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創傷治癒よくある質問

  1. 低温火傷
  1. 下肢
Q1 相談者 ニックネーム:T 患者様(相談対象者) 年齢:60代前半 性別:女性

数年前から足腰に痛みがあり、血流をよくして改善しようとホッカイロ等を使用しています。夏も冷房で冷えるので、めぐりずむでお腹や肩、足腰を温めています。
先日も、めぐりずむ(40度で30分の温熱)を太腿に貼りました。
30分たってはがしたら真っ赤になっていて、 低温やけどが頭をよぎり、検索して、すぐに20分ほど浴室のシャワーで冷やしました。
その後まもなく赤みはなくなりました。
現在で3日たちますが、水ぶくれもなく、見た目は何ともないです。
でも、何ともなくても深部で壊死が起こっていることがあると読みました。
もともと痛みがある場所に貼っているので、ズキズキ、ズキッ、ジンジンといった痛みは前からあり今もあります。やけどの痛みがあっても区別できません。指で押しても痛くありません。
1週間程度、今のままの「見た目の変化なし」「痛みの変化なし」が続けば、 「何でもなかった」と判断して良いものでしょうか?
この状況で深部にダメージがあっても気づかずにいたら、どうなるのでしょうか?
また、目や首にもめぐりずむは使用しています。冬は肌に直接貼るホッカイロも使用してきました。それらも危険なのでしょうか??

A1 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「40度で30分」、
「はがしたら真っ赤」、
「20分ほど浴室のシャワーで冷やし」、
「まもなく赤みはなくなりました」、
「3日たちますが、水ぶくれもなく、見た目は何ともない」
という情報から、低温熱傷は無いと判断してもよいでしょう。
「肌に直接貼る」タイプのカイロは発熱媒体の鉄粉などの量が少なく薄く作られていて持続時間が短いので比較的安全と考えられますが、血流の良くない下腿や足背、表皮の薄い大腿などに貼る際は十分に気を付けていただいた方がよいでしょう。
Q2 相談者 ニックネーム:心配性 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

2,3年前冬に椅子に座って湯たんぽを足の裏に当てていたところ、低温火傷をしたようです。しばらくの間は、お風呂のお湯やこたつで温まるとチリチリ痛かったのですが、何もしないままで、今は痛みもありません。が、足の裏の皮が厚く感じ、冷えると赤黒くなります。感覚が鈍麻な感じもします。
このまま放っておいても大丈夫でしょうか?

A2 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
Ⅱ度SDBに相当する「低温熱傷」だったのでしょう。
通常、「放っておいても大丈夫」です。
保湿剤を塗ったり冷やさない様にしたりするなどのケアをしてください。
Q3 相談者 ニックネーム:M 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:無記入

5日前、室内で足首を強く捻ってしまい応急処置として保冷剤で冷却しました。72時間はアイシングをとのネット情報で、冷やすと痛みも感じなくなるので頻繁に保冷剤を当てていました。
2日前から保冷剤を当てていた部分5cm×7cmほどが変色し、よく見ると小さな水膨れがあるのにも気づきました。
痛みは特に強くなく、そこからはリンデロンVG軟膏やビーソフテンクリームをぬってワセリンで蓋をして様子見しています(ガーゼ等はなし)

が、異変に気づいた日より翌日、翌日より翌々日の方がヒリヒリとした痛みが増して、色も濃くなった気がします。痛みはこたつやお風呂のぬるま湯で温めるととくにヒリヒリします。強い痛みではありませんが、痛みや傷はこれから酷くなっていくのでしょうか…

今事情で病院にかかれず自分で何とかしようとしているのですが、調べても保冷剤による凍傷?の情報が少なく、困っています。
低温やけどとも違うこのようなやけど?について、処置法をご教授ください。

A3 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「凍傷」です。
「低温やけど」と同様の処置をしてください。
湿潤療法がよいでしょう。
「病院」へ行ってください。
Q4 相談者 ニックネーム:kodanuki 患者様(相談対象者) 年齢:60代前半 性別:女性

朝電車の座席に座ってウトウトしてしまったら急に膝裏がヒリヒリ。時間は20分くらいでした。低温火傷でしょうか?降りてから濡れたタオル出冷やしたのですが夜になってもヒリヒリします。赤みはありません。対処法ご指導よろしくお願いいたします。とりあえず紫雲膏をぬりました。

A4 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
申し訳ありませんが、診察をしなければ具体的な診断もアドバイスも出来ません。
「低温熱傷」ならば、表皮の状態から推測される程度より重症のこともあります。
直ちに形成外科を受診してください。
Q5 相談者 ニックネーム:クロ 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:男性

1年ほど前に電気ヒーターを長時間に渡って脚(脛のあたり)に当てていて(1日数時間×1か月程)、やけどするような距離ではなかったのですが、だんだんとヒリヒリするようになってしまいました。
最初は低温やけどだと思っていたのですが、ヒリヒリ感が8ヶ月ほど経過しても全く改善されません。毎日痛いので不安です。
これは治療などによって改善することはあるのでしょうか?

