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創傷治癒よくある質問

  1. 海外でのけが・治療
  1. 下肢
Q1 相談者 ニックネーム:ゆ 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性

現在旅行中で海外にいてます。
2日前から粉瘤が足の付け根 パンツラインに出来てました。
擦れて痛かったので、絆創膏を貼っており、今朝絆創膏を取ったと共に 白い液体が出て、その後薄い血が出て治りました。
その後腫れは引きましたが穴が空いてます。
水で流しキズパワーパッドを貼っていますが この対処法は間違っていますか?

A1 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
感染性「粉瘤」が排膿したことで、炎症による症状は治まりつつあります。
「海外」「旅行中」という事情ですから、手軽にできて、再発の可能性をなるべく低くするための対策を提案します。
ファーマシーで内服抗生剤を購入して内服してください。
消毒薬あるいはペットボトルの水で創を洗浄した後、抗生剤軟膏を塗って閉鎖療法用でない(湿潤療法用でない)創傷被覆材を貼ってください。
創傷被覆材の交換は毎日行ってください。
Q2 相談者 ニックネーム:ブタゴリラ 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:男性

左足小指に汗疱状の突起ができたので、針やピンセットで破ってオロナイン軟膏を大量に塗布していた。小指の関節部の裏側から化膿し始めて、小指が腫れ上がり、その時点から現地医師より処方されたクロキサシリン500mg服用とムピロシン軟膏を塗布を開始。鎮痛剤には手持ちの日本から持参のEVEプラス。
衛生的な水がないので、患部洗浄には煮沸して塩を溶かして冷ました手作り生理食塩水。
小指を中心として紫っぽく変色してきたが、小指全周に回った膿を押し出してからは、ズキズキ感や変色は治る。
しかし、なかなか傷口のドロドロ感が無くならず悩んでおります。
ラップで小指を巻いて湿潤環境を作ってみると、患部以外の指の皮が白くふやけてしまい、なんとなく大丈夫かな?という感じ。
今朝は朝から思い切って何もかも取っ払い、傷口を露出させたまま約6時間過ごすが、一切傷口が固まったり乾き始める様子はなく、滲出液が垂れ続けるだけ。
諦めて、再度洗浄してから、ガーゼにワセリンを塗り広げてその真ん中にムピロシン軟膏をこんもりとEVE錠の半分程度の大きさに盛り上げて、患部にあてがいました。
患部の大きさは足の小指の関節の裏側、大きさでいうと1cm x 1cm ぐらい。
これから先どうしていけば良いでしょうか?
軟膏の量も適量がわからず、とりあえず多い方がいいか的な考えでケチらず使っていたら多すぎるとの指摘を近所の人から言われました。
もう今日で六日目。膿の大量発生が治って痛みもほぼない状態になって丸三日目。依然ずっと傷口がお箸で割った半熟卵状態です。
ガーゼをとって乾かしたらいいのか、キズパワーパットは手に入りませんができるかぎりの湿潤環境をこれから維持するのか、何かご指導下されば助かります。

A2 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
湿潤療法専用の創傷被覆材を使った湿潤療法は、衛生環境の整った地域でしかお勧めできません。
創の洗浄は、ミネラルウォーターがお勧めで、塩を溶かす必要はありません。
また、感染を起こしている創なので、ラップによる湿潤療法を施行してはいけません。
処方されている内服薬も外用薬も、日本国内では、通常の抗生物質に耐性のある菌に対して処方する薬で、主治医は難治性と診断しているのかもしれません。
毎日創を洗浄してください。
創を乾かさない程度のワセリンとムピロシン軟膏を塗って保護する処置を1日1回してください。
排膿が無くなって漿液の漏出だけなので、今後再感染が無ければ7~14日程度で上皮化して創は閉鎖するでしょう。
Q3 相談者 ニックネーム:かめこ 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性

