傷の悩み 無料相談

創傷治癒よくある質問

  1. 子どものけが(転んだ・ぶつかった・切ったなど)
Q1 相談者 ニックネーム:ひなた 患者様(相談対象者) 年齢:3歳8か月 性別:女性

2歳半の頃、椅子に座っていた私の膝から落ちてしまい、隣にあったソファに左瞼をぶつけてしまいました。少し血が出ましたが傷自体は深くなく切り傷ではありませんでした。おそらく摩擦傷のようになっており、1年以上経った今でも茶色く傷跡が残っています。眼科に行きましたが、眼には問題なく、1年以上経っても傷が残っているということはもう消えないだろうと言われショックでした。日焼け止めは夏場は塗るようにしていたのですが、、。傷跡を薄くする方法はありますでしょうか?

A1 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
外傷後色素沈着でしょうが、炎症後色素沈着の遷延、ヘモジデリン沈着などの鑑別が必要です。
全く無くなることは無くても年単位の時間の経過に伴い徐々に薄くなります。
眼瞼のマッサージや外用は、眼球を押すなど眼球や心血管系への影響が起きることがあるので、自己判断での不用意なケアはなさらないで下さい。
形成外科で経過を診てもらってください。
Q2 相談者 ニックネーム:ミ 患者様(相談対象者) 年齢:3歳6か月 性別:男性

3歳半年の息子はストライダーに乗り 二人で散歩していました。
傾斜約20° 40メートル程の坂道を下り 停まることができず、溝に車輪を取られ
転倒さしてしまいました。
ヘルメットを被っていたため、頭部に外傷は 見られませんが、左のおでこから口元まで 擦り傷が入ってしまいました
おでこ、眉上、目尻部の傷が真皮まで 達しているか定かではありません
傷など残ってしまうのでしょうか

A2 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
直ちに創を水道水で洗って、砂などの異物を完全に除去してください。
湿潤療法の適応ですが、擦過傷の部位や面積によっては湿潤療法専用の創傷被覆材を上手く貼れないかもしれません。
真皮まで到達している創なら瘢痕や色素沈着が残ることもあるので、直ちに形成外科を受診して、ご自宅でのケアの仕方を具体的に指導して貰うことをお勧めします。
また、上皮化後少なくとも3か月程度の期間、紫外線対策をしていただいた方がよいと考えますが、紫外線対策の具体的な方法も形成外科でアドバイスを求めてください。
Q3 相談者 ニックネーム:si 患者様(相談対象者) 年齢:9か月 性別:男性

生後8ヶ月ごろに、つかまり立ちをしていて棚に置いていた額縁が落ちてきて、額縁の角がおでこに刺さるように落ちてきました。
血が滲んだ程度で出血はあまりなく、瘡蓋ができ、きれいに治ったと思ったのですが、2〜3週間たって、傷跡が凹んでいることに気づきました。
パッと見た感じはあまりわからないのですが、見上げるようにおでこに力が入ると、小さい穴のように凹んでいるのが分かります。
傷跡はほんと少し茶色くなっていて、触ると小さいしこりのようなものができています。
別件で皮膚科にかかった際にみてもらい、跡が残るだろうとのことでした。
形成外科の受診を考えているのですが、今できることは何かあるのでしょうか。
また、傷跡の茶色いのも気になりますが、特に凹んだ穴が治ればいいなと思っているのですが、治りますでしょうか。

A3 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
皮下組織の癒着があるため、上方視したときに前頭筋の収縮により額の皮膚が「凹んで」しまうのでしょう。
受傷後から3~6か月までは瘢痕が「しこり」として触れるでしょうが、それ以降は時間の経過とともにゆっくりと軟らかくなるのが通常です。
「しこり」を軟らかくしたり癒着を剥がしたりするのにマッサージが有効な場合もありますが、乳児期の外傷は特に積極的なケアをしなくとも成長して目立たなくなることも少なくありません。
おかかりになった「皮膚科」の先生が外傷や瘢痕にどの程度詳しいかもどんな説明をしてくださったかも判らないので、直ちに治療をするということでなくとも、早期に「形成外科」を受診して瘢痕の経過を定期的に診てもらい、適時、適当なケア法を指導して貰うことをお勧めします。
Q4 相談者 ニックネーム:りりりりん 患者様(相談対象者) 年齢:1歳7か月 性別:男性

