傷の悩み 無料相談
創傷治癒よくある質問
- 子どものけが(転んだ・ぶつかった・切ったなど)
- 顔
- Q331 相談者 ニックネーム:まあさん 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性
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一歳半の娘が、一カ月前に網戸ごと外に落ちてしまい、砂利に顔面をぶつけてしまいました。鼻の下に1?程の切り傷ができてしまいました。
すぐに、整形外科受診すると、消毒しそのまま様子を見る事になり終了しました。一度は、茶色い紙テープの様なものを貼りましたが、すぐに剥がれてしまったので何も貼らない事にしました。
1カ月立ち、傷が開いたままくっついた感じでうっすら赤く盛り上がっているので、皮膚科を受診しました。すると、これから1カ月、ステリーテープを貼り続ける様に言われ、朝・晩取り替える様にとの事です。
病院によって方針が違うので、テープを貼っておいた方がいいのか、そのままでいいのか分かりません。傷がなくなるとは思っていませんが、目立たなくなってほしいと願うばかりです。
調べてみると、テープを貼った方がいい、ヒルドイドを塗った方がいい等、いろいろな意見があり分かりません。
- A331 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「茶色い紙テープの様なもの」はスキントーンテープといって、まさに紙テープなのですが、瘢痕と周囲の皮膚の動きを抑えるため、傷の盛り上がりを抑えるため、日焼けを防ぐために、テープかぶれがおきない限り、3~6ヵ月間瘢痕に貼り続けます。
剥がれたり、汚くなったりすれば、貼り直してください。
「ステリーテープ」(ステリストリップのことでしょうか)も、引っ張る力が瘢痕にかからないように瘢痕と周囲の皮膚の動きを抑えるために貼るように指示されたものでしょう。
どうしてもテープを嫌がるようなら、色素沈着予防のため、紫外線避けの化粧品を塗っておいてください。
おそらく、乾燥しすぎたり、引き攣れたり、痒みがあったりする瘢痕ではないはずですから、「ヒルドイド」(軟膏、クリーム、ローション)はお使いいただく必要はありませ
ん。
娘さんの顔のことですし御心配でしょう、親としてのお気持ちお察しいたします。多少厳しい言葉になるかもしれませんが、今後のためにも、ぜひ心得ておいていただきたいことがあります。
病院で処置をしてもらったり、薬を処方してもらったりした時は、その処置の意義、薬の必要性(何のための薬なのか)を担当医や看護師にお尋ねになってください。
ただ医師の指示通りにすればよいというのは、算数の答えを聞いて回答までの解き方を知らないままにしておくようなもので、自身で再確認(見直し)が出来ないため、別な答えを見た時に不安になって右往左往してしまうのです。
症状が軽快しても薬が無くなるまで内服を続けるのか、対象者がお子さんならば処置を嫌がっても継続すべきなのか、処置は創や症状がどうなるまで続けるのか、等々、具体的に尋ねるべきことは多々あるはずです。
実際には、起こりうることを全て想定して質問することは無理ですから、定期的に経過を診てもらい適時指示を仰いだり、疑問が生じるたびに億劫がらずに受診して質問してください。
様々な理由で何度も受診することが難しく、インターネットで調べたり、メール相談なさったりするということは重々承知しておりますが、具体的なアドバイスは診察をしなければ出来ないことも多いのです。
不安な気持ちを伝えるれば、担当医も、理解しやすい言葉で説明してくれるはずです。
良好な治療経過をお祈りいたします。
- Q332 相談者 ニックネーム:nana 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性
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1歳3ヶ月の息子が額をくの字に2センチ切りました。休日でしたので総合病院に行き、傷が深いとのことで3針縫いました。抜糸までの間、毎日ザルコニン液で消毒とゲンタシン軟膏をつけました。
額ですし、傷が残らないようになんとかならないものかと思い、縫った直後同病院の形成外科も受診しましたが、男の子だから傷の一つや二つとあまり相談にのってもらえず、抜糸後は3Mのマイクロポアテープを貼っておいてください、剥がれたらつけ直してと一ヶ月後に再度受診してくださいと言われました。
親として怪我をさせてしまい、なんとか傷が残らないようにできないか、今必要なことがあるのではないかと思い、インターネットでも色々調べましたが答えが出ず、日頃通っている皮膚科に行ってみました。
そして皮膚科の先生からは怪我をしてから2週間が大切で、保湿が必要だったと言われ、今からでも軟プロスタンディン軟膏0.003%とビーソフテンクリーム0.3%の混合軟膏で保湿してみましょうと軟膏を処方してくれました。
