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傷の悩み 無料相談
創傷治癒よくある質問
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- Q21 相談者 ニックネーム:もず 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性
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一歳になったばかりの娘が、出来立てのラーメンを引っかけ右腕ほぼ全体的と顎下、胸に2箇所にII度以上の熱傷をしました。火傷直後に服を脱がせて水をかけてしまった為腕の皮は剥がれてしまい、そのまま救急車で30分のところにある救急外来へ。リンデロンを塗ったも思われるくっつきにくいガーゼで覆われて包帯をして帰宅しました。
次の日に皮膚科へ紹介状を持参し来院。その日からは、エキザルベ等を塗ったくっつきにくいガーゼで処置になり、1週間経ちます。熱傷度が浅い部分なのか、胸の小さい箇所と顎下は少し赤みを帯びていますが上皮化している様にも見えますが少しつっぱっているよ様に見えます。
毎日石鹸泡で火傷部分を洗い、エキザルベを塗ったガーゼでの処置も家でする指示の為行っています。まだ腕は血が滲み、赤と白い部分が混在し上皮化していないようです。
エキザルベについては、ネット界隈で良くないという文も見られ、本当にこのままこの治療で良いのか不安でなりません。
ただ、在住の県で湿潤を調べると何軒かありますが、どこもどんな風に治療を進めているか、実績はどうかが分からず、信用できない為受診まで至っておりません。
ちなみに、近くの町医者の方も湿潤療法しているという情報がありましたが、本当に食品用のラップを使用しているとの事で、1歳児にそれでいいのか疑問しか浮かばず、感染症などが怖くて受診してません。
ネットでは湿潤が痛くない、綺麗に治ると言っているのでそちらが良いのか、通院している皮膚科の医師は湿潤は綺麗な傷にする方法で、火傷の傷は綺麗じゃないから向かないと言っていた言葉と、どちらを信じれば良いのでしょうか?
とにかく娘の火傷がほとんど跡やひきつれなどが残らないのであれば、方法は拘ってはいないです。ですが、より良い方法があるのならそちらにすがりたいです。
- A21 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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Ⅱ度SDBは軽症の熱傷、Ⅱ度DDBは重症の熱傷です。
熱傷創面は様々な重症度が混在するのが通常です。
受傷後「1週間」で「少し赤みを帯びていますが上皮化している様にも見え」る部位はⅡ度SDBで、「血が滲み、赤と白い部分が混在し上皮化していない」部位はⅡ度DDBなのでしょう。
また、「1歳」の幼児の「右腕ほぼ全体的と顎下、胸に2箇所」なら、30%前後の熱傷面積でしょうから、軽症の熱傷とは言えません。
治療方針の決定には診察をしての判断が最優先されるべきことを十分にご理解いただいたうえで、以下の一般論をお読みください。
「ラーメンを引っかけ」て受傷した熱傷創は、その後の処置さえ適切なら汚染されることは少ないので「湿潤療法」が適応されます。
ただし、感染創に「湿潤療法」は避けたほうがよいので、自宅での処置に汚染の恐れがある場合(処置に慣れてなかったり、小児の創は安静が保てなかったりするため)は敢えて「湿潤療法」を避ける判断がなされることもあります。
また、感染防御作用、肉芽形成促進作用及び抗炎症作用を期待して「エキザルベ」軟膏を塗布しているのでしょう。
「エキザルベ」軟膏は副腎皮質ステロイド成分を含有するため、熱傷創に塗布して閉鎖療法(=密閉療法)(≒湿潤療法)をすると吸収速度が早められ、ステロイドを全身的投与した場合と同じ副作用が出る可能性があるため、幼児の熱傷に「エキザルベ」軟膏を使うなら湿潤療法は避けるべきです。
先ずは冷静になって、おかかりになっている「皮膚科の医師」に現在の創状態の評価と、今後の治療方針、今後の経過予測を説明して貰ってください。
もちろん、説明を聞いたうえで、不安な点は改めてお尋ねになってください。
また、上皮化完了後に瘢痕の経過を診て貰えるのかも確認したほうがよいでしょう。
熱傷は上皮化して治療が終わるのではなく、上皮化後の瘢痕拘縮が無く、瘢痕が目立たなくなるのが目標なのですから、熱傷創の治療の時点から先を見据えた治療計画をたててくれる医師を主治医とした方がよいかもしれません。
インターネットを使った情報収集で、専門家以外の意見は参考になりません。
熱傷に限らず外傷は、創状態を実際に診察した医師の判断を信頼すべきです。
おかかりになっている医師の意見に不安がある時にほかの医師のセカンドオピニオンを求めても構いませんが、診察なしに具体的なアドバイスは出来ません。
湿潤療法は特別な治療ではないのでホームページなどにわざわざ提示していない施設も少なくありません。
ご心配でしょうから、一度だけでも形成外科を受診してご相談なさることをお勧めします。
- Q22 相談者 ニックネーム:ぽん 患者様(相談対象者) 年齢:無記入 性別:女性
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仕事で熱湯をかぶり背中、腰、お尻にかけての広範囲と左手親指と人差し指にⅡ度の熱傷を負いました。
1日入院した後、形成外科に通院しています。
指の方は水疱を破りワセリンを塗ってドレッシングで保護をする処置をしていただきました。
2週間経ち、もうワセリンも保護もしなくても大丈夫と言われたのですが、皮膚が茶色で硬くテカテカしていて不安です。どちらの指もひきつっていて曲げるのも大変です。痛みや痒みも無くこの硬い皮膚が剥がれそうな気配が無いのですが、保湿しなくて大丈夫なのでしょうか?
