傷の悩み 無料相談
創傷治癒よくある質問
- 子どものけが(転んだ・ぶつかった・切ったなど)
- 顔
- Q81 相談者 ニックネーム:ひまわり 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性
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2歳の息子が4ヶ月前(1歳7ヶ月のとき)に転んで机の縁におでこをぶつけました。ぶつけた直後に泣き、ぶつけた部分は縁の形に少し凹みながら周囲はコブのように腫れました。それ以外は特に変わった様子がなかったので受診はしていません。患部はすぐに冷やすと次の日には凹みはなくなり、コブもほとんどなくなっていました。ただ、4ヶ月たった今でも上目遣いをすると患部が線上に凹みシワができたようになります。これは、いつか治りますか?何か家でできると処置はありますか?また病院は受診したほうが良いですか?その時は何科に受診したら良いのでしょうか?
- A81 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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皮下で癒着が起きているのでしょう。
癒着部分を指で押さえる様にしてゆっくり動かして、癒着を剥がすようにマッサージしてください。
1日1回30秒ほどで結構です。
それ以上の時間はお子さんが嫌がるようになる可能性が高いですし、長い時間強く押さえることを長期間繰り返すと前頭筋が薄くなるかもしれないので「凹みシワ」が改善したら終了してください。
形成外科を受診していただくとよいでしょう。
- Q82 相談者 ニックネーム:はや 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性
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4歳の女子ですが、眉毛を横断するようにかなり深い切り傷をおいちょうど一年が経過しましたが、今5mmほど幅のある白い線の跡になりました。眉毛の上に1cmほど傷跡の幅広い白い線が飛び出しており、眉毛を横切るように眉毛の付け根あたりまでできた白い跡には毛が生えていません。
目立つ箇所なので見るたびに心が苦しくなり、まだ小さいうちにどうにか目立たないようにしたいと形成外科に相談中なのですが、再手術してもよいのでは?と言われています。(住んでいる場所の関係であまり病院に選択肢がなく、一箇所の病院のみ通っています。主に大人向けの美容形成外科であり、小児形成外科ではありません。)
しかし、それで本当に大丈夫なのか?それが正しい選択なのか?(今より目立つ結果にならないか)、小さい子供に全身麻酔は大丈夫なのか?私がもっと適切な治療をしてあげたらよかったのに私の至らなさのせいだ、ようやく最近日除けの絆創膏をしない時もあるのにまたあの痛々しい傷と過ごす日々が始まるのも苦しい、など考えるとまた非常に悩んでいます。
ちなみに今でも少しでも良くなればと(できれば毛も生えてほしいと)、軟膏は夜中に毎日つけており、日焼け止め軟膏は昼間に毎日つけています。日が強い日は絆創膏もつけています。なかなか大きな変化はみられませんが(線の目立ち具合も、毛もあまり変わりません)。
眉毛が抜けるとの理由でテープを貼ることは医師から推進されなかったため、こうしたケアになりました。(たしかに何か貼っても毛が邪魔してうまくいきませんでした) しかし、普段のケアにも神経をつかいながら過ごす毎日も一年続けて私がだいぶ疲れています。それでもよくしたいです。適切な情報やアドバイスなどなんでも頂けましたら幸いです。
- A82 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「かなり深い切り傷」によって開いた皮膚の隙間を、線維芽細胞の豊富な瘢痕組織が埋めて治癒したため、「幅のある白い線の跡」になっています。
瘢痕組織には毛根が存在しないので、時間の経過を待っても「毛」が「生え」ることはありません。
身体が温まる度に瘢痕の赤みが増すような時期を過ぎて白く平らな成熟瘢痕になっているのでしょうから、今後瘢痕の様相はほとんど変化無いでしょう。
成熟瘢痕ならば、「日焼け止め軟膏」も「絆創膏」も必要ありません。
「形成外科に相談」して「再手術してもよいのでは」ないかと提案があった通り、目立たなくしたいならば、瘢痕を切除して細い一本の線状に縫合し直す瘢痕形成術しか選択肢はありません。
瘢痕形成術は局所麻酔でも可能ですが、「4歳」の小児なら全身麻酔の方が患者さんも術者も落ち着いて施術が出来るでしょう。
個人的な見解にはなりますが、患者さんご本人が幼くても、保護者や周囲が勝手に治療方針を決定すべきでないと考えます。
