傷の悩み 無料相談

創傷治癒よくある質問

  1. 子どものけが(転んだ・ぶつかった・切ったなど)
Q261 相談者 ニックネーム:コナツ 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

二日前に1歳9か月の娘が家具で顔を打ち、おでこにたんこぶ、鼻と鼻の下、下唇に傷を作ってしまいました。
たんこぶは、眉間に大きなしわが出来たようになっていて薄くアザのようなものがあります。薄いアザのようなものは斜めから見ると少し光沢があります。
鼻と鼻の下の傷はかさぶたになっていて、下唇の傷は赤くなっています。
鼻水が出ていて鼻の下はいつも乾いた鼻水がこびりついています。
小児科で先ほど診てもらったら、まぁ傷跡は残らないでしょうとは言われました。深い傷ではないのですが、顔なので心配になってきました。
傷が残らないように今からでも出来ることは何かあるでしょうか。

A261 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「鼻と鼻の下」の「かさぶた」を無理に剥がさないようにしてください。
「たんこぶ」は2種間程度で平らにならないようなら、圧迫した方がよいかもしれません。
「小児科」の先生が診てくださったのですから焦ることはないでしょうが、チャンスがあるならいちど形成外科を受診して指導して貰ってください。
Q262 相談者 ニックネーム:Laら 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

1歳2ヶ月の息子の怪我について相談させて下さい。
本日玄関外の階段を降りようとして足を踏みはずし、アスファルト地面に勢いよく頭から落ちてしまい、左側のおでこに大きなコブ内出血と顔面左側全面にジュクジュクした大きな擦り傷ができました。
救急で脳外科と整形外科で診ていただきましたところ、脳に今のところは影響がなさそうだということと、傷は縫うものではないとの事で、消毒後、ゲンタシンとガーゼのようなテープでの治療をしていただきました。
自分自身が傷を治すにはキズパワーパッドやワセリンにラップのように乾かさない処置が良いと思っていたので、
消毒ではなく他の方法がいいのではと思ったのですが、言いだせませんでした。
また、外の地面に打ち付けて汚れていたのですが、流水等で洗ってもいない状態で、そのままほんの少し消毒液をつけてゲンタシンを塗られていました。
帰ってきても、傷や汚れが気になって少しだけ水で浸したティッシュでふき取ったりしてみたのですが、泣くのでそのまま寝かせました。
まだ本日の事なので、傷を綺麗に治すにはこれから何が出来るかをお聞きしたくてメールをしました。

1.翌日でも、再度流水でよくあらったほうがよいか
2.肌を乾燥させない為の軟膏はゲンタシンを使い続けてもよいかどうか
3.ゲンタシンもしくプロペトなどをつけて上からラップなどをつけておいたほうがよいか
4.それに変わるテープなどはあるか
5.別途早めに形成外科を受診したほうがよいかどうか

をご教示頂けましたら幸いでございます。
今後もおそらく怪我はつきものかと思いますので、今後のためにもアドバイス頂けましたらありがたいです。

A262 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
擦過傷は、異物を洗い流して、感染の可能性が無い場合は湿潤療法で治療すべきです。
軟膏を塗って創の感染を防ぐ方法が無いわけではないのですが、その場合でも上皮化前に表皮欠損創内の砂などはしっかりと落とす必要があります。
実際には、受傷当日あるいは翌日に「1歳2ヶ月」のお子さんの「顔面左側全面」の「擦過傷」の「傷や汚れ」をご家庭で洗い流すことは極めて難しいと考えます。
創状態を診ての判断が必要ですから、直ちに形成外科を受診してください。

勘違いなさっている方も少なくないのですが、ラップ療法とは閉鎖療法という意味で、食品用ラップ材を使う治療という意味ではありません。
湿潤のための閉鎖療法で必要に迫られて食品用ラップ材を使うことがありますが、湿潤療法の際は可能な限り医療用の湿潤療法専用創傷被覆材をお使いになってください。
Q263 相談者 ニックネーム:a 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

