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創傷治癒よくある質問

  1. 子どものけが(転んだ・ぶつかった・切ったなど)
Q1 相談者 ニックネーム:にゃん 患者様(相談対象者) 年齢:3歳10か月 性別:男性

息子が顔をコンクリートに顔を転んでぶつけて傷ができ4針縫いました。形成外科にかかりました。診断名は不明です。場所は目のはしから下た2センチ程下で横に2センチほど縫ってまっすぐではなくつの字になっています。
1週間後に抜糸をし、すぐに、ボアテープ治療にらなりました。抜糸後1週間後に張り替えましたがはがすのが非常に痛そうで傷も赤く、傷跡に幅があるように感じています。ボアテープはまだ早いのかと傷跡をみておもったのですが。このサイトにも紹介のある湿潤療法のほうがよいのでしょうか?傷跡が残るかケロイドにならないか不安でしかたありません。。

A1 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「傷跡」(瘢痕)を開く方向に張力がかかると、瘢痕は幅広くなり赤く盛り上がった肥厚性瘢痕が生じます。
瘢痕に貼る「ポアテープ」は、瘢痕周囲の肌の伸縮を防いで瘢痕が幅広くなったり肥厚性瘢痕になったりを予防するため、伸縮性が無い、通気性がよくて汗をかいても剥がれないという特徴を持っています。
「ポアテープ」は頻回に貼り換える必要はないので、見た目が汚くなったり周りから剥がれてきたりしたら貼り換える程度で構いません。
貼り替えの際には、入浴などで糊を温めて溶かし、「ポアテープ」をしっかり濡らして、瘢痕の向きに平行な方向で、肌を傷めないようそっと剥がしてください。
頻回に貼り替えると肌の角質が薄くなってしまうこともあるので、睡眠中の数時間~半日程度「ポアテープ」を貼らずにおいて肌を休め、朝に赤みが治まったことを確認して再度「ポアテープ」を貼るようにするとよいでしょう。
「形成外科」にお掛かりになっているのですから、「抜糸」と同時に、瘢痕を目立たなくするための治療が始まっています。
不安な点があれば、どうぞ「形成外科」の主治医にお尋ねになってください。
「コンクリート」に「ぶつけて」できた割創なので、創縁は挫滅されており、鋭利な刃物による切創に比べると瘢痕は残り易いと推測します。
どうぞ瘢痕が目立たなくなって気にならなくなるまで、定期的に「形成外科」で経過を診て貰い、適時適当なアドバイスを求めてください。
なお、湿潤療法は、創が閉鎖、治癒するまでの治療法で、瘢痕の治療ではありません。
Q2 相談者 ニックネーム:ビビ 患者様(相談対象者) 年齢:2歳1か月 性別:男性

2歳男児です。4日前の夜、自宅の階段6段ほどから転げ落ちて左眉上が1.5cmほど切れて傷がパックリ開いてしまいました。傷が心配でしたが、救急車を呼ぶと階段転倒ということで脳外科に搬送。すると縫いますの一言以外説明も麻酔もなく、いきなりステープラーで3箇所止めて医師は退室。縫合しないことに驚いて看護師に確認すると暴れるので縫合は難しいと判断したと思いますとのこと。(暴れるので難しいと脳がけ搬送されましたがMRIもなし)
翌日、”顔の傷にステープラーは使わない”とのカキコミを多数目にしてますます傷跡の残りが不安です。
形成外科の受診も考えたのですが縫い直しは息子の負担になるのでは、成長過程の傷跡を見て本人が望む時に形成外科で傷跡治療でもいいのではと迷って今に至っています。
一度傷跡を形成外科に見て頂いて相談すべきでしょうか?
3日後抜鈎予定ですがその処置事態はどなたがしても変わらないものでしょうか?
やはり他の病院にお願いできるものでもないですよね?

