傷の悩み 無料相談

創傷治癒よくある質問

  1. 子どものけが(転んだ・ぶつかった・切ったなど)
Q311 相談者 ニックネーム:カピバラ 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

生後9か月の赤ちゃんがガラスで頬の近くを切り、皮膚科で1か月テープ治療をしロコイド軟膏が処方になったのですが、傷痕を残さず綺麗に治す為にはどのような治療が良いのでしょうか。
ロコイド軟膏は調べるとアトピーと書いてあるのでシリコンジェルのダーマコートという塗り薬の方が効果があるのか、それとも他に何か良い方法があるのか知りたくメールしました。

A311 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
瘢痕に赤みがあるなら「ロコイド軟膏」は有効ですが、瘢痕が無ければステロイド剤(「ロコイド軟膏」)は使用する必要は無く、保湿剤で良いでしょう。
また「ダーマコート」はシリコン膜を作って瘢痕の形成を抑制する効果がありますが、受傷後長期間を経て出来上がってしまった瘢痕にはほぼ効果はありません。
つまり、医療機関で提案される全ての治療は診断のうえに成り立っているので、診察をしないで具体的な治療を提案することはできません。
それぞれの症例に関して最適な治療法は、診察して、患者さんを取り巻く環境までを検討しなければ結論を出すことはできないのです。
お掛かりになっている「皮膚科」で治療の指示を貰うだけでなく、瘢痕の状態と、今後の治療方針、予想される治療経過を説明して貰い、定期的に経過を診て貰って下さい。
それでも不安が拭えなければ、他の医療機関(形成外科など)を受診して、セカンドオピニオンを求めることも一法と考えます。
Q312 相談者 ニックネーム:    患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

一歳になる娘が保育園の絨毯で転び、擦れて焼けたような傷がおでこにできました。
2日たった今は赤茶色になっています。
将来傷が残ったりする可能性があるか、また受診すべきか伺いたいです。

A312 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「保育園の絨毯」ならば化学繊維でしょうから、熱傷です。
Ⅱ度SDBなので、1週間~10日程度で治癒します。
その後は、日焼け予防と保湿に努めてください。
可能ならば、形成外科あるいは皮膚科で診て貰った方がよいでしょう。
Q313 相談者 ニックネーム:mikan 患者様(相談対象者) 年齢:無記入 性別:10歳未満

今4歳の娘が、一昨年の秋に三輪車に乗ってて、降りて私の方に歩いて来てる途中、三輪車の欠けてとがった部分にほっぺがあたって、左のほっぺにすーっと長い傷がつきました。

その時は、アロエを塗って絆創膏をはっていましたが、かさぶたが出来て、娘も気になってかさぶたを自分で剥がしたりしたのもあって、跡が残りました。
私も、傷も浅いし、そのうち薄くなるかなぁと病院にも行かずにいましたが、傷が薄くなることなく、1年以上経っても残ってます。

去年、皮膚科に連れてってみたら、傷が出来た所の皮膚が薄くなって、毛細血管に紫外線があたることで、毛細血管の色が濃くなって、傷跡が濃く見えてるので、市販の日焼け止めを塗ったら色は薄くなっていくと思う。と言われて、それから毎日日焼け止めを塗っていますが、確かに少し薄くはなりましたが、色が消える事はありませんでした。

まだ小さいので、何も言いませんが、これから大きくなったら、きっと鏡を見る度に辛い思いをすると思います。
反対側のほっぺにも、弟に引っかかれた傷が残ってるし、せめて色だけでも消えてくれたら…と思います。

A313 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
毛細血管に紫外線があたることで、毛細血管の色が濃く」なることは無いので、外傷後の経過としての毛細血管の拡張が解消されていないという説明と、紫外線による外傷後色素沈着が起きているという説明が混ざってしまったのかもしれません。
これから成長に伴って色素は薄くなるので、「色が消える事はありませんでした」などと結果(症状)が固定されたようにお考えにならずに、数年単位の長い目で軽快を待って下さい。
形成外科を受診して、定期的に経過をみていただくとよいでしょう。
Q314 相談者 ニックネーム:ゆき 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