施術をしてほとんど目立たない瘢痕になったとしても、瘢痕はゼロにはなりません。
患者さん自身が望んで治療をしたのでなければ、患者さんが成長してから、自身が望まない施術を大人が勝手に決めて瘢痕が出来たという事実だけが残ってしまう可能性があります。
周囲から見れば目立たなくなってよかったと評価する瘢痕でも、本人は施術以前の瘢痕の記憶は薄れているので、親のせいで出来た傷跡という思いだけが残るのです。
子供の顔の瘢痕を気に病む気持ちは十分に理解しますが、ご本人が瘢痕を気にして自身から治療を望むようになるまでお待ちになった方がよいのではないでしょうか。
「形成外科」は一般的に、顔面などの瘢痕の修正治療には慣れているので、「小児形成外科」でなくとも構わないでしょう。
身近な家族が常に瘢痕を気にしている素振りを見せれば、お子さんも気にし過ぎるようになることが多いものです。
お子さんに、希望すればいつでも治療できるということだけを伝えて、干渉せずに見守っておけばよいのではないでしょうか。
- Q83 相談者 ニックネーム:あいこ 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:性別
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3歳の息子が玄関の階段の前で転んで、階段の角に鼻の横をぶつけてしまい、深く切り傷ができ血が出ていたので、キズパワーパッドを張りました。傷の部分が小さいのでキズパワーパッドの指先用を鼻の横の形に合わせて切っています。切ったので端が少し浮いておりそこから結構血が出てきます。病院で診てもらった方が良いでしょうか?
もう一つ質問です。2歳児に鼻の下をガリっと引っ掻かれてしまい、傷自体は小さいのですがうっすら赤いまま一向に治っていきません。跡が残ってしまうのでしょうか?今から病院で診てもらったら改善するのでしょうか?
- A83 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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濡れタオルなどを当てたまましばらく押さえて、止血してください。
止血を確認してから、湿潤療法および閉鎖療法用の「キズパワーパッド」を「端が」「浮いて」しまわないようにピタっと貼ってください。
自宅でケアをするにしても、瘢痕を目立たないものにしたいとお考えならば、一度、形成外科などの「病院で診てもらった方が良い」でしょう。
「鼻の下」の赤みは炎症後紅斑なので、目立たなくなるまで3~6か月程度かかるのが通常です。
- Q84 相談者 ニックネーム:ダテハラ 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性
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1歳の娘なのですが先日顔面から床に倒れた際に鼻に長さ3cmほどの裂け傷ができました。出血はそこまでなく、今はかさぶたになっているのですが傷跡が残らないか心配です。何か今後しておけばいいことあれば教えて下さい。
- A84 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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本来は湿潤療法で治療したかったところですが、既に「かさぶたになっている」なら「かさぶた」を無理に剥がさないようにしてください。
「かさぶた」が自然に脱落したら、3か月程度、保湿と紫外線対策をしておいた方がよいでしょう。
- Q85 相談者 ニックネーム:Onion 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性
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4歳になる息子が居ます。今から約1年半前に息子が階段でこけて鉄の手すりでおでこを強打しました。
アイシング処置をしましたがおでこは腫れあがり内出血のせいか赤紫色に変色しました。
僕はその場に居合わせていなかったのですが奥さんがその後お医者さんに行ったところ吐き気やめまい、骨折などもなく打撲による内出血ですねと言われたみたいでした。
数日経ち腫れや赤紫の変色もなくなっていったのですがおでこにポコっとしこりが残っていました。
初めは、まぁ男の子やし怪我の1つや2つ仕方ないか…と思っていたのですが、写真や表情によってはおでこのしこりがポコっと出ているように見え、今は本人はあまり気にしていませんがもう少し大きくなってきたら鏡を見て気にし出すかも…と心配になってきています。
だいぶ時間が経っているのですが今からでもおでこの膨らみを緩和できるような方法は有りますか?