A2 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
直ちに形成外科を受診してください。
厳しい言葉になりますが、どんな治療の選択肢があるかわからないまま悩むことは時間の無駄ですし、いらぬ後悔をする原因になります。
ステープラーの抜鉤も含め、形成外科で経過を診て貰い、瘢痕を残さぬよう、適時、適当な処置を提案して貰うとよいでしょう。
Q3 相談者 ニックネーム:パンダ 患者様(相談対象者) 年齢:5歳4か月 性別:女性

5歳の子どもが土曜日の夕方、しゃがんだ際にブリキ製の置き物にまぶたをぶつけて、眼のふち付近目頭側のまぶたを1.5cmほど切りました。
救急外来に連れて行ったところ、縫ったほうが綺麗に治るけれど、子どもだと暴れてしまい眼球が傷ついたり綺麗に縫えないリスクが大きいため、医師で相談しで方針を決めるのでお待ち下さいと言われ、結局縫わずに治しましょうと言われました。
しかし軟膏を塗ってパッドを半分に切って覆うという処置のみで、その軟膏等も処方されず、お風呂後に交換しようと剥がしたら傷も少し歪みがあり、自然治癒でこのまま綺麗にくっつくのか、ひきつれなど起こらないのか心配です。
このまま傷を覆うという処置だけで済ませて良いのでしょうか。

A3 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
受傷後24時間以上経過しています。
創縁が離開することなく合わさった状態で経過していたならば、そのままの形で癒着、創閉鎖、治癒しつつあります。
まだ創閉鎖が完了していないなら、まだ創縁の「歪み」を修正することは可能なので、「少し」ある「歪み」を修正して縫合の代わりにサージカルテープなどで固定した方がよいかもしれません。
早急に、形成外科を受診してください。
Q4 相談者 ニックネーム:そうまり 患者様(相談対象者) 年齢:2歳8か月 性別:男性

1ヶ月前に、左の頬を椅子の角にぶつけてしまい、1ヶ月間ずっとアザが消えないままでしたが、アザは良くなり綺麗になりました。しかし、アザがあったところに5ミリほどのシコリのようなものが出来ていて、シコリを中心に4センチほどのほうれい線のような線ができてしまいました。位置的にもちょうどほうれい線のすぐ横にあとり、気になります。これは日数が経てば治るものなのでしょうか?

A4 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
皮下で癒着が起きているのでしょう。
しこりは、3~6か月以上経過すれば、触れにくくなります。
マッサージなどが有効な場合もありますが、診察をしなければ詳細が把握できないため、具体的なアドバイスが出来ません。
早期に形成外科を受診してご相談なさってください。
Q5 相談者 ニックネーム:Y 患者様(相談対象者) 年齢:3歳6か月 性別:男性

今3歳半の子供ですが、1歳半頃転倒して眉間に大きな内出血ができました。小児科受診し怪我は経過観察でよいが腫れなど気になるようなら形成外科に受診してはと言われました。その後1センチ程のしこりのようになってしまい、2歳頃に形成外科に受診しヒルドイドを塗ってマッサージするよう言われました。3ヶ月程実施しましたが、時期が遅かったのか、本人が嫌がりあまりしっかりマッサージできなかったことも影響したか改善みられませんでした。形成外科の先生は自然に消えることもあるが、3歳超えて残る場合はそのままの可能性が高いと言われました。成長して本人希望があれば切開して除去?もできると言っていました。
それからは気づいた時にマッサージしています。現在若干小さくなったもののまだしこりは残っている状態です。マッサージで触れているとしこりは動いてどこかになくなりますが、マッサージをやめるとすぐでてきます。
今後しこりは残りますか?治療は可能でしょうか。

A5 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「マッサージで触れているとしこりは」「どこかになくなりますが、マッサージをやめるとすぐでてきます」という症状から、漿液腫を疑います。
超音波検査やMRI検査で確認できるかもしれません。
「気づいた時」にする「マッサージ」だけでも漿液腫の内腔の癒着が生じて「若干小さくなった」のでしょうから、これからもお続けになるとよいでしょう。
診断が確定しなければ、具体的な治療法や経過の予測が出来ません。
形成外科でご相談なさってくださいとアドバイスしたいところですが、「3歳半」の男児の顔を毎日「マッサージ」することやMRI検査をする、定期的に形成外科に通院するなどということは、あまり現実的ではないと考えます。
嫌がることは出来ない年齢なのですから、成長を待って気になるようになったときに、いつでも形成外科に相談に行けるということだけをご本人に伝えておくという対処だけでもよいのではないでしょうか。
Q6 相談者 ニックネーム:まま 患者様(相談対象者) 年齢:1歳6か月 性別:女性

