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創傷治癒よくある質問

  1. ニキビ
  1. 胸・脇・腹・背・腰など
Q1 相談者 ニックネーム:クック 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

2014年の2月に以前から胸の(乳輪外側近く)の皮膚下に黒ニキビが出来、段々と大きくなった為に日本で皮膚科の先生に診察を受け、ビックコメドーという診断で、その場で先生が除去して下さいました。その時には陥没した所に軟膏を頂いて数日塗りました。
その際に、先生からまたできる可能性が高いと言われましたが先生の予想通りになり、同年の11月には以前より突起が大きく盛り上がり、黒ニキビの上に皮膚が透けて見える様な状態になりました。
(海外に住んでおります為、かなり日本の医療とは色々な面で異なっており、これまでの経験からこちらでの治療は極力受けない様にしております)
念のためこちらで皮膚科の先生に診て頂き、同じくビックコメドーだという診断だったため、こちらの病院での切除等は受けたくなかったので放置しておりました。
昨年シャワー中に自分の手が当たり、その場でビックコメドーがポロっと落ちた状態になってしまいました。コメドーは例えますと仁丹より少し大きめ位の黒い塊の様なものでした。
その際に皮膚が千切れた諭w)EURヒな状態になってしまい少し出血もありましたが、そのうち血も止まり痛みも無くなったので何もせず放置したまま現在に至っております。
当初は、そのうち皮膚が再生するだろうと考えておりましたが、一年以上経過した現在も皮膚が5ミリ位の範囲で、変な形に千切れた様な状態のままで、そこだけ0.5-1ミリ位の段差が出来た状態になっております。そして、陥没している所の皮膚は茶色くなっております。

お伺いしたい内容は
(1)千切れた様な形で皮膚がへこんでいるので気になるのですが、もう一年以上経過してこの状態ですと、皮膚が再生されたり陥没部分が戻る事は期待できないのでしょうか。
(2)千切れて出血した際に診察を受けず、自分で絆創膏をするなどの処置もしなかった為、奥の茶色く見えている皮膚が後々になって皮膚癌や肉腫など、深刻な問題が生じる可能性はあるのでしょうか。

A1 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
大きな非炎症性ニキビがいわゆる「ビッグコメドー」とお考えいただくと、わかりやすいのではないでしょうか。
「乳輪」は比較的皮脂腺が成熟している部分なのですが、毛穴の入り口付近の表皮が角化、肥厚し皮脂の通り道が狭くなると、毛穴の中に皮脂がどんどん溜まっていき、角質と皮脂が毛の周りに塊になって、最終的には毛穴を塞いでしまい、その先端が黒く見えているのが黒ニキビ「ビッグコメドー」です。
「昨年」「自分の手が当たり、その場でビックコメドーがポロっと落ちた」のは、臍のゴマが落ちたようなものなのですが、毛穴の出口の皮膚が傷ついたため「少し出血」があったのではないでしょうか。
さて、「陥没している所の皮膚は茶色」くなっているのは、外傷による色素沈着も否定できませんが、単に古い角質と皮脂が酸化されて汚れ(垢)が残っている可能性が高いように考えます。
オリーブオイルや保湿クリームをたっぷりと塗り込み、綿棒などで優しく丁寧に擦ってみて、色調が薄くなるようならば、その作業を繰り返していただければよいでしょう。
外傷により「皮膚がへこんでいる」状態のまま上皮化し色素沈着が残っているのなら、「乳輪」付近は皮膚の緊張が強くないので、「皮膚が再生されたり陥没部分が戻る事は期待できない」でしょう。
ただし「奥の茶色く見えている皮膚が後々になって皮膚癌や肉腫など、深刻な問題が生じる可能性」は全くないので、多大なご心配には及びません。
訪日(ご帰国)なさった際に、形成外科か皮膚科を受診してご相談いただくとよいでしょう。

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