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創傷治癒よくある質問

  1. 子どものけが(転んだ・ぶつかった・切ったなど)
Q101 相談者 ニックネーム:みみ 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性

10ヶ月の孫がベビーパイプ椅子から立ち上がりフローリングに顔から落ちて眉間がぱっくり裂けてしまいました。救急の外科で3針縫ってもらいましたが、次の日形成外科へ行きました。このままで縫った4日後抜糸すると言われました。その病院の院長が美容外科医形成外科医となっていたので抜糸は院長に変更お願いしました。次の日また来るように言われたので行くと縫い直した方がいいと5針縫いました。2週間おき、その後1ヶ月おきに病院に行き5ヶ月半マイクロポアテープを貼ったのをもういいと言われました。それから2ヶ月、縫ってから8ヶ月経ちますが、傷跡が白くなり光のかげんや場所が眉間なので目立ちます。
これから成長していくにつれ、目立たないようになっていくか心配でなりません。
傷跡修正でレーザーとかネット検索で出てましたがまだまだ小さいのでいつ頃からできるのか、将来野球やサッカーなどした時、日焼けで白い線が目立たないか等、私がちょっと目を離したばっかりに娘や娘婿にも申し訳なくて毎日毎日心苦しいです。

A101 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
創縁が段差になっていたか縫合糸痕が残りそうなくらい縫合がきつかったため、「縫い直し」したのでしょう。
「フローリングに顔から落ちて」「ぱっくり裂けてしま」った割創なら創縁はシャープでないため、「形成外科医」が丁寧に縫合してもある程度の幅をもった瘢痕が残ります。
受傷後「8か月」で「傷跡が白くなり光のかげん」で「目立」つ状態ならば、「成長していくにつれ」徐々に「目立たないようになっていく」のが通常です。
瘢痕が全く無くなることはありませんが、本人が希望すれば、いつでもフラクショナルレーザーや瘢痕形成術が可能です。
「毎日毎日心苦しい」気持ちも理解しますが、ご友人やお知り合いの中で子供のころに顔に同様の怪我をなさった方はいるはずで、それにもかかわらず多くの方はその瘢痕を気にも留めずに、むしろ他人の瘢痕に気付いてすらいないことが多いものです。
瘢痕が気になるかどうかはご本人の問題です。
その良否はともかく、多少の怪我は元気な証拠などと言って瘢痕は気にしないのが当然の時代もありました。
「私がちょっと目を離したばっかりに」などとご家族が責任をお感じになることは、むしろお「孫」さんご本人にとって負担になることもあります。
焦らずに、時間の経過を待ってください。
ご心配なら、1年に1度くらい定期的に「形成外科」で瘢痕の経過を診ていただくとよいでしょう。
Q102 相談者 ニックネーム:のん 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

1歳7か月の娘のことですが、約1か月前(6/22)に掃き出し窓から庭に落ち、足元に置いていた台の角で頬を打ちました。
赤い縦線のようなあざが7~8cmできたのですが、頬からも口からも出血がなかったのでそのまま様子見をしていました。3週間ほど経って、あざはだいぶ薄くなったのですがまだ2~3cm残っており、大きく口を開けた時に傷跡が凹むことに気づきました。お風呂上りにじっくり触ると、皮膚の下に線ができてるような感じがします。
形成外科で診ていただきましたが、こどもが口をあけなかったので、実際に凹んだ様子は見ていただけませんでした。
先生からは「皮膚に傷がないのでうちでは何もできない。もし、半年~1年経ってひきつれてくるようならまた受診してほしい。あとは保湿とUVケアをするように」とアドバイスをいただきました。それから1週間たった現在、少し微笑むときにも凹みが見られるようになってきました。

何か家でできることはないかと検索し、こちらの質問コーナーで似たようなお悩みに対してマッサージで解消できるかもとのお答えを見つけました。本当に暗闇に光を感じるようなお答えで嬉しくなりました。(こどものけが(転んだ・ぶつかった・切ったなど)の「顔」のご質問です。)
ここからご相談なのですが、こちらの方は受傷後5か月ほどでしたが、受傷後1か月ほどでもマッサージを始めてもよろしいでしょうか?
また、マッサージをする場合は、縦線の傷に対して左右にゴシゴシ揉むような感じでよろしいでしょうか?

