傷の悩み 無料相談

創傷治癒よくある質問

  1. 火傷
  1. その他(場所を特定しない・複数の部位)
Q1 相談者 ニックネーム:Y.u 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性

今朝、ヘアアイロンを太ももに落としてしまい火傷をしました。
急いでいたため、3分ほどアイスノンで冷やしたあと家を出ました。
更に10分後くらいから、再び冷たい水のペットボトルを当てて患部を冷やしましたが、強い痛みが出てきたので、火傷してから1時間後くらいに病院を受診し、薬を塗ってもらい、ガーゼを巻いてもらいました。3時間後くらいには痛みがやわらぎ、今(火傷から12時間後)は、患部に痺れるような違和感はありますが、強い痛みはありません。
火傷跡は打ち身のような茶色になっていて、水脹れは見られません。
火傷は時間が経ってからも少しずつ進行すると聞いたことがあるのですが、色が茶色くなったのは良い方の変化なんでしょうか。重度の火傷は逆に痛みを感じなくなると聞いたことがあり不安です。

A1 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
Ⅰ度~Ⅱ度SDBです。
擦れない様に気を付けてください。
ステロイド外用薬を塗っていただくとよいでしょう。
色素沈着を残さないため、形成外科を受診することをお勧めします。
Q2 相談者 ニックネーム:ゆき 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

一昨日にロケット花火の火花が頬と肩に当たり火傷をしました
頬はずっと冷やしてまして、一部が赤く2箇所が水脹れになりました
肩は気づいたらもう遅くて鈍い赤色にすこし膨れ上がってます
昨日キズパワーパッドを付けたらどうかと保護者に言われ付けてましたら、水脹れが破けてしまいました。
夜にアットノンexのジェルタイプを塗りました
今は皮が破けてるなって感じで汁も出ておらず、キズパワーパッドを貼っていい火傷の条件を調べて全部条件に満たしてたため貼っています
跡が残らないように手当するにはどうすればよろしいでしょうか

A2 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「アットノン」は熱傷後の瘢痕や色素沈着に使う外用剤で、熱傷創に塗ってはいけません。
上皮化が完了するまで「キズパワーパッド」のような湿潤療法専用の創傷被覆材を貼っていただくとよいでしょう。
「頬」や「肩」の熱傷は、「跡が残らないように」したければ、熱傷の重症度に関わらず直ちに形成外科におかかりになってください。
Q3 相談者 ニックネーム:ゆき 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

一昨日にロケット花火の火花が頬と肩に当たり火傷をしました
頬はずっと冷やしてまして、一部が赤く2箇所が水脹れになりました
肩は気づいたらもう遅くて鈍い赤色にすこし膨れ上がってます
昨日キズパワーパッドを付けたらどうかと保護者に言われ付けてましたら、水脹れが破けてしまいました。
夜にアットノンexのジェルタイプを塗りました
今は皮が破けてるなって感じで汁も出ておらず、キズパワーパッドを貼っていい火傷の条件を調べて全部条件に満たしてたため貼っています
跡が残らないように手当するにはどうすればよろしいでしょうか

A3 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
熱傷瘢痕を残さない様に熱傷を治療するには、症例により繊細な判断が必要です。
診察をしないで具体的な指示は出来ません。
顔の熱傷ですし、「跡が残らないように手当」したいのは勿論なので、直ちに形成外科におかかりになってください。
一般的に、受傷後「冷やし」たのは正しい処置です。
Ⅱ度SDBの熱傷なので「水脹れ」が出来ても、速やかに上皮化は完了します。
上皮化したばかりの状態は擦れに弱いので、赤み、腫れ、熱感、疼痛などの症状が無ければ、形成外科で診察してもらうまで「キズパワーパッド」を貼り直したりしないでおいた方がよいでしょう。