1歳半の息子が、階段で頭を打ち、眉毛の端の方1センチほどをぱっくりと切ってしまいました。夫(外科医)に見てもらったところ、これくらいの傷は受診しても縫わないからそのままで良いと言われたこと、そして夜間、連休中でクリニックが開いていなかったこともあり、受診しませんでした。
連休明けの4日後の本日、形成外科を受診したところ、「縫った方が良かった、もう治りかけてるからテープで傷を寄せるのももう遅い」と言われ、ゲンタシン塗布し絆創膏を貼っておくように言われました。
幅1〜2ミリ、横1センチほどのえぐれたような傷ですが、えぐれているまま治るのでしょうか?赤みなどが残るのでしょうか?
眉毛はもう生えてこないのだろうと思っていますが、初期治療で縫合もテープ固定もしなかった場合、どのような傷になるのか心配しています。

A6 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
打撲による割創は、創縁が多少なりとも挫滅されているため創縁がぴたりと閉じず、形成外科で縫合しても瘢痕が残ることが少なくありません。
割創は、眉毛の毛根に沿って真皮が割れるように受傷しているので、眉毛の毛根の損傷は無いことが殆どです。
むしろ、縫合の際に毛根を傷めてしまい脱毛してしまうこともあるので、形成外科以外で不用意に縫合することはお勧めできません。
ご相談の状態は、閉じていない創の隙間を瘢痕組織が埋めて治癒し、「えぐれたような傷」になっています。
瘢痕には毛根は存在しないので発毛することはありませんが、時間の経過とともに瘢痕組織が萎縮してやや幅が狭くなるかもしれません。
将来、ご本人が瘢痕を気になさるなら、毛根を傷めないように瘢痕を切除してピタリと一本の線状に縫合し直す瘢痕切除術が可能です。

乳幼児期に顔に全く怪我をすることが無く育つことは、極めて少ないものです。
一方で、成人になって、乳幼児期の顔の瘢痕を気にして日常生活に支障が出るまでのヒトはそれほど多くありません。
形成外科の外来では、ご家族が心配し過ぎることで、お子さんが瘢痕を気にするようになってしまった場面に頻繁に遭遇します。
確かに、感染の恐れの低い場所で受傷した切創や割創に限って言えば、受傷直後に水道の流水で洗い、創縁をピタリと合わせて固定したうえで湿潤療法専用の創傷被覆材を貼付し、出来るだけ早期に形成外科におかかりになることが最良の対応と言えるでしょう。
しかし、殆どの方が、最良の対応が出来ないまま瘢痕治癒している事実も知ってください。
赤みが退くまでに3か月~6か月程度かかることも少なくありません。
一時的に炎症後色素沈着を起こすこともあるので、お子さんが嫌がらなければ紫外線対策のクリームだけは塗っておくとよいでしょう。
ご心配が募るようなら、定期的に形成外科で経過を診て貰ってください。
Q7 相談者 ニックネーム:さくら 患者様(相談対象者) 年齢:3歳10か月 性別:女性

1年程前に、公園で走っていたところ石につまずいて転び、落ちていた木の枝で眉間辺りに傷ができてしまいました。顔が砂まみれになり出血していたため流水で流し、帰宅後キズパワーパッドを貼りました。3日後形成外科に行った際は、貼っていたキズパワーパッドを剥がしガーゼと塗り薬になり、その後は半年間マイクロポアテープを貼っていました。現在は、テープは付けず、寝る前にアットノンを塗ったり、外出時には日焼け止めを塗ったりしています。縦に1センチ位の傷跡は開いたまま治ってしまったようになっていて、笑ったり泣いたり表情を変える度に、そこに深いシワが入り目立つようになってしまいました。線のように溝がある傷跡はもう治すことは難しいでしょうか。傷跡が残ってしまった今は、怪我の後すぐ病院へ行き、縫合すべきか伺うべきだったのではないかと思い反省しています。年齢が上がるにつれ、目立たなくなることなどもございますか。また、目立たなくさせる方法など今からでもできることがございましたら、教えてください。