また、3Mのマイクロポアテープはまっすぐなメスで切った傷に対しては効果があるが、くの字に切った傷には効果がなく、赤ちゃんの皮膚に対しては強すぎると言われました。
息子も傷が治ってきて痒いのか、すぐに額の絆創膏を剥がそうとします。
マイクロポアはかなり粘着力があるので、剥がす際に額の皮が向けて赤くなってしまいます。
今はまだ怪我から1ヶ月たっていないのですが、今後どちらの先生を信じ、どのように処置したら良いのか、とても悩んでいます。
半年から1年は陽にあてないように注意してくださいと言われました。
- A332 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「3Mのマイクロポアテープ」は、瘢痕が幅広になる方向に外力がかからない様に周囲の皮膚を寄せ、瘢痕が盛り上がるのを防ぎ、紫外線を遮るために、一般的に、最も肥厚性瘢痕がおきやすい受傷後6ヵ月まで貼っておくものです。
お風呂に入った際もわざわざ剥がす必要はないので、多少見た目が悪くても、一度貼ったら汚くなって周囲から剥がれてくるまで貼りっぱなしにしておいてください。
「マイクロポアはかなり粘着力があるので」、糊が溶けてベタっとくっついてしまえばテープの存在すら忘れてしまうものです。
「剥がす際に」「赤くなって」しまううえ、「1歳3ヶ月」の「息子」さんが「額の絆創膏を剥がそうと」するならば、多少なりとも痒みや違和感があると考えられますが、おそらく「傷が治ってきて痒いの」ではなく、貼ったり剥がしたりを繰り返したため角質が薄くなっているための症状でしょうから、「3Mのマイクロポアテープ」は遮光目的の意味合いが最も大きいと割り切って、一度テープの使用を中止して、紫外線予防のクリームや化粧品にしたほうが良いでしょう。
既に瘢痕になっている状態なので、「皮膚科の先生」がお勧めになった「プロスタンディン軟膏0.003%とビーソフテンクリーム0.3%の混合軟膏」は、創の湿潤治療のためでなく、乾燥と外的刺激から瘢痕を守り保湿しておくための対策と考えられます。
瘢痕の一般的な経過と治療の意味を十分に理解してからでなければ、「インターネット」で「色々調べ」ても、右往左往するだけです。
結論から言えば、「形成外科」の担当医の、「抜糸後は3Mのマイクロポアテープを貼っておいてください、剥がれたらつけ直して」という言葉が最も正しいアドバイスということになります。(決して、剥がしてつけ直してではありません)。
「一ヶ月後に再度受診してください」という言葉は、1ヵ月後でなければ受診してはいけないといことではなく、瘢痕の状態によってケアの詳細は異なったりするものだから、少なくとも1ヵ月後には必ず見せてくださいという意味なので、「男の子だから傷の一つや二つ」という言葉も「あまり相談にのってもらえ」なかったのではなく、外傷後の瘢痕は全く無くなることはないが、特別なケアをしなくとも、時間の経過と共にほとんど目立たなくなることも少なくないのだから焦らないようにという内容だったと考えられます。
医師の言葉は何気なく聞こえる一言も、しっかり根拠に基づいたアドバイスであることも少なくありません。
今後も不安を持たずに治療するため、治療法や対処法を指示してもらうときは、何をすれば良いかだけでなく、何のためにいつまでそれを継続するのか、どんな問題が起こり得るのか、何か問題があったらどう対処すべきかまで確認するようにしてください。
また「今後どちらの先生を信じ、どのように処置したら良いのか、とても悩ん」だならば、
遠慮することなく、アドバイスをしてくれた医師に不安な気持ちを伝え、そのアドバイスの真の意味を再度説明して貰いましょう。
アドバイスの根拠がはっきりすれば、アドバイスを正しく理解することが可能になり、不安は軽減するものです。
- Q333 相談者 ニックネーム:ひこうき 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性
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現在1歳半の息子の額の傷跡について教えていただきたくメールいたしました。今年の2月初旬抱っこをして歩いていた際、バランスを崩し、子どもが頭から転倒しました。落下場所が側溝の鉄板だっため、額を2か所パックリ切ってしましました。外科にて縫合していただきました。
2か所ともまだ赤く線になったままです。治療していただいた病院の先生からは、赤みもなくなって、目をこらさないと分からなくなりますよ。テープは3カ月もしていれば十分ですよ。とおっしゃっていただき、安心していたのですが、いまだに、赤みはとれません。さわると、少し凸があります。テープはしていますが、まだしておいた方がいいものなのか。最近、とても心配で、いろいろ調べていたら、形成外科で診てもらった方がいいのではと思うようになりました。
