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創傷治癒よくある質問

  1. 火傷
  1. 腕・手・指
Q31 相談者 ニックネーム:ちばちゃん 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

バイト先でガスをつけっぱにしてしまい火をつけたとき爆発してしまい、手を火傷してしまいました。
痛みは1日ほどでなくなったのですが、皮膚が硬くなってしまいました。
怪我をした時の状況としては、手が赤くなりヒリヒリとし痛みが続き6時間ほどで痛みがおさまりました。
病院になかなか行けず1週間たってしまいました。
3日目は小さなパツパツができたのですが今では、なくなりただ皮膚が硬くなっています。
オロナインとアットノンを塗っているのですが病院に行きもっと効く薬をもらったほうがいいのでしょうか?

A31 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
おそらく極めて短い時間、高温の空気に表皮がさらされたためのⅠ度熱傷でしょうが、診察をしなければ具体的なアドバイスが出来ません。
なるべく熱傷痕や色素沈着を残したくないとお考えならば、直ちに形成外科を受診してください。
Q32 相談者 ニックネーム:めぐ 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性

1か月半前に手の甲に火傷をしました。すぐに水にさらしました。一枚皮膚の皮が剥けました。それから、痛みも、化膿もなかなか治まらず、薬剤師に相談して、ステロイド剤を塗ってからは、数日後には化膿も治まりました。で、皮膚もなんとか再生してきましたが、赤みがかった色はなかなか治りません。周りの皮膚と同じように、色味も元に戻す事は無理なんでしょうか?ステロイドの治療もちょっと遅かった事も、なかなか色味が完治しない理由の一つになりますか?火傷のランクで言ったら、軽い方だと思いますが、色味がずっと残るのは嫌なのでなんとかしたいです。

A32 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
上皮化までにかかった期間によって今後の経過は異なります。
元の皮膚と同じ質感で「赤みがかった色」が残っているだけならば、受傷後3か月までは最も「赤み」が強い時期なので6か月を過ぎて徐々に色調が治まっていくのをお待ちいただくのも一つの選択肢ですが、「色味がずっと残るのは嫌」とお考えならば、直ちに形成外科あるいは皮膚科におかかりになってください。
Q33 相談者 ニックネーム:きなこ 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

一週間前にアイロンのコテ150度で腕の内側を五百円玉くらいの大きさ楕円形に火傷してしまいました。少し経って保冷剤を当てて、アロエをひたすら塗りました。毎日朝と夜にアロエを塗っていたら今、周りは茶色の瘡蓋みたいなのですが中はまだピンク色です。周りは治りそうなのですが、やっぱり一週間経ってもピンク色は跡が残ってしまいますか?今のところ水ぶくれはありません。

A33 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
経過をお聞きする限り、幸いにして順調に治癒に向かっているようですが、熱傷を受傷した際に「保冷剤」は冷却のし過ぎの可能性があるためお勧めできません。
さらに、「アロエ」軟膏も湿潤環境を保つ意味はあるのですが、熱傷創の感染につながることがあります。
申し訳ありませんが、「1週間」経過して「周りは茶色の瘡蓋みたいなのですが中はまだピンク色」という表現では、既に上皮化が完了しているのか、まだ中心部のみ上皮化していないのかの判断が出来ません。
「跡が残ってしま」うかご心配ならば、直ちに形成外科か皮膚科を受診してください。
Q34 相談者 ニックネーム:みゆ 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

先週ドライアイロンで腕「手首に近いところ」を火傷し冷やさず水膨れができました。数日後気づいたら水膨れが破れているのに気づき放置してお構いなしに手洗い、手指消毒していました。つができそのまましていました。手洗いしているうちにつが取れ手指消毒の時傷口に消毒液がしみるようになりシルがたくさん出ていました。カットバンをしていましたが火傷の傷口が痛みだし見てみると発赤し腫れ傷口やその周りに熱を持つようになり痛みも出てきました。その日の夕方悪寒と発熱(37.6度)が出ました。急いで近くの内科病院に連絡をして診察を受けたところ化膿してると言われ処置時に傷口を先の丸い鉗子の様なものでゴリゴリとされ、しょうどくし、軟膏をつけガーゼをつけ包帯で巻きました。抗生剤はフロモックス100mg1日3回とカロナール5001日2回服用貰いました。次の日発熱は微熱になりましたが、腕の内側に赤い筋なようなものができその部分を押すと痛みがあります。腫れも発赤も広がってる感じがしています。その日も病院で鉗子なようなものでガリガリされ消毒してガーゼを変えました、腕の内側のことを先生に聞くと炎症を起こしてるから痛いよと言われました。熱も微熱が続いています。このまま様子を見ても大丈夫でしょうか?