1歳7ヶ月の男児です。
浴室内で転倒した際、左瞼(目尻)に1.5cm×0.8cmほどの割創を負ってしまいました。すぐに抱き起こすとボタボタと出血しておりびっくりし、気が動転し、急いで洗い流してタオルで止血を試みましたが、なかなか止まりませんでした。
上の子の洗髪をしていたので実際には見ていないのですが、私が座っている浴室内用の椅子以外何もないので、もしかしたら自分の爪で受傷したと推測しています。
すぐに近医の救急外来を受診したところ、当直の消化器外科の先生が対応して下さいました。傷口を洗い流した後、傷口を見て先生は「テープ固定するのもいいけど、傷が深いし僕には縫合の必要があると思う。僕がしてもいいけど綺麗さを求めるなら形成外科がいいと思う。当院には形成外科はないから○病院にかかった方がいいと思う。お母さんが希望するなら、○病院に対応してもらえるか聞いてみる?」と言ってくださり、血液が服につかないようにガーゼを貼った後、すぐに○病院に電話して対応できるか確認し、子どもの状況を説明した上、紹介状まで持たせてくれました。
○病院での待ち時間がかなりあったので、その間に出血は止まっており、診察していただいた時には受傷してから2時間以上経過しておりました。
○病院の形成外科の若い先生が、指導者の先生の指導の下縫合し、その上から眼軟膏を塗布し絆創膏を貼ってくれました。1週間後の抜歯予定日まで、家でも乾燥防止に1日2回眼軟膏を塗布し、ガーゼまたは絆創膏を当てるように指導と、感染予防で抗生物質の処方がありました。
医師から予後について「ケロイド体質でなければ、線上の跡が残る。長さは傷と同じくらいで太さはわからない。二重の目尻側は傷の方のラインになってガタガタになるかもしれない」と言われました。
傷が全くない元の綺麗な状態になるとは思っていませんが、どのくらい綺麗になるのでしょうか?目立たないくらいまで綺麗になって欲しいという希望があります。
抜糸までに何か少しでもできることはありますか?
抜糸後は日焼け対策やテープ固定が必要になってくるのかと推察していますが、日焼け対策は市販の日焼け止めを抜糸直後から使用していいのでしょうか?それともUVカットのテープで覆うのでしょうか?テープはどのような物が効果的でしょうか?
少しでも目を離したこと、すぐに形成外科のある病院を受診しなかったこと、爪を短く切っていなかったことなどとても後悔しています。
少しでも傷跡が薄く目立たなくなり、将来子どもが傷を気にしなくて済むように、今できることがあればお伺いしたいです。

A4 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「1歳7か月」のお子さんが「浴室内」で「転倒」して、「目尻」の辺りから「ボタボタと出血して」「タオルで止血を試みましたが、なかなか止」まらなかったなら、真皮層以上の深さまで達した外傷でしょうから、「自分の爪で受傷した」切創ではなく「転倒」して「浴室内用の椅子」か浴槽か壁や床などで打撲したための「割創」でしょう。
「受傷してから2時間以上経過して」いても、縫合するまでの時間として長過ぎたということはありません。
「割創」の創縁は皮膚が多少なりとも挫滅されているので鋭利な刃物による切創と比較すると瘢痕は残りやすいと言えますが、「形成外科」の「医師」の「線上の跡が残る。長さは傷と同じくらいで太さはわからない」という言葉は、傷跡はゼロにはならないということを強調しただけでしょう。
また、「二重の目尻側は傷の方のラインになってガタガタになるかもしれない」という言葉も、重瞼ラインの左右差が生じる可能性が無いとは言い切れないという内容と考えます。
上眼瞼の裂傷でなく「目尻」の外傷なら、将来的に重瞼ラインの不整が残ることは、通常はありません。
「抜糸まで」は「形成外科」で指示されたとおりにしてください。
「形成外科」の「担当医」は抜糸をして治療終了ではなく、抜糸後のケアの仕方も含め、瘢痕が目立たなくなるまで適時アドバイスをしてくれるはずです。
「少しでも傷跡が薄く目立たなくなり、将来子どもが傷を気にしなくて済むように」と望むお気持ちは十分に理解いたします。
だからこそ、「形成外科」の主治医を決めて、定期的に診察をしてもらい具体的な指示を求めてください。
Q5 相談者 ニックネーム:はち 患者様(相談対象者) 年齢:5歳7か月 性別:女性

テレビ台にぶつかって眉毛よりの眉間付近を7針縫いました。昨日、抜糸したんですが、ガーゼしか当てていません。ケロイド防止にテープを貼ったほうがいいですか?

