FAQ 創傷治癒 よくあるご相談
- 顔
- Q1
- 相談者:mm 年齢:30代前半 性別:女性
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1年前に顔に1つ真っ赤に腫れ上がったニキビができて飲み薬や皮膚科で薬が貰えると知らなかったので思いっきり爪で押し潰したんですが中から何も出てこなくてただ余計に腫れ上がっただけになりました。結局ニキビが出来た日から半年経っても真っ赤でボコっと腫れたままになり、美容皮膚科でホクロを削る機械で削ってもらいました。削ってもらってから半年経ったんですが削ってすぐはホクロをレーザーで削った時みたいに凹んでましたが今は平坦になりました。ですが赤みが残っててお酒を飲んだり体が温まると赤みが余計目立ち、ちょっと顔を拭いたりするだけでも余計赤くなりでどうすれば良いか悩んでます。
ホクロもレーザーで消したことがあったのでその時の様に普通の皮膚に戻ると思ったんですが今回はなぜ平坦になったのに再生してきた皮膚まで赤いのかも謎です。今回のニキビ跡を削った美容皮膚科に相談に行ったらもう1回削る?と提案されたんですが、自分で調べるとフラクショナルレーザーがいいのか?と思ったのでこちらもお聞きしたいです。
- A1
- 回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
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「削ってもらってから半年経っ」て、「削ってすぐは」「凹んでましたが今は平坦にな」ったならまだ「赤みが残って」いてもおかしくありませんし、「お酒を飲んだり体が温まると赤みが余計目立ち、ちょっと顔を拭いたりするだけでも余計赤くな」るのは通常の経過です。
おかかりになっている「美容皮膚科」の担当医が「もう1回削る」ことを「提案」したなら、「フラクショナルレーザー」の適応ではない様に考えます。
診察をしなければ適格なアドバイスはできないので、おかかりになっている「美容皮膚科」あるいは別の美容皮膚科で現状の評価をしてもらい、具体的な治療法とその治療法を選ぶ根拠を説明してもらい、納得のいく治療を選んでください。
- Q2
- 相談者:さとう 年齢:20代前半 性別:男性
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ニキビ跡のクレーター治療でco2レーザーを受けます。施術を受けるクリニックでは湿潤療法はやっていないとのことでしたが、湿潤療法でケアしたいと思っています。湿潤療法をやっているクリニックで受けるべきであることは承知していますが、遠方であることから難しいためレーザー後の湿潤療法のやり方を教えていただけますでしょうか?。また、ハイドロコロイドを貼る時には保湿等せずに乾いた状態で貼るべきでしょうか?美容液等つけた方が相乗効果があるでしょうか?
- A2
- 回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
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「CO2」フラクショナル「レーザー」でしょうか。
整容に関する治療は、「施術」をして終わりではなくその後のケアまで含めて成り立っています。
申し訳ありませんが、施術から患者さんが満足する結果が得られるまでを一連の治療として治療計画を立てているはずの「クリニック」の治療内容に途中介入は出来ません。
施術をするクリニックの指示に従っていただくのが、得策と考えます。
一般論としてお答えするなら、施術部位に「湿潤療法」用の創傷被覆材をお使いになるなら、創面が「乾いた状態」になる前に「貼るべき」です。
ご自身で用意する「美容液等つけ」ると感染などトラブルの恐れがあるので、「クリニック」が指定したもの以外はお使いにならない方がよいでしょう。
- Q3
- 相談者:みかん 年齢:20代前半 性別:女性
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2年前から頬にある平坦なニキビ跡の赤みに悩んでいます。これまでニキビ跡の赤み治療のために、ロングパルスヤグレーザーやVビームをそれぞれ10回程度受けてきました。しかし、小さなニキビ跡が連結して3センチほどの大きさをもつニキビ跡の赤みが全く消えません。
それどころか、最近Vビーム2をして、赤みが悪化したように感じます。
もうレーザーを何度受けても治らないため、皮膚を縫いわせるなど手術をしたいのですが、レーザーで効かない平坦なニキビ跡の赤みに何か合う手術はないのでしょうか。
- A3
- 回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
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「ロングパルスヤグレーザーやVビーム」は拡張血管や新生血管による「赤み治 療」に有効ですが、「ニキビ」後やレーザー治療に伴う炎症が原因の「赤み」の 治療に著効はしません。
「最近Vビーム2をして、赤みが悪化したように感じ」るのは、炎症が治まってい ないからでしょう。
「2年前から」「赤みに悩んで」いて、その期間内に「ロングパルスヤグレー ザーやVビームをそれぞれ10回程度受け」たならおよそ5週ごとにレーザー照射を していたということですから、炎症が継続して「赤み」が続いていると考えられ ます。
どんな施術でも、施術後少なくとも3か月程度経過を観察する必要があります。
先ずは6か月間待って頂き、画像で比較していただくのがよいでしょう。
- Q4
- 相談者: 年齢:10代後半 性別:男性
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ニキビ跡に悩んでおり通販サイトにて20%のグリコール酸ピーリングを購入し自宅で使用していたのですが、長時間洗い流さずにそのままにしてしまい肌がえぐれたようになり半年経った今でもその部分は赤く跡が残ってしまいました。
皮膚科に行き湿疹と診断を受けステロイド系の軟膏を塗布したのですが全く治りませんでした。
どうすればこの跡は治りますか?
