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創傷治癒よくある質問

  1. 子どものけが(転んだ・ぶつかった・切ったなど)
Q151 相談者 ニックネーム:アサオ 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性

1年程前に9歳の息子が自転車事故で顔面を強打し、上唇上部に裂傷ができました。強打時に前歯が上唇のやや上(白い部分)皮膚を貫通した為、救急外来(当直医は整形外科の先生ではありませんでした)で数針縫っていただきました(表面のみで口腔内はそのまま)。一週間後に同病院の口腔外科で抜糸していただいた後は特に処置もされず、通院も不要と言われ、傷痕が気になる場合は将来的に整形外科に行ってくださいと言われました。
一年経ち縫った跡は残っていますが想定の範囲内でした。しかし貫通した傷の為か唇の腫れは思ったより無くならず、歯磨き等し辛い状態が続いております(反対上唇の2倍ほど腫れていましたが現状もあまり変わっていません)。今後腫れは改善されていくのでしょうか。それとも整形外科を受診し何かしらの処置を受ける必要があるでしょうか。また自宅で改善させる手立てがありますでしょうか。

A151 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
数年の時間の経過のうちに、多少なりとも腫れは退いていきます。
また、形成外科を受診すれば、局所麻酔の手術で口腔内から余剰なボリュームを削ってもらうことが出来ます。
先ずご家庭で出来ることをしてみるなら、口唇内に残っているしこりを、口腔側と皮膚側から親指と人差し指で挟んでゆっくりと押しつぶすようにマッサージしてください。
強く押しつぶすと痛いので、しこりを外側からほぐすようなつもりで1回10秒程度で終了しますが、1日に1~数回辛抱強く毎日継続するとしこりが早く解消されます。
今後外傷を受傷した際は、瘢痕が気になったら形成外科にかかるのではなく、気になる瘢痕を残さないように外傷を治療するため形成外科にかかるということを覚えておいてください。
Q152 相談者 ニックネーム:tak 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

半年以上前に2歳児の娘が公園で転び、木の根で瞼を1センチほど擦りむきました。
カサブタがとれて傷は治りましたが、茶色くシミになり、少し薄くはなりましたが完全には消えないでしょうか?

A152 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「2歳」のお子さんの「瞼」なら、時間の経過を待つしか方法はないでしょう。
上皮化後半年までは炎症後色素沈着が目立つことも少なくありませんが、今後も極めて緩徐に薄くなっていきます。
一般的に、成長して自身で気にするようにならなければ具体的な治療は出来ません。
Q153 相談者 ニックネーム:なの 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

2歳になる女児です。10日前に転んで砂利で目の横から頬にかけて5cm×5cm程度の擦り傷を負いました。夕方も遅く病院も開いてない時間だったので当日は水で洗い流しワセリンを塗って保護し、翌日病院に連れていきました。
傷用の塗り薬を貰い、日に数回塗ることと紫外線に気を付けて過ごすようにと言われたので、怪我をしてから日中は出来るだけの外出は控え、家に居る間も念の為にSPF35の日焼け止めを塗ってます。
最初の3日程は薬を塗ってもすぐにかさぶたができるので、お風呂の時や薬を塗った時にふやけたものを出血しない様に少しずつ取り、5日も経つ頃には瘡蓋もなく赤味だけになりました。現在はヒルロイドで保湿しながら日焼け止めでカバーしてます。
処方してもらった塗り薬を辞めてしまってるのですが、こちらは続けた方がいいのでしょうか?
今は4cm程度の丸く、赤味のある虫刺されのような肌の状態になっています。(凹みや盛り上がりはないです)
また、日焼け止めではなくカバーする様なものを直接貼っておいたほうがいいでしょうか?
時期的に日焼け止めを塗れば汗で流れるのでは?けどテープ負けを起こして新しい傷になるのでは?とあれこれ考えてしまい、中々外出も出来ません。
肌がやたらに白い事や、1年前お腹に出来たトビヒの跡もまだ消えていないこともあり(こちらは薄い茶色で痣のようになってます)、同様のものが顔に残ったらと思い心配してます。

