傷の悩み 無料相談

創傷治癒よくある質問

  1. 火傷
  1. その他(場所を特定しない・複数の部位)
Q11 相談者 ニックネーム:かこ 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

5カ月前会社で、レンジクリーナーと言う洗剤を左の肩と胸にかけてしまい。火傷をしてしまい。病院からは、デルモゾール5gをもらい、塗ってます。デルモゾール5gが少なくなり、病院に行きたいのですがコロナが、怖くていけません。ベビーワセリン、オロナインを塗りたいと思うのですが、大丈夫ですか。

A11 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
強塩基溶剤による化学熱傷は重症になる傾向があるのですが、洋服の上から「洗剤を左の肩と胸にかけて」しまったのでしょうから、いただいた情報だけでは熱傷瘢痕の程度が想像できません。
受傷後「5か月」で、「病院」で「デルモゾール」を処方されているのですから、瘢痕はまだ赤いし、痒みなどがあるのではないでしょうか。
担当医は必要と判断してステロイド軟膏(あるいはステロイドクリーム)を処方しているのですし、診察をせずにステロイドを中止して「ベビーワセリン、オロナイン」にしてよいかの判断は出来ません。
保湿だけが目的なら、「ベビーワセリン、オロナイン」で構わないでしょう。
Q12 相談者 ニックネーム:パイン 患者様(相談対象者) 年齢:10代前半 性別:男性

180℃のヘアアイロンで火傷をし火傷の場所が白っぽくなっていて水膨れが気づいたら
破れていてヒリヒリが少しするので皮膚科に受診したほうがいいかと悩んでたので相談しました。

A12 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
Ⅱ度SDBでしょう。
感染や擦れにより、さらに重症化する可能性もあります。
形成外科や皮膚科を受診して、創状態を確認してもらい、ご自宅での具体的なケア法を指導してもらってください。
Q13 相談者 ニックネーム:すーちゃん 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

現在1歳10ヶ月の娘が1歳半頃に台所に置いてあったコーヒーをいじってしまい、上半身にかかり火傷してしました。すぐに冷やして形成外科へ行き、処置していただきましたがⅡ度熱傷だったらしく胸の所々が色素脱色してしまいました。
4ヶ月経った今でも色素脱色は改善していませんが治療自体は終わったので今は病院へ通っていません。
普段はヒルロイドで保湿をして、服から出てしまうところは日焼け止めを塗っていますが、これから色素脱色が良くなる事はあるのでしょうか。
バイオイルは火傷跡にも良いと聞きますが2歳にならない子どもが使用しても大丈夫なのでしょうか。また、色素脱色を治す治療は何科で何歳から受ける事が出来るのでしょうか。

A13 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
表皮基底層より深部(真皮層)に組織損傷が達する「Ⅱ度熱傷」では、メラニン細胞の欠損が起こり「色素脱失」が生じます。
受傷機転が「置いてあったコーヒー」が「上半身にかかり」「すぐに冷やし」たということならⅠ度~Ⅱ度SDBが混在していてⅡ度熱傷部分は多くないでしょうから、長期の経過のうちに毛穴に一致して色素が出現したり、周辺から徐々に色素が入り込んで「色素脱失」面積が縮小したりする可能性があります。
残念ながら今のところ熱傷後の「色素脱失」に非常に効果的と言える外用薬や内服薬はありませんが、1mmグラフト植皮や吸引水疱植皮、培養表皮移植などの外科的処置はご本人やご家族が望めばいつでも可能です。
熱傷後の肌は表皮のターンオーバーが乱れていたり、感染や脂腺などの皮膚付属器が損傷したりして乾燥傾向のことが少なくないため、積極的に保湿剤を使用した方がよいでしょう。
保湿剤ならば何をお選びになっても特に問題はありませんので個別の商品について是非をお答えすることはしませんが、成人用に開発した商品は小児の肌でテストされていないことが少なくありません。
お使いになる薬剤や商品の注意書きと添付文書をよくお読みになって、適応症や使用法に注意してお使いください。
Q14 相談者 ニックネーム:マママ 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性