- A4
- 回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
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数年の経過で赤みは消褪するでしょうが、凹みは変化ないでしょう。
美容皮膚科でご相談いただければ、レーザーやマイクロダーマニードル法などを 提案していただけるでしょう。
- Q5
- 相談者:P 年齢:30代後半 性別:男性
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ニキビ跡の治療として2年前に培養表皮移植の手術を受けました。(レーザーアブレーションを行い培養した表皮を縫い付ける手法です。)
元々一年程度は赤みが続く説明を受けてはいたのですが2年経った今でも赤く、肌質もおかしくなり所々ブヨブヨした感触にもなり(未だヒリヒリしたりする時もあります)皮膚のハリもなくなり下に垂れ下がるような感じで更に頬が皺々になった感じになっています。クレーターもほぼ改善していないので前より相当酷く見えてしまい、頬全面を削ってこの状態なので症状の出てる範囲も広く精神的に毎日がきついです。
施術していただいた医師に赤みや削った感じの皮膚感が治らない事を聞いてみると赤みに関しては皮膚が薄くなってるから毛細血管が透けて見えてる赤みだと言われ、質感に関しては削ったから仕方ない的な事で特に明確な回答も得られませんでした。
この赤みと変になったテカテカゴワゴワした火傷のようにも取れる肌の質感や皺々した感じや、無くなってしまった肌理を改善させる治療は何がよろしいでしょうか?
- A5
- 回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
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培養表皮はいったん生着し、表皮のターンオーバーによって既に新しい表皮に入 れ替わっています。
現在は、真皮浅層から中層まで達した擦過傷が上皮化した後2年経過した瘢痕と 同様の状態です。
フラクショナルレーザーやマイクロニードルセラピーなどで真皮層の増生と再構 築、IPLやロングパルスYAGレーザーでなどで新生血管の処置というように、複数 の治療を組み合わせて焦らずに少しずつ凹み、赤みの改善を目指してください。
- Q6
- 相談者:のり 年齢:40代後半 性別:男性
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20代の頃ニキビ跡手術をした病院でオペの傷が頬の中心に残って小さな凹みがあるのですが、傷は残ってもいいですが凹みをもとに戻したい
- A6
- 回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
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申し訳ありませんが、診察をしなければ具体的な治療の提案が出来ません。
複数の形成外科や美容皮膚科を受診して、提案されるすべての治療法のメリット・デメリットを理解し、十分に検討したうえで治療方針を決定してください。
- Q7
- 相談者:H 年齢:10代後半 性別:男性
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ニキビを潰してしまい傷になってしまったのでキズパワー パッドを貼っていたんですけど2日後外してみると傷は治っていたんですけどま た新しいニキビができてしまいました。キズパワーパッドは顔に貼らない方がい いんですか?
- A7
- 回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
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通常、尋常性痤瘡の治療は湿潤療法を選択しません。
もちろん創の湿潤療法のために貼っても構いませんが、思春期の尋常性痤瘡が多 い顔の皮脂分泌が多い部位ならば、ご相談のようなことは起きるかもしれません。
- Q8
- 相談者:パイナップル3 年齢:20代前半 性別:女性
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傷が出来たのは16歳なので結構前になります。(現在22歳)
高校生になってからニキビができ始め、本当は良くないんですが、気になって潰していました。
ある日、鼻の真ん中に大きいニキビが出来て、同じように潰した時に、結構深くにあったニキビの芯を無理やり出そうとして爪でえぐってしまいました。少し治るまでゲンタシンを塗り絆創膏を貼っていましたが、少し皮膚が凹んでしまいえぐれた部分だけ赤っぽいような茶色っぽく変色してしまいました。その内治るだろうと思って皮膚科にも行かず放っておいて6,7年経ってしまったんですが、赤みは半減したものの皮膚の凹みは治りません。また、一度えぐれた部分が1週間に1,2回程皮がベロンと剥けたりします。
出来れば皮膚の凹みを戻して、変色して皮が剥けてしまう部分も綺麗に治せたら理想ですが、どこに診て貰うべきか、治療法がありましたら教えていただけると幸いです。
- A8
- 回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
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形成外科あるいは美容皮膚科・美容外科におかかりになってください。
ただし、ただ1回の治療あるいはただ一つの治療法だけで元の状態に戻ることは無いと先ず承知しておくことが必要です。
ご相談の「凹み」の深さ、形状によって勧められる治療法は異なるでしょうし、おかかりになる医療機関、担当する医師によっても提案する治療方針は異なります。
具体的な治療法として、ケミカルピーリング、メカニカルピーリング、マイクロニードル、フラクショナルレーザー、炭酸ガスレーザー、サブシジョン、単純縫縮術、皮弁術、フィラー注入、GF注射、脂肪移植、線維芽細胞移植、幹細胞移植などが考えられます。
治療法・治療方針の決定は、医師に任せるのではなく、また自身の思い込みだけで決めるのでもなく、すべての治療法のメリット・デメリットを充分に理解して、自身が最も信頼できるとお感じになった医師を主治医としてよくご相談なさってください。
瘢痕を目立たなくするには時間と根気が必要なので、複数の医師の意見を聴き、じっくりと時間をかけてご検討なさるべきです。
- Q9
- 相談者: 年齢:30代前半 性別:女性
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ニキビ跡がどんどん増えていきますが、どうしてですか?