- A22 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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ハンドクリームなどでも構わないので、「保湿」をしておいてください。
受傷後「2週間」で上皮化が完了しているので、瘢痕拘縮を起こさない可能性は高いと考えます。
ただし、手指の熱傷は上皮化すればよいのではなく、整容面・機能面の回復が必要なのですから、手の外科を標榜する整形外科や形成外科で一度診ていただくことをお勧めします。
- Q23 相談者 ニックネーム:ケイ 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性
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油で火傷をしまして、赤くピリピリするような焼け跡でしたので、キズパワーパッドを貼りまして5日経ちました(中一回交換しています)
今、患部は薄い新しい皮膚が出来上がっていて、もう体液は出て来ていない様ですが、赤くなっています。触っても痛みはなく、ツルッとしています。
傷跡が残らない様に完治を目指すためにはこの後どうしたらいいのでしょうか? クリームや、患部を覆う必要はありますか? 2x2cmぐらいの火傷跡です。
- A23 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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保湿と紫外線対策が必要です。
Ⅱ度SDBの上皮化後に「傷跡が残らない様に」とお考えならば、直ちに形成外科か皮膚科を受診してください。
- Q24 相談者 ニックネーム:ぴーまん 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性
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9日前に油による浅達性II度の火傷を負いました。
その日のうちに病院にかかり処方されたワセリンを毎日朝晩ぬるま湯で洗った後塗り続けて昨日漸く皮膚が戻ってきました。診察を受けてもう通院はしなくていいと診断されたのですがポツポツと赤いものが傷口に見えます。これは毛穴なのでしょうか?また、偶にまだ少し痛む時があるのですがこれはいい感じで治ってきているということなのでしょうか?石鹸で泡立ててから洗っているのですが少し臭うのも治っている過程なのでしょうか?
- A24 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「油」による熱傷は、受傷時に「油」が表皮の表面を流れ落ちるので、Ⅱ度SDBの深度の熱傷で済むことが少なくありません。
創面に「ポツポツと赤いものが」あって「少し臭う」ならば、完全に上皮化が完了していないのかもしれません。
また、上皮化完了の判断とともに「もう通院はしなくていいと診断された」ということは、熱傷瘢痕や色素沈着まで含めて治療・フォローアップをする病院ではないということなのでしょうから、必ずしも熱傷治療に精通している病院ではないということなのかもしれません。
形成外科を受診して、ご相談なさることをお勧めします。
- Q25 相談者 ニックネーム:きなこ 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性
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やけどの傷跡が、ひざと腕にあります。ひざにあるのは7年前のもので腕にあるのは3年ほど前の傷跡なのですが時間が経過したやけど跡はどういった治療をすればよいのでしょうか。そもそも傷跡を消すことは可能なのでしょうか。病院に通うのも皮膚科なのか形成外科もどちらになるのか教示願います。
- A25 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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瘢痕の部位、大きさ、状態、周囲の皮膚の緊張などで、勧める治療方針は異なります。
ただし、どんな治療をもってしても、目立たない瘢痕にすることは出来ても元の肌に戻すことは出来ません。
形成外科を受診してご相談なさってください。
- Q26 相談者 ニックネーム:かんぷー 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性
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8歳の女児です。一週間前になべの柄に腕をひっかけ汁を腕と足にかけてしまいました。
皮膚科で湿潤療法を受けています。足はよくなりました。腕がよくありません。
一部は受傷直後から皮が剥がれてしまいじくじくしており、今も変わりません。
受傷5日後、シャワーをした時にそこから水が入り、その周りの皮もべろっとはがれてしまいました。
するとそこも同じようにじくじくしているのです。
皮膚科にまた明日行きますが自分がパニック状態です。
いろいろ調べるとかなりひどい状態かと。本人が元気なので少し甘くみていたのかもしれません。大丈夫でしょうか。
- A26 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「皮膚科」の担当医の指示に従ってください。
Ⅱ度熱傷の部位は、「受傷5日後」ならばまだ上皮化が完了する時期ではないので、表皮が「剥がれて」「じくじくして」いる状態でも、熱発と疼痛が無ければ焦らないでください。
また、お子さんが創面を擦らないよう、遊んでいるときに創を汚染しないように気を付けてください。
「皮膚科にまた明日」おかかりになるなら、現在の創状態の評価と今後の治療方針、予測される経過を冷静にお尋ねになるとよいでしょう。
- Q27 相談者 ニックネーム:くろ 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性