4歳の娘が去年の12月24日に、鼻と口の間を机で打って切ってしまいました。
その日に皮膚科を受診しましたが、形成外科で縫った方がいいと言われ紹介状を書いて頂きテーピングの処置をして帰りました。
次の日に形成外科を受診しましたが、テーピングで塞がっていた様で縫えないと言われ
結局テーピングの処置で終わりました。

紹介して頂いた形成外科が遠かったので、家の近くの形成外科を受診した所、半年から一年は紫外線予防のため3Mのマイクロポアテープを貼って様子を見てください。と言われました。
傷の長さは1センチです。跡は絶対残ります。との事でした。
鼻と口の間の傷は治りにくいのでしょうか?
後、マイクロポアテープは鼻水などで汚れても取り替えた方が良いのでしょうか?

A314 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「鼻と口の間の傷は治りにくい」ということはありませんし、特に瘢痕が残りやすい部位ということでもありません。

また、「マイクロポアテープ」が「鼻水などで汚れ」た場合でも、自然と剥がれてくるようでなければ「取り替え」ても取り換えなくてもどちらでも構いません。

「傷」の「跡」は、表皮や真皮などの欠損部を、瘢痕という組織が埋めたものとご理解ください。

瘢痕は膠原繊維 に富んだ組織で、長い期間をかけて硬い盛り上がりのある瘢痕から白い平らな瘢痕に変化しますが、瘢痕組織が健常な組織と入れ替わることはありません。

受傷した「次の日」でも必要ならば縫合は可能なので、「結局テーピングの処置で終わ」ったとすれば、「テーピングで塞がっていた様で縫えな」かったのではなく、「テーピングで塞がっていた」ので縫う必要が無かったということだと考えます。

また「家の近くの形成外科」の「跡は絶対残ります」という説明は『瘢痕を無くしたいと訴える親御さんが多いのですが、ほとんど目立たなくなるかもしれないが全く瘢痕が無くなることはないということだけは理解しておいて欲しい』という言葉ではないでしょうか。

そうは言っても一般的に考えて、「4歳の娘」さんの上口唇に「1センチ」の「傷の長さ」ならば比較的大きな外傷ですから、瘢痕を目立たなくするための最大限の努力をするならば、「3Mのマイクロポアテープ」を貼っておいてもよいでしょう。

創閉鎖後の「3Mのマイクロポアテープ」は「紫外線予防」の意味もありますが、口唇の動きによって瘢痕を幅広くする方向に緊張がかかることを防ぐための指示でもあるでしょうから、テープが剥がれてくるようなら貼り換えればよいのであって、汚れているかどうかは特に問題ではありません。

メール相談は診察をしないでアドバイスをしているので、今後の最も正しい対応は、形成外科で定期的に瘢痕の経過を診て貰い、適時、適当な処置の指示を貰うと同時に、その処置の意味とその処置をした場合としない場合の違いを尋ねしっかりご理解なさることです。
Q315 相談者 ニックネーム:シュウ 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

6歳の娘が、下唇のはじから、口まわりの皮膚にまで裂傷を負いました。
病院を2つまわりましたが、どちらもこの程度では抜いませんとのことでした。
くっつきそうな気配もありますが、よくしゃべるこどもなので、すぐにまた切れてしまうような状況が、3日ほど続いています。
このままで本当に大丈夫でしょうか?
将来の見た目もふくめ、たいへん心配しております。

A315 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「病院を2つまわりましたが、どちらもこの程度では抜いませんとのこと」ならば、口輪筋の損傷はないでしょうし、組織の欠損も無いのでしょう。
また、喋って「すぐにまた切れてしまう」ので、表皮だけか、真皮のきわめて浅い層までの裂傷と考えられます。