全然平らだったところが急にボコっとなったりアイスピック型になったりします。2018年末に乾燥と間違えたクレンジング洗顔のせいでニキビが悪化し、どうしようもなくなって”ニキビの根本治療”に騙されてpdt治療をしました。合間に漢方をもらいに皮膚科に行くと、ニキビは潰さないと跡が残ると乱暴に潰されました。結果アイスピック型含め、全てのニキビ跡が残りました。
ニキビ自体はpdtを10回やっても治らないのでピルと抵男性ホルモン剤を飲み始め、そこでようやく一旦ニキビは収まっています。洗顔なども変えたら落ち着いたので、pdtは肌を汚くしただけだったと感じました。
現在はニキビ跡を治そうと思っており、ピーリングやレーザーなどしたくないのでビタミンC誘導体を使ったりとホームケアをしてます。
しかし、大丈夫だったところが後から凹んできてニキビ跡が治るどころか増えているのが残念です。
もともと毛細血管拡張症がコンプレックスで、血流が悪いところがボコボコしてます。整骨院などで血流を改善するべきか悩んでおります。
- A9
- 回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
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PDTは、多発する皮脂の多いニキビに有効な治療法ですが、皮脂腺の多い部位で炎症反応が強く出やすいうえ、皮脂量や病変の状態や治療段階に応じて照射時間や光源からの照射距離を調整する必要があるので、十分な効果を得るためには経験数の多い病院でお受けになったほうがよい治療のひとつです。
炎症性のニキビがあったわけでもないのに「全然平らだったところが急にボコっとなったりアイスピック型になったり」「ニキビ跡がどんどん増えて」いるようならば、ホルモン剤による浮腫みの軽減とともに「大丈夫だったところが後から凹んできてニキビ跡が治るどころか増えている」ように見えていると考えられます。
健康な肌のために「血流を改善する」ことも大切ですが、「ボコボコして」いるのが気になるなら、美容皮膚科あるいは形成外科でご相談なさることをお勧めします。
- Q10
- 相談者:せつな 年齢:10代後半 性別:男性
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2週間程前に眼の付近にニキビができ、その跡が白く盛り上がっています。以前も同様のことがあったのですが3日ほどで消えたので、心配です。病院で診て貰おうと思っているのですが、皮膚科と形成外科のどちらが良いのでしょうか。
- A10
- 回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
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稗粒腫あるいは粟粒腫でしょうか。
おかかりになるのは皮膚科でも形成外科でも構いません。
- Q11
- 相談者:タンヌ 年齢:30代前半 性別:女性
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頬中央部の3ミリほどの大きさの赤みを帯びた傷痕に関してのご相談です。
今年の2月に盛り上がっていたニキビ痕を炭酸ガスCO2レーザーで削って半年が経過しました。
赤みが引かず、皮膚科で診てもらったところ毛細血管の拡張も色素沈着も診られない焼いた痕だから、放置しなさいと言われました。凹んでいる状態は仕方ないにしろ、赤みに対してとても悩んでいます。周囲の色に馴染むことはないのでしょうか。
また、血行が良いお風呂上がりなど、とても赤くなるのですが、この症状も一生続くのでしょうか。周囲の皮膚を押すと少し赤みは軽減します。
- A11
- 回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
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肉芽による創閉鎖のため「赤みを帯び」ているのでしょう。
数年の経過で「赤み」は軽減します。
瘢痕形成手術をする、レーザーで肉芽を蒸散してフィラー注入や成長因子注射をするなどの治療ができるかどうか、形成外科を受診して相談なさってください。
- Q12
- 相談者: 年齢:30代前半 性別:男性
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10代の頃から重度のニキビに悩まされ、今はロアキュティンといつビタミンA誘導体で抑える生活が続いております。
新しいニキビは抑えられているのですが、できたニキビが全てと言って良いほど肌の深くにでき、ニキビ完治後もシコリとして残ってしまいます。瘢痕になっているものと思われますが、瘢痕を作らないで治癒させる方法はあるのでしょうか。
また、そういったシコリの治療は可能なのでしょうか。
- A12
- 回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
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難治性の尋常性挫瘡にイソトレチノインの処方がなされることがありますが、イソトレチノインは日本では未承認の医薬品なので、副作用等を避けて上手に使用するために専門の医療機関におかかりになることをお勧めします。
尋常性挫瘡の治療にイソトレチノインの処方をしている病院であれば、挫創後瘢痕の治療も可能なはずです。
保湿のほかに内服薬やレーザー治療が有効な場合もあるので、おかかりになっている病院でご相談なさってください。
- Q13
- 相談者:コバナ 年齢:30代後半 性別:女性
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小鼻ニキビのようは物ができました。だんだんと赤く盛りあがり、大きなシコリのようになりました。癖で触ってたら無臭の膿みたいな物が少しだけ出て、そのあと痛みが少し。数日たっても変わらず、次に痒みが少し。抗生物質入りの軟膏を塗って、触らないようにケアリーブを貼りを繰り返し。しかしなかなか引かないので、潰せないものかとピンセットで触ったら、軟膏の膜?みたいな物がペロリと剥がれ陥没しました。その後、陥没したまま、かさぶたなのか赤黒く固まってしまい、目立って嫌だったので、かさぶたなら取れないかとまたいじってしまいました。
再度剥がれ完全に陥没して肉がえぐれたような傷になってしまいました。軟膏を塗って軽くケアリーブ当ててます。
- A13
- 回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
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いわゆる面疔あるいは癤(せつ)でしょう。
通常のニキビに比べると、感染が毛根の深い部位まで達するので、「陥没」した 瘢痕が残りやすいのです。
上皮化しているなら、「軟膏を塗って軽くケアリーブ当てて」も効果はありません。