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15年前に重度の全身熱傷を負い今では日常生活は普通に出来るまで回復しています。
しかし、更年期のような突然の大量の汗に悩んでおります。(突然大量の汗が止まらなくなる。寝汗がびっしょりなど。)
甲状腺の検査や年齢的な更年期などの検査をして貰っても異常はありませんでした。
やはり広範囲の火傷による皮膚呼吸や、体温調節に異常をきたすことはあるのでしょうか。
精神的な問題もあるかと思いますが(精神科には入院中から通っております。)それ以外の問題もあるような気がします。
何科に相談したらよいのか見解をお願い致します。
- A27 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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身体が広範囲に熱傷瘢痕で覆われている場合、全身から出るはずの汗が健常な部位の肌から発汗して、「突然大量の汗が止まらなく」なったり「寝汗がびっしょり」になったりすることがあるかもしれません。
皮膚科あるいは形成外科で、発汗する部位と発汗しない部位を確認して貰い、瘢痕治療が発汗に有効かどうか相談してください。
「全身熱傷」が大量の発汗に関係しているならば、その症状は熱傷が瘢痕治癒した時点から始まっているはずです。
「熱傷」受傷後「15年」経過して多量の発汗の症状が出現したなら、「熱傷」とは関係なく基礎体温が上昇していると考えられます。
肝機能障害で大量の汗をかくようになることもありますが、やはり女性ホルモンの急激な低下がほてりと汗の原因になっていることが少なくありません。
女性ホルモンの低下ではなく女性ホルモンの急激な変化が大量の発汗の原因になるので、内科あるいは婦人科で再度検査なさってください。
- Q28 相談者 ニックネーム:なな 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性
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2ヶ月ほど前に根性焼きをしてしまい、次の日に形成外科にいきました。リンデロンを塗って被覆材で処置をしばらくしていました。今は茶色い色素沈着で真ん中は赤く少し盛り上がっています。
仮に赤みや色素沈着が今後消えるとしても、治るまで半袖が着れないし、どうしても今丸い跡でなくしたいです。色々調べたら切除して一本の線にするというのがありました。
この手術を今受けたいのですが、可能ですか。
- A28 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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熱傷後色素沈着と肥厚性瘢痕は、受傷後6か月経過するまでに症状が刻々と変化します。
おかかりになった形成外科で、今後の経過予測と治療方針を十分に説明してもらってください。
「切除して一本の線にする」瘢痕形成術は、受傷後6か月以上経過してから適応を検討するのが一般的です。
- Q29 相談者 ニックネーム:愛 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性
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知人が火事で両太ももを中心に上腕等に重度(3度)の火傷を負いました。
皮膚組織の異常の痛みより、歩行はすり足のような形で、ほぼ動けない状態です。皮膚の移植手術は受けたようですが、日常生活が送れるような歩行が出来るのはいつ(何ヶ月)になるのか、また、治療にはどれくらいの期間を要するのか教えてください。
- A29 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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広範囲熱傷は、熱傷部位が関節にかかっているか、熱傷深度が筋層まで達しているか、安静期間のうちに筋力の低下がないか、上皮化後の瘢痕拘縮がないか、などなど、社会復帰までの過程はそれぞれの症例で大きく異なります。
いただいた情報だけでは「日常生活が送れるような歩行が出来るのはいつ(何ヶ月)になるのか、また、治療にはどれくらいの期間を要するのか」についてお答えすることは出来ません。
申し訳ありませんが、主治医にご確認なさってください。
- Q30 相談者 ニックネーム:tmk 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性
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妊娠中に診てもらっていた整体の先生に頂いたお灸を先生の指示の箇所(ふとももの内側・ふくらはぎの外側)に付けたら火傷してお灸の跡が残ってしまいました。2年ほど前の出来事なのですが、その時は馬油を塗れば治ると言われ、塗り続けているのですが、跡は未だに消えません。ズボンをはいていれば見えない箇所なので、日常生活に問題はありませんが、お風呂に入る際にいつもがっかりしたり、婦人科の診察の際に傷のことを言われたりするのが気になっています。今は市販の「アットノン」という薬を塗っているのですが、治す方法はありますでしょうか?また、病院を受診するとしたら何科に行けばよいのでしょうか?
- A30 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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熱傷後の色素沈着は、レーザー照射とハイドロキノンなどの美白剤で徐々に目立たなくなります。
市販される傷痕治療薬は、主にヒアルロン酸とアラントインなどの表皮の新陳代謝を促進し抗炎症作用を主体とした医薬品で、長期的に継続すれば有効である可能性があるとお考えいただくとよいでしょう。
形成外科あるいは美容皮膚科を受診してご相談なさってください。
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