2歳児が5か月前に火傷し、現在かかりつけ形成外科医の診察は終了しましたが、右上腕外側から右腋窩周囲の胸部全体的に、上皮化した部分は白っぽく、上皮化部分の辺縁や、服を脱いだ時の摩擦部(腋窩周囲)は色素沈着が残り、黒ずんでいるため、上腕から腋窩がまだらになっています。当時の状況は、水筒に入った500㍉L90度のお湯を、右耳付近の頬から右上腕の前面、腋窩にかかりました。服を脱いで3分ほど水で冷やし、表皮が剥がれ赤色呈し徐々に水泡出現しました。浅達性zA度火傷で入院し、毎日フィブラストスプレー噴霧とデュオアクティブ保護で処置して、2週間で上皮化し完全フリーとなりました。その後自宅では、形成外科のオンライン診療を受け、毎日2回エンビロンクリームと朝に日焼け止めを塗っています。医師からは「ケロイドや盛り上がりは今後ない。褐色の色素沈着は体質によるが徐々に薄くなる可能性あるが、白っぽい色素脱失はそのままと思って。」と説明ありました。そこで質問なのですが、色素脱失周囲と摩擦部の、黒ずんだ色素沈着は、体質にはよるのでしょうが、まだ2歳児のため成長とともに徐々に消えていく可能性が高いですか?男の子で今後外遊びが増えていくと思うのですが、これから永年、日焼け止めは毎日塗布し、服(UVカット肌着)で覆うようにし、エンビロン塗布継続した方が良いのでしょうか?他に何か日焼け対策はありますか?もし日焼けしたら、上皮化部分以外だけ焼けてまだらが強くなるのでしょうか?上皮化した白っぽい部分は日焼けすると赤くなって、その後どうなるのでしょうか?

A14 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
表皮の最深部の基底層のメラニン細胞が消失したため「色素脱失」してます。
一方、刺激によりメラニン細胞がメラニン色素を過剰産生し、メラニン色素が真 皮層に残った状態が「色素沈着」です。
ビタミンA(レチノール誘導体)含有クリームは表皮(もしくは真皮浅層)の新 陳代謝を促し保湿に働くので「継続」してもよいでしょうが、主たる目的の保湿 効果があるスキンケア剤ならばほかの物でも構いません。
おかかりになった「形成外科」担当医がおっしゃる通り「色素沈着」は「徐々に 薄くなる可能性」がありますし、長期経過のうちに周辺からメラニン色素が入り 込んで「色素脱失」の面積が狭くなったり毛穴部分に残ったメラニン細胞がメラ ニン色素を産生し斑点状に色素が戻ったりする可能性があります。
いずれ色素脱失が残ったなら培養表皮移植などの治療を検討してもよいでしょう。
熱傷は、上皮化はもちろん機能面で後遺症を残さないことが第一ですが、整容面 で気にならなくなるまでが一連の治療です。
信頼できる形成外科医主治医を見つけて、不安な点はご相談いただければよいで しょうし、1年に一度程度は経過を診て貰うとよいでしょう。
Q15 相談者 ニックネーム:あん 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

バーベキューで2歳の女の子が転んでしまい、バーベキューで使用していた缶部分で火傷を3箇所しました。右腕の肘より少し下部分が線状に3.4センチほど白くなっています。
その少し下に黒っぽい跡があり小さい水ぶくれがあります。手の甲のに少し黒っぽくなった跡があります。旅行先で皮膚科に受診し、白いところは3度、他2箇所は2度だね、帰ったらすぐ病院連れてって、と言われました。ソフラチュール貼付剤とゲンタシン軟膏にて処置し、処方されました。調べると3度は手術が必要と書いてありました。3度の場合はほとんどの人が手術をして皮膚を移植しているのでしょうか?