直ちに形成外科を受診して、現状の説明と今後の経過予想、治療計画を立ててい ただくことをお勧めします。
- Q14
- 相談者:m 年齢:20代後半 性別:女性
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ニキビ跡のクレーターに対してエコツーレーザーを行なっています。ほとんどのクリニックでは当日洗顔禁止となっていますが、数少ないクリニックでは湿潤療法を目的にハイドロコロイドを貼っているようです。
現在傷には湿潤療法が主流となっていますが、クレーター改善にはどちらが効果的なのでしょうか。また、当日洗顔禁止の理由を知りたいです。
- A14
- 回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
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湿潤療法で上皮化を待つことをお勧めします。
施術直後にハイドロコロイドなどの創傷被覆材を使用しない施設が多いのは、出血、感染、異物の存在は創治癒および上皮化を遅らせるので、施術翌日に血餅などがついていた際にご自身で洗顔時に創を洗浄してもらうためです。
また万一、感染を併発すれば創周辺の赤みや痛みがあるはずなので、それが無いことを確認してもらう意味もあるでしょう。
湿潤療法専用の創傷被覆材を使用しない場合は、通常、洗顔後に軟膏を塗布して創の「湿潤環境」を保ちます。
施術当日の洗顔禁止は、レーザー照射創を擦って出血させることを避けるためです。
レーザー照射にしろ、ほかの治療にしろ、施術機器の選択や施術自体も大切ですが、施術後の治療方針が重要です。
治療を担当する専門医は、創から異物を除去し、感染を防ぎ、浸出液の量をコントロールし、浸出液に含まれる成長因子などを創面に留めて、真皮および表皮の再生を促すために湿潤療法を選択するのであって、そのための具体的な指示内容は医師によっても違いますし、創状態によっても異なった指導がなされます。
一般論として「エコツーレーザー」照射後の創治療は「どちらが効果的」かお考えになるより、御自身の創状態にとって最適な処置を担当医に具体的に指示してもらってください。
- Q15
- 相談者:ブラック 年齢:20代前半 性別:男性
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中学生の頃から顔がニキビだらけでよく潰してしまった思い出があります。
普通のニキビなら自分はあんまり気にしなかったのですが顔のニキビが年をとるにつれて治っていく中、
左右の耳の下から顎にかけて?にケロイドが出来てしまいました。
(左右両方に出来てしまい形は違いますが範囲が広く、横はもちろん正面から顔を見ても絶対わかってしまいます。)
人は皆私を見るとき必ずケロイドを見ます。 もう目線でわかってしまうようになりました。
なのでなるべく隠したいと思い、口が隠れるまでチャックを上げたりポロシャツの襟も立てたりして隠すとちょっと安心してしまう自分になってしまいました。
治したいとももちろん思い地元の皮膚科、大学が東京だった為、大学病院にも行き、皮膚科、整形外科を受診しましたが、完璧には治らないと言われたのを今でも忘れません。
注射、放射線、手術、正直いくらかかってもいいから綺麗に治したいと思ってます。
ですが出来はじめてもう9年も経ってしまいました。
やっぱり完璧には治らないのですか?
- A15
- 回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
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どんな治療でも、ケロイドが全く無い元の肌に戻ることはありません。
トラニラスト内服、ステロイド注射などのほか、ケロイドを切除し縫縮あるいは植皮後に中性子線照射をすると縫合線からのケロイド再発を予防することが出来ます。
実際に治療をするか、するとしてもいつから開始するかは、後ほど検討することにして、先ずは形成外科を受診して、治療方針を検討して貰ってはいかがでしょう。
- Q16
- 相談者:megumi 年齢:30代後半 性別:女性
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10年以上前に眉間の所のニキビをつぶしてしまい、それが化膿して現在は白く丸い盛り上がった傷跡になっています。
サイズは5ミリ以下くらいです。
平らにして目立たないようにしたいのですが、大手の美容外科2社に相談メールを送ったところどちらからも取り扱っていないとお断りされてしまいました。
盛り上がりを無くすことは不可能なのでしょうか?
- A16
- 回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
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診察をしなければ、詳細が把握できません。
肥厚性瘢痕ならばレーザー治療やステロイド注射が有効な可能性があります。
瘢痕形成術の適応かもしれません。
形成外科を受診して、具体的な治療法を提案して貰ってください。
- Q17
- 相談者:いち 年齢:20代前半 性別:女性
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アメリカに5年前から留学生として来て、生活様式の違いなどでニキビに悩まされました。
今は、ケロイドがフェイスラインに残っていて、痒かったり、見た目が気になります。
仕事上、髪をまとめるので、フェイスラインを髪で隠すことができず、困っています。
日本に帰ることはあるのですが、薬やシートなどでなく、手術で治す方法など、何かアドバイスをいただければ幸いです。
- A17
- 回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
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「ケロイド」ではなく肥厚性瘢痕でしょうが、「痒かったり」するならば、多少赤みがある筈です。
レーザー治療の適応があるでしょう。
形成外科や美容皮膚科を受診してください。
- Q18
- 相談者: 年齢:10代後半 性別:男性
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ニキビ跡についてです。中学の頃からニキビがとても増え始め、同じ所に何度も繰り返しできては酷く膿んだりしていて、高校生の頃には顎のライン左右全体に、ボコボコとはっきり盛り上がった痕がたくさん残ったままになってしまいました。
近所の皮膚科に相談に行った所、まだ新しいニキビもできてきている為それを無くす所からということで、塗り薬や飲み薬処方してもらっていました。