インドネシアに住んでいます。6才の子が自転車の車輪に足を挟みスポーク外傷と診断されました。
アキレス腱は切れていませんでしたが、繋ぐ手術をし、縫合しました。
踵の皮膚の損傷(えぐれてはいませんが、皮が剥けている)ので、潤湿治療をしたいのですが、言葉が通じず通常の消毒ガーゼで傷口を覆い、術後の包帯で様子をみることになりました。
縫合してる状態でも、潤湿治療は可能なのか、可能ならワセリンだけでなく抗生物質の入ったクリームも一緒に塗り、ラップと包帯で密封し、毎日シャワーをしても良いのか心配で連絡させて頂きました。
1週間後に再度受診後、術後の経過を観察して潤湿治療でも遅くはないのか
ガーゼを外して、消毒する姿が痛々しくて、お返事お待ちしています。

A3 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
お住まいの地域の水道水が飲用に使用できないなら、水道水のシャワーで創を洗うのは、やめてください。
浸出液が多くないなら、ペットボトルの飲用水で創を洗い、滅菌ガーゼで創周囲の皮膚を拭いて乾かし、新しく開封したワセリンを創面に塗って食品用ラップを貼っていただければよいでしょう。
周辺皮膚に浸出液が付くとかぶれの原因になるので、浸出液が多ければ閉鎖療法はおやめください。
ラップを使わなくとも、創面にワセリンや軟膏(ワセリン基剤の外用剤のことで、クリームではありません)をたっぷり塗ってガーゼで覆えば、創の湿潤環境を保つことは可能です。
個人的見解ですが、湿潤療法や閉鎖療法についての十分な理解が無いなら、基本的に、水道水の汚染が無い地域、湿潤療法専用の創傷被覆材が用意できる環境(浸出液のコントロールが出来るなら専用の創傷被覆材でなくても構いませんが)、医療者のサポートが期待できる地域、の条件が揃っていなければ湿潤療法および閉鎖療法はお勧めしません。
Q4 相談者 ニックネーム:ホーナック 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性

5日前にテイクアウトをしたスープ系フードを食べようとしたところ脚にこぼしてしまいました。両内腿を火傷して、特に右脚が広く火傷を負いました。国外におり、日本のようにすぐに救急病院に行って診察というのができない環境下だったため、当日は水を入れた袋で冷却、翌日は大きな水疱ができていたため薬局で買ったキズパワーパッドのようなもので保護しました。
次の日にはキズパワーパッドで漏れ出すほどの水が出てきてしまったため付け替えましたが、水疱の皮膚が絆創膏に付着してしまい、被さっていた皮膚が剥がれてしまいました。
そのまま数日仕事があったため自分でキズパワーパッドを付け替えたりで病院に行くことがなくようやく4日目にして救急病院にかかりました。
ナースの方が古い皮膚を取り除き、ポリウレタンフォームのような絆創膏で保護してくれたのですが、翌日になった今日(5日目)今まで以上に水が出てきているように感じます。これは5日目にして正しい反応なのでしょうか。今週土曜日に医者にかかる予定ですが、痛みが増しているため不安です。

A4 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
表皮が欠損しているので浸出液の漏出は当然です。
創面の滲出液の中で創の修復因子や細胞が働いて創治癒を早めます。
したがって、創面を乾かさない湿潤療法が有効なのです。
正しく創面の湿潤環境が保たれていれば、極端に痛みが増すことはありません。
浸出液の量が増えたり痛みが増したりしているなら、病院で処置をしてくれた絆 創膏の下で創面が乾燥して擦れているのか、絆創膏の表面に組織刺激性の薬が 入っているのかもしれません。
創面を傷つけないよう絆創膏を水で十分に濡らして剥がし、創面を洗った後、消 毒をせずに湿潤療法用の創傷被覆材を貼付してください。
創面は絶対に擦らないでください。
以上、自己ケアの留意点ですが、熱傷は感染対策、遅滞なき上皮化、色素沈着や 瘢痕の治療など一連の治療計画を立てて治療しているので、おかかりになってい る医療機関で経過予測・治療方針をご確認いただき、可能な限り主治医の指示・ 指導に従っていただくのがよいでしょう。
また、難しいかもしれませんが、熱傷の跡を出来るだけ残したくないでしょうか ら、治療期間中だけでも帰国なさることをお勧めします。
Q5 相談者 ニックネーム:rio03 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