A153 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「1年前お腹に出来たトビヒの跡」と「同様のものが顔に残ったらと思い心配して」いるなら、直ちに形成外科におかかりになって現状と今後予想される経過の説明をして貰い、瘢痕が気にならなくなるまで定期的に受診して適時適当なアドバイスを求めてください。
外傷は、治療開始の時点から、瘢痕が目立たなくなることを目標とした治療をすべきです。
実際に診察をしないで具体的な回答は控えたいのですが、諸般の事情で形成外科などの専門家におかかりになることが出来ないことがあるかもしれないので、一般論としてお答えします。

既に上皮化しているので、出来るだけ保湿と紫外線防御をしてください。
厳重でなくとも構わないので、「ヒルドイドで保湿しながら日焼け止めでカバー」しておけば十分です。
まだ上皮化して日が浅いので「赤み」のある部位だけにワセリンを塗って一回り大きく肌の色によく似た紙絆創膏を貼っておくと、保湿と紫外線防御の両方が程よく可能です。
もちろん、家にいるときも外出も紙絆創膏は貼ったままです。。
紙絆創膏を毎日張り替えると粘着面で肌を傷めてしまうので、自然に剥がれてきたり見た目が汚くなったりする迄何日も貼りっ放しにしておいて構いません。
紙絆創膏を交換する際は、入浴時に紙絆創膏の粘着剤を充分に溶かしてから出来るだけそっと剥がすようにしてください。
可能ならば3~6か月程度、継続することをお勧めします。
Q154 相談者 ニックネーム:しんた 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

5か月ほど前に、2歳の娘が額を挫傷し3針縫いました。傷跡は、1cm程度で、割れたというよりは穴が開いたような状態でした。救急外来で処置をしていただきました。 現在、 傷跡は、中心部に赤みがあり、その周辺は、 白く光沢のある状態です。額を動かすと、その分がへこんで見えます。今後、傷跡の色とへこみは、どのように変化していくのでしょうか。目立たなくなるのでしょうか。また、当時は気が動転しており、形成外科を受診するという選択肢が頭に浮かびませんでした。仮に形成外科を受診し、真皮縫合といった専門的な処置をしていれば,傷跡の状態は変わったのでしょうか。

A154 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「額」の外傷で「1cm程度で、割れたというよりは穴が開いたような状態」だったなら、硬い角にぶつけた割創でしょう。
創縁にも皮下組織にも挫滅があったでしょうから、当日に「形成外科」が「専門的な処置」をしたとしても瘢痕は残ります。
受傷後「5か月ほど」で瘢痕に「赤み」があるのは通常で、お風呂に入ったり泣いたりして身体が温まるたびに一時的に「赤み」が強くなる症状は更に数か月~数年続きますが、徐々に消褪します。
「白く光沢のある」「周辺」部位は成熟瘢痕になりつつあるので、顔の成長とともに時間をかけて目立たなくなります。
「へこんで見え」るのはある程度まで目立たなくなるのが通常ですが、皮下で癒着しているならば額に皺を寄せるなどの表情によって気づかれる程度の状態が残るかもしれません。
外傷の治療は、抜糸あるいは上皮化した時点から瘢痕の治療に移行します。
目立たなくなり気にならなくなるまで瘢痕の治療は継続するのですから、受傷初期に形成外科にかかることと同じくらい、定期的に形成外科で経過を診て貰うことが大切です。
今からでも遅くないので形成外科を受診して、信頼できるとお感じになる医師におかかりになり、現在の瘢痕の評価と今後の経過予測をお尋ねになり、治療および自己ケアの方法などを指導して貰ってください。
Q155 相談者 ニックネーム:りりー 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性

3日前に4歳の息子が階段から落ち、額の真ん中を横に2センチ程ぱっくり切りました。幼稚園での出来事だったので近くの整形外科で3針縫いました。翌日の消毒では問題なく10日後に抜糸に来てくださいとのことだったのですが、夜お風呂の後に傷を確認したところ糸が外れ傷が開いているようでした。おかしいと思い翌日近くの形成外科を受診したところ縫合があまく1針分しか残っておらず、また3針では足りない傷の大きさだったとのことでした。ただ、もう縫い直すことは出来ないので、傷は結構残るだろうと言われ、固定用のテープで固定するしかないとの事でした。
やはり、当日、もしくは翌日でないとやり直しはできないのでしょうか?また、実際この場合テープで固定する処置しかできないのでしょうか?
日にちが経っているので新たな処置は難しいにしろ、これから傷がなるべく残らないように定期的に通いたいとは思いますが、いつごろまで通院することがベストでしょうか?