しかし、やはりニキビはでき続けるし、とにかく既にできている痕を早く治したかったので、並行して今度は美容皮膚科と皮膚科が一緒にある病院にも通い始め、フラクショナルレーザーというのを進められ3回くらい試みましたが、無数にできた小さな黒い点がただ薄くなって終わるだけで、説明で聞いたようにポロポロと剥がれ落ちる事はありませんでした。
先生も費用がかかる割りに効果がないと思われたのか治療を変更され、今は月に1度、盛り上がっている所1つ1つに膨らみを小さくする注射を打ってもらっていますが、8回くらい受けて、一部小さくなったと思う箇所もありますが、大きめの所はあまり変わらないままな気もしていて、このまま今の処置を続ける方がいいのか迷い始めています。
他にも効果が期待できそう薬や方法がありますでしょうか。
- A18
- 回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
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ご相談の様な内容は、最も治療に難渋する症例の一つなので、診察をせずに具体的なアドバイスが出来ません。
つまり、明確に決まった治療があるわけではないので、症例毎に担当医毎に治療方針も治療法の組み合わせも異なるのです。
例えば、私なら「フラクショナルレーザー」は使用しませんし、「盛り上がっている所1つ1つに膨らみを小さくする注射」は2ヵ月に1度しか注射しません。
(私は実際に診察をしていないのですから、今の治療が間違っているということではなく、症例・医師によって考え方は大きく異なるということを知っておく必要があるのです)
今お掛かりになっている「美容皮膚科と皮膚科が一緒にある病院」のほかの皮膚科、形成外科でもセカンドオピニオンを貰ってください。
治療法を提案してもらうだけでなく、その治療が有効な理由、その治療のメリット・デメリット、他の治療との比較などを、ご自身でも理解してじっくりと期間をかけて治療に取り組んでください。
何もせずに放置した場合でも、「ニキビ」が出来なくなれば、数年の経過を経て瘢痕は徐々に目立たなくなります。
- Q19
- 相談者:たかし 年齢:20代後半 性別:男性
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小学校高学年の頃からニキビができ始め二十三歳くらいまで出来続けてきました。
ある程度のニキビ跡はもう仕方がないと割り切ってはいるのですが、鼻の肥厚性瘢痕があまりにも酷いので相談させてほしいのです。
自分はニキビなどが原因で引きこもっていた事もあり、病院に行く事が億劫だったので治療らしい治療も特にはしてきませんでした。
そのうちなんとか人と関われるようになり社会に出ることもできましたが、思春期時代に作ってしまった鼻の肥厚性瘢痕が遠目から見てもわかるレベルで近づくと本当にボコボコしていて恥ずかしいのです。
自分より酷い鼻の人とはまだ会ったことがありません。
10年ほど前に出来たものでも目立たなくすることは可能なのでしょうか?
- A19
- 回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
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「ボコボコ」が全く無くなることはなくとも、ピーリング、レーザー治療などの適応はあるでしょう。
時間をかけて、根気よく治療を継続することが必要です。
先ずは、形成外科あるいは美容皮膚科で相談なさってください。
- Q20
- 相談者:ゆうゆう 年齢:30代後半 性別:女性
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鼻の真ん中に赤ニキビができたのを潰してしまい、1箇所ポツンとクレーター跡として残ってしまったため、去年の秋頃に形成外科で2回フラクショナルレーザーをうけました。
その後処方されたハイドロキノンを3ヶ月ほど塗り、自宅でピーリングや、トラネキサム酸の美容液をイオン導入させたりしていたので、
色素沈着はかなり薄くはなりましたが、斑な感じで残っていて完全には消えません。
レーザーをあてた所の皮膚もかなりデコボコしていて傷跡のように残り、化粧もうまくできません。
化粧をすると逆に、レーザーをあてた所の形がはっきり目立ちます。
よく見ると一部は周りの皮膚よりも若干白く盛り上がり、皮膚がテカテカしています。おかげで化粧もすぐにとれます。
レーザーをうける前より明らかに、関係のないところの皮膚までデコボコになり、毛穴もブツブツでかなり汚い鼻になりました。
鼻は一番目立つ所だけに、毎日鏡を見るのが本当に辛いです。
近所の皮膚科に相談に行きましたが、気にしすぎ。だとか、何にもおかしい所はないから治療の方法がない。などと言われ、とてもショックを受けました。
この斑な色素沈着や、テカリ、肌のデコボコした傷跡みたいなのは、このままほかっておいてもいいのでしょうか?
- A20
- 回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
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フラクショナルレーザーの種類、照射設定によっては、「肌のデコボコした傷跡」のようになることもあり得ます。
「自宅でピーリングや、トラネキサム酸の美容液をイオン導入させたりしていた」というのが、ご自身の判断で行っているのなら、「ピーリング」が多少なりとも影響を与えたことも否定できません。
一般的に「斑」な状態の「色素沈着」の治療は、単調なシミの治療より難しい判断が求められます。
診察をしなければ詳細はわかりませんが、「近所の皮膚科」で「気にしすぎ。だとか、何にもおかしい所はないから治療の方法がない。などと言われ」たならば、周囲の人にはご本人が感じるほどには違和感はないのかもしれません。
そうであれば、特に治療をせずに時間の経過を待てば、徐々に目立たなくなるものですし、化粧することを前提に、色素脱失に近い形にレーザー照射した方が、かえって目立たないということも考えられます。
ひとつの治療だけですべての悩みが解決できるわけではなさそうですから、複数の美容皮膚科、形成外科を受診して治療方針を提案してもらい、医師任せにするのではなく、ご自身で全ての治療法を理解し、納得して治療を受けてください。
- Q21
- 相談者:panera 年齢:40代前半 性別:女性
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10年くらい前、ニキビ治療のため、皮膚科でレーザーを当てました。
しかしその部分がなかなか治らず、結局うっすら赤くあとが残ってしまいました。大きさは大豆くらいの大きさです。
赤みを抑えるレーザーを繰り返し当てましたが、効果は見られませんでした。
お化粧で隠せますが、可能ならば手術等で治せればと考えています。恐らく、表面の皮膚が欠損しているように見えます。専門家ではないのでよく分かりませんが。
その部分を切開して、縫い合わせる等の処置は出来ないものでしょうか?