A102 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
皮下組織の断裂あるいは皮下出血のため、「赤い縦線のようなあざ」が出来たのでしょう。
治癒過程で繊維化あるいは癒着が生じて、「凹みが見られるように」なってきたと推測されます。
「大きく口を開けた時に傷跡が凹むことに気づ」く程度だったのが、「1週間たった現在、少し微笑むときにも凹みが見られるようになって」いるのですから、状態は変化しているということです。
「凹み」が自然に軽減・軽快するかもしれないので、症状が固定するまで、ヒルドイドソフト軟膏などヘパリン類似物質外用薬を塗りつつ経過を待つことをお勧めします。
既に受傷後「約1か月」経過しているので、症状の更なる悪化はないでしょう。
受傷後3か月を過ぎても「皮膚の下に線ができてるような感じ」があるなら、皮下のしこりをほぐすマッサージを開始します。
マッサージの重要ポイントは、お子さんが嫌がらないレベルで、毎日継続することです。
「縦線の傷に対して左右にゴシゴシ揉むような感じ」ではなく、頬の口内側と肌側から親指と人差し指で皮下の線状のしこりを挟むようにしてゆっくり圧し潰します。
強く潰すと痛むので、ゆっくりと圧して5秒ほどほぐします。
とにかく焦らないでください。
どんなに小さくてもお子さんにも意思はありますから、お母さんだけがする遊びのように思ってもらえるように楽しくマッサージしてください。
マッサージ直後はほぐれたように感じても、翌日には再度しこりを感じます。
それでも毎日続けると少しずつしこりは軽減され、いずれ「凹み」も軽減される可能性は高いでしょう。
Q103 相談者 ニックネーム:りょっち 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性

子どもがベッドの隙間に落ちて、ベッドの脚で目と眉毛の間を切りました。
切ってすぐは大量に出血したのですが、軽く絆創膏を当て、様子を見ています。
1.5cmほど切れています。
泣いてすぐ寝たので、目の様子は分からないです。
裂けているかどうかの判断がわかりません。
出血が止まっていれば大丈夫なのでしょうか?

A103 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
止血できていれば、ご自宅で湿潤療法専用の創傷被覆材を貼付しておけばよいでしょう。
ただし、創縁がしっかりと合わさって閉じていなければ必ず幅のある瘢痕が残ります。
赤み、腫れ、熱感、疼痛の増強は感染の兆候なので、それらのいずれかの症状があったら受診が必要です。
切創や割創の縫合は止血のためではなく、創縁のずれが無いように創を閉じて、出来るだけ目立たない瘢痕にするためです。
子供の顔の傷跡はよく遊んだ勲章とお考えになるなら病院の受診は必要ありませんが、少しでも瘢痕を目立たなくしたいとお考えなら受傷当日でなくとも構わないのでなるべく早く形成外科を受診してください。
病院での治療が必要ない場合も、自宅でのケアの方法と創が閉鎖した後に瘢痕を目立たなくするための手段を指導してもらうとよいでしょう。
Q104 相談者 ニックネーム:まる 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

2ヶ月前に4歳の娘がテレビ台の角にぶつかり、眉間部分に横にまっすぐ3針縫う怪我をしました。
土曜日の夜だったので、救急で内科の先生に縫っていただいただきました。
糸で縫った際に、ギュッと縛った皮膚が盛り上がっているな(ボンレスハムのような)と思って心配になり別の病院の形成外科にも行って先生に見ていただきました。形成外科の先生はまだ小さいからほとんど傷は目立たなくなるでしょう、と話されていました。

抜糸後2ヶ月たちましたが、やはり糸でギュッと縛った時にできた皮膚の盛り上がり跡が残っています。
眉間部分なので、表情によってシワができる箇所ということもあり、無表情の時も傷口付近に小さな盛り上がりがあり、怒ったり泣いた時には傷口が凹み一文字眉のように見えて、盛り上がりも顕著になります。

この場合、先生の言うように傷口は目立たなくなったとしても、皮膚の盛り上がりや凹みは今後も治らないものなのでしょうか?

ちょうど保育園の70代の園長さんも子どもの頃に縫った眉間部分の傷があり見せてくれたのですが、皮膚の盛り上がりや傷にそってシワになって治っていませんでした。

自然治癒では治らない場合、小学5.6年か中1くらいで形成外科にかかろうかと思うのですが、その皮膚の盛り上がりは一般的な形成外科で目立たなくできるものでしょうか?または美容外科などに行った方がよかったりしますでしょうか。

また、手術までの間にできることはありますでしょうか?(傷口部分を揉むといいと見かけたのですが)
今は日焼けやこすれ防止にテープを貼っています。貼るのは3ヶ月くらいでよいと言われたのですが、外す予定の8月はまだまだ日光が強く、園も外が中心なので、どうしようかと思っています。
かぶれてなければ、貼り続けても問題ないでしょうか。

