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傷の悩み 無料相談
創傷治癒よくある質問
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- Q21 相談者 ニックネーム:ゆー 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性
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13日前に、勤務先の飲食店で、大鍋の熱湯を被り、熱傷しました。右大腿部前面に、9×10㎝程の大きさの熱傷が2か所。
救急車で大学病院の形成外科に運ばれ、1時間医師を待ってゲンタマイシン・モイスキンパッドにて処置。浅達性Ⅱ度(SDB)か深達性Ⅱ度(DDB)、現時点では分からないとの初見です。
2日目の医師、3日目の医師に、深達性Ⅱ度(DDB)と診断され、3日目にフィブラストスプレーの処置をして頂き、近くの大学病院の形成外科に紹介状で転院しました。
治るのに数か月かかるとのこと、2週間後くらいに手術をすれば治りは早いと言われましたが、より痕が残るとのことなので、手術はしないことに。
フィブラストスプレー、ゲンタマイシン軟膏の処方をして頂き、そこにモイスキンパッドと包帯をして自宅で処置。昨日(熱傷から12日)の再診で(毎回違う医師です)、ほんの一部のを除き、ほぼ上皮化完了、
今後はヒルドイドを塗り、一か月後に受診するよう言われました。
見た目は薄ピンク色で、上皮化しているのは確かだと思いますが、5日前くらいから、毎晩、深夜~朝方4時くらいに強い痛みで起きます。赤みも濃くなり熱を持っているように感じます。日中はちくちくする程度です。上皮化しても、このような痛みは続くものでしょうか。病院で聞いても、明確に答えて頂けず、不安です。このまま1か月ヒルドイドのみで覆うこともしない状態で大丈夫でしょうか。
- A21 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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温まると「熱を持って」「痛み」ます。
血管が新生され拡張しているので「赤みも濃くなり」ます。
上皮化したとはいえまだ擦れに弱いので、表面保護および肥厚性瘢痕対策として シリコンジェルシートを貼付します。
日中はヒルドイド、就眠時はシリコンジェルシートを貼付しておけば「痛み」は 軽減されます。
シリコンジェルシートの代わりに湿潤療法用の創傷被覆材を貼付すれば、まだ一 部上皮化していない創の治療にも兼ねることができますし、日中もそのままで構 いません。
以上は、創状態および上皮化したての瘢痕の状態を診察せずに一般論を述べてい ます。
申し訳ありませんが、メールでいただいた情報だけでは、的確な診断・アドバイ スは出来ません。
診察をして詳細な情報を手にすれば、アドバイスや治療方針も変わるのが常です。
診察の予約日が異なっていても、気になることがあれば直ちに受診して主治医に 確認し、指示を求めるのが最良の選択肢です。
- Q22 相談者 ニックネーム:あ 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性
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1ヶ月前にバイト先の下に置いてある大きい炊飯器で一瞬足を擦ってしまい火傷しました。大きさは縦7センチ、横3cmくらいです。そのときはしらずに保冷剤で直接5時間くらい冷やしてしまいました。皮膚科に行ってステロイド剤をぬったところ、水膨れが出来、破裂しました。そのあと、絆創膏を貼って夜剥がしたら、皮膚がめくれてしまい、抗菌のステロイド剤をもらいました。よくなってきたとおもって最初に貰ったステロイド剤にまた変えてぬっていますが、今度は皮膚が赤紫になってしまって、そこから変化が見られません。これはよくなっているのでしょうか?また、いつまで薬を塗り続ければいいのでしょうか?