2-3日前にすねの上部(膝から8cm下)を打撲(ちょうど骨の上)。見た目裂傷2cm程で出血はわずかで、周辺に青あざは出来てませんが、患部のまわりがほんのり黄色い感じです。
痛みについては押せば弱い痛みを感じるくらいまで回復。歩行に支障はありません。
本日その患部から少し外側の下方部分5cm四方くらいの範囲で皮膚の感覚が無いことに気付きました。その部分見た目は腫れてはいないように見えます。
痛みもほとんどないのですが、皮膚の感覚が無く、しかもずれた箇所というのが気になります。素人考えで打った場所の神経かなにかが損傷して感覚がなくなってしまったのではないかと、回復するのか?と心配になりました。打撲でこういう知覚麻痺?は起こるのでしょうか?どのくらいで回復しますか?
あと、ひどい打撲の場合コンパートメント症候群という皮膚が壊死してしまう重篤なケースになる可能性もあるようで、その点も心配しております。皮膚の感覚が無いとということは血流が流れていないということでしょうか?それとも神経損傷でしょうか?痛みや腫れがなくてもコンパートメント症候群の可能性はありますか?
当方途上国であり、コロナの影響もあってできればクリニックに行かずになんとかしたいと思っています。私のような症状の場合、このまま自然治癒を待っても良いと思われますか?

A5 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
診察が出来ないので、いただいた情報から推測して回答いたします。
受傷後「2-3日」経過しているので、「コンパートメント症候群」は起こりません。
外傷により表皮の末梢知覚神経が損傷されたか、受傷部位の浮腫みにより末梢知覚神経が圧迫を受けているため、「患部から少し外側の下方部分5cm四方くらいの範囲で皮膚の感覚が無い」のかもしれません。
数日の経過を待って症状が変わらないならば末梢知覚神経の損傷の可能性が強いとうことになりますが、ほとんどの場合数か月間の経過のうちに緩徐に知覚は戻ります。
浮腫みによる症状ならば、数日で知覚低下は軽減します。
裂傷部位の赤み・腫れ・痛みの増強が無ければ感染は無いと判断して、「このまま自然治癒を待っても良い」と考えます。
Q6 相談者 ニックネーム:Ai 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

今海外に住んでる者ですが、先日、足の付け根に粉瘤ができてしまい、とても痛く、海外で初めて病院に行きました。
すぐに手術して取ることになり、麻酔して、中のものを出してもらいましたが、その後、白い10cmほどのゴムの棒状の物を傷口に残したまま絆創膏を貼られて、帰ったのですが、その棒状の物のせいでどうしても歩きづらく、たまに動かしてしまうと痛いです。
これも一日か二日我慢すればいいのかなと思ったら、病院の方から連絡が来て、次の予約が二十日後だと言われました。その白い棒を傷口に入れたまま二十日も生活しないといけないのかと考えると不安です…
この白い棒がなんの役割を果たしているかわかる方はいらっしゃいますか?そして、このまま何日かしたら慣れるのものなのでしょうか?
あまりにも期間の長さにびっくりして、このままで本当に大丈夫なのか不安になりました。粉瘤一つで普段通りの生活が二十日もできないと考えるととても怖いです。

A6 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「とても痛」かったならば「粉瘤」が感染を起こした状態だったのでしょう。
感染性「粉瘤」はいわゆる「粉瘤」のカプセルが炎症で融解しているため、「手術」でカプセルを全摘することが難しいと判断した場合、粉瘤の内容物だけを排出します。
内容物排出後直ちにカプセルの切開部が閉じてしまうと、血液や感染性内容物が再度貯留するため、切開部が閉じないよう細い管やガーゼの先端を導出路として挿入することがあります。
おそらく「白い10cmほどのゴムの棒状の物」は、そのための挿入物でしょう。
術後1~2日で内容物の貯留が無いことを確認して抜去するのが通常です。
ご滞在中の国の医療事情は存じ上げませんが、病院で早期に抜去していただいても構わないのではないかと考えます。
Q7 相談者 ニックネーム:tama3 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