1歳半の子供のことです。
公園の滑り台で勢いがつきすぎて着地?の際に前に飛んで顔から地面(コンクリートではなく砂)に落ちてしまいました。
鼻を擦ったように落ちてしまい、怪我した時は血は滲む程度であまり出ていなかったので綺麗に洗って様子を見ていました。
怪我をしたのが2月下旬で1ヶ月経っても赤みが残ったままです。
擦った影響で火傷のようになってしまったからか傷が残ってしまうのかとても心配です。
かさぶたになって無理に剥がしたりも無く順調に良くなってきてるのかと思いましたが、擦り傷でも跡が残ってしまうことがあるのでしょうか。

A263 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
擦過傷は、受傷後3ヵ月までは強い赤みが残ります。
6カ月に向けて赤みは薄くなりますが、その後も、泣いたり、からだが温まったりすると赤みが出現する時期が長く続きます。
成長に伴って目立たなくなるので、ご心配には及ばないでしょう。
絶対に必要なわけではないのですが、通常のハンドクリームなどでも構わないので保湿をして、小児用日焼け止めなどで紫外線対策をしておいてください。
ご心配ならば、形成外科を受診して、定期的に経過を診て貰ってください。
Q264 相談者 ニックネーム:あいこD 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

1歳5ヶ月の娘が、5ヶ月前に、自宅で転倒し、柱の角に左頬の真ん中を強打し、縦2センチ、幅2ミリの傷ができました。 
その時は少し血が滲む程度で、柱が少しささくれている場所にぶつかってしまったため、皮膚が少し削れるような感じになりましたが、子供の傷なのですぐに治ると思い、病院には行かずに様子を見ました。
しかし、5ヶ月経っても傷は赤みがあり、表面の皮膚も少し削れたままです。

湿潤療法という知識が、当時はなく、今になってかさぶたを作ってしまったことを後悔しています。
頬の一番目立つ場所に、赤い傷跡があり、一生このままなのだろうか、なんとか今からでもしてあげられることはないのだろうかと思い、相談させていただきました。
現在は、保湿と、外遊びの際に日焼け止めをつけています。
美容外科やレーザーなどの治療は、小さい子供には適用できないのでしょうか。
今後、この傷跡は、顔の成長とともに大きくなってしまうのでしょうか。

A264 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「頬」の瘢痕は、「顔の成長とともに大きく」なります。
ただし、受傷後「5ヶ月」ならばまだ瘢痕は赤い時期で、時間の経過とともに赤みは薄くなりますし、色調が落ち着けば多少なりとも目立たなくなるので、「一生このまま」ではありません。
しっかりと「保湿」を継続してください。
瘢痕形成術や「レーザーなどの治療」を「小さい子供」に絶対に「適用できない」わけではありませんが、施術中に絶対に動かない様に押さえつけるか全身麻酔をかける必要があります。
お一人で「気持ちを病み」思い悩むのではなく、直ちに治療をするかどうかは別にして、定期的に形成外科を受診して経過を診て貰い、適時、適当なアドバイスを貰うことをお勧めします。
Q265 相談者 ニックネーム:おくれちゃん 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

幼児の打撲についてです。頬を打撲したあとに笑うとエクボができました。
病院にも通い、リザベンと言う飲み薬と、シリコンシートを二枚重ねにし、圧迫固定をしてくださいと指示があり、約2ヶ月やっています。
このままリザベンを飲み、圧迫固定をすればエクボはなくなるのでしょうか?
何軒か病院は行きましたがどこも日にち薬と言われてたのが、最後の病院は飲み薬、圧迫固定の指示があり、気持ち的に治るんだと思っていましたが、凹みがひどかった時に比べたらだいぶましにはなっているのですが、リザベンや圧迫固定でましになっているのか?と言う疑問を持つようになっています。
シコリはあと少し残っていますが、癒着にリザベンや圧迫固定をすれば軽減するのでしょうか?

A265 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「打撲した」直後から「笑うとエクボができ」たなら、真皮層の断裂があった可能性がありますし、「打撲したあと」暫くしてから「笑うとエクボができ」るようになったなら、表皮と皮下組織の癒着が起きたのかもしれません。
線維組織の増殖を抑制し瘢痕形成を阻害する「リザベン」は、「エクボ」症状の軽減効果が期待できますが、保湿および圧迫を目的とした「シリコンシート」の皮下の瘢痕や癒着に対する効果は限定的でしょう。
「エクボ」が無くなるかどうかは、やはり「日にち薬」の要素が大きいと考えます。
ただし、本当に重要なのは、「凹みがひどかった時に比べたらだいぶましにはなっている」という事実であって、「癒着にリザベンや圧迫固定をすれば軽減する」という理屈が正しいかどうかではないでしょう。
再度「最後の病院」を受診し、「リザベンと言う飲み薬と、シリコンシートを二枚重ねにし、圧迫固定」する治療をいつまで継続すればよいか具体的に指示を貰ってはいかがでしょうか。
Q266 相談者 ニックネーム:のん 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

