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傷の悩み 無料相談
創傷治癒よくある質問
- 低温火傷
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- Q1 相談者 ニックネーム:みん 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性
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今年の1月初めに湯たんぽでくるぶしにほど近い脛に低温熱傷を負いました。水疱があっという間に破けてかなり深く皮膚がえぐれてしまいました。
湿潤療法を行っている医者にかかり3度の診断結果でした。壊死してしまった皮膚は切り取り、毎日ぬるま湯で洗いゲンタシン軟膏を塗りズイコウパッドで覆うという処置を半年続けてきた結果、やっと皮膚が被さってきました。
が、ここ最近また滲出液がパッドに付いていて、出来ていた皮膚も所々剥がれおちてしまいました。
質問は深い熱傷の場合私のように新しく出来た皮膚も何度も剥がれおちてしまう事があるのですか?
なるべく優しく洗っていますがそれでも洗い方が悪いのですかね?
剥がれた後は真っ赤で小さなぽつぽつとした感じです。
次の診察まで1か月あるのでこのままの処置で良いのか心配になり質問させていただきました。
- A1 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「浸出液」によるかぶれでしょう。
基本的に「Ⅲ度」熱傷は時間の経過を待っても上皮化は比較的困難で、植皮や皮弁を利用した手術が必要です。
また、「くるぶしにほど近い脛」の「低温熱傷」は、時間をかけて瘢痕治癒を待っても、数十年の期間のうちに皮膚潰瘍を繰り返し、極めて頻度は少ないとはいえ瘢痕癌を発症する可能性も否定できません。
申し訳ありませんが、診察をして詳細を把握しなければ具体的な処置法や治癒後のケア法の案内が出来ないので、一度、形成外科を受診して、「このままの処置で良い」か、セカンドオピニオンをお求めになることをお勧めします。
- Q2 相談者 ニックネーム:しぃちゃん 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性
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10年程前に湯たんぽでスネを低温やけどしました。
最近になり、かゆみと押すと痛みもあります。
皮膚ガンなどにもなることがあるということで心配です。
皮膚ガンの初期症状などあったら、教えてください。
- A2 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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潰瘍を繰り返す状態でなければ、「皮膚ガン」が発症することはありません。
「かゆみ」は乾燥が原因でので、入浴後などに保湿剤をお使いください。
「押すと痛み」がある場合の殆どは、押して痛みが生じるか試す頻度を減らすだけで、痛みが無くなります。
ご心配ならば、ご自身で判断しようとなさらず、形成外科や皮膚科で診察を受けてご相談なさってください。
- Q3 相談者 ニックネーム:寒がりの冷え性 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性
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冬場に暖房の機器が悪いため、椅子に座布団状のヒーターを敷いて座っています。
今年の冬に初めて使い始めたのですが、11月頃から職場でデスクワーク中はずっと使っています。
作業で立ち上がったりするので完全に連続ではありませんが、平日1日5~7時間程度です。
カバーに入れて使っていますが、長時間その上に座ったままでいると、座布団に接するももうらにひりひりと痛みを感じることが時々あり、感じたときにはヒーターを除けていました。これを一冬続けていたところ、ここ1週間ほど、ヒーターを使っていない時(歩いていたり、ヒーター無しで座ったりしているときなど)にも
ももうらがひりひりすることがあり、見た目は少し赤みがある他は特に変化ありません。ヒーターに長く座り過ぎて強い痛みを感じた、等の出来事は無いのですが 低温火傷が起こりうるのでしょうか。
放っておいて時間薬でよいものか、今後悪化する可能性が高くて病院にかかる必要があるでしょうか。
- A3 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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身体の同じ部位に長時間繰り返し温熱が当たることによって、血管の静脈網の拡張と動脈網の緊張が生じます。
また、血管周辺組織にも「低温熱傷」の初期変化が生じているのでしょう。
同じ部位に温熱が当たり続けない様に位置をこまめに変えたり、厚手のブランケットを敷いて大腿を保護したりすれば、時間の経過とともに症状は軽減します。
- Q4 相談者 ニックネーム:T 患者様(相談対象者) 年齢:60代前半 性別:女性
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数年前から足腰に痛みがあり、血流をよくして改善しようとホッカイロ等を使用しています。夏も冷房で冷えるので、めぐりずむでお腹や肩、足腰を温めています。
先日も、めぐりずむ(40度で30分の温熱)を太腿に貼りました。
30分たってはがしたら真っ赤になっていて、 低温やけどが頭をよぎり、検索して、すぐに20分ほど浴室のシャワーで冷やしました。
その後まもなく赤みはなくなりました。
現在で3日たちますが、水ぶくれもなく、見た目は何ともないです。
でも、何ともなくても深部で壊死が起こっていることがあると読みました。
もともと痛みがある場所に貼っているので、ズキズキ、ズキッ、ジンジンといった痛みは前からあり今もあります。やけどの痛みがあっても区別できません。指で押しても痛くありません。
1週間程度、今のままの「見た目の変化なし」「痛みの変化なし」が続けば、 「何でもなかった」と判断して良いものでしょうか?