A5 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「眉間付近」の「抜糸」をした後に「ガーゼ」を「当て」る処置をなさって、瘢痕を目立たなくするためのアドバイスをいただけてないならば、お子さんの顔の外傷治療に長けている病院ではなさそうです。
「テレビ台にぶつかって」受傷した割創は創縁の挫滅があるので、瘢痕が残りやすいものです。
お子さんの「眉間付近」の瘢痕をなるべく目立たないものにする為に自宅でケアをした方がよいかどうか、申し訳ありませんが、情報が少なすぎて、診察をしなければ具体的な回答が出来ません。
瘢痕の向きによってテープの貼り方もことなるうえ、テープが眉にかかればテープの貼り替えで眉を抜いてしまうこともあるでしょう。
また、瘢痕部に緊張がかかるようでなければ、数年の経過で比較すれば、テープを貼っても貼っていなくても大きな差はないでしょう。
一度、形成外科で診てもらって、自宅ケアの具体的なアドバイスを貰ってください。
Q6 相談者 ニックネーム:ポポラス 患者様(相談対象者) 年齢:1歳 性別:女性

11ヶ月後半の時に、椅子から落ちて窓のサッシに顔をぶつけました。
左眉毛のすぐ上に切り傷、左ほっぺたに2本線の赤い跡ができました。
ほっぺたの跡は1週間ほどで消えました。しかし、一月経った今、切り傷の方は、かさぶたになって取れた後も薄い紫色(近くで見るとピンク色)の跡が残り、触ると盛り上がっています。
これはきれいに治らないのでしょうか?
当時はただの傷だと思い、受診せずに自然放置していました。(傷の時はなるべく触らずにいましたが、お風呂では洗顔時に泡がついたり、お風呂上がりに保湿剤がついたりしていました。)
きれいに治したい場合、今からでも形成外科またはかかりつけの小児科を受診した方がいいでしょうか?

A6 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
受傷時に創縁と創縁を隙間なくぴたりと寄せて固定しておくべきでした。
盛り上がったピンク色は、肥厚性瘢痕でしょう。
受傷から3か月程度は赤い時期で、6か月に向けて色調は落ち着いていきます。
乳児の外傷後の瘢痕は、時間の経過と顔の成長に伴い目立たなくなることが少なくありません。
なるべく目立たなくしたいとお考えならば、形成外科で瘢痕の状態を診てもらい、自宅でのケアが必要か具体的なアドバイスを貰ってください。
Q7 相談者 ニックネーム:タバスコ 患者様(相談対象者) 年齢:1歳2か月 性別:女性

階段の踊り場から、最初の階段を上がる際につまづいて転んでしまい、おでこ部分が階段の角(金属部分)にぶつかり、激しく強打しました。

症状としては青アザ、たんこぶ、1cm程度の擦り傷です。現在、擦り傷は治り、たんこぶは引き始め、また青アザも少しずつ小さく、黄色に変色しつつあります。この間ら体調に何か異常は感じられず、いつも通りの感じで、特に嘔吐や発熱等の現症もありません。

ですが、ぶつけた箇所が少し凹んでいます。特に上目遣いや、おでこに力が入った表情になると、該当箇所が少し凹みます。また少し黒ずんでいるようにも見えます(但し、アザにも見えます)。

この凹みは時間の経過とともに回復するのでしょうか。また黒ずんだ影のようなものがある場合、消えるのでしょうか。家庭で何かしらの対応(UV、マッサージ、絆創膏、軟膏的な塗り薬)が必要でしょうか。また形成外科を受診し、考専門医のご見解を伺った方が良いでしょうか。

なお、丁度旅行中の出来事であり、土日を挟んだことや、この間特に体調に異常が見られなかったことから、病院はまだ受診していません(形成外科の受診を検討中です)。先に小児科を受診した方が良いかどうかも、合わせてお伺い致します。

A7 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
小児科受診は必要ないでしょう。
放置しておくと「凹み」は多少なりとも残る可能性が高いと考えます。
マッサージが有効な場合もありますが、自宅でマッサージを開始するタイミングは瘢痕の状態を診て決定する必要があります。
形成外科を受診してご相談なさってください。
Q8 相談者 ニックネーム:ゆー 患者様(相談対象者) 年齢:7歳 性別:男性

子どもが自転車で転んでハンドルが顔に当たり鼻の横辺りをぶつけました。軽い擦り傷と内出血と腫れが有ります。一晩して、腫れが少し広かった気もしています。痛みは引いたようですが瞼を押すと痛いと言ってます。病院を受診した方がいいでしょうか?何科に行ったら良いのでしょうか?