- A21
- 回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
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凹みの瘢痕でしょうか、盛り上がった肥厚性瘢痕でしょうか、平らでやや透明感のある赤みを持った瘢痕でしょうか。
「大豆くらいの大きさ」なら、いずれの状況でも、部位によっては「その部分を切開して、縫い合わせる」処置も可能ですが、頬などは術後の瘢痕が目立つのでお勧めできる処置ではありません。
また、「赤みを抑えるレーザー」が血管に反応するレーザーならば、その赤みが血管拡張や新生血管によるものでなければほとんど効果はありません。
診察をしないで判断は難しいのですが、肥厚性瘢痕や平坦な赤みなら、フラクショナルレーザーで治療が可能かもしれません。
治療計画を立てるためには、また、治療方針の決定のためには、様々な治療法、様々な治療機器について精通している必要があります。
後から後悔しないためにも、複数の形成外科、美容皮膚科、美容外科を受診して、まずはご自身の状態をしっかりと了解し、更に、どんな治療法があるのか、どれくらいの期間がかかるのか、どんな効果があるのかをすべて理解して、主治医を選び、納得して治療してください。
- Q22
- 相談者:ゆり 年齢:20代後半 性別:女性
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元々ニキビができると腫れやすい体質で、今回も顎の部分にニキビができてしまい、少し腫れた状態が2日くらい続いたので、かなり腫れる前にと皮膚科に行ってニキビ注射をしてもらいました。
その結果、ニキビ注射した部分がボコんと凹んでしまった状態なってしまい目立ちます。
何日かしたら治るかと思い、ほっておいたのですがまだ治りません。
手で触ると、注射をした部分だけ肌がもっこり無くなってしまっているような感じです。
これは元に戻るのでしょうか?
また注射の量を間違ってしまった為、このような事になってしまったのでしょうか?
- A22
- 回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
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いわゆる「ニキビ注射」は、今のところ必ずしも一般的なニキビ治療とは言えません。
したがって「ニキビ注射」と言っても決まった内容があるわけではなく、それぞれの病院がオリジナルの薬剤をカクテルにして注射しているのが現状です。
注射される薬剤は、副腎皮質ホルモン、プラセンタ、ヒアルロン酸のいずれかが主になっているのですが、「ニキビ注射した部分がボコんと凹んでしまった状態」になっているとしたら、おそらく注射した薬剤は副腎皮質ホルモンだと考えられます。
副腎皮質ホルモンの注射のあとが「手で触ると、注射をした部分だけ肌がもっこり無くなってしまっているような感じ」になってのですから、脂肪が萎縮してしまったのではないでしょうか。
萎縮した脂肪が自然に「元に戻る」ことはないので、治療をした「皮膚科」で相談をするか、他の皮膚科あるいは形成外科を受診して治療計画を検討してください。
- Q23
- 相談者:りっちゃん 年齢:20代前半 性別:女性
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私は2年前におでこにニキビが出来てそれを潰して正確に言うとむしって、治ってまた赤みが気になってむしっての繰り返しで、この2年それをずっと繰り返しています。
何十回むしった皮膚って治りますか?
- A23
- 回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
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真皮層までダメージを受けていると瘢痕が残る可能性がありますが、
通常の「ニキビ」が発症して、「むしって」、「治って」を「繰り返して」いるだけならば、ひどい瘢痕になる可能性は大きくありません。
一時的に色素沈着が残ったなら、美白剤などを使った方が良いかもしれません。
皮膚科で相談してください。
- Q24
- 相談者:こと 年齢:30代前半 性別:女性
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ニキビ跡の凹みにアブレージョンをしました。
一面を削る施術ですが、クレーター周囲部分は深めに削られており2か月経過した今でもまだ窪んでます。
このアブレージョンの傷跡はどの位で平らにもどりますか?
アブレージョンの深さは医師に聞いたところ真皮の浅層までで間違いないようですが2ヶ月たってもまだ深いとこと浅い所での段差があり とても不安です。
現状では削りあとの方が元のニキビ跡より目立っており毎日心配してます。
削られた皮膚が元の高さにもどるには、客観的にどの位の期間が必要でしょうか?
- A24
- 回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
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どのような機器を用いて「アブレージョン」をしたかによって、治療経過は異なります。
一般的に、術後少なくとも半年を経過するまでは、術後創の状態は変化します。
真皮もある程度の深さまで削ると、多少は「深いとこと浅い所での段差」が残ります。
治癒を促すのにレーザー治療が有効なこともありますので、手術をなさった病院で現在の状態の説明と今後予測される経過をお尋ねになるか、ほかの形成外科でセカンドオピニオンをお求めになってください。
- Q25
- 相談者:kako 年齢:10歳未満 性別:女性
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現在生後3か月の孫のことで相談をお願いいたします。
生後2週間頃から、乳児湿疹(赤ちゃんニキビ)ができ、せっけんでそっと洗っておりましたら、1か月半ぐらいで治りました。が、今になって、顔のほほに、大人のニキビ跡のように、クレーター状のように残ってしまいました。一生残る跡と、皮膚科で診断されました。膿んではれたニキビがありましたので、その部分がすべて跡となりました。今後、成長とともに、傷跡は大きくなりますか?2倍3倍ぐらいになりますか?また、少し目立たなくなる可能性などありますか?(現在、傷跡の大きさは1~2ミリ、深さも同じぐらいです。)
- A25
- 回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
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「皮膚科」が「一生残る」と「診断」したのは、瘢痕も全くない肌になることは無いという意味で、「クレーター状」のまま残るということではないでしょう。
まだ「生後3か月」のお子さんなら、成長に伴って徐々に瘢痕は目立たなくなると考えられます。
「せっけんでそっと洗って」いた処置は、正しいものです。
乳幼児用の紫外線防止剤を使うか、遮光用テープを貼って、紫外線予防に努めて、定期的に形成外科か皮膚科で診てもらうとよいでしょう。
- Q26
- 相談者:無記入 年齢:20代前半 性別:女性
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ニキビ跡の凹凸に悩んでいます。色々と調べたところ、アブレージョンが最も効果のある方法だということでした。グラインダーという機械を用いて行うメカニカルピーリングをされている形成外科を探しているのですが、なかなか見つかりません。今ではあまり行わなくなっているのでしょうか?