この状況で深部にダメージがあっても気づかずにいたら、どうなるのでしょうか?
また、目や首にもめぐりずむは使用しています。冬は肌に直接貼るホッカイロも使用してきました。それらも危険なのでしょうか??
- A4 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「40度で30分」、
「はがしたら真っ赤」、
「20分ほど浴室のシャワーで冷やし」、
「まもなく赤みはなくなりました」、
「3日たちますが、水ぶくれもなく、見た目は何ともない」
という情報から、低温熱傷は無いと判断してもよいでしょう。
「肌に直接貼る」タイプのカイロは発熱媒体の鉄粉などの量が少なく薄く作られていて持続時間が短いので比較的安全と考えられますが、血流の良くない下腿や足背、表皮の薄い大腿などに貼る際は十分に気を付けていただいた方がよいでしょう。
- Q5 相談者 ニックネーム:心配性 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性
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2,3年前冬に椅子に座って湯たんぽを足の裏に当てていたところ、低温火傷をしたようです。しばらくの間は、お風呂のお湯やこたつで温まるとチリチリ痛かったのですが、何もしないままで、今は痛みもありません。が、足の裏の皮が厚く感じ、冷えると赤黒くなります。感覚が鈍麻な感じもします。
このまま放っておいても大丈夫でしょうか?
- A5 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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Ⅱ度SDBに相当する「低温熱傷」だったのでしょう。
通常、「放っておいても大丈夫」です。
保湿剤を塗ったり冷やさない様にしたりするなどのケアをしてください。
- Q6 相談者 ニックネーム:M 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:無記入
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5日前、室内で足首を強く捻ってしまい応急処置として保冷剤で冷却しました。72時間はアイシングをとのネット情報で、冷やすと痛みも感じなくなるので頻繁に保冷剤を当てていました。
2日前から保冷剤を当てていた部分5cm×7cmほどが変色し、よく見ると小さな水膨れがあるのにも気づきました。
痛みは特に強くなく、そこからはリンデロンVG軟膏やビーソフテンクリームをぬってワセリンで蓋をして様子見しています(ガーゼ等はなし)が、異変に気づいた日より翌日、翌日より翌々日の方がヒリヒリとした痛みが増して、色も濃くなった気がします。痛みはこたつやお風呂のぬるま湯で温めるととくにヒリヒリします。強い痛みではありませんが、痛みや傷はこれから酷くなっていくのでしょうか…
今事情で病院にかかれず自分で何とかしようとしているのですが、調べても保冷剤による凍傷?の情報が少なく、困っています。
低温やけどとも違うこのようなやけど?について、処置法をご教授ください。
- A6 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「凍傷」です。
「低温やけど」と同様の処置をしてください。
湿潤療法がよいでしょう。
「病院」へ行ってください。
- Q7 相談者 ニックネーム:kodanuki 患者様(相談対象者) 年齢:60代前半 性別:女性
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朝電車の座席に座ってウトウトしてしまったら急に膝裏がヒリヒリ。時間は20分くらいでした。低温火傷でしょうか?降りてから濡れたタオル出冷やしたのですが夜になってもヒリヒリします。赤みはありません。対処法ご指導よろしくお願いいたします。とりあえず紫雲膏をぬりました。
- A7 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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申し訳ありませんが、診察をしなければ具体的な診断もアドバイスも出来ません。
「低温熱傷」ならば、表皮の状態から推測される程度より重症のこともあります。
直ちに形成外科を受診してください。
- Q8 相談者 ニックネーム:クロ 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:男性
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1年ほど前に電気ヒーターを長時間に渡って脚(脛のあたり)に当てていて(1日数時間×1か月程)、やけどするような距離ではなかったのですが、だんだんとヒリヒリするようになってしまいました。
最初は低温やけどだと思っていたのですが、ヒリヒリ感が8ヶ月ほど経過しても全く改善されません。毎日痛いので不安です。
これは治療などによって改善することはあるのでしょうか?