A34 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
進行性の深部感染症を起こしている可能性があります。
今おかかりになっている「内科病院」の先生が熱傷などの外傷創処置に詳しい先生ならばお任せして良いでしょうが、可能ならば直ちに形成外科を受診してください。
Q35 相談者 ニックネーム:せり 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

1年半前にやかんの熱湯で右腕上部から手首まで火傷しました。形成外科で湿潤療法と薬で暫く治療をし上皮化したとのことでヒルドイド と包帯で数ヶ月ケアしていましたが、赤みが一向に引かず以前別の皮膚炎でヒルドイド があわなかったことを医師に伝えたところワセリンのみ、と変更になりました。赤みがかなり酷かったので包帯は常に巻いていました。この頃には通院をやめてしまいました。が、今思えばそれは包帯によるかぶれだったのではないかと。1年半経過した皮膚は包帯の模様のようになっており、ガサガサしています。ケロイドのようになっているところも小さいですがあります。まるで見た目は象の皮膚のようです。腕を下ろすと赤みが出てきます。保護クリームを塗ると刺激を感じます。1年半経過ですがこの皮膚の感触はずっとこのままでしょうか。再度通院した方が良いでしょうか。

A35 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
健康な肌は、正常な新陳代謝により剥がれ落ちた角質と汗腺・脂腺から分泌される汗と皮脂、常在菌が混在して作り出した天然の保湿クリームにより保護・バリアされています。
ご相談の状態は、肌バリア機能が損傷しているため、肌刺激性のある保湿成分を含有する「保護クリームを塗ると刺激を感じ」てしまいます。
「腕を下ろすと赤みが出て」しまうのは、熱傷治療の期間の安静と、熱傷創の上皮化に伴う血管拡張と新生血管によるものでしょう。
即効性のある治療法があるわけではないのですが、お悩みになっている症状があるのですから、形成外科におかかりになって、日常生活を送るうえでの具体的なアドバイスと治療法をお訊きになることをお勧めします。
Q36 相談者 ニックネーム:tumami 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

2歳8ヶ月の娘が、上腕骨顆上骨折しギプス固定していました。2週間固定し、4月8日に1度ギプスカットしレントゲンで経過観察し、再度ギプス固定しました。4月15日にギプスカットした際に、8日のギプスカットで火傷した後が見つかりました。
左の上腕~前腕にかけて小指側に長く、母指側へ少しあります。現在は茶色くなっています。後に残らないか心配です。

A36 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
ギプスカッターによる熱傷とすれば、重症度はⅠ度あるいはⅡ度SDBなので、熱傷後色素沈着は数か月から数年という長期経過のうちに薄くなって目立たなくなるでしょう。
おかかりになっている整形外科が、熱傷および熱傷後色素沈着の治療にも精通している病院ならばそのままお任せして構わないでしょうが、ご心配ならば形成外科で定期的に経過を診て貰ってください。
Q37 相談者 ニックネーム:るい 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

1カ月前、やかんの蒸気で左手首の内側を5センチ×3センチの火傷しました。5日後に皮膚科を受診しⅡ度と言われました。プロスタンディン軟膏で20日程度で上皮化し、現在ベトノバール軟膏とヒルロイド軟膏をつけています。表面は凹凸なく綺麗ですが縁が茶色くサラミソーセージの輪切りを貼り付けたような色味になっています。紫外線防止と目隠しに常にサポーターをしています。目立つ場所なので早く傷痕を目立たなくしたいです。
どれくらいで赤みが消えるでしょうか。
痒みや違和感はありません。