A15 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
ご相談の熱傷創ならば、時間はかかっても湿潤療法で上皮化を待った方がよいと考えます。
植皮をするより、後に瘢痕の治療を検討した方が、最終的に目立たなくなるでしょう。
小児の熱傷治療に慣れた形成外科あるいは皮膚科におかかりになり、上皮化後も定期的に経過を診て貰ってください。
Q16 相談者 ニックネーム:mm 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性

0歳のときにやかんに入っていた熱湯をかぶり、右腕と右足の甲にやけどを負い、お尻の皮膚を移植しました。
移植した跡がかなり目立っています。盛り上がっているのと、うまく言葉にはできないですが見た目が気持ち悪いです。
今までずっとその火傷の跡が気になって生きています。

完全に治らなくてもいいので、せめて人の目を気にしなくていいくらいの程度まで治したいです。
どんな基準で病院を選べば良いのでしょうか?
また、今はメスを入れない治療もよく見かけますが、私の場合はさすがにメスが入る手術が必要でしょうか?

A16 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
乳児期の熱傷への植皮なら分層植皮だったと推測できます。
シート状に赤く盛り上がった状態か肥厚性瘢痕でしょうし、網状分層植皮なら網目状に瘢痕が残ります。
瘢痕を切除して縫縮か全層植皮手術の適応でしょうが、シリコンジェルシート、ステロイド外用・注射、レーザー治療なども検討しては如何でしょう。
担当する医師によって勧める治療法が異なることも考えられるので、複数の形成外科を受診してご相談なさってください。
Q17 相談者 ニックネーム:まちまち 患者様(相談対象者) 年齢:70代後半 性別:女性

娘が7歳の時に、ストーブの上のやかんの熱湯が太ももに、大やけどしました。形成外科で頭皮からの移植手術をしていただきました。
40年以上も経ちまして、娘から、いまだに続く傷の痛みと苦しさについて話してくれるようになり、本人の痛みと心の苦しみはいまだに続いているのだと知りました。「皮膚のひきつりの痛み、皮膚を引っ張る重みの痛み、チクチクさす強い痛み、何種類かの痛みに耐えています。最近痛みが増してきました。夏は皮膚呼吸が出来ず、やけどに氷枕を当てて寝込むこともあります」といいます。
何科に受診すればいいのでしょう。

A17 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「頭皮」から分層植皮をしたので、瘢痕と瘢痕拘縮が残っています。
形成外科で治療可能です。
先ずは診察して貰い具体的な治療法を提案して貰ってから、実際に治療するかどうかを決めればよいのですから、複数の形成外科を受診して信頼できる主治医を見つけることから始めてください。
Q18 相談者 ニックネーム:かとう 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性

13日前に6歳の子供に熱湯で火傷をさせてしまいました。全身の10%にギリギリ満たないくらいのII度の火傷で、水ぶくれだった所の下の皮膚が部分的に白くなっている状態です。

近所の皮膚科に毎日のように通院しているのですが、大きな綿棒のようなもので強く擦られ、毎回血が滲みます。古い皮膚が残るとバイ菌の温床になるとの事でした。
今日は黄色いかさぶたができ、これは悪いかさぶたなので放っておいても治らないとの事で、剥がされました。ゲーベンクリームで多少柔らかくはなっていましたが。

他の治療薬などに疑問はないのですが、これは一般的な治療なのでしょうか?

A18 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
受傷後「13日」ならば、Ⅱ度SDBはほぼ上皮化しているでしょう。
また、「部分的に白くなっている」Ⅱ度DDBは上皮化にまだ時間がかかりますし、いずれ植皮を検討する必要があるかもしれません。
「熱湯」で受傷した「10%」熱傷で外来通院で治療可能と判断された創ならば、まだ上皮化せずに残っている創面積は大きくはないでしょうから、処置時の疼痛管理のために自宅でシャワーのぬるま湯で創面を洗い、湿潤療法で治療が出来る状態ではないでしょうか。
創感染が無い状態なら、「ゲーベンクリーム」の必要はないかもしれません。
通院が必要ないということではなく、ご自宅での処置が正しく行われ順調に治癒傾向にあることを確認していただくため数日おきの受診はした方がよいでしょう。
創状態を診ずにお答えしているので、上記の回答は全く見当違いの可能性もあります。
治療が長引けば、患者さんご自身とご家族が不安になるのも当然ですから、主治医に創状態の評価、今後の治療方針と経過予測、上皮化後の瘢痕の長期的予測などをお尋ねになってください。
熱傷は上皮化が完了して創閉鎖することが目前の目標ですが、引き攣れなど機能的後遺症を残さないこと、いずれ瘢痕が目立たなくなることも重要なポイントなのですから、長期的な治療指針を持った医師を主治医とする必要があるのです。
Q19 相談者 ニックネーム:1歳7ヶ月男児ママ 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性