- A26
- 回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
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アブレージョンには、炭酸ガスレーザーを使ったレーザーアブレージョンと電動やすりを使ったグラインダーアブレージョンがあります。
ニキビ後の皮膚の凹凸は、皮膚の表面(表皮)だけのダメージではなく、コラーゲン層(真皮)の凹凸のため、比較的深くまで皮膚を削ることになります。
もちろん、注射の局所麻酔や全身麻酔が必要です。
術後は、深い擦り傷か火傷をしたような状態になるため、2週間程度、腫れて、カサブタがついたままで新しく皮膚が再生されるのを待ちます。
上皮化(皮膚が再生されること)が完了しても、しみになりやすいため、充分な紫外線予防と保湿が必要です(長期の休暇が必要になることもあります)。
形成外科、美容外科の広報には必ず紹介されている治療法のひとつですが、比較的慣れと熟練を要する手術ですから、術前に担当の先生とよく検討してください。
また、レーザーピーリングやケミカルピーリング、マイクロダームアブレージョン(表皮だけを削る方法)などの治療を繰り返すことで、ある程度凹凸は目立たなくなります。その他にも、ヒアルロン酸注入、光治療、高周波電気、血小板注入などによる膠原線維増生なども有用です。
- Q27
- 相談者:無記入 年齢:20代 性別:女性
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小学校からニキビが顔中にでき始め、さわりすぎてしまい、現在ではにきびはあご以外は治まったものの、両頬が大きなクレーターと深く開ききった毛穴だらけの状態になってしまいました。アブレージョン手術を受けクレーターを削ってもらったのですが、毛穴に関しては以前よりも広く深く広範囲に及ぶようになってしまいました。人の目が気になって外にでれません。皮膚移植を受けたいのですが、可能でしょうか?
- A27
- 回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
- ニキビ跡に皮膚移植しても、かえってもっと目立つ跡が残ってしまいますので、お勧めできません。一度専門医にご相談されたほうがよいでしょう。(相談者にはカウンセリングを行っているクリニックをご紹介しています。)
- Q28
- 相談者:無記入 年齢:30代前半 性別:女性
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以前、ニキビ痕の陥没の改善のため、顔面の表皮アブレーションとディープピーリングを受けたのですが、アブレーション部がデコボコとした傷痕になってしまっています。
ちなみに、表皮アブレーションは頬のほぼ全面(口から下や顎の下はしていません)ディープピーリング(フェノール系のものとの説明でした)は顔全面受けました。施術後20日ほどで顔全面にできた瘡蓋が全て剥がれ、その時は皮膚表面はかなり平らできれいでした。(もしかしたら顔面が腫れていたからかもしれませんが)
しかし、瘡蓋が剥がれてから3ヶ月後くらいから、アブレーションをした部分がデコボコと盛り上がり始めました。色は薄いピンクです。現在、施術後9ヶ月ですが、盛り上がりはある程度落ち着いてきたものの、肌全体が収縮(?)したような感じで皮膚がゴワゴワ・シワシワと縮れたようになっており、ミカンの皮のようなデコボコした凹凸が気になっています。
また、皮膚自体が薄くなっているからか、笑ったり顔の筋肉を動かすと、アブレーションした部分の皮膚にシワシワと細かな皺がたくさんよってしまいます。施術してもらった医師に相談したところ、「軽度の瘢痕に近い」とのことで、bFGF注射による治療を勧められました。
肌理や瘢痕の改善に効果があるとのことでした。このデコボコした表皮の削り痕の改善のために、何かできることはあるでしょうか?
また、FGF注射やトレチノインは有効でしょうか?
- A28
- 回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
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フェノールピーリングは真皮下層まで到達することがあり調節が難しいため、色素沈着やケロイドなどの副作用を起こしやすく、日本人のような有色人種にはあまり適さない処置とされています。
bFGFの注射はコラーゲン再生や真皮の再構築により小皺や凹みをある程度改善させるのには効果的ですが、出来あがった「瘢痕の改善に効果」はほとんどありません。
「FGF注射やトレチノイン」は真皮細胞の増殖と表皮の再構築に有効でしょう。
ただし瘢痕の治療は、さまざまな治療法を組み合わせて計画されることも多く、フェノールピーリングを施行している施設ならば、施術後ケアについても十分経験があるはずです。
「笑ったり顔の筋肉を動かすと、アブレーションした部分の皮膚にシワシワと細かな皺がたくさんよってしま」うなら、まだ治療の途中経過でしょうから、担当医の指導に従うのが、良い選択なのかもしれません。
どの治療法がよいか検討するのも大事ですが、全てお任せできると信頼することのできる主治医を見つけることの方が大切ですから、施術した病院以外での治療もお考えならば、複数の形成外科や美容外科を受診して相談してみてください。
- Q29
- 相談者:みつば 年齢:20代後半 性別:女性
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五年前に顎ににきびができ、かなり膿んで皮膚科で排膿してもらったあとの管理が悪かったのか、ケロイドになってしまいました。
いまは月に一度のケナコルト注射をして大分凹んできたのですが、そこに繰り返しニキビができるせいで、注射は半年以上やめられない状況です。
ステロイドの副作用を考えるともう注射も続けるのが怖いです。他に治療法はないのでしょうか
- A29
- 回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
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20歳代後半の女性ならば、「ケナコルト注射」を「月に一回」はやや頻回過ぎるかもしれません。
ただしステロイドの副作用として生理周期が乱れる可能性はありますが、懸濁液の局所注射ですからケロイドや肥厚性瘢痕内に注射している程度ならば、それ以上の副作用をご心配になる必要はないでしょう。
ご心配ならば主治医にご確認になってみてください。
ステロイド注射以外には、トラニラスト内服、保湿クリーム外用、ステロイドテープ、シリコンジェルシート、レーザー治療、瘢痕形成術(切除縫縮、剥削、皮弁、植皮、培養皮膚)、電子線照射などが行われます。
「にきび」「かなり膿んで」「排膿してもらった」「繰り返し」というキーワードから、粉瘤あるいは歯根嚢胞の可能性もあります。
おかかりの「皮膚科」で訊ねてみるか、一度他の皮膚科や形成外科で相談なさってみては如何でしょう。
- Q30
- 相談者:わた 年齢:30代後半 性別:男性
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小鼻の横にずっと前ににきびみたいなものをつめで押しつぶしたりいじったりしていたらちょっと盛り上がった赤みをともなうあざみたいになってしまい、皮膚科でレーザーでその部分をけずりとってもらいました。
2週間くらいたつのですが、平坦にはなったのですが、赤みが逆にひどくなったような気がします。これは時間がたてば赤みは落ち着くのでしょうか?