ちなみに、「キズパワーパッドを貼っていい火傷の条件を調べて全部条件に満たしてたため貼って」いると記載がありますが、一方で「水脹れが破け」て上皮化・治癒する前の創に「アットノンexのジェルタイプを塗」っています。
ご相談の状態は熱傷が比較的軽症だったので悪くなさそうなのですが、「アットノンexのジェルタイプ」の適応は傷跡や火傷痕のはずです。
「キズパワーパッドを貼っていい火傷の条件」に限らず、インターネットなどで一般の方の口コミなどを見ると必ずしも正しくない情報も少なくないので、それを根拠にすると誤った判断に繋がることもあります。
疑問があるときや悩んだ時は、躊躇なく専門医を受診することをお勧めします。
Q4 相談者 ニックネーム:ツナ缶 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:男性

手術跡より、火傷の傷跡の方が癌化しやすいと聞きました。
わたしは、10年以上前にできた火傷による傷跡があり、将来癌化しないか不安です。
そこで、この火傷の傷跡の癌化するリスクを下げたいのですが、以下のいずれかの対処法で、癌化するリスクを下げることができますか?
1)火傷の傷跡に、フラクショナルレーザー(アブレイティブ)を5回以上照射する
2)火傷の傷跡そのものを切除する

A4 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
関節部などの肥厚性瘢痕で潰瘍化を繰り返すならば数十年の経過のうちに「癌化」することもありますが、ご相談が「10年以上前にできた火傷による傷跡」で潰瘍になったことが一度も無いなら「癌化」を心配する必要はありません。
ご心配ならば、形成外科を受診し診察を受けたうえで治療法をご検討ください。
Q5 相談者 ニックネーム:まち 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性

胸と手に1~3度の火傷を半年ほど前に受けました。顔にも下の部分に軽い跡が残っています。
拘縮などがある状態なのですが、外傷性色素沈着が見られるのでレーザー治療などで治るのならば受けていきたいのですが、自費診療が多く困っています。主治医も火傷痕の治療については詳しくなく、火傷痕の治療を主にやっているところは自費診療中心の美容クリニックが多く信用できず、どこか信頼のできる情報を探しています。

質問したいことは
・このような場合の治療方針などを相談できる機関(病院ではなく)を教えて欲しい
・なにか治療方針などのアドバイスが欲しい

A5 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
熱傷が原因の「色素沈着」であっても、整容に関する治療の範疇に属するので「レーザー治療」はどこの病院でも基本的に「自費診療」の扱いです。
おかかりになっている病院の「主治医」が熱傷および熱傷瘢痕や瘢痕拘縮の「治療については詳しくな」いなら、形成外科を紹介してもらください。
熱傷による炎症後色素沈着なら、まだ受傷後「半年ほど」しか経過していないので、ハイドロキノンなどの美白剤外用などで経過を見ていただくことになるかもしれません。
Q6 相談者 ニックネーム:ペテルギウス 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

6月末に、肩したから腕にかけて火傷を負い、大学病院に入院し、一週間経過観察後、感染があった様でゲーベンクリームにて処置を続けていたが、7/12デブリードマン。おそらく熱傷2度から3度へ移行。
7/19まで生理食塩水を染み込ませたガーゼで保護(毎日交換)。
7/25までアクトシンとゲンタシンを混ぜたガーゼにて処置。シャワー時、剥がす際痛みが生じたためガーゼをメロリンガーゼに変え7/28に退院。
湿潤療法に変更したく、病院を変更しました。
退院後から現在までプラスモイストにワセリンを塗ってパーミロールで固定して治療していただいてます。今は脇の部分はパーミロールで覆わず、包帯を巻いて通気性を良くしています。
脇汗等による感染対策より、ハイドロサイトで密閉するのは肩が上皮化してからが良いと言われています。私は素人なので、確かに脇汗から感染しそうという程度の想像しかできません。ただ医師から、ハイドロサイト等で密閉できたら今の治療法より早く治ると聞き、少しでも早くハイドロサイトに変えたい気持ちです。
ご回答をお願いしたい事項は下記の通りです。
①やはり脇を覆い完全に密閉すると感染のリスクが高まりますか?
②仕事も休んでいるので、少しでもはやく上皮化させたいのですが、脇を考慮した上で、プラスモイストとワセリンによる治療より良いものはないでしょうか?
(全体が上皮化するまで2ヶ月ほどかかる見込みとのことです)

