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傷の悩み 無料相談
創傷治癒よくある質問
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- Q1 相談者 ニックネーム:えばた 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性
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新生児が先天性に頭皮の皮膚欠損1センチ程度あり、産まれてきました。たいおはどのようにすれば、よいでしょうか?
- A1 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「先天性」「皮膚欠損」症は、出生時には潰瘍の状態のこともありますが、通常2週から1か月程度で瘢痕治癒します。
毛根や汗腺・脂腺などの皮膚付属器は存在しないので、瘢痕禿髪の状態になります。
「1センチ」程度の小さい皮膚欠損は上皮化までは軟膏療法、瘢痕禿髪が残れば切除縫縮術や局所皮弁術で治療します。
成長してからなら、自毛植毛術も可能です。
産科主治医に相談して、形成外科を紹介して貰ってください。
- Q2 相談者 ニックネーム:はな 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性
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9歳の男児です。
以前に前頭部を二センチほど手術して縫った場所が強い炎症をおこしその部分一体にに髪が生えなくなってしまいました。その時は傷口から吸収糸が飛び出していましたが糸を切る程度しか処置はありませんでした。炎症は3ヶ月ほど続きました。二センチ×二センチくらいです。
その1年後に、形成外科にかかり、髪の無い部分を縫い縮める手術をしました。
しかし、また前と同じように炎症がおき、縫合糸膿瘍との診断でした。
今は生理食塩水と抗生剤の軟膏で炎症の様子を見ているところです。
炎症がおさまらないのなら、原因の吸収糸を除去する予定です。
その後、また髪が生えない箇所があるようであれば再び手術するかもしれません。
バイクリルという縫合糸が合わなかったようで、2回ともこの糸を使っていたようです。
縫合糸が合わないとはどういうことでしょうか
産まれ持ったアレルギーのようなものでしょうか
だとすると、今後、外科の手術を受けるときに、必ず申告しないといけないし、他の糸でもこういう事が起きるのでしょうか
- A2 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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縫合糸の選択は術前、術中に術者が判断しているはずですが、成長期男児の頭髪部位に拠り糸の吸収糸バイクリルは適していなかったということでしょう。
前頭部の瘢痕性禿髪部位の切除縫合は、相当大きな範囲を皮下剥離して縫合部に盛り上がりが出来るくらいに皮膚に余裕を持たせるか、縫合線に緊張がかからないように切開線をデザインして皮弁形成をしなければ、手術前と同じくらいの禿髪瘢痕になってしまうことが少なくありません。
再度手術が必要になるとすれば、術前に瘢痕形成術や皮弁形成術、自毛植毛術など手術法だけでなく手術の時期も併せてしっかりと手術計画をたてる必要がありそうです。
ただし「縫合糸が合わない」という医師の言葉は「アレルギー」とは異なるので、今後手術することがあったとしても特に意識する必要はありません。
- Q3 相談者 ニックネーム:みくまま 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性
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今年の3月に 5歳の娘の先天性後頭部皮膚欠損部(正中に直径約1cmが1つ、隣接して5mm程度が1つ)の縫縮手術を 形成外科にて受けました。(理由は後頭部で本人から見えづらく、小学校に就学してからのいじめ等が気になったためです)
手術は全身麻酔で問題なく終わりましたが、縫い跡は目立たないものの、術前の皮膚欠損の範囲より大きいと見えるような毛根の無い皮膚の部分ができてしまいました。
先日気になって受診しましたが、「後頭部はどうしても寝るときに圧迫されて皮膚が伸びてしまう。小学校高学年になり、意識してうつ伏せで眠れるようになってから手術すれば術後伸びることはほとんどない」と言われました。
術前にはそのような説明はなく、2つを1つに合わせて縫い縮めるので 幅1mm程度、長さ1.5cm程の縫い跡ができると聞いていました。
術後に仰向けで寝たため皮膚が広がるということはあるのでしょうか?
(手術後2週間は傷保護のため仰向けでは寝ていませんし、娘の寝相を見ていると、あまり真上を向かず横向き寝が多いのですが・・・)
今再手術をしても同じ結果になりますか?
- A3 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「後頭部皮膚欠損」は、単純に切除「縫縮手術」を行うと、周辺皮膚の伸展が極めて少ないため再度、瘢痕性脱毛斑が生じてしまうことも少なくありません。
ご相談の時点で手術から3~4か月しか経過していないので、「術前の皮膚欠損の範囲より大きいと見えるような毛根の無い皮膚の部分」は一時的な脱毛の可能性もあり、その場合は術後6か月経過以降に発毛が期待できます。
したがって今は育毛剤などをお使いいただき、暫くこのまま経過を見守って頂いた方が良いでしょうし、
「再手術」をお考えになるとしても、瘢痕が軟らかくなるまで少なくとも1年くらい期間を置いて下さい。
経験的には、術後に「うつ伏せで眠れる」かどうかは術後の経過にあまり影響を与えない様です。
瘢痕「縫縮手術」以外に、縫合部位に過度の緊張がかからない皮弁術やTissueExpander法、瘢痕に自身の毛を植える自毛植毛法なども含めて、術前に担当医とよく検討してください。
- Q4 相談者 ニックネーム:ゆみこ 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性
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子供の頭に、傷によるハゲがあり、1年半程前に縫い縮める手術をしました。
手術後一旦回りの毛が抜けてそれがはえて来た状態ですが、まだ1.5?×5?ほど禿げています。手術をしたらすぐに簡単に縮まると思っていたのですが、これでは手術前とあまり変わらない状態です。
医師は、まだ毛が生えてくるかもしれないからこのまま様子を見ましょう、と言いますが、術後1年以上も経ってるのに、まだ、生える可能性があるのでしょうか?
もう一度縫い縮める手術(幅1ミリほどに)をしたいのですが、無理でしょうか?
こういうことは、こちらのサイトでも紹介されている大学病院の形成外科を受診して相談した方がいいのでしょうか?
- A4 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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頭部の瘢痕禿髪を切除して「縫い縮める手術」は、周囲の皮膚の伸展性が小さいため、術後の瘢痕が幅広になる傾向があります。
特に頭頂に近い部分はほとんど伸展しないので、術後も「手術前とあまり変わらない状態」の瘢痕になることも少なくありません。
手術後の部位が「禿げて」いる瘢痕になっているならば「生える可能性」は無いでしょうが、瘢痕が細いままで「一旦周りの毛が抜け」て生えていないだけならば「このまま様子を見」ても「生える可能性」はあります。
「もう一度縫い縮める手術」も出来ますが、担当医が周囲の皮膚の緊張が強くて縫縮が出来ない状態と判断した場合は、周囲の皮膚を伸ばすティッシュエキスパンダーや皮弁の手術が必要になるかもしれませんし、瘢痕に植毛した方がよいかもしれません。
必ずしも大きな病院でなくても良いので、複数の形成外科専門医の意見をお聴きになってご自身に合った方法を検討されてはいかがでしょう。
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