- A22 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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既に上皮化しているので、熱傷治療から熱傷瘢痕治療へ移行する必要があります。
受傷後1か月の熱傷後瘢痕が「赤紫」に色素沈着しているのですから、現在すべ き治療は、保湿、紫外線対策、瘢痕面を擦れから保護することでしょう。
創や瘢痕の状態は刻々と変化するのですから、ご自身だけで治療法を決めるので はなく、専門医の診断のもと治療方針を決定し具体的な治療法を相談しなくては なりません。
皮膚科あるいは美容皮膚科や形成外科を受診して、シリコンジェルシート、ステ ロイド剤外用、保湿剤、レーザー治療などの適応を検討してください。
- Q23 相談者 ニックネーム:ごまぱん 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性
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沸騰した麦茶での火傷。右大腿部正面から内側までと関節部周囲です。熱傷Ⅱ度との診断。
受傷当日は近医の皮膚科を受診し、大量の水ぶくれを潰す処置を受け、軟膏を塗布しガーゼで保護、感染予防のため抗生剤を処方されました。
翌日、湿潤療法を行うクリニックを受診。ポリウレタンフォームにて保護開始。
1週間後には、大腿部の外側の部分は上皮化しましたが、脚の付け根周囲は、擦れてしまうため上皮化しておらず、浸出液が出ているところもある状態となりました。ちょうど下着の当たる部分には、キリキリとした鋭い痛みを感じます。主治医からも、被覆材が密着せず治しにくい部分であると言われ、ワセリン塗布を開始したところです。
受傷の4日目頃から、歩行時に大腿部にピリピリした痛みと鈍痛があり歩行が困難になります。皮膚がむけている痛みは理解できますが、日毎にひどくなる鈍痛は動作による血行の影響なのでしょうか。安静時は、痛みは収まっています。
私の職場は立ち仕事のため、仕事復帰予定が立てられず困っています。仮に鎮痛剤を服用し仕事が出来たとしても、治癒が遅れたり痛みが長引く事になるかと心配です。
この大腿部の痛みはいつ頃まで続くと考えられますか。また、関節部周囲が上皮化するまでは安静が必要でしょうか。上皮化後に痛みを軽減するために出来る事がありましたらご指導願います。
- A23 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「ポリウレタンフォーム」は浸出液が多い場合に効果的ですが、皮膚への粘着性が無いため「擦れてしまうため上皮化」を阻害します。
「皮膚がむけている痛み」がある、「歩行時に大腿部にピリピリした痛みと鈍痛があり歩行が困難に」なるという症状は、「湿潤療法」のメリットを生かしきれてないということです。
「安静時は、痛みは収まって」いるのですから、「日毎にひどくなる鈍痛」は「擦れて」上皮化が進行していないことが原因と推測されます。
「鎮痛剤を服用し仕事が出来たとしても」「下着の当たる部分」が「擦れて」しまうなら、「治癒が遅れたり痛みが長引く事になる」ことは確実です。
「ポリウレタンフォーム」を固定する工夫をしたり、別な創傷被覆材に替えたり、擦れない下着にしたりなどの工夫が必要でしょう。
頂いた情報を整理すると、おかかりになっている「クリニック」は、関節付近や擦れる部位の熱傷治療に長けている施設ではないようです。
熱傷治療の経験が豊富な形成外科を受診してください。
- Q24 相談者 ニックネーム:JUN 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:男性
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約2か月前に、足の甲から指の付け根辺りに熱湯をかぶり火傷。
皮膚の火傷は現在略完治しているのですが、第2趾を曲げると付け根に痛みが走り、歩行に支障をきたしています。
これは腱の損傷、又は神経の損傷でしょうか?
火傷当初よりかは指の稼働範囲は広がってますが、このまま経過を見ていて大丈夫でしょうか?