A6 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「プラスモイスト」も「ハイドロサイト」も、どちらも湿潤療法用の創傷被覆材 です。
浸出液の量や貼付部位によって使い勝手が異なるため、同様の創でも、使用する 医師により選択する創傷被覆材は異なります。
脇の熱傷も湿潤療法の適応ですが、毛穴に雑菌が存在する可能性があるので、創 感染を確立させないため、創傷被覆材は毎日貼り換えることをお勧めします。
プラスモイストを貼付する際にワセリンは必要ありません。
浸出液が多ければプラスモイストよりハイドロサイトの方がよいかもしれません。
熱傷創の最適な治療法は症例によって異なるので、診察をしなければ具体的な治 療法や創傷被覆材の提案は出来ません。
主治医に今後の治療方針をお尋ねになり、納得のいく治療をお受けになってくだ さい。
Q7 相談者 ニックネーム:ベテルギウス 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

負傷理由:6/26にコンロの火服の腹部に点火。水で消えなかったため脱衣。その際に右腕全体の内側を火傷。
治療過程:6/27~7/28大学病院に入院。
前腕は2週間~3週間で上皮化。おそらく熱傷2度。上腕(二の腕全体)は一週間経過観察後、感染があった様でゲーベンクリームにて処置を続けていたが、7/12デブリードマン。おそらく熱傷2度から3度へ移行、7/19まで生理食塩水を染み込ませたガーゼで保護(毎日交換)。
7/25までアクトシンとゲンタシンを混ぜたガーゼにて処置。シャワー時、剥がす際痛みが生じたためガーゼをメロリンガーゼに変え7/28に退院。湿潤療法に変更したく、病院を変更。
質問事項:①前腕の上皮化している皮膚に、100円玉くらいの大きさの黒い塊があります。初めは濃い赤色でしたが、いつの間にか黒色が増してました。黒くなった理由と、通常の皮膚に近づける方法を教えてください。
②二の腕全体は7/29よりプラスモイストを貼ってます。患部は10㎝×20cmが真っ赤な肉芽で、周辺3cm程度上皮化しています。
シャワー時は痺れと痛みが結構強いです。
プラスモイストを貼っている時も、患部が熱く、痺れもあります。
熱さや痺れがあることに問題がないかと、シャワー時に痛みが生じる理由を教えてください。
③二の腕部分の湿潤療法はプラスモイストからハイドロサイトに変更予定とのことです。治療を続けていく上で、ひきつれやケロイドを出来るだけ起こさせない秘訣を教えてください。

A7 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
① 皮下出血が酸化して「黒くなった」のでしょう。
上皮化した表皮のターンオーバーとともに色調は多少薄くなりますが、真皮層に沈着したヘモジデリンは数年以上の経過で徐々に吸収されます。

② Ⅱ度DDBの熱傷は知覚神経終末が損傷されるため、鋭い「痛み」が生じます。
「シャワー」の水圧、水道水による塩素刺激、温度刺激、浸透圧刺激のいずれかが「痺れと痛み」の原因なのかもしれません。