A8 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
顔面骨の異常がないか確認するため、形成外科を受診してください。
瞼は押してはいけません。
眼窩底骨折があれば、眼球の運動制限を起こしてしまうかもしれません。
また、眼球の圧迫で徐脈になり、危険な場合があります。
Q9 相談者 ニックネーム:ニックネーム = えり 患者様(相談対象者) 年齢:7歳 性別:女性

抜糸後の瘡蓋をどうすればいいか悩んでいます。

こどもがおでこを怪我してしまい、救急を受診し、縫合しました。抜糸の時と事後経過を診てもらうために耳鼻科(救急の時担当してくれたのが耳鼻科の先生)を二回受診しました。
特に軟膏等が処方されることもなく、『毎日ガーゼ(または絆創膏)を取り替えてね』ということでそのようにしていたのですが、抜糸の後にカサブタができてしまいました。
事後経過を診てもらう時も『カサブタあるから傷の状態がわからないけど多分大丈夫』と言われそのまま通院は終了になりました。

カサブタの上から絆創膏をはりつづけてもいいのでしょうか?

A9 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
入浴時などに洗顔すれば、瘡蓋は自然に剥がれ落ちるでしょう。
瘡蓋が剥がれた後は、形成外科を受診して創状態を診てもらい、瘢痕が残らないよう正しいアドバイスを貰ってください。
申し訳ありませんが、頂いた情報が少ないため、具体的な処置法のアドバイスが出来ません。
瘡蓋は、順調な創治癒を阻害する因子です。
縫合創は湿潤環境で治療することをお勧めします。
Q10 相談者 ニックネーム:だいふく 患者様(相談対象者) 年齢:2歳 性別:男性

2日前の夜に2歳の息子がおでこを切り、昨日形成外科で5針縫いました。傷は綺麗だけど小さい子だから毎日受診するよう言われましたが、小さい子供を2人連れて毎日病院に行くのは大変です。毎日受診が必要なものでしょうか?
また、抜糸するまでは絶対濡らさないでと言われました。かえって綺麗に洗ったほうがいいという意見もありますが、濡らさないほうがいいのでしょうか。

A10 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
診察・治療をした「形成外科」担当医は「毎日受診」した方が早く治る、あるいはきれいに治ると判断して「毎日受診」を指示したのでしょう。
また、「毎日受診」して3~4日で「抜糸する」ことを前提に、自宅でケアをすることで「2歳」の子供が自身で創傷被覆材を剥がして縫合部を触るようになるかもしれないと推測して「抜糸するまでは絶対濡らさないで」という言葉になったのかもしれません。
担当医の言葉の真意が分からないので、ご質問に具体的回答することが出来ません。
おそらく、担当医の言葉通りになさっても、ご自身で洗っても、半年~2年後には瘢痕の状態に違いは無いと考えます。

私が診察・治療するなら、2歳のお子さんの額の切創は、保護者が少しでもが瘢痕が目立たなくなる治療を望むかを確認したうえで、皮下縫合をして、表皮を緩く縫うか外科用テープで固定します。
抜糸は翌日~4日目までの期間に終了するので、受診の頻度や自宅ケアをしていただくかどうかは、保護者と相談して決定します。
感染の可能性が極めて低い外傷と判断しても、感染を起こしていないという確認をさせて利他抱きたいので、できるなら翌日だけは縫合創を診たいと保護者にお願いします。
縫合翌日の受診の際に、以降はご自宅で処置をしていただくので、入浴時に普通に洗って消毒をせずに湿潤療法専用の創傷被覆材を貼っていただくよう口頭で指導すると同時に、実際にやって見せます。
どうしても翌日来院が出来ないという場合は、縫合当日に口頭で翌日からの自宅ケアを指導しますが、その際は、赤みや腫れ、局所熱感、疼痛の増強という感染兆候のいずれかが生じたら直ちに受診するよう厳しくし申し伝えます。
顔を怪我したお子さんの保護者は、受傷当日や縫合当日は動揺して自宅ケア法を冷静に覚えて帰ることが出来ないことも少なくありません。
したがって、私のように治療方針を保護者と相談するのではなく、わかりやすく指示だけを出す医師もいるのです。
提示される治療法にわからない点があれば、おかかりになっている病院で担当する医師に直接お尋ねください。

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