90度のお湯の入った水筒500ミリを被り、1歳7ヶ月男児が火傷しました。水で2.3分冷やしましたが、右頬と右たぶ、右上腕前面と右腋窩、右腋窩上部の胸部に水泡と一部水泡がやぶれて、表皮剥離部は赤い色になっていました。浅達性2度熱傷で小児10パーセントと診断あり10日間入院しました。毎日生食で洗浄し、頬と右上腕と右腋窩と右胸部の傷にフィブラストスプレー噴霧し、周囲にはプロペト塗布し、デュオアクティブET貼付しました。最初の3.4日は浸出液も多く、1日2回張り替えていましたが、4日目からは1日1回、同上処置を繰り返し10日後、右頬と右上腕、右腋窩上部胸部も上皮化していたため、フリーとしました。右腋窩だけ、浸出液はありませんがまだ白っぽくふやけていたため、デュオアクティブET貼付したまま退院となりました。本日14日目には右腋窩も白っぽいふやけなく上皮化しておりフリーとなりました。退院処方はプロペトで1日2回塗布、日焼け止めクリームを塗るようにとなっています。主治医からは、茶色い色素沈着や肥厚性瘢痕は残らないが色素脱失は起こるだろう。そして、色素脱失は予防も治療もないといわれました。そこで質問ですが、ネットで調べたのですが色素脱失は皮膚の細胞が壊されたことによりメラニンが作られないために起こるのでしょうか?色素沈着にはバイオイルやエンビロンなどビタミンAやE、Cなどの美白化粧品が効果あると言われていますが、色素脱失は何も予防法や改善法はありませんか?日焼け止めと、上記バイオイルやエンビロンを塗布しようと思っていますが、病院でもらったプロペトのような油脂性軟膏の方が傷跡を綺麗にするのにはよろしいのでしょうか?上腕は肥厚性瘢痕になりやすいと書いてあったのですが、たまに掻いてしまうため、保護のためにシリコンジェルシートは貼っても大丈夫ですか?1日2回保湿剤塗布なのでお風呂上がり保湿剤塗布して、貼付して、朝起きてまた1度剥がして保湿剤塗布して貼付すると刺激にはなりませんか?

A19 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
熱傷治癒後の肌に心がけていただきたいのは、保湿と紫外線対策です。
保湿と紫外線対策が出来るなら、材料は何を使っても構いません。
色素沈着はメラニン色素が過剰に産生されたかメラニン色素が真皮層に沈着したために、色素脱失は表皮基底層に存在するメラニン細胞が外傷によって損傷・脱失したために起こります。
プロペトもバイオイルも保湿を目的として塗布するのですが、質感は全く異なるので、生活習慣に合わせて使い易い方をお使いになればよろしいでしょう。
エンビロンはレチノール誘導体を含有するので、熱傷後の特殊な状況とはいえ必要もないでしょうし、幼小児の肌への使用はお勧めしません。
いずれの部位も2週間以内に上皮化が完了しているので肥厚性瘢痕になる可能性は低いと予測しますが、ご自身での掻把を防ぐ目的のためにシリコンジェルシートを使っても問題はありません。
シリコンジェルシートだけでも保湿になるので保湿剤塗布は必要ありませんが、むしろ汗によるかぶれに気を付けてください。
ケアの如何にかかわらず一時的に炎症後の色素沈着が起きることも少なくないのですが、恒久的な色素沈着を防ぐため紫外線対策をしてください。
色素沈着が起きた際、主治医に相談のうえビタミンCなどの美白化粧品をお使いいただいても構いません。
色素脱失が起きても、周辺からメラニン細胞やメラニン色素が入り込んで色素脱失斑が小さくなる可能性がありますし、毛穴に一致した部位のメラニン細胞から色素が供給されていくこともあります。
熱傷は上皮化して治療が終了するのではなく、不便なく生活が出来て、瘢痕や色素沈着・色素脱失などが気にならなくなるまでが一連の治療なのですから、熱傷治療の初期段階から上皮化後を見据えて治療を計画する必要があるので可能な限り専門医にかかることをお勧めするのです。
もちろん今おかかりになっている病院の担当医で構わないのですが、信頼できるとお感じになる医師を主治医として、定期的に経過を診て貰い、気になることは全て主治医にご確認いただき、主治医と二人三脚で気長に治療を続けてください。
Q20 相談者 ニックネーム:ちえみ 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