ワセリンベースの軟膏を塗っておくと、多少痛みは軽減しますしやや治りも早いでしょう。

瘢痕は残らないのが一般的ですが、ご心配ならば形成外科で定期的に経過を診てもらって下さい。
Q316 相談者 ニックネーム:   患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性

先日(4日前)五歳の息子がすべり台で転び、口の左下をパックリきりました。
唇もかなり切れており、救急の口腔外科で溶ける糸にて縫い合わせしていただきました。
現在は近くの皮膚形成外科で見ていただいているのですが、今は治療というより毎晩の家庭での消毒のみ行っています。
先生は抜糸は不要とおっしゃっているのですが、跡が残らないか心配です。
また、出来る限り跡が残らないようにしてあげたいので今後のケアを教えて頂けましたら幸いです。

A316 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
一般的には、受傷後「4日」経過しているなら、抜糸可能でしょう。
「溶ける糸」を使っていても、長期に糸が残った場合、縫合糸痕が残る可能性があるので、お子さんが暴れないで抜糸させてくれるなら抜糸してもらってはいかがでしょうか。
肥厚性瘢痕予防のため、瘢痕を開く方向に力がかからない様に紙絆創膏を貼ってください。
Q317 相談者 ニックネーム:はるあや 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性

1週間前に息子が工作で使っていた割り箸で目の脇を怪我してしまいました。
縫うほどではないとは言われたんですが傷がえぐれて?います。
キズパワーパッドで1週間経ちましたがえぐれたところはまだ他の皮膚と同じようにふらっとにはなりません。
いつかこの傷は凹凸なくなるんでしょうか?
今はピンク色の皮膚です。

A317 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
受傷後1週間なので推測になりますが、肥厚性瘢痕ではなく、凹んだままの瘢痕になります。
お子さんの成長に伴って凹みは浅くなりますが、全く瘢痕が無くなることはないでしょう。
凹みがどうしても気になるなら、フラクショナルレーザーや細胞成長因子注射、フィラー注入、脂肪移植などの治療が可能です。
形成外科で経過を診てもらって下さい。
Q318 相談者 ニックネーム:たひはる 患者様(相談対象者) 年齢:10代前半 性別:男性

小学5年の男児です。2ヶ月前にメガホンで大人の男性に顔を強く殴られ、直後、殴られた右頬が(メガホンが当たった場所)白くなり周囲は赤く腫れました。

2ヶ月経ちますが、今でも、幅1.5センチ、長さは8センチ程、殴られ白くなった場所が白く色が抜けており、事情を知らない知人も気がつく程度です。やはり原因は殴られたことでしょうか?

時間が経てば周囲の色と同じになるでしょうか?
皮膚科を受診した方が良いでしょうか?
殴られた場所がこのように変色すると言うことはあるのでしょうか?

A318 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
末梢血管が圧迫され血流が低下すると「白く」、血管が拡張すると「赤く」なります。
「強く殴られ」た「直後」に浮腫が起きたのでしょうが、
「白く」なった部位より「周囲」の「赤く腫れ」た部位の方が、組織への外力が強かったものと想像できます。
受傷後「2ヶ月経」っていても、打撲直後に「腫れ」た組織には反応性に新生血管網が構築されており体が温まったときに赤みが強くなるため、正常な部位が「白く色が抜けて」見えていると考えられます。
過剰に構築された新生血管網はいずれ正常な構造に戻るのが一般的なので、数年の経過が必要ですが、「時間が経てば周囲」と「色」が「同じになるでしょう」。
Q319 相談者 ニックネーム:どんくん 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

1歳3ヵ月になります娘の怪我について相談させて下さい。
昨夜のことですがお風呂場でシャワーをかけていたところ、こけて台のところへ顔を打ってしまいました。口から流血していて見れば唇を外と内側の両方切り、とくに外側の傷は1センチはないくらいですが深そうな感じでした。
すぐに救急につれていきみてもらったのですが、縫わなくても大丈夫とのことでとくになにもせず終わりました。傷跡も唇ならほとんど分からなくなると言ってもらえました。