1歳2ヶ月の娘です。1ヶ月程前にベッドの角に眉をぶつけ、出血。
かかりつけの小児科に相談し、眼科で診察を受けてくださいとのことで、受診。
タリビット眼軟膏を処方されました。
その後別件で小児科受診した際、リンデロンV軟膏を処方され、2週間ほど塗布していましたが、傷跡が赤っぽく横5ミリほどあり、再度小児科に相談したところ、マイクロポアを貼ってとにかく日焼けさせないことが大切と言われましたが、年齢が年齢なだけにすぐ剥がしてしまいます。
家にはヒルドイドローションもあるのですが、塗布した方がよいですか。女の子なのでなるべく傷跡を残したくありません。よろしくお願いいたします。

A266 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
瘢痕予防あるいは瘢痕を目立たなくするために「マイクロポア」を貼る際は、ベタッと貼って肌に馴染ませるので、「年齢が年齢なだけにすぐ剥がしてしまい」ということは無い筈です。
1週間程度貼りっぱなしで構わないので、しっかり貼ってしまえば、簡単に剥がれることはありませんし、本人も気にならないのが通常です。
今回のメールと同様に、子供が剥がしてしまうと悩みをお持ちのお母様方がおられますが、正しい貼り方をしていないだけのことが多いので、形成外科を受診して具体的に指導して貰ってください。

さて「女の子なのでなるべく傷跡を残したくありません」と希望なさっているのですから、やみくもに指示を求めるのではなく、まず、瘢痕に「マイクロポア」を貼る理由を理解してください。
瘢痕を引っ張る方向に外力が加わると、瘢痕の繊維成分が増殖し、幅の広い盛り上がった肥厚性瘢痕が生じます。
したがって、瘢痕周囲の肌を伸縮性のないテープで固定して瘢痕が幅広くなるのを防ぎ、盛り上がりを押さえているのです。
瘢痕を目立たなくするために紫外線を防御することが大切とよく言われていますが、上皮化直後はともかく、瘢痕が生じてからは紫外線を防御してもしなくても、長期的な経過はあまり変わりがありません。

眉の部分は表情の変化で外力が強くかかる部分ではありませんし、「マイクロポア」を貼ったり剥がしたりを繰り返すと眉が抜けてしまい、貼らなくなれば再度生え揃うのが通常ですが、眉が生えてこなくなる可能性が全く無いわけではありません。

また、市販される傷痕ケア用品など瘢痕治療あるいは瘢痕予防に様々な治療薬が提案されることもありますが、小児科の先生が「ヒルドイドローション」を指示なさらなかったということだけでも「ヒルドイドローション」やその他の外用薬の効果は限定的とご想像いただけるのではないでしょうか。

眉の中の外傷で眉を分断するような瘢痕性脱毛が生じた場合でも、成長したご本人が希望すれば瘢痕形成術でほとんど目立たなくなります。
したがって、現在は特に何もせず時間の経過を待つか、「マイクロポア」テープを貼っておくだけでよろしいでしょう。
可能ならば、形成外科で定期的に経過を診て貰うことをお勧めします。
Q267 相談者 ニックネーム:ptyuki 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

5才の女の子です。
1ヶ月くらい前に、転んで鼻の下から頬あたりを擦りむきました。
それほど傷は深くなく、かさも1週間とちょっとでなくなったので、このまま治るものと気にしていませんでした。
が、1ヶ月過ぎても赤みが消えず、今になって気になり始めました。今からできることはありますか?