A104 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
受傷後「2ヶ月」なら、最も瘢痕が硬い時期なので「皮膚の盛り上がり跡が」目 立つ時期です。
3か月を過ぎたあたりから硬さが緩んでくるので、お子さんが嫌がらない程度に マッサージをします。
「盛り上がり」はしこりになっていて、強く潰すと痛みます。
長い時間のマッサージはお子さんにとって苦痛でしょうから、30秒程度で構わな いので痛くない程度に毎日継続してください。
「形成外科」の「先生」の「傷は目立たなくなる」という言葉は、「傷口」が 「目立たなく」なることだけを言っているのではなく、「皮膚の盛り上がりや凹 み」も軽減されるということを言っているものと考えます。
おそらく、瘢痕が軟らかくなれば「凹み」が解消され、「まだ小さいから」成長 に伴い顔が大きくなるので「盛り上がり」も引っ張られて平らになるだろうから 「目立たなくなる」と予想なさったのでしょうが、「眉間」は表情の変化で瘢痕 が平らになる方向に緊張がかかる部位ではないのでマッサージはなさった方がよ いでしょう。
瘢痕の治療は、本人が望めばいつでも可能です。
ご家族がご本人の気持ちを代弁することも少なくありませんが、治療時期をご家 族の判断だけでお決めにならずに、ご本人がどんなに幼くとも、必ずご本人と相 談して決めてください。
また、直ちに治療をするということでなくとも、瘢痕の経過を診て貰い適時・適 当なアドバイスをもらうため「形成外科」を受診しておくとご本人もご家族も安 心できるので、「形成外科」の「先生」にお願いして定期的に経過を診て貰って はいかがでしょう。
瘢痕に紙「テープ」を貼るのは、瘢痕の局所安静が目的です。
「こすれ防止」は紙「テープ」で可能ですが、殆どの紙「テープ」に「日焼け」 「防止」効果は期待できないので、紙「テープ」をやめてSPF50のUVブロック剤 でも構いません。
「園」でUVブロック剤を塗り直すことは現実的ではないので、「かぶれてなけれ ば」ずっと「貼り続けても問題」ありません。
Q105 相談者 ニックネーム:pop 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

水遊びができる公園に行った際、滑り台(石でできた?)で頬を擦って擦り傷になりました。滑り台の下が水たまりのプールだったので、始めは気が付かなかったけど、だんだんと出血したため、その後皮膚科に行きました。
皮膚科で、患部にフレジンレオと亜鉛華軟膏が混ざった軟膏を塗って、ガーゼとテープで貼るようにと指示がありました。
傷跡が残らないようにしてあげたいのですが、朝とお風呂後に薬とテープを交換するので、大丈夫でしょうか?
また、軟膏とガーゼで跡が残らないように出来るのでしょうか?
先日、膝を怪我したときは別の病院でキズパワーパッドを使用したため、不安になり質問させていただきました。

A105 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
創状態を診て判断してした処置が最も正しい可能性は否定できませんが、休日明けに形成外科を受診してはどうでしょうか。
「フレジンレオと亜鉛華軟膏が混ざった軟膏を塗って、ガーゼとテープで貼る」処置が間違っているわけではありません。
ただし、なるべく早く上皮化させその後の瘢痕や色素沈着も防ぐためには、「キズパワーパッド」などの湿潤療法専用の創傷被覆材なども利用して上皮化を早め、上皮化後もしっかり経過観察してくれる病院で診て貰うことをお勧めします。
形成外科を受診するまで「皮膚科」の指示通り処置をする際は、ガーゼが乾燥して創面にくっついてしまわないよう、「フレジンレオと亜鉛華軟膏が混ざった軟膏」はたっぷりと塗ってください。
Q106 相談者 ニックネーム:や 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

3歳7ヶ月女児です。
1ヶ月程前にスーパーのカートから落ちてしまい顔面を強打しました。右頬の頬骨周辺とこめかみを強く打ってしまい、こみかみからは丸一日少量の出血がありました。すぐに皮膚科・形成外科の先生に診てもらいこめかみは処置をして頂いて、あとは様子見となりました。
2週間程でこめかみと右頬の広がっていた部分は綺麗になってきたのですが、(赤→青→紫→黄と色の変化をして現在は黒)
本人は押すと痛いと言う日もあれば痛くないと言う時もあります。このまま放置して様子を見ていてもよいのでしょうか。
又、ぶつけた日から3日後に原因不明の蕁麻疹が全身に出ました。2日程で消えましたが、関係あるのでしょうか。