しかし今日の朝少し腫れ?がひいたのかあらためてみると、下唇の際から下へのびて切れていました。
唇は目立たなくなるかもしれませんが、唇の下へ切れてしまった皮膚の部分は傷跡として残ってしまうのでしょうか。女の子だしとても気になってしまいます。また特になにもしてないのですが、するべきこと気をつけること等はありますでしょうか。

A319 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
縫合の必要はないかもしれませんが、表皮の段差をなくし幅の狭い瘢痕にするために、テープ固定や湿潤治療などの必要があるかもしれませんし。

「女の子だしとても気になってしま」うのは尤もですから、
直ちに形成外科を受診なさって、可能ならば定期的に瘢痕の経過を診ていただくとよいでしょう。
Q320 相談者 ニックネーム:SJ 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

海外在住、4歳半の娘を持つ母親です。3歳に時に友達の男の子に押されて顔から道路へ転けてしまい、鼻の下に1センチ弱の傷跡が3本出来てしまいました。
サンタパレードの最中で、中々家へ戻ることが出来ず、汚れと血は出来る限り拭き取ったものの、マイナス気温の中、一時間近く外に居ました。帰宅後、傷跡が酷いのでそのまま救急病院へ行き、砂が傷に残っていないか等、診てもらいましたが、ここは日本と違い、顔の傷跡は勲章になるだの言われ、あんまり真剣に取り合ってもらえませんでした。何とかこちらの意見を押し通し、やっと洗浄、手当をしてもらいました。
しかしその後、中々傷跡が消えず、ボコボコになった3本線が残ってしまいました。外出時は日焼け止めを塗って帽子を深くかぶり、屋内では市販の傷跡を消す用のジェルを塗り、寝る前にはビタミンEジェルを塗ったりしました。
もう一年半が過ぎますが、漸く大分凸凹が平たくなったかな?と言う感じもしますが、まだ傷跡が見えます。
この傷跡は、このまま残ってしまうのでしょうか?何か他に傷跡を消す良い方法はないでしょうか。使っている傷跡を消すジェルには、ジメチルポリシロキサン、vinyldimethiconeが入っているようです。

A320 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
お使いになっている「傷跡を消すジェル」は、いわゆるシリコンジェルで、表皮の保護と保湿効果によって正常なコラーゲン合成サイクルを誘導し瘢痕を成熟させ瘢痕の外観を改善させるとされており、肥厚性瘢痕を軟化、扁平化、赤みを改善し、掻痒感や不快感を軽減します。

瘢痕の治療として、シリコンジェルやジェルシートなどによる保湿のほかに、テープやスポンジによる物理的圧迫、トラニラスト内服、ステロイドテープ貼付、ステロイド注射、各種ノンアブレージョンあるいはアブレージョンフラクショナルレーザーから手術、中性子線治療まで、状態に応じて様々なものがあります。

瘢痕の治療は、診察をして症状を確認し、患者さん自身の希望を訊かなければ、具体的な提案が出来ません。

お嬢さんの成長とともに瘢痕は徐々に目立たなくなるでしょうが、多少でも早い改善をお望みなら、ご在住の地で東洋人の治療もなさっている瘢痕治療の専門家にご相談なさるか、ご帰国の際に形成外科専門医を受診なさることをお勧めします。

それまでの間は、シリコンジェルを塗って(必ずシリコンジェルが必要なわけではありません)、紫外線予防にお勤めになるだけでも十分でしょう。

4歳半のお子さんに、本人が多少でも嫌がる治療を強いた場合、どんなに目立たなくなったとしても残った瘢痕に対して満足感が極めて低いものになることが少なくないので、現在はご両親の心配を前面に押し出すことなく、お嬢さんの心理的フォローに努めて上げてください。

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