娘が生後5ヵ月の時にスーパーの袋の中のドライアイスが30秒ほど当たってしまい、火傷をさせてしまいました。すぐに小児科へ行き、アズノールを処方され、ガーゼを巻いて保護して様子を見て下さいと言われました。その後水ぶくれになり、皮がめくれ、1ヵ月ほどかけて治りましたが、白い跡(1平方cm)が3箇所ほど残ってしまいました。
現在8ヵ月になり、傷跡が消えないので近所の皮膚科へ行きましたが、「基本的にはどうにもならない。イボ治療に使う漢方があるから、3ヵ月ほど飲ませて効果がなければ、中止しましょう」という説明のみで、これから傷跡が残るか、薄くなっていくかの見込みすら説明がなく、外科的処置の要否もわからず、ヨクイニンを1日3回服用しています。
ネットなどで、白くなってしまった火傷跡は残ってしまい、自然に治すことは難しいことはわかっていますが、今後少しでも傷跡を目立たなくするには、今から美容外科へ行くべきなのか、それとも赤ちゃんのうちは何もせず、大人になってから美容外科などで治療をするべきか、どうするのがベストなのでしょうか。
その他にも後悔しないよう、今できることは何でも試してみようと考えています。明日からでも市販薬のアットノンや、保湿、日焼け防止に努めたいと思います。

A20 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
健常な肌は、表皮の最深層(基底層)にメラノサイト(メラニン細胞)が存在しメラニン(メラニン色素)を作り出しています。
低温熱傷(Ⅱ度SDB)で白斑が残っているというのは、表皮基底層~真皮浅層までの損傷でメラノサイトが消失した可能性があります。
肌の質感は周辺皮膚と差異は無いが色が白く抜けているだけならば、数年以上の時間をかけて周辺からメラノサイトの侵入があるかもしれませんし、白斑周辺のメラノサイトが作り出したメラニンが白斑部分の表皮細胞に分配されて、肌の色調が緩徐に回復する可能性があります。
白く色ぬけした熱傷瘢痕ならば、特に治療をしないでいた場合多少の変化はあっても大きな改善を望むことは難しいでしょうが、フラクショナルレーザーなどの処置が有効かもしれません。
また、白斑の部位にも依りますが培養表皮移植で色調が改善する可能性もあります。
いずれにしろ、乳幼児に積極的に侵襲的な処置をするだけのメリットは少ないと考える医師・医療機関が多いでしょう。
特に著効が期待できるわけではありませんが通常の保湿クリームなどで構わないので保湿をしておくとよいでしょうし、薬局などで手に入る傷跡ケア商品をお使いになっても構いません。
治療に関しては直ちに治療計画をたてるのではなく、信頼できる形成外科あるいは美容皮膚科を受診して定期的に経過を診て貰い、須年~数十年の長期的な経過の中で適時適当なアドバイスを貰ってください。

Warning: Undefined variable $the_query in /home/woundhealing/www/wp20230330/wp-content/themes/whc2023/category.php on line 177

Warning: Attempt to read property "max_num_pages" on null in /home/woundhealing/www/wp20230330/wp-content/themes/whc2023/category.php on line 177

火傷 一覧に戻る

  • 創傷ケア褥瘡の知識
  • 創傷ケア褥瘡の知識
  • 創傷ケア褥瘡の知識
  • 創傷ケア褥瘡の知識
  • 創傷ケア
  • 褥瘡の知識
  • 創傷ケア
  • 褥瘡の知識

side

ページトップに戻る

ページトップに戻る