A267 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
通常の治癒過程の赤みです。
3ヵ月までは赤みが強いでしょうし、6カ月に向けて赤みは薄くなりますが、その後も体が温まるたびに一時的に赤みが強くなります。
早期に赤みを消褪させたければレーザー照射が効果的ですが、とくに何もせずに時間の経過を待っていただいても構わないでしょう。
Q268 相談者 ニックネーム:yuri 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性

3歳の息子が、額の中央あたりをぱっくり切ってしまい、怪我から一時間後に外科にて5針縫いました。
一週間後に抜糸しています。
抜糸後の皮膚のケアとして、乾燥や日焼け予防のためにテープを貼っておいた方が良いといわれているようですが、小児の場合に適している、テープの種類や、その他ケアの方法があれば教えてください。

A268 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
肥厚性瘢痕予防のため局所安静目的で、通常は3カ月程度、肌に優しい紙絆創膏を貼っておきます。
個別の商品の紹介はしていないので、形成外科を受診して具体的な指示を貰うとよい
でしょう。
Q269 相談者 ニックネーム:あめ 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

2日前に2歳になる娘が机の角で顎をぶつけて1センチほど少し血が出ました。
ティッシュで抑えるとすぐに血まとまり、そのときは傷と言うほどではなかったのですが、次の日気づくと幅が1ミリ~2ミリほど開いた傷跡で赤や白になっていました。長さは7ミリほどです。
昨日皮膚科に行くと、絆創膏ははらずに一日2回、抗生剤を塗ってなおるのを待ってくださいと言われました。
顎なので食べるときに食べ物がくっついたり汚れたりします。
傷跡が残らないかとても心配しています。盛り上がったり白くならないか不安ですが大丈夫でしょうか。

A269 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「幅が1ミリ~2ミリほど開いた傷跡」で「長さは7ミリほど」ならば、受傷翌日であったとしても1~2針だけでも縫合して創縁を合わせておいた方が宜しかったかもしれません。

お掛かりになった「皮膚科」の先生は、縫合してもしなくても、目立つかどうかは別として瘢痕が全く無くなることはないだろうし、瘢痕が気になるならば成長してから修正することになるのだから、1~2針縫合するためにお子さんを押さえつけて病院嫌いにするのは得策ではないと判断して、「抗生剤を塗ってなおるのを待」つと方針を決定なさったのかもしれません。

また、「絆創膏ははらずに」ということは、絆創膏は「食べ物がくっついたり汚れたり」するということまでお考えになったうえで、「一日2回、抗生剤を塗って」創の湿潤環境を保つよう指示なさったのではないでしょうか。

創を開放しておくのが心配なら、湿潤療法専用の創傷被覆材をお使いいただいても結構です。
このまま皮膚科お掛かりになっていただければよいと考えますが、ご心配なら、上皮化後、形成外科で定期的に瘢痕の経過を観て貰ってください。
Q270 相談者 ニックネーム:おくれちゃん 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性

2才の男の子です。頬をテレビ台のかどで打ちました。内出血後、笑ったりすると凹みます。
近所の整形外科、形成外科で受診しましたが様子をみてくださいと言われました。
どうする事も出来ない状態が嫌で、別の皮膚科、形成外科、美容皮膚科が一緒になっている病院に受診すると、外傷性えくぼと診断され、ピタシートで圧迫固定とケロイドなどを予防する飲み薬を処方されました。
嫌がらず顔に圧迫固定させてくれているので続けようと思っていますが、このまま続ければ外傷性えくぼは無くなるのでしょうか?

A270 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
診断は「外傷性えくぼ」で構わないと考えますが、いつの受傷かが判らないので、受傷後1ヶ月以上6か月以内の経過としてお答えいたします。
表皮に異常がない皮下の瘢痕性癒着に、「ピタシート」の効能はないでしょう。
「ケロイドなどを予防する飲み薬」がトラニラスト製剤なら、多少なりとも効果があるかもしれません。
圧迫固定よりも、マッサージで癒着を解消した方が
「外傷性えくぼ」の解消が期待できるのではないでしょうか。

どの病院を受診なさるとしても、「外傷性えくぼ」という診断名とともに、何故「笑ったりすると凹」むのか、治療をするとすればどんな治療を何のためにするのかまで担当医のお考えをしっかりとお尋ねになってください。

申し訳ありませんが、お掛かりになった医師の診断と治療法決定の根拠が判らないので、「様子をみて」おけばよいのか、「ピタシートで圧迫固定」をするのが正しいのか、「ケロイドなどを予防する飲み薬」を継続するのがよいのか、判断できません。

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