A37 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
一般的に「やかんの蒸気」による熱傷は、2週間以内に「上皮化」が完了し瘢痕はほとんど残らないのですが、「20日程度で上皮化」したならばやや光沢のある瘢痕になっているのではないでしょうか。
肥厚性瘢痕予防として「ベトノバール軟膏とヒルロイド軟膏」塗布の指示なのだろうと推測しますが、「ベトノバール軟膏とヒルロイド軟膏」はむしろ毛細血管の拡張と新生血管による「赤み」を助長する可能性もあります。
申し訳ありませんが、瘢痕の診察が出来ず、主治医のお考えもわからない状態で、具体的なアドバイスはできません。
「赤み」はいずれレーザー照射などで治療が出来るので、今はおかかりになっている「皮膚科」担当医の指示に従っていただくのがよいでしょう。
Q38 相談者 ニックネーム:クラゲ 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

1週間ほど前にレンジで温めた物のラップを取った時に密閉されていたからか、熱い蒸気が左手人差し指の第1関節辺りに当たって火傷をしてしまいました。
水ぶくれが出来て、その後水ぶくれに穴が空いて無くなり、キズパワーパッド貼って乾燥しないようにしていたのですが、水ぶくれが大きかったからか皮が伸びてしまっています。 また、水ぶくれができていた皮の内側が黒っぽくなってしまっています。
他に水ぶくれが出来なかった部分の皮膚が茶色く固くなってしまいました。

A38 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
一般的に、「水ぶくれに穴が空い」た場合は、感染の機会を減らすため水泡を除去します。
受傷後1週間以上経過しているならば、「水ぶくれ」の下で上皮化が完了しつつあるかもしれません。
「茶色く固くなって」いるのは表皮だけなので、特に何もしなくともいずれ脱落し新しい皮膚と置き換わります。
感染を起こすと、痛み、腫れ、赤み、発熱などの症状があります。
今回の熱傷は、「キズパワーパッド」を「貼って乾燥しないようにして」おけば、そのまま上皮化し、瘢痕も残さず治癒する可能性が高いでしょうが、今後熱傷を受傷した際は直ちに形成外科を受診するようにしてください。
Q39 相談者 ニックネーム:k 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

1週間前ほどに指を火傷し、そのときは水膨れのように膨らんでいて、すこしやわらかかく、白かったです。しかし、だんだん黄色っぽくなっていって今はとても硬くなっています。どうすればいいのでしょうか?

A39 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「水膨れ」の内容は、蛋白質を含む血漿成分です。
水膨れの外套の表皮はすでに活性を失った表皮なので、「黄色っぽくなって」「硬くなって」しまいます。
赤み、痛み、腫れなどの感染兆候が無ければ、「黄色っぽく」なった水疱を破らずにおいておけば、熱傷創の上皮化に伴っていずれ自然に脱落します。
上皮化が完了する前に水泡が破れた場合は、直ちに形成外科か皮膚科を受診してください。
Q40 相談者 ニックネーム:えこ 患者様(相談対象者) 年齢:  性別: 

220度の油がかかってしまい手のひら下の方と手首をやけどしました。水と氷で冷やし病院へ行き塗り薬とガーゼで保護されました。その日に水ぶくれが出来ました。家では塗り薬とガーゼの保護を朝、夜としてます。やけどから5日目頃に水ぶくれはつぶれ9日目頃に硬く茶色になった皮が剥がれ剥がれた所は少し赤くなってる位です。この状態だと塗り薬とガーゼの保護がしなくて、よくなるのはいつ頃でしょうか?

A40 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「220度の油がかかって」受傷した熱傷ならば、ほとんどの部位がⅡ度SDBで一部Ⅱ度DDBが混在している可能性があります。
「やけどから5日目頃に水ぶくれはつぶれ9日目頃に硬く茶色になった皮が剥がれ剥がれた所は少し赤くなってる位」という記載が全て上皮化した状態ならば、「塗り薬とガーゼの保護」は必要ありません。
ただし、受傷後2週間以内にⅡ度DDBの部位が上皮化するとは考えられないので、熱傷創の状態を診なければ今後の経過予測は困難です。
手掌から手関節にわたる熱傷は、上皮化後も瘢痕拘縮による関節の運動制限が起きないように経過を診て貰う必要があります。
診察をしなければ症状の詳細が把握できないため、具体的なアドバイスが出来ません。
形成外科など熱傷の専門病院で、現在の状態と今後の経過予測、治療方針をお尋ねになってください。

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