大きさは2ミリくらいでそれほど大きくはないのですが、なんとなく気にはなります
この赤みは改善する手段はあるのでしょうか?
- A30
- 回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
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元々が血管腫ではなく「ちょっと盛り上がった赤みをともなうあざみたい」なものだったわけですから、現在の「平坦」な「赤み」はレーザー治療後の赤みでしょう。
処置後3ヶ月程度は赤い状態が続く可能性がありますが、6か月経過する頃には赤みはかなり軽減されているはずです。
瘢痕に一定期間赤みがあるのは、一般的な経過です。
- Q31
- 相談者:rei 年齢:10代後半 性別:男性
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ケロイド肥厚性瘢痕の事でご相談します。
3年前ぐらい前からニキビが酷くなり、両顎から首にケロイド肥厚性瘢痕が出来多数の病院などに相談し、塗り薬貼り薬を試しましたが、ニキビも増えてきました。
思春期で、顔なので手術を希望なのですが、今住んでいる所では専門医師が居ないため悩んでいます。
- A31
- 回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
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「ケロイド 肥厚性瘢痕が出来」というのは、「病院などに相談」して診断されたのでしょうか。
ケロイドと肥厚性瘢痕は同じものではありませんし、ケロイドならば不用意な手術で症状が悪化することがありますし、肥厚性瘢痕ならば時期が来れば赤みが退き、盛り上がりも小さくなります。
まだ10歳代後半で「ニキビも増えて」もおかしくない年齢なのですから、まずは「ニキビが酷く」ならない様に治療をすることが大切です。
ニキビ治療は近年変わってきているので、外用薬、内服薬およびホームケアを、まずは複数の皮膚科や美容皮膚科で相談して下さい。
ケロイドあるいは肥厚性瘢痕の治療は長期間に亘ることが多いので、治療を開始する前に、どんな治療法があって、どの程度の効果が期待できるのかなどを患者さん自身が十分に理解して、信頼する担当医のもとで治療なさってください。
- Q32
- 相談者:hatoko 年齢:20代後半 性別:女性
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高校1年生ころから眉間に大きなニキビができやすく、つぶす→かさぶたになる→治るを繰り返していました。つぶさずに放置したこともありましたが、何週間たっても全然治る傾向がなかったので、つぶしていたのですが、いつも跡形もなく治っていました。
2年くらい前から、そのニキビができていたところが、ニキビとは違うような、コリコリした傷跡になって残ってしまいました。つぶしても、そのコリコリは取り除けません。これは肥厚性瘢痕というものでしょうか?しばらくいじらず放置していると、赤くなって、水ぶくれのような状態になっています。水ぶくれの状態が気になって、つぶそうとすると、その傷跡の部分だけ、簡単にきれいに皮がむけて、下の肉が見える状態です。痛みやかゆみなどは全然ありません。水ぶくれ部分を取り除いてもその下にコリコリとしたものがあって、盛り上がっている状態です。場所が場所なだけに気になって仕方ありません。放っておいたらそのうち治るものなのでしょうか。
- A32
- 回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
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物を核とした炎症性の肉芽腫が出来ているのかもしれません。
「放っておいたらそのうち治るもの」ではなさそうですから、形成外科か皮膚科を受診して下さい。
- Q33
- 相談者:無記入 年齢:無記入 性別:無記入
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2年ほど前、レーザーでニキビ跡の治療をして、鼻にへこんだ瘢痕ができ、その後治療していますが、半年後くらいから肥厚性瘢痕ができ、鼻が片方大きくなってしまいました。
そこにステロイド注射を1カ月に一回していて4回しましたが、3回目まではすこしずつ小さくなっていた鼻が4度目で少し腫れてきています。
病院に連絡しましたがステロイドで腫れることはないといいます。4度めの注射をして4日しかたっていませんが、腫れはひいてきますでしょうか?
もし治らなければ、整形しようか悩んでいます。
- A33
- 回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
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「ステロイドで腫れることはない」にもかかわらず、「4度目で少し腫れてきてい」るのですから、診察をして腫れている原因を探る必要があります。
「肥厚性瘢痕」に注射をしているので多少腫れて見えるだけで自然に吸収されるものかもしれませんし、感染・炎症による腫れかもしれません。
すぐに「ステロイド注射」をしてくれた病院を受診して下さい。
「鼻が片方大きくなってしま」う変形がどの程度かは判りませんが、「肥厚性瘢痕」に「ステロイド」を繰り返し注射する治療は、一般的ではない様に考えます。
「整形しようか悩んで」いるくらいならば、複数の形成外科、複数の美容外科でセカンドオピニオンをお求めになることをお勧めします。