A106 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
頬付近を強打した場合、頬骨骨折や頬骨弓骨折、眼科底骨折などが起きることがあるのですが、頬の変形や複視が無かったならば骨折はないのでしょうから、不幸中の幸いでした。
「右頬骨の部分」が「赤→青→紫→黄と色の変化」をしたのは、皮下出血が吸収される通常の経過です。
「現在は黒」とすれば、「右頬骨の部分」の打撲と擦過傷による炎症後色素沈着でしょう。
「押すと痛いと言う日もあれば痛くないと言う時も」あるのは、小さなお子さんなので繰り返し訊かれれば痛い気がするというだけで、実際の痛みはないと考えて構いません。
「ぶつけた日から3日後に原因不明の蕁麻疹が全身に出」て「2日程で消え」のは、抗生物質の経口投与があったなら薬剤性のアレルギーの可能性も否定できませんが、食事など全く別の原因かもしれないので、気にする必要はありません。
「右頬骨の部分」の炎症後色素沈着で「黒く変色」している部分は、日中は紫外線対策をしっかりして、就寝時はヒルドイドソフト軟膏などのヘパリン類似物質クリームを塗りこんでおくとよいでしょう。
おかかりになった病院の担当医が形成外科医ならば、外傷の上皮化で治療が終了したとは考えずに、瘢痕や色素沈着が目立たなくなるまでの治療計画を立てているはずですので、定期的に経過を診て貰い適時・適当なアドバイスを求めることをお勧めします。
Q107 相談者 ニックネーム:みー 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

3歳の娘です。1ヶ月ほど前にベッドの上で飛んで遊んでいて、バランスを崩し、丸みを帯びたベッドの淵でおでこを強打しました。おでこが凹み、すぐに冷やしました。凹みはすぐに戻りましたが、今度は少し腫れて内出血になりました。医師に見てもらい、様子見ということで、次第に腫れもひきました。ほとんど内出血はひいてきたのですが、1ヶ月少し経った今でも、ずっとうっすら内出血が消えません。ちなみに触ると、しこりのようなものが出来ています。これらはもうずっと良くならないのでしょうか。しこりは触らないと分からないのですが、成長と共に皮膚が伸びて内出血は、気にならないようになってくるのでしょうか。

A107 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「ずっとうっすら」残る「内出血」の黄色味は、8週ほどかけて吸収されるのが通常です。
「触らないと分からない」「しこりのようなもの」は皮下血腫後の繊維化でしょうから、いずれ「触れ」ても分からなくなります。
不安なら、」形成外科や美容皮膚科で定期的に経過を診て貰い、ヘパリン類似物質クリームなどを処方してもらうとよいでしょう。
Q108 相談者 ニックネーム:ラビ 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性

5歳の男の子ですが、1週間ほど前にサッカーで顔から転び、顔に擦り傷ができて、その後かさぶたができました。
かさぶたを自分ではがしてしまい、その後その場所(鼻の中心)が白く跡になって目立ちます。
この白みは通常の治癒過程なのでしょうか?そのままほっておいても治っていくのでしょうか?
跡が残ってしまったらどうしようとかなり心配で、今できることがあれば病院での治療も含め何でもしたいのですが、どうすればいいのかわからず心配で仕方がありません。

A108 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
真皮浅層までの擦過傷で、痂疲を剥がした際に表皮基底層のメラニン色素の欠損、あるいはメラニン色素とメラニン細胞の欠損が起きたのでしょう。
一時的な色素脱失か半永久的な色素脱失かは、診察をしなければ判断も推測も出来ません。
日常の紫外線対策と保湿を指示されるくらいで、時間の経過を待たなければいけないかもしれませんが、直ちに形成外科か美容皮膚科を受診して定期的に経過を診て貰うとよいでしょう。
Q109 相談者 ニックネーム:ラノリン 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

3週間ほど前、父親と4歳の娘が二人羽織のような姿勢で大きな滑り台から勢いよく滑り、そのままの勢いでバランスを崩し、娘が下になる形で転び、娘は顔の半分程を公園の地面で擦りむいてしまいました。
すぐに近くの水道で顔についた血と土を洗い流しましたが、鼻の下に砂利が入り込むほどの傷ができていました。
ちょうどその時は土曜日のお昼で、どこの病院もしまっており、開いていた皮膚科のある美容形成クリニックで診て貰いました。
その先生は、傷に入り込んだ砂利を取るために、麻酔の液を注射器から出して直接傷に塗り込み、ピンセットでとにかく砂利を取るために負傷した皮膚をえぐりとっているようでした。
その後エキザルベが処方され、家に帰って塗りました。それからもずっと乾燥させることなくエキザルベを塗っていました。
顔のほとんどの傷はすぐに瘡蓋になって綺麗に治りましたが、左の目の下の頬と、その鼻の下の傷はなかなか治らず、鼻の下はずっと膿んだままでした。傷から1週間後にまた美容形成に行くと、膿んでる場所をガーゼで擦って傷の状態を診られました。