現在ペルーに個人旅行中で、昨日サンダルを履いて道路の穴に落ち、親指の爪をはがしました。

ホテルへ戻り、30分くらいで医者に見てもらいました。
傷口を消毒、かーぜでくるみ、注射をその時、6時間後、12時後の計3本打ち、薬も1日4回、7日分もらいました。
病院は地元民のいく一応緊急室のあるところでした。
しかし、全く英語を話さない医者と、大して英語の分からない私ですので、何の治癒か分からず大丈夫かなと心配です。

1、これからクスコ(今いるところよりは都会)に向かうのですが、消毒等は自分でできるでしょうか?
2、売っていればなのですが、ジョンソン&ジョンソンのキズパワーバンド(湿潤療法)しても、爪剥がれには大丈夫でしょうか。
3、明後日にはマチュピチュ遺跡を2日間、かなり歩くごとになります。痛みがなければ、問題ないでしょうか?
ケガをした翌日の今日は、トレッキングシューズでほとんど痛まず歩けました。衝動後の今は少し痛みます。

A7 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
破傷風の予防注射は済ませているものと考えてお答えします。
「湿潤療法」の検討は、清潔を保てる地域においてという前提が必要です。
「ペルー」では医療機関は清潔が確保されていますが、ご自身でケアとなると「湿潤療法」をお勧めすべきではない様に感じます。
「注射をその時、6時間後、12時後の計3本」したならば、おそらく抗生物質の投与と予想されます。
抗生物質を3回投与する地域で診療をする医師が「傷口を消毒、ガーゼでくるみ」、「薬も1日4回、7日分」処方していることからも、創傷は湿潤療法で瘢痕をきれいに治すことよりも、乾燥させて感染の可能性を低くするメリットが大きいと判断しているのではないでしょうか。
「ケガをした翌日の今日は、トレッキングシューズでほとんど痛まず歩け」たので、剥がれた爪甲は取り敢えず爪床に癒着しているものと考えられます。
あくまでも想像してのアドバイスになりますが、「湿潤療法」ではなく、現地の医師の指示に従った方が良いでしょう。
Q8 相談者 ニックネーム:なみ 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性

去年の3月に自転車でトラックの接触事故にあい、5月に左足の膝裏からふくらはぎ、足首までを整形外科で皮膚移植をしました。
診断は『左下腿剥脱創』です。担当の先生によると『リンパと神経も切っていたので、繋ぎはしたが浮腫みは治りにくく、シビレ感、皮膚のツッパリ感は残るだろう』と言われました。 
今の傷跡の状態は全体がケロイド状でいまだに、足全体の浮腫み、シビレ感、ツッパリ感があります。
ですが今年の4月に担当の先生が代わり、新しい先生から「事故から1年経ったのでこれで治療は病院としてはこれでおわりです。」と3ヶ月分のリザベンとヒルドイド10本を渡され治療を打ち切られてしまいました。
傷跡が残るのはもちろん分かってはいますが、私としては傷跡は大きいですし2つの薬を使用しやっと、跡の周りが赤かったのが白くなってきたところです。
1年も使用してこれ以上、薬を使用しても効果はないと言うことでしょうか?
それとも病院や先生が代わればまた違った診断や治療法があるでしょうか?

A8 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
形成外科を受診して下さい。
皮膚の「ツッパリ感がある」のは、「膝裏からふくらはぎ、足首まで」の比較的広い範囲に、(おそらく)分層植皮をしているせいでしょう。
デグロービング損傷による膝から下の「足全体の浮腫み、シビレ感、ツッパリ感」や「跡の周りが赤」い症状の治療は一般的に、整形外科よりも形成外科が得意とするところですから、担当医に依頼して形成外科を紹介して貰うと良いでしょう。

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