A7 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
受傷後1年の3歳児ならば、成長に伴い目立たなくなる可能性があります。
成長後も瘢痕が気になるなら、瘢痕を切除して一本の線状に縫合し直す瘢痕形成術が、最も目立たなくなる方法ということになるかもしれません。
ピーリングや脂肪移植などの治療法もあります。
形成外科を受診してご相談いただき、定期的に経過を診て貰うとよいでしょう。
Q8 相談者 ニックネーム:はやせ 患者様(相談対象者) 年齢:2歳2か月 性別:女性

2歳の子供の鼻の下に、縦に真っ直ぐ傷が出来ました。
ヒルドイドを塗っていますが、受傷後3日目ではまだ縦に赤い線のままです。かさぶたの様に茶色くはないですが、触ると一本筋の、ように触れます。
今後、どの様に跡が残ったりするのでしょうか。

A8 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
表皮から真皮浅層の深さまでしか到達していない切創なら、保湿だけで1週間以内に上皮化は完了するでしょう。
「かさぶた」になっていないなら、創の湿潤環境は保たれているということでしょうから、感染に気をつけつつ保湿状態のまま上皮化を待ってください。
上皮化が完了した後は、紫外線対策と通常の保湿剤をしておいてください。
受傷から3~6か月までは炎症後色素沈着が生じる可能性がありますが、通常は6か月経過以降、第3社の目ではほとんど気が付かないくらいに目立たなくなります。
お子さんの顔の傷のことでご心配でしょうから、出来るだけ早く形成外科を受診して診てもらうことをお勧めします。
Q9 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:無記入 性別:無記入

約一ヶ月半前、眼の上に傷が出来ました。まずは眼科を受診し目に異常はなく、傷に対してフシジンレオという薬が処方されました。
4日後に皮膚科を受診し、先の塗り薬を塗って経過をみればよいと言われました。
皮膚科受診から1週間後に、約1cm弱程、線のような赤い跡があったため、皮膚科を再度受診しました。
医師により、傷は治癒していること、跡は消えるということはなく、薄くなるとしか言えないと説明を受け、外傷後紅斑と診断されました。
現在、茶褐色のような跡が当初より目立ちます。将来どうなるのか、心配しております。
ヒルロイドと日焼け止めを塗りながら経過をみていますが、その他に今できることがありますか。
外傷後紅斑は、具体的にどのような経過をたどるのでしょうか。
薄くなるとしか言えないと説明を受けましたが、これ以上薄くならないと判断できるような目安など、あるのでしょうか。
また、将来どのような治療法がありますか。たとえば、レーザー治療など開始する場合、適切な目安や年齢などありますか。

A9 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
炎症後色素沈着で「茶褐色のような跡」になっています。
治癒から3~6か月経過すれば、その後の時間の経過に伴い、色素は落ち着いて目立たなくなっていきます。
紫外線対策をしておいてください。
外傷後瘢痕は整容に関する部分が大きいので、一般的な経過予測と一般的なケア法や治療法の情報は、個別の症例に対しては十分には役立ちません。
形成外科におかかりになって経過を診て貰い、具体的に、適時適当なケア法や治療法を提案して貰うとよいでしょう。
Q10 相談者 ニックネーム:a. 患者様(相談対象者) 年齢:0歳11か月 性別:男性

眉毛のちょうど真ん中あたりを棚の角にぶつけてぱっくり切れてしまいました。近くの外科のクリニックで3針縫いました。次の日形成外科を受診しました。縫合は綺麗なので大丈夫と言われました。今後、傷の状態と眉毛が生えてくるのか心配です。

A10 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「0歳11か月」の児が、「眉毛のちょうど真ん中あたりを棚の角にぶつけてぱっくり切れて」、「外科のクリニック」で「3針」縫ったなら、1cm弱の長さの割創でしょうか。
割創は毛根に沿って割れて、毛根は傷んでいないことが少なくありません。
毛根を傷めない様に縫合できれば、脱毛は起きにくいということです。
「眉」部分は瘢痕を広げる方向に張力がかかる部位でもないので、瘢痕が幅広くなる可能性も大きくありません。
お掛かりになった「形成外科」で、抜糸後も経過を診て貰い、適時適当なアドバイスを貰うとよいでしょう。

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