A155 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「階段から落ち」て「額の真ん中」を受傷した割創を表皮縫合だけで緊密に創閉鎖した場合、創周囲の浮腫のため縫合糸が食い込み、抜糸後に縫合糸の痕が残ることがあります。
また、打撲による割創の創縁には挫滅があるため、しっかりと閉鎖するよう縫合しても瘢痕は残りやすいものです。
「2センチ程」の割創の表皮「縫合」を何針で済ませるかは、創を開く方向に加わる張力の程度に拠ります。
受傷2日後に初めて診察した際に受傷時の状態を明確に把握することは困難なので、受診時の「形成外科」医の言葉は、『浮腫のため「糸が外れ傷が開い」たという結果を見る限り「3針では足り」なかったということかもしれない』という推測でしかないので、特に気にする必要はないでしょう。
また、通常ならば、受傷2日後に離開している創を「縫い直すこと」も可能ですが、『再縫合しても「固定用のテープで固定」しても「傷は結構残る」ので、「4歳」の子に局所麻酔で再縫合施術をするより、先ずは「テープ」で創閉鎖を待って瘢痕が残りにくいようケアをして、どうしても気になる瘢痕が残ったときに瘢痕治療をしてはどうか』という提案だったのではないでしょうか。
お子さんが外傷を負った際にご家族はある種パニック状態ですし、診察・治療を担当する医師の言葉が十分でない場合、患者さんおよび患者さんのご家族と医師の間で意思疎通が巧く図られないことがあります。
つまり、医師の言葉が意図するものと、患者さんとご家族のご理解が異なることは少なくないのです。
再度、「形成外科」の担当医に治療方針をお尋ねください。
極めて目立たない瘢痕が完成されたとしても瘢痕が全く無い肌になることはないので、ご本人とご家族が気にならない瘢痕になった時が治療終了、通院終了です。
目立たない瘢痕にするため、どうぞ、信頼できる形成外科医を主治医と決めて、創状態の説明、今後の治療方針、治療経過の予測などを訊き、疑問点・不安点を質問し納得のいく治療計画をたてて不安のない治療を受けてください。
Q156 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

2ヶ月半前、椅子から転落しテーブルの角で目と目の間をぱっくりと横に切る怪我を負いました。2歳半の女の子です。血も多く出ていて娘も大泣きしてる中、私自身も動揺しており形成外科ではなく近くの総合病院の救急外来にて2針縫ってもらいました。その後1週間で抜糸をし、幸い傷は塞がったのですが横1.5cm、幅0.2mmの傷が未だ赤みを帯びています。表面はテカテカとしていて、赤く、傷に小さな白い出来物も出来ています。また、傷を触ると段差も感じられます。抜糸後2件ほど形成外科にかかりましたがどちらからも、今できることはない、時間が経つのを待つしかないと言われました。現在は朝と夜の保湿と日焼け止めを塗って過ごしています。顔の目立つ位置の傷なので少しでも赤みをなくし目立たなくしてあげたいです。今できる有効な処置はあるのでしょうか?それとも時間が経つのを待ち将来レーザー治療などをするしかないのでしょうか?

A156 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「椅子から転落しテーブルの角で目と目の間を」打撲して「ぱっくりと横に」割れた割創は創縁に挫滅があるため、「形成外科」で縫合しても「救急外来」で縫合しても、瘢痕が幅広になる傾向があります。
外傷は受傷機転や処置法に関わらず、受傷後3か月まで「赤みを帯び」硬く盛り上がった肥厚性瘢痕が形成されやすく、6か月に向けて赤みが軽減し軟らかくなります。
おかかりになった「2件ほど」の「形成外科」のアドバイスは、6か月経過するまでは「朝と夜の保湿と日焼け止め」だけで瘢痕の様子を観ておくのが正解という意味で、「今できることはない」ので「時間が経つのを待つしか」他に方法は「ない」ということとはニュアンスが異なります。
Q157 相談者 ニックネーム:Yamaoka 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