- A24 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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熱傷深度の情報が無いため明確にお答えすることは出来ませんが、上皮化に受傷後2週以上要したなら肥厚性瘢痕になることが少なくありませんし、瘢痕拘縮が生じる可能性もあります。
おそらく、「腱の損傷、又は神経の損傷」ではなく瘢痕拘縮による可動域制限のために「第2趾を曲げると付け根に痛みが走り、歩行に支障をきた」しているのでしょう。
熱傷瘢痕に対するケアが必要ですから、形成外科におかかりになってご相談なさってください。
- Q25 相談者 ニックネーム:ももはな 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性
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3歳の娘がティファールで沸かしたての熱湯をかぶり火傷をしました。左脛3分の2周くらいと、左腿裏に大人の手のひらほどの大きさです。救急病院含め3つの皮膚科等でワセリン+ガーゼの治療をしてもらもらっていたのですが、なかなか先が見えず、受傷後9日目に湿潤療法を掲げておられる形成外科に転院し、そこから2週間ほどで全て上皮化完了しました。大部分が受傷後2週間と少しで上皮化、白くなっていて深そうな部分が3週間ほどかかった感じでした。
受傷した日から2ヶ月たち、全体的には薄ピンク、深かった部分数カ所が茶色(赤黒?)のような色になっており、茶色の部分はまだ毛が生えてこず、ピカピカ(つるつる?)したような感じです。肥厚性瘢痕になるのかも…と様子を見ているのですが、今のところ盛り上がりはないです。でも指でなぞると少ししこりがあるような盛り上がるような感じはあります。お聞きしたいのは以下2点です。
①今しているのはワセリンで保湿と遮光の2つのみなのですが、どこまで元の肌の近くまで色や肌質等もどりますか?また今茶色になっている部分は今後どの様な経過になりますか?(まだ肥厚性瘢痕になる可能性はあるか、ピカピカした感じのままなのか、毛は生えてくるか、色味はどれくらいかけてどこまで消えるのか)
②遮光するため長ズボンを常に履いているのですが、ズボンで傷跡が擦れるのが気になります。どこまで気にしていればいいですか?(スパッツの様なズボンは履かせているのですが、ジーパンは硬いのでだめかな…と避けています)
- A25 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「薄ピンク」の部分は毛穴に一致して色が付き始め、徐々に広がってまだらになる可能性があります。
「ピカピカ(つるつる?)したような感じ」の「茶色の部分」は瘢痕なので著明な変化は期待できませんし、「毛が生えて」くることもないでしょう
上皮化完了から3か月程度は衣服の擦れにも気を付けてください。
擦れや乾燥で痒みが出現すると、掻爬して出血させてしまうことが少なくありません。
申し訳ありませんが、診察をしなければ具体的なアドバイスは出来ません。
熱傷は上皮化で治療が終了したのではなく、上皮化したときから瘢痕や拘縮の治療と整容面の治療が開始しているのですから、形成外科で定期的に経過を診てもらい、適時適当なケアや治療を提案してもらってください。
形成外科だけでなく美容皮膚科でも相談なさるとよいでしょう。
- Q26 相談者 ニックネーム:リリー 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性
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一週間前に熱湯を足にぶっかけてしまいました。場所は左足内側の甲から足首にかけてです。
5センチくらいの水ぶくれと2.3センチね水ぶくれが3.4個でき、破れております。
はじめはキズパワーパットをしておりましたが、空気が入るので張り替えてましたが、痛いので今はアズノールをぬってます。が、歩くとと激痛です。立ち仕事でなかなか休めず。
痛みはいつくらいまで続きますか?
治療としてはどんな方法がありますか?