A5 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
低温熱傷です。
鎮痛剤服用と保湿剤外用で、長期的に時間の経過を待ってください。
局所の麻酔外用薬も痛みのコントロールに有効ですし、シリコンジェルシートなどで保護しておくと痛みは軽減します。
形成外科を受診して経過を診てもらうとよいでしょう。
Q6 相談者 ニックネーム:デコポン 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

3日前に電気アンカを右大腿に当ててうたた寝し、気が付くとヒリヒリしましたが、赤味も無く仕事に行ってしまいました。それからドンドン痛みが増して「低温火傷」だと確信しました。赤味や水疱などの見た目の変化が3日経過するのに全然ありません。なので右大腿部全体が痛む感じで範囲がハッキリしません。しかし痛みが酷く激痛で、市販のイブプロフェンを朝昼夕に内服していますが、全く軽快せず悪化するようです。ズボンの布が擦れるのも痛く、眠れません。低温火傷は数日後に症状が現れる事があると聞きます。これから皮下組織が壊死して皮膚表面が変化するのでしょうか?見た目何とも無い激痛が続く低温火傷は病院を受診した方が良いですか。

A6 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「電気アンカ」などを直接肌に当てて放置すると、必ずしも高熱でなくとも、表皮や真皮浅層は血流と空気で放熱されますが、真皮浅層より深部の真皮と脂肪層、筋層は蓄熱により低温熱傷を生じることがあります。
肌の表層ほど知覚神経が細かく張り巡らされていないので、熱傷に気付くまで時間がかかります。
「ズボンの布が擦れるのも痛く、眠れ」ないほどの「激痛」が「全く軽快せず悪化するよう」なら、「見た目の変化」が「全然」無くとも表皮熱傷もあるのでしょう。
直ちに形成外科か皮膚科あるいは一般外科を受診してください。
Q7 相談者 ニックネーム:みーちゃんママ 患者様(相談対象者) 年齢:50代後半 性別:女性

低温火傷の治療についてお尋ねします。
昔の怪我の後遺症で足が冷えるため、夕方より5時間ほど下肢(下の脛)にカイロを貼りました。寝るときになり肌に触れた部分があり低温火傷をしていることに気づきました。患部は2×3センくらいです。
すぐに水で冷やした後キズパワーパッドに保冷剤を当て一晩過ごしました。
翌日の夜、パッドを剥がしたところ湿潤液が出て大したことがなさそうでしたので、パッドを変えそのまま翌日まで様子を見ました。
丸二日後、湿潤液が増え皮膚の様子が少し赤みを帯びできたため不安になり、
翌日三日後に東京のやけど専門医を受診しました。
湿潤療法はやっておらず、3度の可能性があり、治療薬をテープを付けた独自のものを毎日張り替える様に言われました。
治療には1ヶ月半ほど要し、あとが残るかどうかはやってみないとわからないとのことでした。
湿潤療法で2度程度の小さな火傷は自分でキレイに治していたので少し不安です。
このまま乾燥させていいものでしょうか。
液が出ている間は、キズパワーパッドをはっていた方がいいのかとも思います。
また、ネットで「3度火傷は湿潤療法は無効」との情報も見てどうしていいか悩んでいます。

A7 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
受傷機転と経過からⅡ度DDBからⅢ度熱傷であるのは明確ですが、低温熱傷は視診で組織損傷の深度を推測することは極めて困難です。
侵襲の程度を見極めるために数日~数週間、感染を起こさないように注意しながら湿潤環境で経過を観ることがあります。
「治療薬をテープを付けた独自のものを毎日張り替える」治療法は、湿潤療法専用に開発された創傷被覆材を使っていないだけで、「治療薬」で創面を湿潤環境に保つ湿潤療法の一法で、熱傷創を「乾燥」させるのが目的ではないでしょう。
低温熱傷は湿潤療法や軟膏療法で治癒することもありますが、壊死組織の除去や植皮などの手術が必要になることも少なくありません。
必要のない手術を回避するため、先ずは組織損傷部位を明確にすることが大切です。
感染を合併しなければ、「液が出ている間は、キズパワーパッドをはって」いてもよいのですが、浸出液が多いと周辺組織が被れてしまうかもしれません。
担当医に治療方針をご確認いただき、不安を解消して治療なさってください。