1歳11か月の娘を不注意で転倒させてしまい左の頬に裂傷を与えてしまいました。
すぐに救急車で形成外科に運び縫合していただきました。約10日後抜糸をし今に至ります。
形成外科担当医からは、マイクロポアによるテープ治療を3か月進められました。
テープによる「傷のひっぱりなどの防止」「遮光」の目的という説明をうけました。
今後3日に1回程度張り替え、1か月後、3か月後、半年と様子を見ていく予定です。
相談内容ですが、担当医のご意見は優先しつつ、
[1] 紫外線がよくないという情報はいろいろあり、「遮光」というテープではありますが、マイクロポアは紫外線カットというのは有効なのでしょうか?3Mに確認したところ紫外線カットの製品ではないとのこと。この場合は、テープの上から日焼け止めなどを塗るのを必須(外出時)としたほうがよいでしょうか?またはマイクロポアは紫外線も防ぐという意味で遮光されると考えてよいでしょうか。
[2] 傷の赤身を軽減するためにビタミンAが有効ではないかという情報をいろいろ目にしました。バイオイルや化粧品であるエンビロンなどを進めている形成外科のサイト等を拝見しました。そこで、テープを貼り替える前にバイオイルやエンビロン(弱いもの)などを塗布して、(すぐには貼れないと思うので少々待って)、テープを貼るほうが良いなどなどの見解はございますでしょうか?
[3] 傷跡のケアには「保湿」も重要という情報も見ました。保湿というのは、テープが貼られていれば風などもあたらないので乾燥しにくく、テープを貼ってある状況=保湿が保たれると考えられるものでしょうか?または傷跡に保湿は関係・無関係に関しても教えていただければ幸いです

A157 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「形成外科担当医」の言う通り、「マイクロポア」は「傷のひっぱりなどの防止」効果を期待しています。
外傷後の炎症後色素沈着を防止するのに「紫外線カット」もしくは「遮光」は有用とされていますが、「紫外線カット」もしくは「遮光」をしたかどうかで数年以上の長期的な瘢痕の経過に大きな違いはありません。
「マイクロポア」は元来「紫外線カット」を目的として作られた「テープ」ではありませんが、瘢痕の炎症後色素沈着を軽減するためには十分と考えます。
「バイオイル」も「エンビロン」も健康な肌の「保湿」効果は期待できますが、瘢痕予防や瘢痕治療に有効という十分な医学的・科学的根拠を確認した研究はありません。
「マイクロポア」などの「テープ」は貼ったり剥がしたりを繰り返すと角質を薄くして肌を傷めることがあるので、見た目が汚くならなければ「テープ」を貼りっ放しにしておくようにアドバイスされることが少なくありません。
スキンケア剤を塗布した後は「少々待って」も「テープ」の固定力は弱くなってしまうので、貼りっ放しにするならば「バイオイル」も「エンビロン」もお勧めしません。
「テープ」かぶれから肌の回復を待つため数日間「テープ」を貼らないときだけ、スキンケア剤を使用するようにしてはどうでしょう。
「マイクロポア」「テープ」を貼っている期間は、肌の保湿は成されていると判断してよいでしょうし、半年以降は保湿スキンケア剤だけでも構わないでしょう。
定期的に経過を診て貰えるのですから、不明点や疑問点はおかかりの「形成外科担当医」にご相談なさってください。
Q158 相談者 ニックネーム:ひかり 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

2歳の娘が4か月ほど前に、おでこを金物の角にぶつけて、4針ほと縫いました。現在、傷口は若干赤みをおびていて、触ると周囲の皮膚と比較して硬い状態です。 前を向いているときは、ほとんどわからないのですが、上目づかいになるときやおでこを動かしたときに、傷口の硬い部分が折り目のようになってへこんで見えます。今後、どのような経過をたどるのでしょうか。また,へこみは目立たなくなるのでしょうか。子供の怪我は 親の責任なので、傷口を見るたびに胸が締め付けられる思いです。

A158 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
割打創受傷後、3か月までは瘢痕が硬くなる傾向があり、6か月に向けて軟らかくなり、それ以降も徐々に硬さはほぐれていくのが通常の経過です。
身体が温まると赤くなる症状も、数年の経過のうちに消褪します。
皮下に癒着があると、前頭筋の動きで皺が寄って凹んでいるように見えます。
毎日1回~2回、30秒~1分程度で構わないので、痛がらない程度に瘢痕を押しつぶして、硬さをほぐすようにマッサージをしてください。