- A85 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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皮下血腫が繊維化して「しこり」になっているのでしょう。
また、皮下癒着があるため「表情によっては」「ポコっと出ているように見え」るのかもしれません。
マッサージで癒着が剥がれることもありますが、外科的な処置が必要な場合もあります。
「しこり」の治療も注射やレーザー、外科的治療など様々です。
診察をしなければ、具体的なホームケアや治療法の提案は出来ません。
形成外科を受診してご相談なさってください。
- Q86 相談者 ニックネーム:こあ 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性
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3歳の男の子。3ヶ月ほど前に歩道橋で転倒し、おでこ(生え際)をぶつけて切ってしまい、形成外科で5針縫合しました。2.3日してから、抜糸後傷跡に触れてみるとチクッとする感じがして、再受診すると糸が残っていてピンセットで取り除きました。今現在、傷跡を見ると黒い点のようなものがあり、気になります。触った感じは特に違和感はありません。もう1箇所も、黒くはなっていませんが、触れると糸のようにチクッとする感じがあります。産毛がたくさん生えているので、抜糸後もテープなどで保護はしないで、そのまま様子を見ていました。また糸が残っていたり、経過が良くない可能性はありますか?
- A86 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「黒い点のようなもの」は、砂などの皮下異物あるいは抜糸の際に皮内に残った縫合糸でしょう。
「黒くはなっていませんが、触れると糸のようにチクッとする感じが」するのは、皮下縫合に使用した縫合糸かもしれません。
「形成外科」を受診してご相談なさってください。
- Q87 相談者 ニックネーム:ま〜ま 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性
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子供がベッドの角に顔をぶつけ、眉毛の横をぱっくり切ってしまいました。
日曜だった為、救急にかかりましたが、傷はそんなに深くはないし応急処置しかできないとの事でテープで傷を寄せて止血してもらいました。
救急の先生には、顔面の為、形成外科のある病院にかかった方がいいけど、市内の病院には形成外科がなく、皮膚科でもいいかなと言われましたが、皮膚科で大丈夫でしょうか?
- A87 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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しっかりと経過を見ていただけるなら。皮膚科でも外科でも構いません。
専門の診療科が何科であるかに関係なく、外傷治療の経験が豊富な医師もおられ ます。
外傷は、皮膚あるいは皮下組織の欠損部分を瘢痕組織が埋めて瘢痕(傷跡)にな ります。
したがって、幅広い瘢痕にしないため、第一段階として、創縁同士を隙間なく くっつけておく必要があります。
ピタっとくっつけて創縁同士が離れることが無いようにしておけば、創は数日 (1~2日程度)で癒着閉鎖します。
創が閉鎖癒着した後も開く方向に外力がかかれば、幅広い瘢痕になってしまいます。
第二段階として、一本の線状瘢痕が完成されるまで、受傷後6ヶ月間、瘢痕の局 所安静を保たなくてはいけません。
ご自宅でケアをなさるなら、割創の創縁に沿って湿潤療法専用の創傷被覆材を 貼って、創を閉鎖するように2枚の創傷被覆材を寄せてしっかりとテープで固定 してください。
割創に直接テープを貼ると出血や浸出液でテープが剥がれてしまい、創を閉鎖し た状態で固定できないことも少なくありません。
1週間で湿潤療法用の創傷被覆材を剥がしても構わないでしょう。
創が閉鎖上皮化していることを確認出来たら、6か月間、伸縮性のない紙絆創膏 を瘢痕に貼って肥厚性瘢痕が形成されるのを防いでください。
ぶつけて受傷した割創は創縁に挫滅組織があるため、瘢痕が残りやすい傾向があ ります。
瘢痕が残るのを避けたいなら、通院はしなくとも、なるべく早いうちに形成外科 で一度診てもらうとよいでしょう。
- Q88 相談者 ニックネーム:まる 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性
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一歳の男の子です。4日前に階段から落ちてしまい眉尻の上の辺りを怪我してしまいました。
日曜日だったのですぐに救急へ行き、処置をしてもらいましたが、傷は深く見えるけど寄せるとくっつきそうなので、縫うことはせずにテープを貼りましょう!と言われ、テープを貼っていましたが、寝る時によく顔を擦るのでテープが、今日取れてしまいました。
この場合はまた病院で張り替えてもらえばいいのでしょうか?傷の確認をしましたが一応塞がってはいるようです。
今は寝てる間に顔を擦ってしまって傷が開いたら困るのでとりあえずキズパワーパッドを貼って様子見しているのですがこれで適切なのでしょうか?