そこで、地元の病院を調べていると、いくつかあり、国立病院、市民病院、個人クリニックがヒットしました。わたしとしては、どこがいいのか全くわからないので、全部の病院を回ろうかなとも思っています。よい病院(こういった傷跡の治療に関して)を選ぶポイント、何を聞くべきか?治療方法など。
まだ1歳の子どもの顔に大きな傷があることにとても胸を痛めています。どうか、アドバイスをお願いします。
- A333 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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受傷後「3カ月」ならば、「まだ赤く線になったまま」でもおかしくない時期です。
「テープ」は外しても差し支えありませんが、お子さんが嫌がらないようならば、これから紫外線が強くなる時期でもあるので、受傷後6カ月を経過するまで貼っておいては如何でしょう。
形成外科でも瘢痕の治療は特に何もせず長期にわたって経過を診るだけのことも少なくないので、お掛かりになるならば、ご近所の通い易い病院をお選びになることをお勧めします。
お母様が「胸を痛めて」おられるのは十分に理解しますが、顔に傷痕ひとつなく育つ男の子はいないと割り切って、今後も心配なことはいつでも相談できる、お母様が話し易い医師を選ぶことも大切です。
- Q334 相談者 ニックネーム:ペコ 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性
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2歳になったばかりの娘がいるのですが、先月イスから落ちた拍子に、テーブルの角で左目のななめ上を切ってしまい、傷口が深いと思ったので慌てて救急病院につれて行き処置をしてもらいました。(傷の長さは7~8ミリぐらいです。)針で縫うのかと思いましたが、先生は縫合はせず、傷口を指で寄せながらダーマボンドという接着剤でくっつけてくれました。
今、1ヶ月が経ちますが、傷口はまだ赤みが残っており、今後もこのまま赤く残ってしまうのではと思うと、不安で仕方ありません。この赤みは、徐々に自然な肌色に戻っていくのでしょうか。それとも、今後もずっとこんな状態で残ってしまうのでしょうか。
ダーマボンドというものがどのようなものなのかよく分からないため、質問させていただきました。
- A334 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「ダーマボンド」は表皮の切創を伸びない薄い膜で覆い閉鎖する接着剤で、創周囲の肌の緊張により開いて皮下組織が露出してしまうような創には使えません。
受傷部が「左目のななめ上」ならば、「傷口を指で寄せ」るだけでほぼ一本の線の様に創を閉鎖できたはずですから、創の開きを防ぎ湿潤環境で治癒させる目的で「縫合はせず」「ダーマボンドという接着剤でくっつけてくれた」処置は正しい判断だったと考えます。
まだ受傷後「1ヵ月」しか経っていないのですから「傷口はまだ赤みが残って」いる時期で、一般的に「今後も」受傷から3ヶ月までは赤みが続き瘢痕がやや硬くなる傾向があり
ますが、それ以降は徐々に赤みが減り柔らかくなっていくので心配はありません。
ご心配ならば、処置をしてくださった病院でも他の医療機関でも構わないので、形成外科を定期的に受診して瘢痕の経過を診て貰うとよいでしょう。
- Q335 相談者 ニックネーム:ももち 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性
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2歳の子供のことで相談いたします。2ヶ月ほど前に、椅子から落ち、窓枠の金属の部分でおでこを打ちました。左眉の1.5センチほど上が横方向・少し斜めに2センチほどパックリと切れてしまいました。すぐに総合病院の小児外科に行き、病院では、「傷は少し深く、骨膜のところまでいっている」と言われ、消毒後1針縫ってもらい、5日後に抜糸をしました。
現在、傷跡はまだ少し赤みがある状態ですが、2ミリ幅で傷跡がへこんでいて、おでこなので、表情が変わるたびに傷跡がさらに目立ち、どうしても気になります。
3週間ほど前に、個人のクリニック(形成外科)を受診しましたが、顔の傷は結構目立たなくなるから、このまま様子を見たほうがいいと言われ、紫外線予防にと3Mの茶色のテープをもらい、現在も毎日貼っています。
1週間ほど前には、近くの皮膚科にも行きましたが、「最初の治療ですべて決まるから今更どうしようもない。男の子だから修正手術も必要ないのでは?」と言われ、さらに落ち込んでいます。
今後、傷跡のへこみが目立たなくなる可能性は、まだあるのでしょうか?また、修正手術をする場合、時期としてはいつ頃がいいのでしょうか?