③ なるべく早く上皮化を完了することが「ひきつれやケロイドを出来るだけ起こさせない秘訣」です。
よく動く部位や緊張がかかる部位は肥厚性瘢痕が出来やすいので局所の安静が重要ですが、腕を動かさないようにしておくと肩関節や肘関節の可動域が制限されてしまいます。
熱傷治療に長けた医師は、熱傷創を早く上皮化させるために様々な工夫をするのはもちろん、熱傷瘢痕がなるべく目立たないように、瘢痕拘縮が起きないように、いずれ瘢痕を気にせず生活できるように、先を見据えて治療しています。
総合的な治療計画は、主治医とよく話し合って検討してください。
Q8 相談者 ニックネーム:emma 患者様(相談対象者) 年齢:70代後半 性別:女性

祖母のことで相談させていただきます。

20年ほど前、私の祖母が首から下のすべてを、熱湯で大火傷してしました。
当時、全身の皮膚移植を行い治療をしました。

現在は、足の甲や背中の一部など、皮膚がまわりに引っ張られるような形でつっぱっており、裂けて膿がでているようなところもあります。
特に足の甲は、立ち上がるときなど、力をいれると熱をもってじんじんするように痛むそうです。

20年前に火傷を治療した病院に相談に行きましたが、どうすることもできないと言われ、塗り薬とガーゼで毎日処置をしています。
祖母はかなり痛がって、夜も眠れないような状態です。
傷をふさいだり、痛みを抑える方法はありますでしょうか?
また、現在は毎日ガーゼを貼っていますが、剥がすときに傷に張り付いて痛そうです。
市販のキズパワーパッドなどを貼るのはよくないでしょうか?

A8 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
感染が無ければ「キズパワーパッド」など湿潤療法専用の創傷被覆材を貼って構いません。
また、拘縮を解除する手術が可能かもしれませんし、ステロイド外用やヒルドイド外用、ステロイド注射、フラクショナルレーザーなどで足背の肥厚性瘢痕を治療すれば「力をいれると熱をもってじんじんするように痛む」症状は軽減されます。
形成外科を受診してご相談なさってください。
Q9 相談者 ニックネーム:あろえ 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

一昨年に圧力鍋が爆発し、顔面、首、肩、前胸部、前腕を火傷しました。顔は咄嗟に腕で庇った為あまり痕は残らなかったのですが、腕、胸と背中は消えないあとが残ってしまいました。首の方にシワが深くなり、たるみ、鳥肌のような皮膚になってしまいました。せめて首だけでも治したいのですがどのようにすればいいでしょうか?当初はほかよりマシだからと思っていたのですが時間が経つにつれ、ふとした時に鏡を見てとても気になるようになってしまいました。

A9 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
保湿はもちろん重要ですが、フラクショナルレーザー、マイクロニードルセラピー、ケミカルピーリング、エレクトロポレーションなど様々なケアやキュアを組み合わせて治療を計画する必要があります。
複数の形成外科、美容皮膚科を受診して、信頼できるとお感じになった医師を主治医と決めて、主治医とともにじっくりと長期的な治療方針・治療計画を検討してください。
Q10 相談者 ニックネーム:かこ 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

5カ月前会社で、レンジクリーナーと言う洗剤を左の肩と胸にかけてしまい。火傷をしてしまい。病院からは、デルモゾール5gをもらい、塗ってます。デルモゾール5gが少なくなり、病院に行きたいのですがコロナが、怖くていけません。ベビーワセリン、オロナインを塗りたいと思うのですが、大丈夫ですか。

A10 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
強塩基溶剤による化学熱傷は重症になる傾向があるのですが、洋服の上から「洗剤を左の肩と胸にかけて」しまったのでしょうから、いただいた情報だけでは熱傷瘢痕の程度が想像できません。
受傷後「5か月」で、「病院」で「デルモゾール」を処方されているのですから、瘢痕はまだ赤いし、痒みなどがあるのではないでしょうか。
担当医は必要と判断してステロイド軟膏(あるいはステロイドクリーム)を処方しているのですし、診察をせずにステロイドを中止して「ベビーワセリン、オロナイン」にしてよいかの判断は出来ません。
保湿だけが目的なら、「ベビーワセリン、オロナイン」で構わないでしょう。

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