できず、むしろ周辺の皮膚にこまかいしわができたようなので、他の先生からの情報もあって、6月終わりのレーザー治療後は少しお休みしてます。
そのため、周辺の黒ずみもうすれてきたところですが、逆に傷はよいよ形を成してきて、凹凸というか溝状に1.5センチにあり、化粧をしてもカバーできず、あきらかに縦長の傷あとがわかる状態です。これからの治療ですが・・・
1主治医は「赤みがとれたら平らにする」とおっしゃってましたが、つまり多少皮膚を削るのだと思いますが、その場合の傷跡(少し照かるような)は化粧でカバーできるのでしょうか?
2ヒアルロン酸の注射その他、少しでもへこみを持ち上げていく方法はありますでしょうか?
3また、傷がかなり治ってからでもフラクショナルレーザーをする意味はありますか?
- A27 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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フラクショナルレーザーは表皮および真皮浅層に極小の穴を開けて、その治癒過程で真皮の線維芽細胞の増殖を促し、いわゆる瘢痕の凹みを治す治療です。
「赤み」や「黒ずみ」の治療を目的としたレーザーではありませんが、時間の経過と共に「白状痕の部分は赤みがとれて」、「周辺の黒ずみもうすれてきた」のでしょう。
また真皮および表皮の細胞が新しいものに置き換わるため、一時的に表皮の大きな皺が目立たなくなり、「むしろ周辺の皮膚にこまかいしわができたよう」に見えたのかもしれません。
「主治医」の「赤みがとれたら平らにする」という言葉が、「多少皮膚を削る」ということを言っているのかどうかが判らないうえ、ケミカルピーリングなのかアブレージョンなのかなど治療法によってもその後の経過が違うため、ご質問に具体的にお答えすることができません。
またご相談のように「ヒアルロン酸の注射」で凹みは改善されますが、凹みの辺縁(エッジ)はなだらかにならない事も少なくないうえ、肌の質感が違うため目立たなくはならないかもしれません。
フラクショナルレーザーは、瘢痕が落ち着いてから適応を検討していただいても構いません。
診察をしなければ最適な治療法のアドバイスが出来ないので、まずは「主治医」にご質問なさっていただくのが良いでしょうし、複数の形成外科を受診してセカンドオピニオンをお求めになることをお勧めします。
- Q28 相談者 ニックネーム:たま 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性
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10歳の娘が7歳の時に、猫に左頬を引っ掻かれ、長い傷ができました。下4cm位は幅2mm位の凹み傷になっています(上のほうは極細い凹み傷です)。傷を負ってすぐ皮膚科を受診した際(心配で2院受診)は、傷は、残らないと言われたのですが、細長い凹みの傷になってしまいました。1年半後ごろ、形成外科を受診しましたところ、「気になる様なら、切って修正手術です。傷を負った時にすぐ来て縫っておけば良かった・・」と言われました。
顔にメスを入れるのは怖いので、出来ましたら最新のレーザー治療で平にできないかと思っております。
子供は、まだ小さいですが、大人になった時、お化粧をしても、凹み傷なためかえって目立ってしまいそうで、目立たなくできるようであれば治療したいと思っております。
- A28 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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頬など平らな部分に出来た、長い、直線に近い瘢痕は、比較的目立つものです。
瘢痕を切除して縫合し直すか、Z形成術などの皮弁形成術が良いかもしれません。
フラクセルレーザーやケミカルピーリング、アブレージョン、ヒアルロン酸注射、多血小板血漿療法などの適応も検討して下さい。
- Q29 相談者 ニックネーム:しねま 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性
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以前、ご相談させていただいたものです。
昨年10月に犬に左ほほを咬まれ、形成外科に通い、2ヶ月半ほど3Mテープをしました。その後、レーザー治療を薦められ、美容外科に一ヶ月に一回の割合で通い、すでに5回受けています。1、2回目あたりは少しレザーでけずり、その後は赤みを消すレーザに変えています。赤みが消えたら、傷修正のレーザーに変えていくようです。
現在は確かに、いわゆるケロイドではなく、2センチぐらいの切り傷部分が半分ぐらい直り、白い瘢痕となって浮き出てきてます。残り1センチ部分が赤くまた、犬の歯が食い込んだところが、芯のように赤く膨らんでいます。
瘢痕も悩みですが、患部周辺を囲うように薄黒いことです。お化粧をしても、傷周辺がなんとなく薄黒く瘢痕とともにめだちます。
先生は「消えていく」とおっしゃるのですが、どうもいつまでたっても消えないので、「なんだかちっともきれいに直らない」という気分になります。今の主治医に再度、伺う予定ではありますが、先生のご意見もお聞かせください。
- A29 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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焦らずにお待ちいただければ、時間の経過と共に徐々に薄くなるでしょうが、気になるならばビタミンCを積極的に摂ってみては如何でしょう。
ハイドロキノンなどの美白剤外用や美白のためのレーザーも有効ですが、「白い瘢痕」が白いまま固定される可能性もあるので、「今の主治医」とご相談のうえ治療方針を検討してください。
- Q30 相談者 ニックネーム:しねま 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性
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犬に左ほほをかまれました。すぐに応急措置をし、翌日から形成外科に通いました。一週間は傷をあけ、抗生物質をのみ、その後はテープを張り続けました。2ヶ月を過ぎた頃の12月、形成外科の先生の紹介で、美容整形の先生によるレーザー治療に切り替えました。フラクショナルレーザーです。
12月末に一回受け、今後、月一ペースで通う診療計画をたてております。先月のレーザー後は特に赤みのある傷跡が良くなっている様子もないです。美容整形の先生に代わってからは、テーピングはせず、お化粧もしてよいといわれ、日中はしてます。しかし、フャンデーションのパフをたたくことで痛みもあるので、今はなまじっかお化粧するよりテープをしていたほうが、傷を保護できますし、圧迫することで盛り上がりも押さえることができるのではと思い始めています。
レーザー治療に変えると、テーピング(3M)はしてはいけないのでしょうか?
レーザー直後はたしかに傷は開いたほうがいいのでしょうが、もう1ヶ月もたつし、テーピングで保護したい気がします。併用はいかがでしょう? 本音をいえば、レーザーでいじくるより、じっくりテーピング法に変えたほうがいいのかと迷ってもいます。
- A30 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「レーザー治療に変え」ても、「テーピング(3M)はして」構いません。
「テーピングはせず、お化粧もしてよいといわれ」たのは、「テーピングは」やめても構わないということで、「テーピング」をしてはいけないということではないでしょう。「テーピング」の上からのお化粧も可能です。
「犬」に「かまれ」た場合、すぐに創を閉鎖(縫合)すると菌を閉じ込めてしまい感染を助長する可能性があるので、「傷をあけ」たままにして、自然に肉芽が出来、瘢痕組織で修復されるのを待つことがあります。
瘢痕の広がりと盛り上がりを防ぐためのケアとして、3ヶ月程度「テープを貼り続け」ます。
一般的に瘢痕は、長い経過のうちに、赤味が薄くなり、軟らかくなって目立たなくなります。
瘢痕をより目立たなくするため、目立たなくなるまでの期間を短くするため、「レーザー治療」など様々な試みがなされますが、やらなければいけないというものではありませんし、
治療したからといって瘢痕が全く無くなるものでもありません。
フラクショナルレーザーは瘢痕を構成する線維芽細胞の入れ替えを促す治療ですから、必ずしも今やらなければいけないわけではないので、「レーザーでいじくるより、じっくりテーピング法に変えたほうがいいのかと迷って」いるならば、担当医とよくご相談のうえ治療方針を決定して下さい。
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