本人は、まだよく分かっていないので、毎日テープを貼るのを嫌がります。
私の不注意で怪我をさせてしまい、その傷を見るたびに悲しくなり、自分を責める日々が続いています。物心がつくまでに、どうにか少しでも傷が目立たなくなればと思っています。
- A335 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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外傷後の瘢痕は、目立たなくなるまでの経過途中で瘢痕が幅広くなったり、赤みが出たり、盛り上がったり、再度盛り上がりが小さくなったり、引き攣れを起こしたりします。
「個人のクリニック(形成外科)」の担当医の言う通り「顔の傷は結構目立たなくなる」ものなので、受傷後「2カ月ほど」ならば「紫外線予防」だけで「様子を見たほうがいい」時期です。
「3Mの茶色のテープ」は毎日貼り替える必要はないので、周辺から剥がれてきて汚らしく見えてきたら、お風呂に入った際に良く濡らして肌を傷めない様に剥がして、翌朝まで肌を休めたうえで再度貼付するとよいでしょう。どうしても「毎日テープを貼るのを嫌が」るならば、受傷後2ヶ月を経過しているのですから、テープを中止して日焼け止めクリームなどに変えていただいても構いません。
瘢痕は受傷後6ヶ月までに目立たなくなり、「傷跡のへこみ」が完全になくなることは無くとも、それ以降も徐々に目立たなくなります。
成長したお子さんご本人が瘢痕を気にするようならば、いずれ局所麻酔の手術で瘢痕の修正も可能なので、今は焦らずに経過をみてください。
以降は、治療とは直接の関係のない私見なので、お読みいただいてもそうでなくても構いません。
2歳のお子さんの顔の傷ということですから、親が心配するというのも十分に理解できます。
しかし、2歳前後の男児が全くケガをせずに育つということは、ほとんど考えられませんので、子供のケガのたびに「自分を責める日々が続いて」などと言っていては親の身がもち
ません。
ケガをしちゃったものはしょうがないと考えて、形成外科、皮膚科の先生の言うとおり受傷後2ヶ月の時期に出来ることは紫外線予防程度なのですから、焦らずに経過をみても良いでしょう。
形成外科で言われた通り「顔の傷は結構目立たなく」なります。
皮膚科の先生の言葉も「今更どうしようもない」のではなく、今は積極的に何かをする時期ではないので特に何もせず経過をみておきましょうということではないでしょうか。
繰り返しますが、小児期のケガの跡が全くないまま成人する人なんていないと思います。
むしろ、自身の傷跡を気にすることで、他人の心の痛みを感じ取れるように育ってくれると前向きに考えては如何でしょう。
また「物心がつくまでに」と言っても、2歳というのは既に、一度でも痛い事をされてしまえば白衣が怖いという認識を持つ年齢で、その後の治療に差しさわりがあります。
そのうえ、2歳~8歳くらいまでの間に瘢痕形成術をして傷跡を『より目立たなく』したとしても、物心がついた頃にもまだ『より目立たない傷跡』が残っているわけですから、元の傷跡を覚えていない本人が成長後に『より目立たない傷跡』を気にしてしまうならば、『元の傷跡よりも目立たなくなったのだから受け入れよう』という理屈は成り立ちません。
傷跡の瘢痕形成術を検討するとしても、ご本人が気にするようになってからでも遅くはないので、今は形成外科で定期的に経過を診ていただければ良いでしょう。
- Q336 相談者 ニックネーム:のあ 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性
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子供がすべって転んで顔の頬のあたりを強打してものすごく腫れました。整形外科に行ったのですが管轄外といわれ、診てもらえませんでした。
それから、一週間ぐらいでだいぶ腫れもひいてきて青くなっていたのもだいぶ消えてきたので安心していたのですが、笑った時にえくぼのようにへっこんでいることに気がつきました。(ちなみにまだ少し青いです。へっこむ辺りのみ)
これは骨が陥没しているということでしょうか。すぐにでも病院にいったほうがいいのでしょうか。
- A336 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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診察をしていないので具体的なアドバイスは出来ませんが、おそらく真皮層の線維の断裂か、頬の筋肉の損傷があるのでしょう。
「笑った時にえくぼのようにへっこんでいる」のは、皮下出血後の表皮と皮下組織の癒着の可能性もあります。
時期をみてマッサージをするだけで改善されることもあるので、直ちに治療をしないとしてもまず形成外科を受診しておくと良いでしょう。
仮に骨にヒビはあっても「陥没している」ことは無いでしょうし、骨の治療は必要ありません。
- Q337 相談者 ニックネーム:うさこ 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性
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6歳の娘が5ヶ月前、イスから転倒して、おでこが固い金具の角にあたり、近くの外科で5針縫いました。五日後に抜糸の後来なくていいよと言われました。
それからは、人に聞いたり、調べ独自の判断で3Mテープを張って、お風呂などでとれたら張替え、今に至ります。
傷跡は横12mm縦5mm 白く色が抜けてます。
本人は、まだ治らないの?と気にしています。張り続けたほうが良いのでしょうか? どこの科に相談に行けば良いのでしょう?