- A26 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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熱傷創は擦れたり感染を合併したりすると、受傷直後の状態より深い層まで組織損傷が到達してしまいます。
また、足背から足関節にかけて受傷したⅡ度SDB以上の熱傷は、立ったり動いたりするだけで浮腫みが生じて浸出液が増加し痛みが増強します。
申し訳ありませんが診察をせずに具体的な回答・アドバイスはできません。
ご自身でケアすることは非常に難しい部位ですから、形成外科や皮膚科を受診して創状態を詳細に評価してもらい正しい処置の仕方を指導してもらってください。
- Q27 相談者 ニックネーム:花さん 患者様(相談対象者) 年齢:50代後半 性別:女性
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50年前にナイロンタイツをはいた大腿部に熱湯で大火傷、18歳の時にひきつれのある部分だけお尻から皮膚移植。ずっと太もも全体に火傷の跡がひどいです。
機能的にも生活にも困らないですが、常に隠して足を出すことがてきないのです。
できることであれば、一度見ていただいて少しで綺麗にならないかと思っています。
年齢もあり最後のチャンスだと思いよろしくお願いします。
- A27 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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創傷治癒センターでは実際の診療は行っておりません。
形成外科を受診して相談なさってください。
瘢痕を全く無くすことは出来なくても、部位と症状によりさまざまな施術を組み合わせて治療すれば、現状よりも目立たなくすることは可能でしょう。
形成外科の再建および整容の治療だけでなく美容皮膚科の最新機器に関する知識を持った医師とともに、治療方針をじっくりと検討する必要があります。
複数の形成外科を受診し、信頼できる主治医を見つけてください。
- Q28 相談者 ニックネーム:あこ 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性
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5.6歳の時にアイロンで脹脛を火傷しました。病院に行き、治療はしました。
私は田舎出身なので皮膚科とかはなく診療所だと思います。
当時の先生には時間が経てば火傷跡は消えると言われ20年以上たった今でも茶色く跡が残ってる状態です。
後を消すにはどのような治療方法がありますか?
- A28 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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レーザー治療、光治療、美白外用薬などの対象です。
美容皮膚科あるいは形成外科を受診してご相談なさることをお勧めしますが、病院によって採用している機器や薬剤は異なるので、複数の医師の意見を訊いて納得できる治療を受けてください。
- Q29 相談者 ニックネーム:はな 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性
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私は1歳の頃に下半身全体に皮膚移植が必要な大火傷を負いました。親が目を離した隙に湯温が高い浴槽に事故で転落した、との事でした。最初に搬送された病院の処置が適切でなかったらしく、その後大きな病院に転送され緊急手術、背中の皮膚を移植し一命は取りとめましたが成人後も臀部、太もも、ふくらはぎはケロイドで成長しきらなかった皮膚の引き釣れでデコボコの状態(足をタコ糸で出鱈目に縛ったような状態)です。日常生活には問題なく、冬の乾燥時期に稀に引き釣れするケロイドの一部が出血する程度の支障しか無い為、障害者手帳も持っておりません。体の半分が醜いケロイドに覆われたまま半生を過ごしてきましたが、これを自力で人並みに戻すためには多大な自己負担で整形手術が必要だと知り絶望しております。この様な事故の傷痕を癒すための整形手術でも保険は適用されないのでしょうか。
- A29 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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ご相談の治療に関して、公的医療保険制度の面で2つのポイントを理解しておく必要があります。
第1に、検査や施術を行った医療機関は保険者(健康保険組合、協会けんぽ、市町村国保、後期高齢者医療制度、共済組合など)に診療報酬を請求しますが、熱傷上皮化後の拘縮を伴わない外表醜形の治療を熱傷治療の継続として扱うか整容目的の治療として扱うかは保険者が判断します。
