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傷の悩み 無料相談
創傷治癒よくある質問
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- Q41 相談者 ニックネーム:なお 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:男性
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3度のやけどを受傷して治療中です。初期の壊死組織除去にゲーベンクリーム、肉芽形成にアクトシン軟膏を処方されました。
医師の先生からはきちんと説明も受け自分でも納得しています、治療のほうも順調に進んでいます。
ネット上でやけどについて調べると、これらの薬剤を毒だのクズだのと貶している形成外科の先生がいらっしゃいます。
もちろん自分がかかっている先生のことは信頼していますが、このような情報を発信されると不安になる患者も多数いると思います。
- A41 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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世の中にはいろいろな医師がいますが、薬の善し悪しを論ずること自体にはたいした意味がありません。
「壊死組織除去にゲーベンクリーム、肉芽形成にアクトシン軟膏」」が有効なのは確かですし、使用時期と使用法を間違うと弊害があるのも事実です。
大切なのは、薬を十分に理解して、上手に使用することです。
通常、出来るだけ早い治療が有効と判断すれば、専門外の医師でも速やかに治療を開始するものです。
その際行われた治療がその後の専門医の治療の妨げになることがあるため、極端な表現を使って、専門外の知識で漫然と薬を使用することを阻止しようとする医師がいるのです。
特に、熱傷を含めた表皮、真皮の外傷は、広い範囲でなければ生命に直接かかわることが少ないため、これまでは、外傷治療の専門的知識の無いままに一般外科医が治療をして、治療期間が長引いたり、後遺症が残ったりすることもありました。
外傷の専門的知識を一般医にも広めたいという思いが、一部の「形成外科の先生」に、「毒だのクズだのと」いうような過激な表現の「情報を発信」させることに繋がっているのでしょう。
一般の患者さんが「不安に」ならないための対策は、専門医におかかりになって治療方針を説明して貰い、使用する薬の意味と使用法を十分にご理解なさることです。
例えば、意外に思われるかもしれませんが、今おかかりになっている主治医の言葉の中で重要なポイントは、「初期の」という表現なのです。
ゲーベンクリームは漫然と長期的に使用する薬ではありませんし、III度熱傷ならば治療の長期化と後の瘢痕拘縮を防ぐために、保存的治療よりは植皮をした方がよいかもしれません。
薬を含めた治療法の是非を検討するには、専門的あるいは専門に準ずる知識が必要なのです。
熱傷創の部位と状態、仕事や生活環境、治療に対する理解度までを含めて経過を予想して治療方針を検討することが重要なので、どうぞ主治医とよくご相談なさって治療に専念してください。
- Q42 相談者 ニックネーム:ゆうゆ 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性
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40年以上前(3歳のころです)になりますが、熱湯の入ったバケツの中に尻もちをついてはまり腰から下に火傷をおいました。当時、ケロイドは腰の部分と、足は付け根から足首までの後面にあり、腰より足の方がひどく特に両足の膝の後面は火傷の状態も深くひきつれた状態になっていました。
その時にどのような治療で何の薬を使っていたのかは記憶にありません。
現在では、腰の部分はケロイドも肌の色と変わりなく、成長して足の方は大腿部の中間より、ふくらはぎの中間くらいまでの後面にケロイドが残っています。
腰に比べて足のケロイドは赤い部分もあり、膝の後面はひきつれた感じはあります。
当初は膝を曲げることも困難でしたが、4歳で幼稚園に入園する際には改善されていたように思います。幼稚園の2年間はケロイドの部分には常に包帯をまいていました。小学校に入ってからは一切何もしていません。
10歳の時に皮膚移植で権威の先生(お名前はわかりません)に受診しました。夏休みを利用して手術することになり石膏製のギプスを作ったりと準備を進めていましたが、目前で祖母が心筋梗塞で倒れ、手術のお話は頓挫し、結局なにもせず、現在に至っています。
高校時代は陸上競技で全国大会に出るくらい走ることもできました。日常生活でも今日まで何の支障もありません。
20歳のころにアトピー性皮膚炎の悪化で病院に通っていた時に将来皮膚がんになるのではないかということを皮膚科の先生に相談し、火傷の傷痕もみていただきました。植皮したほうがよいかと尋ねると、ケロイドの範囲が広いため、移植する自分の皮膚(例えば太ももの皮膚など)がたくさんいるので、そちらの傷の方が大変になるのでしない方がよいといわれました。その先生が何かの時はみてくださるということで皮膚がんの不安も解消したのですが、その先生も数年前に亡くなられ、以来一度もどこにも受診していません。
やはり、皮膚がんになるのではないか・・ということが心配です。やはり定期的に診察を受けた方がいいのでしょうか?その際は何科を受診すればいいですか?