- A337 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「6歳」の子供ならば、「3Mテープを貼って」いるあいだは、「まだ治」っていないと「気にして」しまうのも無理ないでしょう。
受傷後「5ヶ月」経過しているので、紫外線遮断のための「3Mテープを」「貼り続け」る必要はありません。瘢痕にはメラニン細胞は存在しませんが、時間の経過とともに周囲からメラニン色素が入り込み、「白く色が抜け」て見えている「傷跡」も多少は目立たなくなります。
形成外科を受診して相談なさってください。
- Q338 相談者 ニックネーム:MARR 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性
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1歳半になる息子に関してご相談です。
2ヶ月程前に公園で遊ばせていたところ、小さな階段の一番上からアスファルトの地面に顔から転倒させてしまいました(3段/高さは計50cm位でしょうか)。鼻の頭と眉間に割と深い擦り傷を作ってしまったのですが、1週間程でかさぶたはきれいに取れ、今は赤みもだいぶ引いてきている状態です。
ただ、3週間程前から眉間の一番深かったであろう傷口の箇所に0.5mm~1mm程度の白いポチポチ(表面は少し固い感じがします)が集中して3つ出来ています。これは一生残るものなのでしょうか?
放っておくしかないとは思うのですが、有効な治療法等ございましたら併せて教えて頂きたいと思います。
- A338 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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稗粒腫(はいりゅうしゅ)でしょう。
「白いポチポチ」の中身は角質の塊で、白い塊を取り出してしまえばきれいに治ります。
治療はレーザーを使うことがないわけではありませんが、通常は注射針の先で白い丘状の角質を切って、中身を押し出します。
乳幼児の場合、押さえつけて処置をしなくてはならないうえ、自然に無くなってしまうことも少なくないので、特に何もせずに経過を観ていただければよいと考えます。
ご心配ならば、皮膚科か形成外科を受診してください。
- Q339 相談者 ニックネーム:こじこじ 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性
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2歳の娘が手すりの柱に顔をぶつけて、ほっぺに切り傷を作りました。キズパワーパッドをはりましたが、3時間後ぐらいに娘が剥がしたため、またはりなおしました。
いつもだったら、キズの所が白くプクプクふくれてくるのですが、全くふくれてこなくて、切り傷が黒っぽく透けてみえています。このまま、はり続けてもいいのでしょうか。
- A339 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「全くふくれてこな」いのは、浸出液が少ない(ほとんどない)というだけのことで
すから、「はり続けても」問題はありません。
「キズパワーパッド」は優れた創傷治療材料(創傷保護材、創傷被覆材)のひとつです
が、外傷の状態によっては適応とならないこともあります。
「ほっぺ」の「切り傷」を少しでも目立たなく治したいとお考えならば、形成外科を受診して、自宅でのケアが適当かどうか判断して貰い、アドバイスを乞うてください。
またキズパワーパッドが必要無い状態まで「切り傷」が治った後でも、瘢痕の状態を診て貰うことをお勧めします。
- Q340 相談者 ニックネーム:マミィ 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性
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1歳3ヶ月の女の子です。椅子から落ちて棚の角で眉間に縦約2センチの切り傷ができました。
(泣くと少しパカパカと傷口が開くくらい)
救急病院へ行きましたが、テープを貼るとすぐ剥がし、縫うのも困難と言われ、消毒のみの治療を行い帰されました。
ガーゼや絆創膏もできないので傷口がそのまま見えている状態なのですが、感染症や治り具合、絆残り具合は大丈夫でしょうか?
- A340 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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受傷後日数がたっていても、直ちに形成外科を受診していただいた方が良いでしょう。
子供の怪我を完全に避けることはできませんが、外傷治療と上皮化後の瘢痕治療に関してどこでどういう治療をするかは選択できます。
外傷受傷直後の治療は、上皮化して創傷被覆材が必要無くなることを目的とするか、長期的な経過の後に瘢痕が目立たなくなることを目標とするか、で治療法が異なると言っても過言ではありません。
外傷受傷時には、可能な限り早い時期に、形成外科などの外傷専門医を受診してください。
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