そこで整容に関する治療と見なされれば、公的医療保険の給付対象から除外されます。
第2に、診療内容の一部でも公的医療保険の適応外の自由診療になると、それまで公的医療保険の給付対象となっていた初診からの検査や治療が全て適応外とされ全額が医療機関もしくは患者さんの自己負担になります。
「臀部、太もも、ふくらはぎ」の「皮膚」の「デコボコの状態」は「ケロイド」ではなく、網状分層植皮(メッシュスキングラフト)後の肥厚性瘢痕です。
診察をしなければ具体的な提案は出来ませんが、レーザーやアブレージョン、瘢痕切除術、皮弁作成術、全層植皮手術などの治療が有効かもしれません。
「日常生活には問題」ないとしても、「乾燥時期」に「引き攣れ」て「出血する」ことがあるので、治療内容によって公的医療保険の適応も検討していただけるでしょう。
形成外科を受診してご相談なさってください。
- Q30 相談者 ニックネーム:みにむんば 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性
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現在2歳11ヶ月の息子の火傷跡の治療について質問です。
11ヶ月の時に、ポットの熱湯がかかり、左足の大部分に火傷をおいました。当初は、救急車で運ばれた病院から紹介された皮膚科に通いました。湿潤療法だと言われ、10日間はエキザルベを塗り、その後亜鉛華軟膏とユーパスタを塗られました。病院でガーゼを交換するときに、皮膚が破けてかなり血が出たところにまたユーパスタを塗られ、これが普通の治療方法だと言われたので、病院を変えました。次の病院ではプラスモイストをはり、上皮化後にヒルロイドを塗り、盛り上りがみられたので5週間ドレニゾンテープをはりました。盛り上りががひどくなったので、受傷から約3ヶ月半後から形成外科に通いました。形成外科では1週間だけデルモゾールを塗り、その後は現在までリザベンとザイザルシロップを飲み、ヒルロイドを塗って、特に盛り上りがひどいところにエフシートを貼ってチュービコットを使用しています。
受傷から2年経ちましたが、大人の手2つ分くらいの瘢痕があります。前は太ももから膝まで、横から後ろは太ももから膝下までです。色が薄くなっているところもありますが、赤黒く盛り上がって硬い部分が多いです。肥厚性瘢痕とケロイドの部分があると言われました。
担当医は、年齢が低いのでステロイドはこれ以上はダメ、手術をするにしてももっと大きくなってからだと言っています。今のところは関節部分の機能障害はないので、この先ひきつれがおこれば手術が必要になってくると言われました。痒みもひどく、夜中に痒いと言って起きて泣き出したりするので、他に何かできることはないかと聞くと、今はこれ以上は何もできないと言われました。保育所も無理だと言われました。
2、3歳だと、ステロイド軟膏やステロイド注射はできないのでしょうか?レーザー治療や瘢痕除去手術もできないのでしょうか?
- A30 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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受傷した熱傷の範囲を超えて瘢痕が大きくなっているのではないでしょうから、ケロイドではなく肥厚性瘢痕と考えます。
身体が温まったり乾燥したりすると、強い痒みが生じます。
抗ヒスタミン剤服用に加え、保湿剤外用とステロイド剤外用が有効です。
ステロイドの投与量が多かったり長期連用したりすることで副作用がおき易くなるので、形成外科主治医か皮膚科に依頼して長期連用することを前提にステロイド外用薬をワセリンで半分の濃度に薄めて調剤して貰い、就寝前などに1日1回薄めに塗布してください。
日中はベビーオイルや乳液、保湿剤などで保湿しておくとよいでしょう。
吸水発熱素材の衣服や、化繊の素材が触れているだけでも、肌が乾燥し痒みの原因になることがあるのでご注意ください。
ステロイド注射は副作用だけでなく、痛みが強いため、お勧めできません。
膝関節の運動障害は無いということですが、瘢痕には多少なりとも張力がかかっていてその外力のため赤黒く盛り上がった肥厚性瘢痕になっているので、関節可動域を観察しつつ成長を待って拘縮解除の手術(瘢痕拘縮解除術や、瘢痕除去および植皮術)を考えたほうがよいかもしれません。
ただし、手術をしても瘢痕が全く無くなるわけではないので、いずれ手術をする時期が来た時にはお子さんご本人の意思も尊重してあげてください。
また、手術まではしないとしても、赤い瘢痕の新生血管や拡張血管をDyeレーザーやロングパルスYAGレーザーで治療すると、炎症が抑えられて痒みも減る可能性があります。
瘢痕の質感の改善のため、フラクショナルレーザーも検討すべきでしょう。
熱傷瘢痕は、長期的な視点で治療計画を検討し、直面する症状に柔軟に対応していく必要があります。
先ずは、信頼して相談が出来る医師を主治医と決めて、ご両親と主治医とで(いずれは患者さんご自身も含めて)納得できるまで治療方針を話し合いなさってください。
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