- A8 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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低温熱傷です。
鎮痛剤服用と保湿剤外用で、長期的に時間の経過を待ってください。
局所の麻酔外用薬も痛みのコントロールに有効ですし、シリコンジェルシートなどで保護しておくと痛みは軽減します。
形成外科を受診して経過を診てもらうとよいでしょう。
- Q9 相談者 ニックネーム:デコポン 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性
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3日前に電気アンカを右大腿に当ててうたた寝し、気が付くとヒリヒリしましたが、赤味も無く仕事に行ってしまいました。それからドンドン痛みが増して「低温火傷」だと確信しました。赤味や水疱などの見た目の変化が3日経過するのに全然ありません。なので右大腿部全体が痛む感じで範囲がハッキリしません。しかし痛みが酷く激痛で、市販のイブプロフェンを朝昼夕に内服していますが、全く軽快せず悪化するようです。ズボンの布が擦れるのも痛く、眠れません。低温火傷は数日後に症状が現れる事があると聞きます。これから皮下組織が壊死して皮膚表面が変化するのでしょうか?見た目何とも無い激痛が続く低温火傷は病院を受診した方が良いですか。
- A9 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「電気アンカ」などを直接肌に当てて放置すると、必ずしも高熱でなくとも、表皮や真皮浅層は血流と空気で放熱されますが、真皮浅層より深部の真皮と脂肪層、筋層は蓄熱により低温熱傷を生じることがあります。
肌の表層ほど知覚神経が細かく張り巡らされていないので、熱傷に気付くまで時間がかかります。
「ズボンの布が擦れるのも痛く、眠れ」ないほどの「激痛」が「全く軽快せず悪化するよう」なら、「見た目の変化」が「全然」無くとも表皮熱傷もあるのでしょう。
直ちに形成外科か皮膚科あるいは一般外科を受診してください。
- Q10 相談者 ニックネーム:みーちゃんママ 患者様(相談対象者) 年齢:50代後半 性別:女性
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低温火傷の治療についてお尋ねします。
昔の怪我の後遺症で足が冷えるため、夕方より5時間ほど下肢(下の脛)にカイロを貼りました。寝るときになり肌に触れた部分があり低温火傷をしていることに気づきました。患部は2×3センくらいです。
すぐに水で冷やした後キズパワーパッドに保冷剤を当て一晩過ごしました。
翌日の夜、パッドを剥がしたところ湿潤液が出て大したことがなさそうでしたので、パッドを変えそのまま翌日まで様子を見ました。
丸二日後、湿潤液が増え皮膚の様子が少し赤みを帯びできたため不安になり、
翌日三日後に東京のやけど専門医を受診しました。
湿潤療法はやっておらず、3度の可能性があり、治療薬をテープを付けた独自のものを毎日張り替える様に言われました。
治療には1ヶ月半ほど要し、あとが残るかどうかはやってみないとわからないとのことでした。
湿潤療法で2度程度の小さな火傷は自分でキレイに治していたので少し不安です。
このまま乾燥させていいものでしょうか。
液が出ている間は、キズパワーパッドをはっていた方がいいのかとも思います。
また、ネットで「3度火傷は湿潤療法は無効」との情報も見てどうしていいか悩んでいます。
- A10 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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受傷機転と経過からⅡ度DDBからⅢ度熱傷であるのは明確ですが、低温熱傷は視診で組織損傷の深度を推測することは極めて困難です。
侵襲の程度を見極めるために数日~数週間、感染を起こさないように注意しながら湿潤環境で経過を観ることがあります。
「治療薬をテープを付けた独自のものを毎日張り替える」治療法は、湿潤療法専用に開発された創傷被覆材を使っていないだけで、「治療薬」で創面を湿潤環境に保つ湿潤療法の一法で、熱傷創を「乾燥」させるのが目的ではないでしょう。
低温熱傷は湿潤療法や軟膏療法で治癒することもありますが、壊死組織の除去や植皮などの手術が必要になることも少なくありません。
必要のない手術を回避するため、先ずは組織損傷部位を明確にすることが大切です。
感染を合併しなければ、「液が出ている間は、キズパワーパッドをはって」いてもよいのですが、浸出液が多いと周辺組織が被れてしまうかもしれません。
担当医に治療方針をご確認いただき、不安を解消して治療なさってください。
自宅で処置をするように患者さんに指示をするときに、処置法を具体的に詳細に指導しない施設は外傷や熱傷の専門施設とは言えないかもしれません。
また患者さんは、指示を受けて帰るだけでなく、処置内容の根拠まで含めご自身の疑問点を担当医に直接お訊きになってご確認なさるべきです。
低温熱傷の治療は比較的長期間にわたるうえ、必ず瘢痕が残るので、ご自身が信頼できるとお感じになる医師のもとで治療することが大切と考えます。
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