子供は怪我をするものです。
幼小児の怪我を親の責任とは思いません。
外傷の瘢痕は時間の経過とともに目立たなくなり、成人する頃には本人は気にしなくなることが少なくありません。
お子さんが今後も繰り返し小さな怪我をすることを前提として、怪我をした時におかかりになる病院を検討しておき、瘢痕の経過を定期的に診て貰うようにしてください。
厳しいことを言うなら、諸般の事情はあるにしても、瘢痕が目立たなく気にならなくなるまでフォローしてくれる病院を選ばなかったとすれば、それが親の責任です。
Q159 相談者 ニックネーム:あい 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

3歳0ヶ月の娘がブランコから膝から落ち、その衝撃で前歯で下唇をかみ、貫通しました。
当日は下唇中央に横に1.5cmほどのアーチ型の傷と、下唇すぐ下の肌色の皮膚の部分に1cmほど血がにじんでいました。救急で形成外科を受診し、その際は貫通には気づかれず、縫うほどじゃないし跡も残らず3、4日でなおりますよと言われ、口内炎の固まる薬をもらい、塗り続けました。その夕方から38度の発熱があり、その後に行った歯医者でもらった抗生物質を夜中からなんとかスポイトで服用開始しました。3日間は全くしゃべれず、あーとかうーとか言って意思疎通する状態でした。怪我の翌日に黄色のじゅくじゅくが固まった薬の下にあるのを見つけて病院を受診、無理やり薬を消毒綿でゴシゴシとったせいか、傷口は線でなく三角の赤い穴のようになっていました。その後は口内炎の薬からワセリンに変わりました。
1ヶ月経った今、下唇にぼこっとしこりになり、傷が開いたせいか開いた幅の分唇の面積が増えて部分的に厚くなり、加えて粘膜の部分もなだらかに盛り上がって山のようになっています。笑って唇が伸びると、真ん中の不自然な厚みとしこりがかなり目立ちます。唇下の皮膚の部分は1ヶ月経ってたから私が貫通していたことに気づいたため、ワセリンすらも塗らずにいて、ぽこぽこと歯の幅の傷が二つついています。
今心配なのは、傷跡というより唇が変形していることです。この変形は将来まで残るでしょうか。
受傷一か月からできることはワセリンを塗る以外あるでしょうか。
この頃、きずあとクリニックという専門の病院か、形成外科か、口腔外科か、どのクリニックに行ったらいいかも迷っています。

A159 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
歯牙による自咬創は感染を起こす可能性が低くないため、「貫通」していたとしても直ちに縫合しないことも少なくありません。
口腔内の粘膜創面は、「薬を消毒綿でゴシゴシとった」こととは関係なく、受傷翌日の浮腫のため「線でなく三角の赤い穴のようになって」見えることがあります。
一般的に、受傷後3か月までは「しこり」は硬いままで、6か月に向けてやや柔らかくなり、しこりが無くなるまでに数年以上を要します。
6か月以降に、しこりを潰すようなマッサージを毎日30秒~1分程度すると、しこりが気にならなくなるまでの期間が短縮できます。
しこりの消褪とともに「唇」の「変形」も軽減しますが、適時・適当なアドバイスを貰うため「きずあとクリニックという専門の病院か、形成外科」を早急に受診してください。
いまご家族に大切なのは、信頼できるとお感じになる主治医を見つけ、定期的に経過を診て貰い、心配なことは全て相談し、疑問と不安を残さずにおくことです。
Q160 相談者 ニックネーム:ヤマモト 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性

1歳10ヶ月の息子が、1ヶ月ほど前に目尻の所を怪我しました。
物が落ちてきて擦り傷みたいになってました。
顔なので治るのか心配だったため小児科に行き、薬をもらいました。
ちなみにもらった薬は、アクアチム軟膏です。
ですが、1ヶ月経った今、その部分だけが薄く赤い色が残ったまま気になります。
ちゃんと綺麗に消えますでしょうか?

A160 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
擦過傷の上皮化後3か月までは赤みが強い時期です。
6か月に向けて赤みは薄くなりますが、それ以降もお風呂に入ったり泣いたりして体が温まるたびに赤くなる時期は1年程度続きます。
紫外線対策と保湿は忘れず、継続してください。。
ご心配ならば、形成外科で定期的に経過を見て貰うとよいでしょう。

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