- A88 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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受傷後「4日」経過しているなら、既に創は癒着閉鎖しています。
「寝てる間に顔を擦ってしま」い「傷が開」いてしまうことを防ぐため、「とりあえずキズパワーパッドを貼って様子見」なさったのは正しい判断だったと考えます。
受傷から2週間ほど経過すれば、よほど強くぶつけたりしない限り創が再度開いてしまうことはなくなります。
「階段から落ちて」受傷した割創は創縁に挫滅があるため、創縁をしっかり寄せて閉鎖しても瘢痕が残りやすいものです。
瘢痕が赤く盛り上がって幅広くなりやすい時期が3か月ほど続くので、瘢痕が幅広くならないよう紙テープなどで固定しておくことをお勧めします。
少しでも目立ちにくい瘢痕にしたいとお望みなら、直ちに形成外科を受診して創の癒着・閉鎖を確認してもらい、定期的に瘢痕の経過を診てもらうとよいでしょう。
- Q89 相談者 ニックネーム:なな 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:無記入
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2歳の女の子です。1か月前にテレビ台でおでこをぶつけてたんこぶと皮膚が切れてしまい、キズパワーパッドで処置をしていました。現在は赤みと凹みみたいなのになっていて気になります。
この傷痕を目立ちにくくするためにできる治療法はありますでしょうか?
また、早めに形跡外科で治療したほうがいいでしょうか?
- A89 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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打撲による割創で創縁同士を隙間が無いように寄せておかなかったため、隙間に 瘢痕組織が増殖して赤色の凹んだ瘢痕になっています。
3~6か月の経過のうちに赤みは軽減しますが、成長しても瘢痕の幅は小さくなり ません。
泣いたり体が温まったりするたびに一時的に赤くなる症状は、その後も長期間継 続します。
ヘパリン類似物質外用薬などを塗って、気長に目立たなくなるのを待って頂くの がよいでしょう。
お子さんが成長してご自身で治療を望むようになれば、レーザー治療、マイクロ ダーマニードル療法、瘢痕形成術などがあります。
瘢痕を少しでも目立たなくしたいとお考えならば、直ちに治療を検討するという ことではなく、定期的に形成外科で経過を診て貰い、適時適切な自己ケア法など を指導して貰ってください。
- Q90 相談者 ニックネーム:おなつ 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性
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4歳の息子が階段から落ち、0.5cm程度ですがぱっくり割れて深い切創傷が目と目の間・鼻の上に出来てしまいました。
止血確認し病院受診、ステリテープで保護し本日で5日目です。
もう傷は付いていそうですが、深く丸く切れてしまったので傷が軽く円を描いているようになっており切れた創がまだ赤く線上に滲んでいるような感じです。顔のかなり目立つところなので少しでも目立って欲しくなく、湿潤療法として市販のキズパワーパッドに切り替えようかなぁと思っているのですが効果はありますでしょうか?
- A90 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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受傷後「5日目」なら創は閉鎖し上皮化も完了しているのが通常なので、「湿潤 療法」の必要はありません。
上下の創縁に隙間があって上皮化していない部位があるなら、「湿潤療法」に切 り替えてください。
消毒は必要ありません。
「少しでも目立って欲しく」ないとお考えなら、直ちに形成外科を受診して具体 的な治療法やケア法を提案・指導してもらってください。
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