自宅で処置をするように患者さんに指示をするときに、処置法を具体的に詳細に指導しない施設は外傷や熱傷の専門施設とは言えないかもしれません。
また患者さんは、指示を受けて帰るだけでなく、処置内容の根拠まで含めご自身の疑問点を担当医に直接お訊きになってご確認なさるべきです。
低温熱傷の治療は比較的長期間にわたるうえ、必ず瘢痕が残るので、ご自身が信頼できるとお感じになる医師のもとで治療することが大切と考えます。
Q8 相談者 ニックネーム:ごまだんご 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

今月初めに寝ている間に充電器のACアダプターの熱で右足の脛のあたりを直径2センチほど火傷しました。
初日は赤みがあるだけだったので、市販の塗り薬と絆創膏で様子を見ていると次の日には傷口が大きな水ぶくれになっており、患部の周りも赤く腫れて熱を持っていました。
水ぶくれを潰さない方がいいと知識が無かった私はその日に水を抜いてキズパワーパッドをはりました。
しかし翌日に体液がもれ出してしまい、はり替えることにしたのですがその時に傷口に残っていた皮が一緒に剥がれてしまいました。
もう一日キズパワーパッドで様子を見て、その翌日から毎日お風呂で傷口を洗い乾燥させて塗り薬(紫雲膏)と絆創膏という処置を繰り返しているのですが、今日は患部が縁をなぞるように白っぽく腫れており、傷口が痛みます。
仕事中も突然痛む時があります。これまでは仕事中以外はあまり痛みませんでした。仕事はレストランスタッフなので立ち仕事です。皮膚科に行くにしても仕事を休めません。
この処置で火傷は治せるのでしょうか。
間違っているのであれば家庭でできる正しい対処を教えて頂けないでしょうか。

A8 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
低温熱傷は皮下深部まで熱ダメージが到達しているため、受傷時の印象よりも重症の熱傷であることが少なくありません。
現在の状態は創感染を起こしている可能性がありますし、放っておくと感染が皮下で広範囲に広がってしまうことも起こりえます。
直ちに形成外科を受診してください。
どうしても自宅でケアを続けなければいけないというなら、先ず、赤み、腫れ、痛み、熱感という感染兆候が全くないことを確認してください。
創部は「お風呂」の湯舟に浸けずに、シャワーで洗うだけにしてください。
石鹸を使っても構いません。
シャワーの後、洗濯したてのタオルや清潔なティッシュなどで創部を軽く拭くだけにして、創部は「乾燥させ」ないで湿潤療法を毎日継続して、なるべく早く形成外科を受診するようにしてください。
Q9 相談者 ニックネーム:せんと 患者様(相談対象者) 年齢:10代前半 性別:男性

3年程前にふくらはぎに低温やけどを負ってしまいました。1ヶ月ほど前に形成外科を受診したのですが。成長期だから切除縫縮手術はおすすめしないと言われました。大きさは2cm2cmです。何故成長期だからおすすめされないのですか?形成外科を受診するなら東京ではどこが良いですか教えて下さい。

A9 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
瘢痕の切除縫縮手術後に縫合線を開く方向に緊張がかかると、瘢痕が幅広いものになってしまいます。
「成長期」の「ふくらはぎ」はもともと皮膚がピンと張って縫縮するだけの余裕が無いことが多く、縫縮したとしても成長が速ければ瘢痕が幅広くなる可能性があるでしょうし、運動量が多い時期なので瘢痕の局所安静が保ちにくいと考えるのが一般的でしょう。
直ちに手術をすることをお勧めされなかった理由は、せっかく手術をするなら瘢痕が最も目立たなくなる条件を検討しましょうということではないでしょうか。
Q10 相談者 ニックネーム:こころ 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

足首から下の外側と内側の色が違います。
外側が日焼けしたみたいになっています。黒と白というほどの色の差はありませんが、色が違います。
足元にヒーターをおいて仕事をしています。半年ぐらいこの状態です。夏の間に色は戻っていたのですが、段々と戻らなくなってきました。これも低温やけどなのでしょうか。水ぶくれや痛みなどはありません。
市販の薬かなにかおすすめのものはありますか。

A10 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
末梢血管の拡張あるいは新生血管により、「足首から下」の「外側が日焼けしたみたい」に見えるのではないでしょうか。
「日焼けしたみたいになって」いる「足首から下の外側」を指で押すと白くなり、離したときに周辺から速やかに色味が戻ってくるようなら、長期間「足元にヒーターをおいて仕事」をしているため末梢血管網に左右差が生じてしまったと考えられます。
指で押しても色調に変化が無く放しても変わらないなら、「足首から下の外側」の組織に色素沈着が起きている可能性があります。
指で押した跡が凹んだまま戻らなければ、浮腫みが生じています。
診察をしなければ詳細が把握できないので、形成外科か血管外科を受診して診断をしてもらい具体的なアドバイスを貰ってください。

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