2週間経ちようやく頬と鼻の下の瘡蓋のようなものがとれましたが、頬のところは凹凸がほとんどありませんが赤黒い跡になってずっと治らなかった部分は白く薄い皮膚になりました。
鼻の下については、残念ながら白く盛り上がった跡になってしまいました。ずっと膿んでいたところと擦り傷の部分は白ピンク色でぷっくり盛り上がっており、その周りは色素沈着しています。まるで鼻クソのようでとてもかわいそうです。
今まで娘に怪我の跡が残ったことがなく、場所も場所なだけにとても悔しく、美容形成で、麻酔をふりかけたりピンセットで土のついた部分の皮膚を取られたり、薬としてエキザルベを処方されたり、膿をぬぐい取られたり、全て間違っていたのではないかと思い、苦しくて仕方ありません。

しかし今もその美容形成の皮膚科に通っていて、白く盛り上がった跡が残って残念だけど、しばらくテーピングするしか方法がないと言われ、鼻の下だけは3Mのマイクロボアメディカルテープを貼っています。
まだ傷をしてから2週間半ですが、鼻の下の白く盛り上がった傷や、頬の赤黒と白がまだらになった皮膚は綺麗に治る可能性はあるのでしょうか。

A109 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
外傷に入り込んだ砂などの異物は、そのままにしておくとタトゥーのように残ってしまうため、しっかりと除去する必要があります。
エキザルベを塗って創を乾燥させなかったのは、正しい処置でした。
2週間で上皮化が完了したなら、一時的に肥厚性瘢痕になってもいずれ白く平らな成熟瘢痕になる可能性の方が高いでしょう。
瘢痕が目立たなくなるまでは、様々なケアや治療が必要な可能性もあるので、ご自身とご家族が最も信頼できると感じる医師を主治医として、不安な点や疑問な点をご相談になって、主治医とともに今後のケア法や治療方針を検討してください。
Q110 相談者 ニックネーム:りゃ 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

2歳の娘が棚の角に勢いよくぶつかり、おでこに骨膜が見えるくらいの深い怪我をしました。
日曜の夜だったので救急で何科の先生に縫合していただいたのかわからないのですが、4センチくらいの傷跡で6針縫いました。
次の日に形成外科を受信し、縫合の日から8日後に抜糸をしようと言われ、仕事が入っていたので迷っていると、9日後でも大丈夫だと言われ抜糸の予約をして帰りました。
後で調べると、額の傷の抜糸は通常4〜7日後だと知り、9日後の抜糸でも大丈夫なのかと不安になり病院に電話しましたが、抜糸がその程度遅れることで悪影響があるなんて話は聞いたことないと看護師さんに言われました。
傷に影響があるようだったら初めに提案していただいた8日後の日に行きたかったのですが、その日はもう予約がいっぱいのようです。
9日後の抜糸、遅くないでしょうか。

A110 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
一般的に、顔の抜糸は4日目、躯幹なら7日目、四肢なら2週間が目安と言われますが、抜糸の時期は創により異なるので、何日目が正解と決まっているわけではありません。
外傷治療に慣れた医師なら、ほんの短い時間しか診ていないようでも、創と縫合の状況の詳細を観察し最適であろう抜糸時期を決めるので、通常の外傷ならば縫合の翌日からおよそ2週間までの間で抜糸しますし、一度に全抜糸せず何回かに分ける場合もあります。
額を棚の角に勢いよくぶつけて骨膜が見えるくらいの深い怪我をしたなら、創縁に挫滅があるので、丁寧に縫合しても比較的目立つ瘢痕になる傾向があります。
形成外科を受診したならば、担当医は、抜糸を外傷創の治療終了とはせずに、瘢痕が目立たなくなって患者さんもご家族も瘢痕を気にすることなく生活出来るようになったときを治療終了と考えているはずで、瘢痕の程度や瘢痕の経過、瘢痕治療までを予測して抜糸時期を決めたのでしょう。
形成外科医として、瘢痕が目立たなくなるまで責任をもって診てくれるはずです。
瘢痕が残るのを受け入れたうえで、確実に創が閉鎖することを重視するなら抜糸時期は遅くてもよいわけですし、8日目と9日目なら瘢痕に大きな差は出ないでしょう。
抜糸した後も、形成外科で定期的に瘢痕の経過を診て貰い、瘢痕を目立たなくなるまで適時適当なアドバイスを求めてください。

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