また、日常生活で気をつけることがあれば教えてください。近年、紫外線のことをよく言われますが、高校時代などは、紫外線で真っ黒になって陸上をしていたことなども気になりますが、そのようなことは影響しますか?植皮をした方がよいのかなども教えてください。
- A42 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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メールから読み取る限り厳密には「ケロイド」ではなく、熱傷後肥厚性瘢痕です。
「膝の後面」に「ひきつれた感じ」があるので、「10歳の時に」「皮膚移植」が計画されたのでしょうが、「高校時代は陸上競技で全国大会に出るくらい走ることもでき」たうえ、
「日常生活でも今日まで何の支障も」ないのですから、拘縮解除の手術は必要なさそうです。
ご心配なさっているのが「皮膚がんになるのではないか」ということですが、熱傷瘢痕から生じる瘢痕癌は、受傷時に深い熱傷潰瘍になって治癒に時間がかかったり、治癒後の瘢痕が繰り返し潰瘍化したりする症例に稀に発症するもので、ご相談頂いた状態ならば、瘢痕癌が発症する可能性は極めて低いと考えます。
また紫外線は細胞のDNAを損傷させ皮膚癌の原因になりうるものですが、それは全ての露出した肌について言えることで、いくら熱傷瘢痕といえど「高校時代」に「紫外線で真っ黒になって」いたことまでを気になさる必要はないでしょう。
整容的な意味で瘢痕切除および植皮手術を検討なさることはよいでしょうが、瘢痕癌を心配して手術までを検討するとすれば考え過ぎとも言えるかもしれません。
気になるならば、形成外科専門医のいる形成外科で、1年に1度程度、定期的に経過を診て貰うと良いでしょう。
- Q43 相談者 ニックネーム:ほたて 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性
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2ヶ月前にガスコンロの火で、鎖骨、右肩から腕の内側の関節あたりまで2度の火傷をし、通院中です。
現在は手のむくみ、水ぶくれはなくなり鎖骨はヒルロイド、肩は、カデックス、腕はゲーベンを毎日病院でふき取り塗りなおしてからガーゼをつけてもらい、夕方自分で{痛みと左手の為綺麗にふき取れないのですが}ふきとり洗い流しクリームをぬり、モイスキンパッドでおおっています。ケロイド予防ににリザベンを服用しています。
最近ひきつりを感じ腕が真上まで上がらない事に不安を感じております。
主治医の先生は出来る範囲でいいですとの事ですが、自分で綺麗にクリームをふき取れない事が治癒を遅らせているのではないか?形成外科を受診したほうがよいのか?なやんでいます。主治医の先生は信頼していますが、どうかアドバイスをお願いします。
- A43 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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診察をしなければ、具体的なアドバイスは出来ませんが、ゲーベンクリームを毎日2回「ふきとり洗い流し」ている処置は、「主治医」が熱傷創を診て判断なさっているのでしょうが、必ずしも必要のない処置かもしれません。
なるべく早い時期に形成外科で相談することをお勧めします。
他院でセカンドオピニオンを求めるのは、「主治医を信頼して」いるかどうかとは、全く次元の違う話で、専門医にセカンドオピニオンを求めたいと主治医に相談しても良い位です。
また、セカンドオピニオンを求める以前に、主治医に治療の手技を指導して貰うだけでなく、
「不安」を持っていることを訴えて現在なさっている治療の意義と必要性を説明して貰っても良いでしょう。
- Q44 相談者 ニックネーム:ミッフィ 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性
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子供が一年前に熱湯で火傷を負い形成外科でお世話になっていました。
今は火傷個所に茶色い縁が残っています。そして、発熱時やお風呂等で体が温まった時に茶色い縁の中が赤くなります。茶色い縁と温まった時に赤くなるのはもう少し経過すれば消失するのでしょうか?
火傷跡は子供の成長と共に、拡大していくのでしょうか?
- A44 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「茶色い縁と温まった時に赤くなるのは」、時間の経過と共に目立たなくなります。
また身体が大きくなるので、「火傷跡は子供の成長と共に、拡大」します。
外傷や熱傷の治療は、上皮化して頻回の通院が必要無くなった時点から、瘢痕を目立たなくさせるための治療に移行するので、特に性急な治療をしないとしても、今後も定期的に「お世話になって」いた「形成外科」で経過を診て貰うとよいでしょう。
- Q45 相談者 ニックネーム:みらい 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性
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子供のやけどの跡について相談したいと思います。
子供は1歳4か月で、味噌汁がかかり前胸部、右前腕をやけどしました。すぐに水で5~10分ほど冷やし様子を見て、次の日に皮膚科を受診しました。
リンデロンVG軟膏を塗り、傷口は良くなりましたが、やけどの跡が残っています。皮膚科の先生は、胸部の跡は残るねと言っていますが・・・どうなのでしょうか?
胸部の傷跡は、3cm×2cmの大きな傷口は赤い状態で乾いてます。あと数か所小さい斑点になっている所は、白くなっています。また白い真中がピンクの状態です。腕のやけどのあとは、薄茶色になり皮がむけてきました。
まだ、小さいので新陳代謝も活発であると思いますが、皮膚再生も無理ですか?
もし、無理であればやけどの跡が薄くなる方法はありませんか?
- A45 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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受傷後2週間を待たずに上皮化しているので、熱傷の程度はII度SDBと考えられ、目立つ瘢痕が残る可能性は少ないでしょう。
軽度の色素脱失や色素沈着は起きるかもしれません。
ビタミンCなどを積極的に摂ると多少は有効かもしれませんが、今は時間の経過を待つのが得策です。
3~6ヶ月程度は、紫外線の予防をしておいてください。
診察をしなければ具体的なアドバイスは出来ないので、お掛かりの皮膚科あるいは形成外科を定期的に受診して、経過を診て貰うと良いでしょう。
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